2009-10-11 00:24:08 ihepの投稿

今年の世界の大学ランキング・・・今年も世界1位はハーバード、さて東大・京大は?

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東京大学は前年比3ランクダウンの22位、京都大学は25位で変わらず、大阪大学は1ランクアップの43位──。世界の大学ランキング2009年版「2009 THES-QS World University Rankings」(source:QS Quacquarelli Symonds)が、2009年10月8日までに発表された。


この大学ランキングは、各大学を大学人や企業からの評価、論文の引用回数、学生1人あたりの職員数などを
もとに評価したもので、Time誌の「Time Higher Education」が毎年行う、まあ、フレンチのミュシュランみたいな「権威」のあるランキング。


1.他の学者による評価点。
2.企業からの評価点。
3.教員/学生数による評価点。
4.論文引用数/教員数による評価点
5.外国人教員の割合のによる評価点。
6.外国人留学生の割合による評価点。


ちなみに「アメブロのニュース欄」があるが、注目記事なので見たら、上記の2を「就職」と書いていた。これは間違いだろう(笑)。彼らは、いつものことだが、元の英語の原文を読んでいないのだろう。


それはさておき、各大学の関係者は「まあ1つの基準」であり、一喜一憂はしないと口ではいいながら、かなり気にしている(笑)。とにかく世界のトップ10に入りたいと公言するのは東大(笑)。


東大・京大など、案外低いのは、国際性に関連する評価のせいであり、5と6の点が低いからである。

特に、これらの大学の教官で「外国人」教官が何人いると思う?

まっ、そういうことですよ(笑)。


ちなみに、研究機関としての大学を数字で評価できるのは、上記の評価項目なら、まあ、4くらいなものだと思っている。この点数だけなら、東大の論文指数は70で、京大の論文指数は85.

阪大の論文指は68.東北大の論文指数は58。 北海道大の論文指数は64。
九大の論文指数は63。 名古屋大の論文指数は61。
早稲田は23、慶応は28.


・・・ということで、(理系・文系とわず総合的に)研究だけなら、京大が日本国内トップなんですね。

まあ、この京大の位置は、iPS細胞研究が大きく貢献しているだろう。


ちなみに、私の専門分野の医学・生命科学分野のカテゴリーでは、以下のとおりである。

自分の勤務先は、総合順位に比べて大幅に上がっている。

まあ素晴らしい(というか、7位なんてびっくりだ。正直、個人的には何の冗談だ?と思っている。)。


・・・ということで、総合順位を下げているのは、他の分野のおかげだろう(笑)。


1位のハーバード大の医学部でも研究・教育しているが(客員で)、東大と「学生の質」という点では「平均的には」変わらないと個人的には思う。研究(上記の評価項目なら主に4に相当)は、医学・生命科学での更に細かい分野でみれば、ほぼ同等の分野もあるが、圧倒的に負ける分野(笑)も多々ある。「国際性」は、まだまだ?だし。

なのに・・・総合的には、東大は、7位かよ?(笑)。


総じて、このランキングは、まあ「印象度」だな。



※「Life Science & Biomedicine」世界トップ50(カッコ内の数字は08年版の順位、一番右の数字は1位を100とした時の相対値)

1位(1)Harvard University 100.0
2位(2)University of Cambridge 90.6
3位(5)University of Oxford 84.1
4位(6)Stanford University 79.9
5位(4)University of California, Berkeley 79.2
6位(3)Johns Hopkins University 76.2
9.3
7位(15)東京大学 75.2
8位(8)Massachusetts Institute of Technology 71.2
9位(7)Yale University 67.6
10位(10)McGill University 62.3

11位(13)University of Toronto 61.8
12位(9)University of California, San Diego 61.7
13位タイ(24)京都大学 61.5
13位タイ(26)University of Melbourne 61.5
15位(27)University of Sydney 60.2
16位(14)University of British Columbia 60.1
17位(11)Imperial College London 59.1
18位(11)University of California, Los Angeles 58.8
19位(19)Peking University
20位(17)National University of Singapore 57.4

