2009-06-24 17:48:16 ihepの投稿

メタボ健診の受診率25% 周知不足、実施態勢強化が課題

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 40~74歳を対象にした2008年度の特定健診、通称「メタボ健診」の受診率は、
18政令指定都市の国民健康保険加入者のうち、
データが整っていない京都、神戸、広島を除く15政令市の平均で25%にとどまっていることが24日、
共同通信の集計で分かった。

 国が掲げた12年度までの目標値は65%だが、08年度は初年度ということで、

市町村の取り組みが遅れている実態や実施状況に格差があることが浮き彫りになった。


 特定健診は腹囲や血圧、血糖値などから、

心筋梗塞などのリスクが高いメタボリック症候群を早期に発見し、

保健指導で医療費を減らす狙いで始まったが、

周知不足などから受診率が伸びなかったとみられる。


 受診率が低いと、後期高齢者医療制度への支援金増額などの罰則が科される可能性もあり、

今後自治体の多くは実施態勢の強化など受診増に向けた対策が大きな課題となりそうだ。

 政令市の状況をみると、特定健診の受診率は、仙台市の49%が最も高く、唯一4割を超えた。


次いで千葉(36%)、さいたま(35%)、新潟(30%)の順。

このほかの市はいずれも10~20%台。


 今回判明した受診率は、07年度まで住民対象に実施されていた

「基本健診」の受診率に近い自治体が多く、半分程度に下がった自治体もあった。(共同)



コメント:


 周知不足って言うけれど、こんなもんだと思いますよ。

それに、メタボ検診で医療費は減らせません。

逆に増加しますよ。これは、医療経済学の国際常識です。


 識者は、たとえば、高額な医療費がかかる心筋梗塞患者の総医療費が、

「予防医療の推進」によって減らせると思ってるのでしょうけれど・・・。


 そうは、ならないのです。残念ながら。


 医療費削減を第1にするのではなく、

「まともな医療にはお金がかかる」という現実を認識し、

医療・福祉には、国民合意の下で更に税金をつぎ込むことが望ましいでしょう。


人々のQuality of Lifeの向上のために何をすべきかを第一義に考えるべきです。


2009-06-24 15:56:07 ihepの投稿

新型インフル、9割が第2波懸念 三菱総研が意識調査

テーマ:ブログ
 今朝は、土砂降り。昼からは晴天・・・
なんか、今年に入ってからの私の運気のような。。。


 さて、ブレイクタイムにブログ更新するかってことで・・・。


 三菱総合研究所が、インターネットを通じて20歳以上の男女約千人を対象に
新型インフルエンザに対する意識調査を行った結果、
約9割が流行の「第2波」を懸念するものの、
半数以上は事前対策をするつもりがないことが分かった。

 三菱総研は「毒性を強めたウイルスが第2波として到来した場合、

今回以上の混乱が予想される。

事前の準備について、国や自治体が積極的に情報提供する必要がある」と指摘している。


 調査は9、10日の2日間実施。有効回答者数は1032人で、男女とも516人だった。

 「1年以内に再び流行すると思うか」との質問に94・3%が「流行する」と回答。


対策については「今から行う」とした人は38・3%で

、「流行してから行う」(48・1%)を下回った。「流行しても対策をしない」は7・9%だった。

 これまでの国や自治体の対応については、

空港での検疫など水際対策が適切だったとした人が44・7%に上った。

「厳しくすべきだった」と答えた人は38・7%で、「厳しすぎた」とする16・7%を上回った。


 患者が発生した学校の休校措置については、

適切とした人が63・4%に上ったが、

発生していない学校に対する措置としては45・2%が「厳しすぎた」と答えた。



コメント:


 一般の方々の認識としては、参考にはなる。


一般の方々に「今から(第2波の)対策をするか?」・・・笑える質問だ。

「第2波」の対策方法があるなら、教えてくれ。

治療薬候補の用意はあるけれど。


へえ、検疫適切+厳しくせよ=いわゆる「賛成以上」は83.3%か。

厚生労働省が喜びそうな数字だな(笑)。


あっ、この研究の出所(お金などを含む、依頼元)は、このシンクタンクの「お得意さま」の日本政府かな?(笑)。(たぶん、そう・・・いつものことだから。)


 まあ、そうではなくても、今後の仕事のことを考えて、こういう結果にしておけば、OKなんだろう。


 






