2009-11-08 08:56:46 ihepの投稿

新型インフルで重症肺炎、小児194人

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新型インフルエンザで重症肺炎になり、1週間以上入院した小児が194人に上っていることが、

日本小児科学会の調べでわかった。

 新型インフルが原因で脳症や、酸素投与が必要となるほど重症の肺炎などを発症し、

1週間以上入院した患者について、医療機関に報告を求め、5日現在で集計した。

 194人の重症肺炎患者は5~10歳が中心。うち1人が死亡したが、

その他は回復した。

 脳症は57人で、6~9歳の幼児の発症の報告が目立った。うち10人は肺炎も併発。

同学会は「脳症と肺炎との併発は季節性のインフルではほとんど見られない」としている。


(2009年11月8日 読売新聞)



コメント;

 ここのブログでも前から再三、言ってることですね。

 なお、脳症と肺炎の併発については、小児の場合、タミフル投与の有無を詳細解析すべきでしょう。

 今日の読売新聞朝刊に自分が取材されたコメントが載ってるよ。
インフル・ネタじゃないけどね。まあ、探してみれば?(笑)。
2009-11-08 01:56:00 ihepの投稿

死者6千人を突破 WHO集計:日本における新型インフルの最強の対策とは…

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 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は6日、新型インフルエンザによる世界の死者が1日時点の集計で少なくとも6071人に上り、6千人を突破したと発表した。前週比で359人の増加。新たな死者のうち米州地域が224人、東南アジアが56人、日本を含む西太平洋地域が33人、欧州が19人だった。

 WHOによると、新型インフルエンザウイルスの活動は北米、欧州、アジアなど世界的に活発化。メキシコでは9月以降、今春の発生時を上回るペースの感染者が確認されている。

 東アジアではモンゴルで感染者が増え、季節性インフルエンザが並行して流行していた中国では、新型が主流になった。(共同)



コメント:


 世界的には、新型インフルの死亡者数は来月末あたりに1万人に達しそうな勢いだな。

 ただ、日本での死亡率は、今の警報レベル時期ですら約0.0005%くらいで、世界の中では突出して低い。

 諸外国に比べれば、日本は国民皆保険で、罹れば適切な医療を受けられることが1番の要因だろう。


 しかし、このまま、日本で「2番底」の不況が本格化し、保険証をとりあげられる人々が増えてくれば、死亡率は米州地域並みに近づくでしょう。

 医学・医療面の更なる充実はもちろん必要だが、日本政府が強力な不況対策を実施することが、日本における新型(これからの季節も含む)インフル対策で最も効果的かもしれない。

 

 

2009-11-07 00:00:00 ihepの投稿

<重要>タミフル耐性インフルに対する「現時点」での最善、ヒトiPS細胞利用の癌治療等などの話題

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 滋賀県は5日、新型インフルエンザを発症した県内の女児(6)から採取したウイルスに、治療薬タミフルへの耐性を示す遺伝子変異が確認されたと発表した。厚生労働省によると、タミフル耐性ウイルスの確認は国内13例目。

 県は「タミフル服用後に体内でウイルスが変異した」とみている。

 県によると、女児は10月14日に入院しタミフルを処方したが、19日に再び高熱となり、治療薬をリレンザに切り替えた。既に回復し、周囲への感染拡大は確認されていない。(共同)




コメント


 上記は、タミフル耐性インフルの際に行う「現時点」での最善の処置でしょう。

新型での入院例も国内5000例を超え、新型の「第2波」および季節インフルの足音が徐々に高まってくる中、前々から言っているように、「第3の治療薬」や「治療法」の早期承認(最初は、限定的な使用)を望みたい。


 なお、新治療薬の承認見込みは、私の予想通り「来年の10月が目処」という看過できない情報もある。いつもの新薬の承認審査時間から考えて、だいたい、こんなとこだろうと予想していたので、私は頭を捻って「条件付の早期承認」を提案しているのです。

 米国FDAの理解は早かったけどね、日本の当局は、まだ・・・。


 病気や患者さんは待ってくれないからね・・・。患者さんに気長に待てなんて、絶対、言えませんよ・・・。(まあ、最終的に、待っていただくことになることも多いけれど、患者さん(及び、ご家族)への説明には、かなりの時間をかけます。)