2009-10-10 00:06:23 ihepの投稿

新型インフルの患者、多数がICUに 研究チームの調査で判明

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【ワシントン共同】

 新型インフルエンザに感染した患者は症状が悪化して、
集中治療室(ICU)に収容されるケースが多いことがオーストラリアや米国などの
研究チームの調査で分かり、8日、
米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(電子版)に発表された。

 ICUの収容能力に大きな影響があることを示す結果で、

日本国内でも本格流行に備え、態勢整備が求められそうだ。


 オーストラリアとニュージーランドの共同研究チームは、

両地域の冬にあたる6月から8月にかけてICUがある187の病院を調査。

新型インフルエンザが悪化して722人がICUに収容され、

ピーク時にはICUのベッド数の8・9~19・0%を

新型インフルエンザ患者が占めたことが分かった。


 収容された患者数は、同期間中、季節性インフルエンザで収容された人数の約20倍。

毎年、風邪をこじらせるなどウイルス性の肺炎で収容される人の約15倍に上った。

 米疾病対策センター(CDC)も、4月から6月に米国で新型インフルエンザで入院した272人のうち、25%がICUに収容されたとの調査結果を同誌に発表した。

コメント:


 私は、ここの8月25日の記事で、

上記のような事態が日本の秋以降に起こると予想した。

どういうことになるかは、その記事に書いてあるので、どうぞ。


 なお、今年の年末、まさに日本の医療機関は、地獄だな。

冗談抜きで・・・。


2009-10-09 02:18:56 ihepの投稿

新型インフルで都内の5歳児死亡 国内で最年少、基礎疾患なく

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 厚生労働省と東京都は8日、都内の男児(5)が新型インフルエンザによる脳炎で6日に死亡したと発表した。
男児に基礎疾患はなかった。疑い例も含め国内22人目の死亡者で、5歳は最年少。

 都によると、男児は2日に発熱とせきの症状が出て、翌3日には熱が40度まで上昇。

「医療機関での簡易検査でインフルエンザA型が陽性となり、

治療薬タミフルを処方され帰宅したが、まもなく嘔吐やけいれん、

意識障害を起こしたため、救急搬送されて入院した。


 多臓器不全を併発し呼吸も困難になったため人工呼吸器を着けて治療していたが、

6日夜に死亡した。詳細(PCR)検査で5日に新型インフルエンザ感染が確認されていた。


 都は男児の住む自治体を明らかにしていないが、男児は集団感染したのではなく、

生活地域で散発的に感染した可能性が高いとみている。


 厚労省によると、滋賀県守山市で9月21日に亡くなった

小学1年の男児(7)がこれまでで最も年齢が低かった。


 新型インフルエンザの国内対策では、今月中旬から予防ワクチンの接種が始まる予定。

優先接種の順番は(1)インフルエンザ患者を診る医療従事者、

(2)持病のある人と妊婦、

(3)1歳から小学校低学年の子ども(4)1歳未満の乳児の保護者―となっている。(共同通信)



コメント:


 上記の事例は、タミフル耐性の新型「第2波」というわけではない。

見る限り、通常の季節インフルでも生じているケースだ。

 これから、季節インフル(しかも、タミフル耐性)も流行してくる。

あと、2ヶ月くらい以降に・・・。


 だから、今の新しい治療薬・治療法の承認前倒しをと、そこらじゅうで述べて、こういうブログでも書いている。まあ、インフルの権威だと言ってる、くそ爺(すみませんね、言葉がきつくて)ほど耳を貸さないが・・・。まともな権威は、全面賛成だけど、この国の「老害」は、どうにかなりませんかね?