2009-06-23 18:16:47 ihepの投稿

「新型インフル」・・・日本の「感染確認者」は、6月になってから急増

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 厚生労働省によると、日本の新型インフルエンザの「感染確認者」は、

6月22日時点で累計で849人です。月末には、どうやら1000人いきそうかな。




 これまでの日本の推移をみてみようか。

 

一挙に118人の感染者が確認されたのが5月18日。

その後、「ご新規さん」は5月23日に32人、24日に14人、25日に24人で・・・

30日と31日はともにゼロとなった。

まあ、このあたりで「終息宣言」を出したい政治家らが出始める。



 しかし予想どおり、6月に入ってからも「感染確認者」の報告は続く。

6月4日に15人、11日には35人、

15日には56人と新たな「感染確認者」が報告された。


そして、16日以降は33人、27人、23人と「20~30人ペース」で推移していたが、

20日に51人、22日には109人と急増した。


 ずいぶん、暑くなり、また雨の日が多くなろうがどうしようが、

この「第1波」の感染拡大は、想定範囲の上限ペースを、

まだまだ維持するどころか、たまには、超えることすらあるな。


 まだ、死亡者が確認されていないのは幸いだが・・・。

秋以降が、本当に心配になる・・・。




 


 

2009-06-23 16:05:20 ihepの投稿

肝細胞1000個で臓器の働き 東大の研究グループが解明

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肝臓の細胞は100個集まっても組織的に働かないが、
1000個集まれば肝臓の役割を発揮する――。


東京大学の酒井康行教授らの研究グループが、人の肝細胞を使った
実験で肝細胞がもつこんな“集団性”を突き止めた。
 
新型万能細胞(iPS細胞)を使って肝臓を再生するなど、
今後の再生医療の研究を進めるうえでも貴重なデータになるという。

肝細胞を1個から順に数を増やしてガラスの上に張りつけ、
いくつ集まったときにたんぱく質が作り出されるかを調べた。
肝臓が作るたんぱく質の一つ「アルブミン」は肝細胞が1個、10個、100個では
ほとんど検出されなかったが、1000個集まったときには確認できたという。

[2009年6月18日/日経産業新聞]



コメント:


うん、これはこれで貴重なデータです。


なお、私は、ヒトiPS細胞から分化誘導した正常肝細胞様細胞を100万個、免疫不全の肝障害ラットに移植して、非移植群とフォローアップ比較しましたよ。


結果は、いずれ公表しますね。




2009-06-23 15:41:42 ihepの投稿

足利事件のDNA鑑定の件で、急遽、私への取材日変更(笑)

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今日は、暑いですね。

大雨の予報は、一体、どうしたのでしょうかね?


さて、「足利事件の再審請求で本日、大きな動きがあり、

急遽、DNA鑑定をめぐる取材をしなければならなくなった」とのことで、


本日の私への取材(全国紙)は、明日以降なら何時でも伺いたいということで、

(ちなみに彼らは、都合つかないので深夜に来てといえば、本当にそうします。)


木曜日の「まともな時間」に変更して差し上げました≧(´▽`)≦


・・・まっ、おかげさまで、しっかり空白の時間ができちゃいました。





2009-06-23 15:09:40 ihepの投稿

女性臨床医がインフル感染 外来患者から感染の可能性

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 さいたま市は22日、同市立病院(同市緑区)に勤務する女性臨床研修医(24)の

新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。


最近の海外渡航歴はなく、市は外来患者から感染した可能性もあるとみて、

感染経路を調べている。


 市によると、研修医は20日から21日にかけのどの違和感や発熱を訴え、

22日夜に市健康科学研究センターの検査で感染を確認した。


 研修医はその間、内科入院病棟で患者数人を診察したが、

今のところ診察を受けた患者や病院に勤務する医師、

看護師に新型インフルエンザの症状は出ていないという。



コメント


まあ、普通におこりうる事態です。



2009-06-22 21:44:05 ihepの投稿

5時間にわたる取材(笑)

テーマ:ブログ

今日の午後は、しゃべり、まくったな・・・。


仕事の打ち合わせで2時間。

そして、全国紙の記者から取材を延々、5時間も受けた・・・。

授業するより、しゃべり疲れた(*^▽^*)


