2009-06-15 18:12:22 ihepの投稿

感染力増すウイルス変異か 新型インフルで東大報告

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 世界に広がっている新型インフルエンザウイルス(H1N1型)の一部に、
人の細胞にくっつきやすくなる原因とみられる変異が見つかったと、
河岡義裕東京大医科学研究所教授らのチームが14日付の
英科学誌ネイチャー(電子版)で発表した。

 この変異が広がると、現在より人に感染しやすくなる可能性があるという。

 変異は、ウイルスの表面にある「ヘマグルチニン(HA)」と呼ばれるタンパク質で見つかった。

同じ変異は、アジアなどで人に感染している

鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)でも報告されており、

従来は結合しにくかった人の細胞にくっつきやすくなる変化に

関係しているのではないかと指摘されている。

 河岡教授は「H1N1型は、豚のウイルスが人に感染するようになり、

人への適応が進む過程にあるとみられる。この部分の変異を、

注意深く監視していく必要がある」と話している。



コメント:


最近、ここの記事で「新型は不完全体」のウイルスって書いたけれど、このことです。

2009-06-14 12:19:28 ihepの投稿

どんな研究してほしい?:内閣府が最先端研究で意見募集 科学技術への期待、要望など

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 最先端研究のために2700億円の基金を設立し、一つの研究に90億円程度を配分する事業に向け、内閣府は12日、科学技術の発展で実現してほしいことや期待することを挙げてもらう意見募集を始めた。

 野田聖子科学技術担当相は「国民の視点を集め乖離のないようにしたい」と、

集まった意見を研究テーマ選定の際に考慮する姿勢を示した。

 基金は、世界をリードできる最先端研究を推進する目的でつくる。

約30の研究課題と担当研究者を選び、従来の制度では難しい年度をまたいだ繰り越しを可能とし、

3~5年間にわたって研究資金を助成する。

一つ当たり平均90億円という従来にない巨額な資金となる。

研究者の事務負担を減らし研究に専念してもらう仕組みにする。

 研究は公募し、麻生太郎首相や有識者による最先端研究開発支援会議や、

専門家による作業部会などを設けて選ぶ方向で準備が進んでいる。

 意見募集は7月12日まで。内閣府のホームページ経由に限って受け付ける。

https://form.cao.go.jp/cstp/opinion‐0004.html



コメント:


 ここに来ている、皆さん、どんな研究(科学技術に限定)をしてほしいですか?


 iPS細胞関連の研究とか、インフルエンザの診断・治療研究だったら、

言われなくても、この国としては「超異例」の十分な予算が着くから、それ以外で。


 たぶん、ヤセ薬、メタボ改善薬の開発ですね・・・読者様のご興味からすれば。

それ、とても、いいんですけどね・・・日本が、世界をリードできる「弾」(タマ)がないから、あんまり予算がつかないと思います。

 癌研究も、同様。(まあ、私は、今の癌研究は、もっぱらiPS細胞関連研究内でやってますけれど。お金に苦労しながら。)


 ・・・で、結局、医学・生命科学分野なら、上記の2つに「集中投下」されるわけ。


それにもかかわらず、世界に1勝10敗くらいで、

「のほほん」と好きな研究をしている「○×細胞利権」の研究者もどきには、

「金返せ!」と怒ってね≧(´▽`)≦


私は、怒られないように、がんばります。

 

2009-06-14 00:18:34 ihepの投稿

<新型インフル> 日本で半年以内の大規模感染確実 押谷東北大教授が警告

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 世界保健機関(WHO)で感染症対策を担当した押谷仁東北大教授は13日、
都内で講演し「日本で半年以内に新型インフルエンザの大規模な感染拡大が必ず起きる。
地域によっては、早ければ数週間以内にも起きる」と警告した。