 まっ、そういう似非権威の爺さんらは、マスコミで「新型は夏には流行しない」と散々言ってた奴らです。私は、それを、ここの記事内でも早々に軽く論破しましたよね。


 上記の報道記事の最終段落で、ワクチン云々がある。

まあ、ワクチンも無視はしませんよ。ただ、今のワクチン煽りで、最大のベネフィットを得るのは、そういう上記の「爺さんら」。

 今の状況は、もう、「今のワクチン」が云々などというフェーズでは、なくなりつつある。


2009-10-08 12:50:02 ihepの投稿

ついに来たな・・・耐性ウイルスの「人から人」感染。札幌の新型インフル患者

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 厚生労働省と札幌市は7日、

同市の医療機関を受診した10代の女性患者から検出された
新型インフルエンザウイルスについて、
治療薬タミフルへの耐性を示す遺伝子変異が見つかったと発表した。

 厚労省によると、タミフル耐性ウイルスの確認は国内8例目だが、

今回の患者はタミフルを使用しておらず、

初めてほかの人から感染した可能性があるという。


タミフル耐性が確認されたこれまでの例では、

服用した患者の体内でウイルスが変異し、耐性を持ったとみられていた。


 厚労省などによると、女性は8月22日に発熱し、

医療機関で別の治療薬リレンザを投与されて翌日に解熱した。

9月25日になって札幌市衛生研究所での遺伝子検査でタミフルへの耐性が判明。

今月6日に国立感染症研究所で確定した。


 札幌市は女性の家族や周辺地域でタミフルの服用後に

症状が改善しなかったりしたケースは確認していないとしている。


 厚労省は「タミフル耐性を持つウイルスの女性からの感染拡大は確認されていない。

女性が人から感染した可能性は否定できない」としている。(共同通信)



コメント:


 ついに「第2波」来襲の幕が、「ゆっくり」と開くのか・・・。

上記のようなケースが、いつ出てくるか注視していたが。

時期を含めて想定内とはいえ、嫌なものだ。

 (P.S: 今年の年末の惨状を、あまり考えたくない私ですが・・・。)


 今、新型のワクチンがどうのこうのと、国内外で「騒ぎ過ぎ」だが、

このような「第2波」には、準備されたばかりの新型用ワクチンは、完全に無効です。

ましてや、わざわざ無理して、今の輸入物なんかを打つ必要などは、ありません。


 治療薬及び治療法の再整備(開発中の治療薬の早期承認など)に、

全力を注ぐべきです。もはや、フェーズは変わりました。


2009-10-07 23:44:45 ihepの投稿

感慨深い・・・今年のノーベル化学賞

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 今年のノーベル化学賞のテーマは「細胞内でたんぱく質合成の場になっているリボソームの構造解明」だった。授賞された3人のうち、唯一の女性研究者であるアダ・ヨナット博士。


 ノーベル財団の発表によれば、彼女のおよそ30年にわたる「努力というか、苦闘の歴史」が紹介されている。


 これは面白い!少なくとも、女性研究者にとっては勇気が出る話だ!


 さて・・・アダ先生は、1970年代にリボソームの構造をx線構造解析で突き止めたいと考えた。

しかし、そんなことは無理、不可能と思われていた。


 が・・・彼女は負けなかった。そして、10年くらいしてから、彼女は、そこそこの成果を出し始めた。

すると、世界中の研究者が、競争に参入しだし、今に至る・・・。


 ここまで見て、私は、DNAの二重らせん構造をエックス線構造解析で明らかにした女性科学者であるフランクリン女史の伝記をふと、思い出した。


 フランクリン博士が苦心の末、撮影した二重らせんの画像データを、上司のウィルキンス博士は、

なんと彼女の承諾を得ないまま、ワトソン博士とクリック博士に見せた。

 そのおかげで、ワトソンとクリックの両者は、進めていた研究に対する確信を深め、

1953年にDNAの二重らせん構造の「歴史的な論文」をNature誌で発表した。

 その後、彼女は癌で亡くなり、ワトソンとクリック、そして、あろうことか、

ウィルキンスの3人が1962年にノーベル生理・医学賞を授賞した。

 ワトソンとクリックも「かなりの政治家」だが、ウィルキンスなんぞ、

どう考えても、パクリ野郎としか、私には見えない。よく見ても、今なら「パワハラ」だ。


 このような経緯は、医学・生命科学の専門家なら、よく知っている。


 フランクリン女史は、不幸にも報われなかった。しかし今回、アダ先生は報われた。

アダ先生の上司、あるいは同僚は「まともな人」であったのだろう・・。


 苦労して、ちゃんと業績を示した人が報われて欲しいと思う。


日本では、優れた業績どころか、論文も全く書かないくせに、

権威へのゴマすりだけでポジションを得ている「教官」が多数いる。

こういう輩は「逝って良し!」だと思う。

こういう「ボケども」を首にするだけで、かなりの額のお金を、

国民のためにまわすことができるのに・・・といつも思う。

今のところ、「科学技術立国」の旗のもとに、2000年以降に実行された「この国の思いつきの政策」は、ことごとく失敗し、Nature誌などには、「日本は終わった」と評される惨状だ。


