2009-06-28 14:10:51 ihepの投稿

薬剤耐性インフル タミフル、子供で効果弱く

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インフルエンザの治療薬タミフルの耐性問題で、厚生労働省研究班

(研究代表者、工藤宏一郎・国立国際医療センター国際疾病センター長)は

大規模な分析結果をまとめた。


毎冬流行するAソ連型ウイルスのほぼすべてで、

タミフルが効きにくくなる耐性遺伝子が見つかった。

投与してから熱が下がるまでの時間も従来より平均10時間以上長くなっていた。


 子供でとくに効果が下がっていることが判明。

ただ、大人では一定の効果も確認されており、

同研究班は「耐性ウイルスに対するタミフルの効果は低下しているが完全に無効ではない」

と結論づけた。 (共同)



コメント:


 これ、季節インフルに対する「タミフル」の効果は、

ほとんど無くなってきたと言っているのと同じです。


 効果といっても、使わないときよりも、1日ほど早く、

熱が下がる程度でしたから。

 まあ、もはや、そのときの半分程度の「効果」か・・・。

 ということは、「効果」のほどは、一般の方々にもわかるでしょう?


 特に、子供で効果減少っていうのは、新型インフルの「第2波」を考えれば、

あまり悠長には構えていられないですね。

 まあ、この場合、当面は、リレンザでなんとか凌ぐことになるでしょうが・・・。


 最悪なら、新規の治療法を、少々無理して、

前倒ししなきゃならない状況になるかもしれないけれど・・・。







 


2009-06-28 00:36:26 ihepの投稿

とりあえずビール:ビールでホッ、脳活性化の仕組み解明

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 ビールを飲んだ時になぜ「ホッ」とした気分になるのか。
そのメカニズムを名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授、
原田直明准教授のグループが明らかにした。

 グループは、細胞増殖や神経機能を活性化させる働きがあり、

脳で増加すると不安をやわらげたり気分を静める効果があるタンパク質「IGF-1」に着目した。

 マウスに1日1回0・2ミリリットルのビールを1カ月間飲ませた結果、

IGF-1が脳を含む全身で2倍に増加。一方で、胃や腸の知覚神経を調べると、

神経が刺激され、神経伝達物質が放出されていたことが分かった。


 アルコールに加えて、ビールに含まれるホップの香り成分や

炭酸も知覚神経を刺激することから、

これらの成分による胃や腸での刺激が脳の内部にある海馬(かいば)や、

リラックスさせる副交感神経を刺激し、脳を含む全身のIGF-1が増加したと考えられるという。

 岡嶋教授は「ビールを毎日飲むことで、ストレス解消につながる。

その心地よさが『とりあえずビール』となる理由でしょう。

とはいえ飲みすぎは良くない」と話している。(共同)



コメント


 なるほど。興味深い研究ですね。


ただ、ホッとしたいからというだけで

毎日、ビールを飲んだほうがいいのかどうかは、

「ちょっと考えさせてくれ。」(笑)


なお、今年は、コクのあるビールが流行りそうだとか

広告代理店の知人が言ってましたが、どうなんでしょうね。

そういえば、新しい発泡酒(キリン)が、「コクの時間」だったな。


ところで、このごろの居酒屋さんの「ジョッキ生」って、みんな「発泡酒」だな。

聞けば、そういう商法は、居酒屋経営のイロハのイらしいけど。

「偽装」やんけ。最初から「発泡酒」って書いとけよ。

同じ店の瓶ビールと比べてみな。味が違うのが、よくわかる(笑)。

2009-06-27 19:47:02 ihepの投稿

米国で推計100万人感染 新型インフルで保健当局

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 【ワシントン26日共同】米疾病対策センター(CDC)は26日、
米国のこれまでの新型インフルエンザ感染者は推計100万人を超えると明らかにした。
死者は100人を突破し、127人となった。

 季節外れにもかかわらず感染者数は増え続けており、病原性が強まるなどの

ウイルスの変異は今のところないものの、

流行期の冬に向けて楽観は決してできないことを示した。


 CDCによると、米国の感染者はこの1週間で、

これまでで最多の6千人以上増え、2万7717人になり、入院患者は3千人を超えた。


 ウイルスがまん延している地域では住民の6%が感染したとの評価で、

特にニューヨーク市だけで全住民の約7%、約50万人が感染したとみている。

発症して検査した人のうち、5月には季節性のインフルエンザが半数程度あったが、

現在はほぼ全部が新型だという。


 CDCによると、米国では毎年、人口の5~20%

(約1500万~6千万人)が季節性インフルエンザに感染、死者は約3万6千人に及ぶ。



コメント:


実際の「感染確認者」における米国での今回の死亡率は0.46%。

米国の一流科学誌 サイエンス誌での予測的中だな。

さすが、米国の研究能力。


ただし、日本での「感染確認者」における死亡者は、今のところゼロ。

重症例すら、いまだにいない・・・との報告。


世界に誇るべき「日本の公衆衛生」能力の高さの証左と・・・

そろそろ政府が言いそうだな(笑)。


では、米国推計の方法に基づく、

日本での「実際の感染者」は、本当はいくらくらいなのか?