 国内の現状について押谷教授は

「患者間の疫学的なつながりがなく感染源が特定されないケースが出ており、

明らかに感染拡大が続いている。

隔離や自宅待機を恐れて名乗り出ていない人もいるとみられ、

感染源が特定されず地域社会に広がっている」と指摘。


 予想されるシナリオとして「南半球や東南アジアで一気に大流行する可能性がある。

そうなると日本への感染者の流入をまったく止められなくなり、

冬まで局地的流行が続くことも考えられる」との見方を示した。

 押谷教授は「重症化する患者に対する医療態勢の整備が課題で、

各地域で真剣に考えなければならない」と述べた。(共同)



コメント:


これ、少し、煽り気味の講演内容ですけどね・・・。

日本の疫学調査では、やはり季節インフルよりも感染力が強いという結果が出たけれど。それを踏まえても、ここで再三、言っているように、これから当分の間は、まったりと増加する程度です。ここ数週間以内云々という科学的根拠は希薄です。

(大規模というのは、どの程度の数のことを言われているのか知りませんがね。)


ちゃんと私の予想通り、毎日、平均して20から30人くらいずつ「感染確認者」が

報告されているでしょ・・・(この数値より、ちょっと多かったり少なかったりする日は、

あるけれども)。これが続きますよ。

ただし、長いこと。そして、秋以降には第2波が来襲。


この「第2波」が予想通りだと、かなりやっかいですがね。

たとえ、今のレベルのものが、まだ維持されていても

季節インフルとのダブルで本格的に、こられると、

医療現場は大きく混乱する。

(ましてや、強毒型との「マリアージュ型」なら、眼も当てられない。)


だからいったでしょ。今、「安心・安全宣言」なんて政治家がやるなって。

どうしてもしたければ、(崩壊中の)医療体制を整えてからだ。

これをやらずに、なにが「安心・安全宣言」なのかと。

そこで使う「武器(医薬品・ワクチン)」の開発・整備も必要なのはいうまでもない。


2009-06-13 05:19:01 ihepの投稿

生まれつき盲目の人に『目が見えたら何が見たい?』と聞く新聞記者…バカな質問だが・・・。

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「この間、クライバーンの記念のピアノコンテストで優勝した辻井さん、



全盲の、あの人が帰ってきてね、
どこの記者だこれ、朝日か、質問してるんだな。



メディアの諸君って力もってるよな。会社を背負って。
だけどそれは諸君がだね、優れた人材であるということの証にはならないんでね、



これ、ちょっと無神経というかね、
生まれたときから目が見えなかったこの人物にこういうこと聞いてるんだね。



『もし目が見えたら、何が見たいか』。



そしたら『両親の顔が見たい』とか彼は答えているわけ。




それでまぁ『心の目で見て満足しています』と笑みを浮かべたと。



これ、失敬千万というかね、傲岸というか、無神経というか、



これ質問になっていないということを
当人は分からないんじゃないかな。

この手のことがずいぶん多いね、このごろね。



福島智さんっていう、全盲全ろうつまり、子供のころから
だんだん目が見えなくなってついに両方の耳目が見えなくなって、



18歳の時に完全に聾唖者になった。
非常に優れた人物で都立大が点字で授業を受けさせて、



東大の先端技術の研究所のコミュニケーション。
つい最近教授になって、この人物に会って私、ショックを受けたんだけども、



彼に言わせるとね、やっぱり 健常者は同情はしてくれるけど、



本当に深刻な障害を負った人間というものをなかなか理解できない。
本当のコミュニケーションはそういう人たちはとりにくいんだということを言ってましたがね、



これなんかいい例だね。

第一、新聞記者がね、生まれたときから目が見えないと分かっている人間にだね、



目が見えたら何を言うか。
ばかな質問じゃないかこれ。おごりだよこれおごり。メディアの。と私は思いました。
非常に憤りを感じますね、これ。当人はこれいい記事書いたつもりでいるかもしれないけどね、



そういうところが
やっぱりね、記者としての資質を問われるべき問題だと思いますよ。」(抜粋)