この間、飲食なし(笑)。しかし、先方さんも、よく耐えたもんだな。


明日も、こういう調子だな。

まあ、その前に、臨床もあるけれど・・・。


さて、これから論文の続きを書こうっと。

2009-06-22 12:49:22 ihepの投稿

郵便局社員が新型インフル感染 東京・赤坂、窓口業務も

テーマ:ブログ
 日本郵政グループの郵便局会社は22日、
赤坂通郵便局(東京都港区)の男性社員(43)が
新型インフルエンザに感染していたと発表した。

海外旅行から帰国後、マスクを着用しながら窓口業務もしていた。
本人のほか、同僚社員ら同郵便局で普段勤務している6人も全員自宅待機とし、
健康チェックを受けている。

 同郵便局は窓口や現金自動預払機(ATM)コーナーなど店内を消毒した上で、

近隣局から社員の派遣を受けて通常営業している。

 男性社員は都内在住で、11日から18日まで友人ら数人とハワイ旅行し

、19日に出勤。せきが出るためマスクをして同日午前11時から2時間、

窓口で預金業務に当たった。


20日に保健所に相談し、21日に感染が確認された。

発熱はないが、せきや体のだるさが続いているという。(共同)



コメント:


 ここでもよく書いているが、帰国者は、気づかないうちに感染している可能性が高い。彼らの中で、「あれっ?ちょっと体調おかしいな」と感じた方は、まあ、ほぼ「感染疑い濃厚」と考えてよいから、ちゃんと、しかるべき医療機関を受診してね。

2009-06-21 13:47:38 ihepの投稿

ちょっと休憩中・・・

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 ほとんど家に帰らず(帰れず)仕事をし、

エアポケットの時間帯に、ブログの更新なり、メールなりをしています。

 これでも、一時期に比べれば、ましになったほう・・・。



 で、明日も全国紙の記者さん(先日とは別の新聞)の取材を長時間、受けなきゃいけないので、また、こられる記者さんが女性なので、身だしなみには気をつけないとな。写真とられそうだし・・・(これは拒否)。


 ということで、これから、ちょっとリラクゼーションを兼ねて「ヘッド・スパ」をうけにいって来ます。


 とっても腕と感じの良い美形のお姉さんに、いつもお願いしてます。


場所ですか・・・駒場です。これ以上は、言いません(笑)。

2009-06-21 09:59:46 ihepの投稿

非肥満者でも首回りのサイズが睡眠時無呼吸の重症度に影響っていわれてもなあ

テーマ:ブログ

雨ですねえ・・・。


では、NIKKEI NETの報道から・・・。



肥満が閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の主要な危険因子となることは
知られているが、肥満でない人でも多くの人にこの症状がみられることが、

新しい研究で示された。
 
今回の研究では、ボディ・マス・インデックス(BMI、肥満指数として用いられる)が

18.5~27の非肥満成人5,426人のうち54%にOSAがみられ、

そのうち約半数は軽度であったが、残りの
半数は中等度から重度のOSAであった。


特に、首回りの太い中高年の男性に中等度から重度のOSAがよくみられたという。

研究グループは、非肥満者でOSAのある人とない人についてエプワース眠気尺度
(昼間の眠気を測定する標準化された方法)の結果と、首回りサイズに有意な差が
みられないことがわかって驚いたという。

このうなことから、「肥満でないOSA患者の50%以上が軽度であり、

この層の患者については、 携帯用監視システムよりも

実験室で行う睡眠ポリグラフのほうが正確に評価できると考えられる」と、
米SleepTech社(ニュージャージー州ウェーン)の医療監督者

Teimur Yeligulashvili氏は述べている。


この研究は、米シアトルで開催された睡眠専門家協会(APSS)

年次集会(SLEEP 2009)で発表された。

過去の研究では、OSAが心疾患、肥満、糖尿病、高血圧、死亡リスク

の増加などの重大な健康上の問題と関連することが示されている。



コメント

 まあ、首回りのサイズを減らせといわれても難しいな。


で、この研究では、BMIが18から27を「非肥満」と定義している。


・・・あれっ?


 日本肥満学会によると、BMIが25以上の場合が肥満。

そして、BMIが18.5未満である場合は低体重とされている。


 BMIの計算式は世界共通であるが、

肥満の判定基準については国により揺らぎがある。

 しかしそれでも一応、WHOでは25以上を「標準以上(overweight)」、

30以上を「肥満(obese)」としています。


 この1点だけをみても、この研究は×ですね。やり直せ!

ほかにも、知りたい情報はあるけれど・・・。


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