まあ、ちゃんとフェアに評価・審査するシステムがない分野や集団は、確実につぶれていく。

それに、うまく世渡りしている「つもり」の人は、いずれ痛い「しっぺ返し」を食らうものだ。

世の中って、そういう風に出来ているんですね・・・まもなく「しっぺ返し」を食らう方々へ(笑)。

2009-10-07 12:35:19 ihepの投稿

今年のノーベル物理学賞の明暗

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◇「光通信の父」受賞逃す

 (ノーベル賞選考委員会の)アカデミーはカオ博士に先立つ基礎研究の一つとして、西澤潤一・元東北大学長(83)の業績にも触れた。西澤さんは20~30代のころ、光通信の3要素(半導体レーザー、光ファイバー、受光素子)を考案した。「光通信の父」と言われ、国内外の著名な賞を多数受けた。特に、世界最大の学会である米電気電子学会(IEEE)はこうした業績をたたえ、「20世紀の天才の一人」と絶賛し、ニシザワ・ジュンイチ賞を創設した。

 西澤さんが所長を務めていた東北大電気通信研究所の矢野雅文所長は「カオ博士より西澤先生の方が早く業績を上げ、国際的にも認められている。ノーベル賞の選考委員会の評価の仕方が違うのだろうか。ものすごく残念の一言に尽きる」と語った。西澤さんは「基本的なことは我々が成し遂げた。(カオ博士に)おめでとうと言いたい」と述べた。【田中泰義】・・・毎日新聞



コメント:


 今回の結果は、ちょっと、いくらなんでも?だ。

ノーベル賞の選考では、たまに?がみられるとはいえ・・・。


 基礎研究よりも、応用させたほうが、すばらしいのか?

そんなはずは、あるまい。

 ただ、昨年、基礎理論で日本人3人が物理学賞を授賞した。

西澤先生は、このわりを食ったとみるのが、一番正しいかもしれない。



 ところで、上記の研究(基礎、応用)は国際的にも、多大な社会的インパクトを与えた。 この調子なら、iPS細胞の山中先生は、生理・医学賞を、いずれ取るとは思うが、実用化(「リサーチツール」として世界中で幅広く使われることでいいが・・・)まで、こぎつけないと、だめかもな。


 おそらく、その場合は「ラスカー賞(基礎医学部門)」のときとは、若干、「授賞理由(テーマ)」がずれるかも。3人目は、実用化に大きく貢献した人を入れてのものになるかもしれん。


 さて、今日は「化学賞」か。


2009-10-07 05:12:20 ihepの投稿

台風接近、論文のFigure

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まもなく来る「台風18号」は、50年前の伊勢湾台風なみだそうだ。

なんか、とんでもないな・・・。


はやいとこ、仕事を片付けようっと。

しかし、その前に・・・腹減ったな・・・。


ということで、昨日受かった論文のお祝い「第1弾」をかねて、12時閉店のレストランにいった。さっさと大学に戻る予定が、店のマダムと先ほど(朝5時ですが・・・)まで、様々な話題で、話しこんでしまった・・・。


で、部屋に戻ったら、昨日、受かった論文をすぐに出版にまわすので、図表をTIFフォーマットにして、早急にメールで送れと矢のような催促・・・。

長年、研究者をしているが、1流誌とは言え、ここまで編集長から、超急ぎの催促されたことは、なかなかない。まあ、迅速に対応しよう・・・。ちょっと寝てから(笑)。



2009-10-06 08:08:13 ihepの投稿

ノーベル生理・医学賞と(自分の)論文(iPS細胞関連)のアクセプト

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昨日は、ご存知のように2009年度のノーベル生理・医学賞の発表があった。


 テロメア研究の教授(ハーバード)は知人なんで、「祝電」(・・・というか、「祝メール」を打っておいた。)