(MSN産経)


コメント:



 これ、確かに馬鹿な質問をしているわけだが、


その「馬鹿な質問」に対する「答え」が素晴らしい。



 非常に上質の知性を感じた。


2009-06-13 01:27:18 ihepの投稿

新たな現代病「携帯電話ひじ」

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これまでにも「ゲーム指(Nintendo thumb)」

(ゲーム機のボタンの押しすぎで親指に水ぶくれ、感覚異常、腫れなどが生じるもの)や

「ギター手首(Guitar Hero wrist)」(ギター型コントローラーで音楽を演奏する

ゲームのやりすぎで生じる手首の腱鞘炎)などの疾患が提唱されてきたが、


次なる現代病は「携帯電話ひじ(cell phone elbow)」だという。

医学的には肘部管(ちゅうぶかん)症候群と呼ばれるこの疾患は、

尺骨神経の圧迫により前腕および手にしびれ感や痛みが生じるもので、

その原因の1つは携帯電話で話しすぎることだという。


 携帯電話を耳につける姿勢のように長時間ひじを曲げたままにすると、

ひじの尺骨神経が伸ばされた状態となり、血流が低下して神経の炎症や圧迫が起こる。

米クリーブランド・クリニック(オハイオ州)のPeter J. Evans博士は、

この神経が伸ばされた状態は、水まき用のホースが足で踏まれているような状態だと説明している。

 この疾患の最初の症状は、尺骨突起部を打ったときのような前腕と手の無感覚、

しびれ、痛みである(ひじをぶつけて手がしびれるのは、実際には尺骨神経をぶつけている)。


症状が進むと筋力や筋肉の協調性、可動性が低下して字を書く、

タイプするなどが困難になり、慢性化すると薬指と小指がまっすぐに伸びなくなることもある。

患者数は明確にされていないが、携帯電話契約数の増加に伴い発症率も増加しているという。

ただし、正中神経の圧迫により生じる手根管症候群よりはまだ少ないとのこと。

この報告は「Cleveland Clinic Journal of Medicine]5月号に掲載された。


 肘部管症候群になる人のほとんどは中高年以上で、男性よりも女性が多い。

この理由は不明だが、ホルモンの変動や骨格によるものではないかとEvans氏はいう。

携帯電話だけでなく、ひじを曲げて寝る、机に肘をついて座るなども原因となるという。

ほとんどの場合は、携帯電話のヘッドセットを使うなど生活習慣の改善によって症状を緩和できるが、

重症の場合は超音波を用いた治療のほか、ストレッチやマッサージ、

神経滑動運動(nerve gliding exercise)、抗炎症薬の注射や外科手術を行うこともある。

症状に気づいたらすぐに医師に相談することにより、進行を防ぐことができるとEvan氏は述べている。

(日経ネット)



コメント


前に、医師国家試験用に「Wii症候群ネタ」で問題を創ったけれど、

今度は、このネタを使おうかな(*^▽^*)

2009-06-12 19:27:33 ihepの投稿

新型インフルで休校、親欠勤なら企業損失2000億円?・・・いろんな試算があるんだね~

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 東レ経営研究所(千葉県浦安市)は12日、

新型インフルエンザが企業に与える経済的な負担を試算したと発表した。

それによると、共働き世帯で子どもの通う保育園や小学校が休園・休校した場合、

親が欠勤した時に企業が被る損失は全国で2000億円を上回ると推計した。


 新型インフルで実際に休校などの措置をとった大阪府と兵庫県の事例をもとに試算。

1週間休園・休校する前提で、共働きの親が有給休暇を取ったり、

業務を別の社員に負担させたりする場合にかかる損失を測った。


一部地域内で一律休校などを実施した兵庫では125億7000万円、

大阪では82億4000万円の損失を企業が被ったと推計。同様の措置をほかの地域もとった場合、

東京都では損失額が210億9000万円、

埼玉県や神奈川県もそれぞれ100億円を超え、

全国規模なら損失額の合計は2011億4000万円に達するという。


 東レ経営研究所では「流行しているウイルスが強毒性なら企業負担はもっと増える可能性がある」

(市場調査部)としている。(日経ネット)