たぶん、今のところ推計 5、6万人でしょうね。


2009-06-27 01:21:18 ihepの投稿

黄金比・・・1対(1+√5)÷2の顔、理想体形・・・etc

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いわゆる「黄金比」とは・・・

1対(1+√5)÷2(1対1.618・・・)のこと。

これで、最も美しく見える形の比喩。


「黄金比の顔」をもつ女性は、森永乳業のアンケートによれば、

女優の香椎由宇さん。

彼女は、100万人に1人といわれるシンメトリー(左右対称)顔の持ち主。


「体形の黄金比」は、あの「藤原紀香」さんだそうだ。


黄金比の男女比の組織は、繁栄するのか?

たとえば、この条件をみたす会社は、J・J(ジョンソン・アンド・ジョンソン)。

まあ、確かにそうだわ。


じゃ、今度の選挙で、国会もそうしてくれ(笑)。

順調に成果をあげたい大学・研究所の男女比も、そうすれば?

うちは、どうか・・・ちょっと、計算してみるわ(笑)。


カップルの割り勘も、女性が1なら、男が1.618ならば、ちょうどいいのか?

末永く、うまくいくのか?


さきほど、全国紙(新聞)取材の予定(第1弾)が、終わったので、上記のような、

ことを、ふと考えました・・・。



2009-06-26 18:36:56 ihepの投稿

さて、解散・総選挙の日程は?

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自公党首、解散巡り会談 早期説強まる

都議選「非常に大事」 公明・太田氏、首相に強調

 麻生太郎首相は26日昼、首相官邸で公明党の太田昭宏代表と会談した。

衆院解散・総選挙の時期を巡って意見交換したとみられる。

首相は7月1日に2010年度予算の概算要求基準(シーリング)を終え、

ただちに自民党役員と一部閣僚の人事を断行。そのうえで、

早期の衆院解散・総選挙に打って出ることも選択肢に入れている。

 与党内では「7月2日解散―8月2日投開票」などの日程が取りざたされている。

(日経ネット)



・・・と報道されましたが・・・。


 麻生太郎首相と公明党の太田昭宏代表は26日昼、官邸で昼食を共にしながら会談した。

太田氏は7月12日の東京都議選に関し「非常に大事だ。

厳しい選挙戦を何とか勝ち抜かないといけない」と述べ、

都議選前の解散は避けるべきだとの認識を示唆した。


 衆院解散・総選挙の時期や、首相が検討している

自民党役員人事をめぐっても意見交換したとみられるが、

太田氏は会談後、記者団に「話していない。役員人事は自民党の話だ」と述べた。

 太田氏によると、首相とは終盤国会の情勢について協議。

西川善文日本郵政社長の続投問題や、

7月にイタリアで開かれる主要国首脳会議(G8サミット)などが話題に上ったという。(共同)




・・・という報道もあり・・・。



このように皆さん、自分のご都合を述べられております(笑)。


まあ、都議選での自民「惜敗」(笑)で、首相が、また、うだうだとして、

結局、ここでの予想通りの日程になるのではないか?

と考えていますが・・・結果は、いかに?


2009-06-26 14:08:44 ihepの投稿

<こういう大臣は次の選挙で落とすべき>国交相、国内旅行に“安全宣言” 新型インフルで

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いいお天気で、暑いですねえ。

相変わらず新型インフルは元気ですが・・・。


先にコメントから。


さて、「国内感染確認者」が1000人を超え、まだ増加中であるわけです。

いったい、何をもって「安全」なのか、私にも、よくわかりません。

危険だからくるなという状況でもありません。


罹る人は、かかりますから。何やってても。


だから、いちいち、わざわざ、軽々しく「安全」を宣言などしないほうがいい。

罹った外国人が、この大臣の言葉を信じてきたんだが・・・とでも言い出したら、「面白い」ことになりますよ。

諸外国(特に、米国やカナダなどの先進国)の大臣クラスは、こんなことまで言って無いでしょう。政治責任問題になるからね。下手すれば。


以下、ネタ元のNews(共同)です。


金子一義国土交通相は26日、


「新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はない」として、


国内観光の安全を宣言するメッセージを発表した。

感染を心配して日本を訪れる外国人観光客が減っていることから、海外向けに各国語でも発信した。

 メッセージは、新型インフルエンザ感染者の多くが既に治癒しており、

感染が目立った関西地方も平常を取り戻しつつあると指摘。

宿泊施設への消毒液設置などの取り組みや、手洗い、

うがいなどの励行で旅行先で感染する可能性は極めて低くなるとしている。

2009-06-25 21:41:57 ihepの投稿

感染者増えれば死亡者も 新型インフルで東北大教授

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 世界保健機関(WHO)で感染症対策を担当した東北大の押谷仁教授(微生物学)は25日、
仙台市で新型インフルエンザについて講演し
「今後、日本を含めてかなりの被害が出ることは避けられない。
感染者が増えれば、死亡者も(相当数)出る」と警告した。