 なお、iPS細胞と「テロメア」の長さの関係とか、一般読者にとっても、面白いネタはあるのに、どっかの新聞とかが、そういう話を書かないのは不思議だな・・・。


まあ、今回、おおむね予想通りだが、山中教授の授賞は「持ち越し」だった。


 近い将来における彼のノーベル賞授賞コメント・・・「(いつものように「掴みのお笑いネタ」を話してから)・・・ここ数年で、多くの医師や研究者が、ヒトiPS細胞を臨床での診断、あるいは疾患メカニズム解明のための研究ツールとして活用し始めてくれるようになった。今までの方法では(アプローチが)難しかった疾患の治療につながる成果も少しずつだが報告されつつある。今後は、ヒトiPS細胞バンクの整備を急ぐとともに、再生医療に活用できるように更に頑張っていきたい。・・・以下、周囲の方々への謝辞など・・・略)」


・・・と、まあ、彼自身が、こういうコメントを出せるようになってから授賞されるのが、ご本人にとっても、患者さんにとっても、(どうでもいいが)日本政府にとってもベストだろう。


・・・で、さきほど、(皮膚繊維芽細胞由来にとどまらず)ヒトiPS細胞のガン化を評価できる指標の開発に関する論文が、一流誌に厳しい審査の上、アクセプトされたよ≧(´▽`)≦

 ホットした・・・。

 


 これで、山中教授も上記のようなコメントを出せる日が更に近づくだろう。

2009-10-05 07:06:37 ihepの投稿

iPS細胞、不整脈患者から作製へ 国立循環器病センターなど

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 国立循環器病センターは慶応大や京都大などと協力して、
重症の不整脈患者から採った細胞を使い、
新型万能細胞(iPS細胞)を作る研究に乗り出す。
心臓の細胞に成長させて特徴などを詳しく調べ、
患者ごとに最適な治療法の開発に役立てる。

 同センターの倫理委員会が3日までに研究計画を承認した。

研究期間は5年。

心拍が突然乱れて不整脈を起こし死に至ることもある

「先天性QT延長症候群」や

「ブルガダ症候群」の約10人の患者から皮膚を提供してもらい、

慶大でiPS細胞を作る。 [2009年10月4日/日本経済新聞 朝刊]

コメント:


 アレっ?まだ、やってなかったのか?

まっ、これから連携して開始するなら、

レトロウイルスでの4因子・3因子で作製したもの以外に、

今年の春先以来、主に海外から発表されている様々な樹立方法

(外来遺伝子を除去するやつとか等)で創ってみて、比較検討して欲しい。

 なお、そろそろ「化合物だけで、ヒトiPS細胞樹立」という発表がなされるよ。

 


2009-10-04 12:59:41 ihepの投稿

パパ、明日はホームランだ~

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表題のような「吉野家」のCMが、昔、あった。

明日から、今年度のノーベル賞の発表が始まる。

「明日はホームラン」になるかどうか。。。


まずは、生理学・医学賞からだ。

発表は日本時間の18時30分になる。


焦点は、iPS細胞の研究で、京大の山中教授が取るか否かだろう。

ラスカー賞授賞式から、今日、帰国されたばかりだろうが、明日の昼過ぎあたりから、彼の周辺が、かなり、ざわざわしそうだ。


まあ、取れるか否かを問わず、マスコミが、京大の時計台あたりから、近衛通りあたりまで、うろうろするんでしょうね。


これだけ、日本のマスコミが騒いでたら、ひっそりと待ってらっしゃる方を選ぶのがノーベル選考委員会の常道。


まあ、今年は、「スタチンの(臨床上の)多面的効果への貢献」ということで、遠藤先生に差し上げてもらいたいものだ。


山中先生のiPS細胞は、取れるか否かではなく、いつ取るかが問題で、何も今年でなくてもいい。ヒトiPS細胞の標準化が一段落して、リサーチツールとして、広く使われだしてからでいい。


まあ、今年とられたら、この国では「ノーベル賞」だけがクローズアップされて、「臨床応用」にいまいち力が入らなくなるような・・・。

あとは「アメリカさんが、頑張って~」という具合になるような気がしてならない・・・。

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