コメント:


 東京都では損失額が、この会社の試算では210億9000万円か。

この間のシンクタンクの試算なら、「首都圏」で437億円(6月3日記事)。

 埼玉と神奈川も「首都圏」なら、同じくらいだな。


千葉県入れたら、100億円単位でのズレが生じるな。

こういうのは、業界では誤差の範囲なのか?(笑)


こういう仕事で給料もらえるなら、いいよなあ。

2009-06-12 12:33:54 ihepの投稿

<新型インフル> 世界的大流行「3年続く」 WHO医務官が見通し

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【ジュネーブ12日共同】世界保健機関(WHO)が11日に宣言した新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)について、WHOの進藤奈邦子医務官は同日、記者会見し「今後3年間はパンデミック状態が続く」と述べ、警戒水準(フェーズ)が最高位の「6」に長期間据え置かれるとの見通しを明らかにした。

 医務官は「今後は(冬を迎える)南半球の動向を注視する必要がある」とした上で「感染者は米国など北半球でも増加し、新型ウイルスが衰える気配はない」と安易な終息ムードを戒めた。

 フェーズ6の期間中、世界の多くの人が新型ウイルスに感染して免疫を獲得したり、ワクチンで感染被害を抑え込むことなどにより、患者数は徐々に減少。新型ウイルスはその後、通常の季節性インフルエンザウイルスと同じ扱いになるという。

 また、進藤医務官はこれから季節性インフルエンザの流行期に入る南半球について「季節性と新型の双方が同時に流行する可能性がある」と指摘。さらに、双方のウイルスが交雑し、抗ウイルス剤、タミフルに対する耐性を持った新型ウイルスが発生する危険性があるとの懸念も示した。



コメント


 ほらね、私の予想通り、フェーズ6になり、重症度も併記された形になったでしょ?

まあ、重症度の併記は「提案」でしたけどね。

 3段階というのは、少々、伝わりにくいから5段階にって、言ってましたけど・・・。


 医務官の懸念には同意です。(前から、繰り返し、私も言ってることですし。)


ちょっとは、このブログも、お役に立つのかな?




 

2009-06-11 12:18:19 ihepの投稿

「ちょいメタボ」は「やせ型」よりも長生き?・・・その差は6~7年にもなる…厚労省研究班

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まずは、読売新聞記事から。


40歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があり、
太り気味の人が最も長命であることが、

厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)の
大規模調査で分かった。

最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、

衝撃的な結果になった。
「メタボ」対策が世の中を席巻する中、

行きすぎたダイエットにも警鐘を鳴らすものといえそうだ。



研究では、宮城県内の40歳以上の住民約5万人を対象に

12年間、健康状態などを調査した。


過去の体格も調べ、体の太さの指標となるBMI(ボディー・マス・インデックス)ごとに
40歳時点の平均余命を分析した結果、

普通体重(BMIが18・5以上25未満)が男性39・94年、
女性47・97年なのに対し、太り気味(同25以上30未満)は男性が41・64年、
女性が48・05年と長命だった。
しかし、さらに太って「肥満」(同30以上)に分類された人は

男性が39・41年、女性が46・02年だった。

一方、やせた人(同18・5未満)は男性34・54年、女性41・79年にとどまった。
病気でやせている例などを統計から排除しても傾向は変わらなかった。
やせた人に喫煙者が多いほか、やせていると感染症にかかりやすいという説もあり、
様々な原因が考えられるという。

体格と寿命の因果関係は、はっきり分かっていない。

このため、太り気味の人が長命という
今回の結果について、研究を担当した東北大の栗山進一准教授は
「無理に太れば寿命が延びるというものではない」とくぎを刺す。

同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。
肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同1860万円。
どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。