 押谷教授は(1)流行する時季でないのに(日本で)感染が拡大している

(2)多くの人が免疫を持っていない

(3)ぜんそくなど基礎疾患を持つ人では重症化の恐れが高い-などと問題点を列挙した。


 感染拡大した際の対策としては「適切なタイミングでの学校閉鎖が有効」と述べた。

 押谷教授は、日本で集中治療室(ICU)や人工呼吸器などの医療機器が

慢性的に不足しているのに加え、地域によっては医師不足も深刻化していると指摘し、

重症患者が多数出た際の対応に懸念を示した。



コメント


 今日の全国紙からの取材も4時間かけて、お話ししました。

各社・・・こうして振り返ると、それぞれ「色」が違いますねえ。


さすがに、疲れたので、息抜きに先ほどまで、ちょっと外出してました。

明日も、取材がありますから。


 で、大学の部屋に帰ってきたら、上記の記事・・・。


う・・・ん。間違いじゃないんですけれど・・・。

言い方なんでしょうかね?


若干、煽りすぎなところがある。

でも、最終段落は実にいいことをいっておられますが。



 







2009-06-25 11:50:08 ihepの投稿

<新型インフル> 日本での「感染確認者」が1000人の大台を超える

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 さきほど、日本での新型インフルの「感染確認者」の累計数が

どうやら、1000人を超えたようですね。


 米軍基地の方々も入れての数ですが。


予想より、若干、早いペースですね。前倒しは、勘弁ね。

この分じゃ、秋以降の臨床は、更に大変になるな・・・。




 

2009-06-25 10:53:52 ihepの投稿

抗うつ薬に「攻撃性増す」可能性 厚労省が注意喚起

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 明け方から忙しくて、ようやく着席できた。

さて、News。

 抗うつ薬として広く処方されている「SSRI」や「SNRI」について、厚生労働省は24日、
「そううつ病患者や衝動性が高い障害を併発している場合など、
他人への攻撃性が増す可能性がある」として、
医薬品安全性情報を出して慎重に投与するよう医師に注意喚起した。
製薬会社も使用上の注意を改訂、自殺の恐れもあるため、患者の十分な観察を求めた。

 SSRIは1999年5月から販売を開始、

現在は商品名で「パキシル」「デプロメール」「ルボックス」「ジェイゾロフト」の4種類。

最も投与患者が多いパキシルは年間約123万人(推計)に投与されている。

コメント:


以前から、言われていた副作用の顕在化・・・。

欧米では社会問題になってた。

社会・文化論にもなっている。


日本でも、ようやくドクター・レター(医師への注意喚起)の発行か。

(注:医薬品の添付文書にも「赤」で、よく注意・観察するように示される。)


使用している方で、ちょっと調子がおかしいなあと思った人は、

主治医に相談してくださいね。

2009-06-24 23:10:40 ihepの投稿

5年以内にiPS再生医療 文科省目標示す

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 文部科学省は24日、10年後までに新型万能細胞「iPS細胞」研究で達成する目標を
具体的に示したロードマップ(行程表)を発表した。

 iPS細胞からつくった特定の細胞や組織を人間に移植する再生医療の臨床研究は、
早いものは5年以内に始めるとしている。

 iPS細胞の特性を評価し、高品質に作製する方法確立(2年以内)を最も重視し、

再生医療のほか、万能性獲得の仕組みなどの基礎研究(5年以内)、

病気の解明や創薬に向け、患者の細胞をもとにした病気の特徴を持つiPS細胞作製と

さまざまな細胞のバンク構築(2年以内)などを内容とする計4分野を挙げた。


 再生医療は、患者自身のiPS細胞から目的の細胞をつくり、

拒絶反応がなく移植できるようにする。


加齢黄斑変性という目の病気の治療につながる網膜色素上皮細胞は5年以内、

心筋は5~7年程度、

白血病や再生不良性貧血の治療を想定した造血幹細胞は7年後以降などを目標にした。


 ただ臨床研究をするには現在まだない指針を策定しなければならず、

一般の治療になるのは安全性確認などが必要で、さらに先になる。(共同)



コメント:


 まず、これからの2年・・・「iPS細胞の特性を評価し、

高品質に作製する方法確立(2年以内)」の内容次第ですね。

 いつ、臨床研究・試験の第一段階に進めるかは・・・。


 前に書いたように、Nature誌に山中先生が語ったように、リサーチツール

(例えば、医薬品評価のための道具)としてなら、3年から4年以内に。

10年以内に「(ヒトでの)臨床試験」に入りたいというのが常識的な線です。


 なお、その間にも、各疾患の新規治療でも、そこそこのものが出てきます。

だから順調にいけば、それらと、このiPS細胞研究の成果との組み合わせによる

「臨床研究・試験」も考慮しなければならないでしょう。


 やるからには、考えられる最高の医療を患者さんに提供したいですからね。

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