太っていると、生活習慣病などで
治療が長期にわたる例が多く、

高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も
高い可能性があるという。



コメント:


この研究、面白い。

叩けば、いろいろ、出てくるから。

授業ネタに最適(笑)。


「チョイ・メタボ」が一番長生きするということ自体は、

海外のいろんな疫学研究論文でも、その信憑性はさておき、

指摘されているが、日本でも、やってみましたという研究ですね。


まず、細かい事から・・・。


1.「やせた人に喫煙者が多いほか、

やせていると感染症にかかりやすいという説もあり、
様々な原因が考えられるという。」・・・

オイ、「喫煙のバイアス」は、当然、研究上で調整したんだろうな?


2、それから最終段落の「医療費」の計算の話。・・・

「太っている人は、やせた人よりは医療費負担がかかる」とある。

これ自体は、医療経済学上の常識です。

しかも、生死に関わるような疾患にかかるリスクは、太ってる人のほうが高い。


では、なぜ、「太り気味」の人が、それでも、一番長生きという今回のような結果が出るのか?やせた人は、そもそも経済状態が「チョイ・メタボ」の方々に比べて裕福ではなく、病気になっても、まともな医療にかかれないから短命傾向にあるという状況が宮城県にあるのかもしれないという説明が可能かもしれない。

それなら、上記の研究のメイン結果とも、それほど矛盾しないケドな・・・。

要は、こういう「医療格差」も、この研究は、ちゃんと考慮してるのか?ということ。


まあ、このような「経済計算」を最後に、わざわざ出してしまって、

メイン結果との矛盾、すなわち「研究のボロ」も、わざわざ出しているような研究でしたね。



なお、更に、個人的な意見をもう少し・・・。


「生命力が強い人間」は、弱い人間に比べて、

同じ食べ物を同じ量だけ食べても太りやすい、

つまり、効率よくエネルギーの貯蓄ができるタイプの人間なんです。

長生きしたいから太りたいと思っても、効率よくエネルギーの貯蓄ができない人は、

あまり、太ることができないんです。

太っている→長生き
じゃなくて
太る←生命力が強い→長生き
なだけなんですね。


研究では、このあたりの生物学的知見も、考察・考慮してもらわんとな。

2009-06-11 02:48:55 ihepの投稿

<新型インフル>宮城、鳥取で初の感染者 都内や千葉含め、日本の「感染確認者」は518人に

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 宮城県は10日、バスガイドの女性(22)が新型インフルエンザに感染しているのを確認、鳥取県も8歳女児の感染を確認した。2県での感染者確認は初めて。東京都、千葉県、神奈川県、川崎市、京都市、神戸市、福岡市も感染確認を発表。国内の感染者は初確認から約1カ月で500人台の518人となった。


コメント:

 WHOが週内にパンデミックであるフェーズ6を宣言するでしょうね。


まあ、日本は梅雨時でも、予想通り、このペースで「感染確認者」は増えるでしょうね。

ただ、日本の場合、幸いなことに、まだ死亡者や「重症者」は出ていません。

日本での死亡者は「感染確認者」が来月半ばあたりには、

1000人を少々超えるでしょうが、今回の場合なら、幸いに、出ないと思われます。

(重症化しての)入院率も、米国などと比べれば極端に低いこともあり。

ただ、罹ると少々つらいし、
いちいち行動制限されるし面倒なので、注意は必要です。

妊婦さんや、なんらかの慢性疾患をお持ちの方は特に。

 

 











 

2009-06-10 12:34:54 ihepの投稿

さきほどの記事の続編

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さきほどの記事の続きです。


まずは、日経レストランの記事から。


空席の多い時間帯や曜日に、6割引き程度という破格の安価で料理を提供し、

空席を埋める、というサービス「試食会.jp」 が登場。注目を集めている。

運営しているのはリゾルブ。


仕組みはこうだ。店側は、まずこのサイトに登録し、いつ、どんな料理(コース含む)を、

いくらで提供するかの情報を知らせる。

料理内容は、通常のメニューにないものでもよく、

価格設定も自由。お客を呼ぶには価格が低いほどいいが、

「赤字が出ない程度で、通常の5~8割引きの価格にすることを薦めている。

そして、飲料で多少の利益を出してもらう、という想定」(リゾルブの中島洋社長)。

提供数については「客席の3割以下」が目安という。


お客の側は、サイトに登録すると、いつ、どの店で、どんな料理をいくらで出すか、

という情報が送られてくる。行ってみたいと思う店を選んで申し込む。

これを受け、前日までに予約を確定させる。


中島社長は元イタリア料理店の経営者。

アパレルや不動産業界で働いた経験もあり、「空席が、不動産の空室に見えてきた。

今は稼ぎ時にさらに増やそうという販促が多いが、

それより、売れない時間を少しでも伸ばす方がコスト的にも低くてすむ。

“原価を取り戻そう”という感覚」と、このサービスを始めた理由を語る。

これは実際に中島社長が経営していた店で実践し、大きな効果があった方法だった。


「試食会」と名づけることで、ただの安売りという印象にならず、

余った食材を使い切る、あるいは本当に新しい料理を試してもらう、といった目的にも使える。


試食会の案内はすべての登録会員に送るのではなく、

事前に確認した属性などから店の客層に合う人を選んで送付する。

また、このサービスを利用して試食したお客には後日アンケートをとっており、意見を聞くこともできる。


このサービスを利用する際、店舗は、月額9800円の定額と、

実際に試食したお客1人につき500円を、リゾルブに支払う

(1年契約の場合。2年契約プランでは定額の部分が1カ月5000円・2年間で12万円になる)。

お客側の費用は無料。もともとの客単価が3500~1万2000円程度の店に効果的という。


実際、募集した枠が埋まらないということはほとんどないくらいの集客力があり、

現在のところ1店あたりの利用数は月平均170人程度になっている。

今年1月から一部でサービスをスタート。登録店舗は27店、お客側の登録会員は約7500人だ。

現在は東京23区のみの店舗が対象だが、6月後半からは横浜などにも広げていく。

現在、10日間無料で利用できるキャンペーンを行っている。



コメント:


なるほど。よくわかりました。

まず、選ばれる「客層」の方である必要があるのね。

どういう基準か、知らんが。

・・・まあ、年収とか、いろんな条件があるのだろう。

先のフレンチ店だと、条件が厳しいのかな?(たぶん、そうだろうな。)


それと、選ばれたとして「試食」というだけあって、1回だけだろうな(笑)。

ただし「飲料は別」らしい。なるほど。それでは、そこそこのフレンチなら、

(ボトル)ワイン代で、ある程度カバーできるな。

そこは、ソムリエのやり方次第で・・・かなり(笑)。


まあ、店としては、販促ツールの1つには、なるだろう。

でもな、同じ客が同じ店にリピートしようとしても、次回は「選外」で通常料金だろ?


中長期的な経営という観点からみれば、

店にとっては、薬にも毒にもなる「販促ツール」のような気がするけどね。


本当は、店としても、こういうのを利用しないで持続的に、うまく経営できているなら、それに越したことはないだろう。


まあ、こういうシステムを利用すること自体、しなきゃならない状況にある店という「穿った」見方も可能だからな。客からしても、「参加している店」を、そのように捉える人もいるだろう。


あくまでも、飲食店としては、このシステムは、「お祭り・イベントの1つ」としての活用までにしておくのがベターでしょうね。


まっ、一方で、こういう「ビジネスモデル」もあるということですな。


・・・と、昼ごはんを食べながら書きました。(今日の弁当は、まずかった。)

では、また、仕事に戻ります。

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