 このあたりが、医学部出の研究者と、理学部・農学部出の基礎研究者との間の「(認識の)温度差」なのかな・・・。


 慎重なのは大いに結構ですが、問題は「議論」のやり方。

重箱の隅をつつくような、ある意味「後ろ向き」な「マニアック」な議論も時には必要でしょう。

 でも、臨床で使うつもり・方向での科学的な議論が必要なのです。

どんなことでも、どんなに頑張っても100%は、ありえないのだから、できるだけ、そこに近いところでの「落としどころ」を探索しなければなりません。それでも、たぶん実施中に何か不測の問題(効果が期待より少ないとか、副作用の問題)が起きるでしょう。

 それを解決するために、また基礎に戻る・・・そして、その成果を、また臨床へ・・・。

こういうサイクル型の研究と実践を私は、人の命を預かる者としての責務と覚悟を持って続けていくつもりです。


 なお、これは、iPS細胞の研究についても言えると思います。


 現在、ヒトiPS細胞利用の癌治療(および、その「癌」の「周辺分野」の治療も含む)の開発については、思いのほか、順調に前臨床に進める目処がつきました。まずは、自分の専門分野における癌についてですが。無論、手続きは慎重に、試験を進めていく上で壁になるところを可能な限り、つぶすことができました。まあ、それを今後は、日米同時でやれれば、いいのですがね・・・。


Think Groval, Act Local

2009-11-06 12:50:59 ihepの投稿

新型インフル、全国で「警報レベル」 1医療機関の患者数33人

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 国立感染症研究所は6日、10月26日から11月1日までの1週間にインフルエンザに感染し、同研究所が定点観測する全国5千の医療機関を受診した患者数は、1機関当たり33.28人で警報レベル(30人)を超えたと発表した。

 前週(24.62人)から3割超増えており、ほとんどが新型とみられる。数値が警報レベルに達したのは新型の流行後初で、全国で新型インフルエンザの流行が本番を迎えた。警報レベルを突破した都道府県は21に上り、全都道府県が注意報レベル(10人)を超えた。同研究所は「全国規模での流行はさらに本格化している」としている。

 都道府県別では、愛知(54.44人)、秋田(5355人)が季節性のピークの目安となる50人を超えた。三重(46.14人)、福岡(45.64人)、宮城(44.82人)、兵庫(42.43人)なども50人に近づいている。(日経新聞)


コメント:


 ほらね。11月1日の記事で言ったように、きっちり今週末に「警報レベル」を超えたでしょ。


 このあたりの医学・医療に関する私の予想は、ほぼ当たるし、いちおう専門家なので、巷の評論家らよりも精度の高い見解を示しているつもりですがね・・・。

 そう思ってるのは本人くらいなもののようで、不人気ブログです(笑)。


 まあ、検索で、たまたま、ここに辿り着き、今から見る人は、ついでに過去のブログ記事を見るといいよ。


 なお、年末の医療機関は「地獄絵図」だと以前、書いたけど、今でも、インフルのおかげで「3時間待ち」の病院が都内で多くなっているから、こういう事態も当たるでしょうね。先ほどの講義(今日は、珍しく短縮した)で、「あんたら、年末は、休めると思うなよ」と言っておきましたがね。インフル云々よりも、現場の者は、過労で倒れるわ。


 ああ、嫌だ。

 






 

2009-11-06 09:46:18 ihepの投稿

慶應大と京大が、iPS細胞のがん化に関与する可能性がある物質を複数発見した!?

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今日は、講義に出かける前に・・・。


 「慶應大と京大が、iPS細胞のがん化に関与する可能性がある物質を複数発見した」という興奮するようなNewsが、政府のiPS Trendの11月2日付けで掲載されていた。


 しかし、このニュースは、京大CiRAのHPなどにも記載されていないし、学会や論文の報告でもまだないから、余計にびっくりした。

 掲載紙が、日本経済新聞とあるが「あれ?そんなの載ってなかったぞ?」と思い、新聞社に電話してきいてみたら、たぶん「日経産業新聞」だということ・・・。(オイオイ、えらく違うぞ・・・。訂正しておいたほうがいいぞ・・・JST)


 ともあれ、記事内容を。


「京大と慶応の共同研究Gが、iPS細胞の癌化に関わっている可能性がある物質を発見した。

 脊髄損傷マウスに、ヒトiPS細胞から作った神経幹細胞を移植して、がん化したものとしなかったものを比べたところ、複数のたんぱく質で働きに違いがあった。

 研究Gは、更に詳しい分析が必要と考えているが、どのタイプのiPS細胞ががん化しやすいかを見極めるのに役立つかもしれないという。

 

 脊髄損傷のモデルマウスに、ヒトiPS細胞から作った神経幹細胞を移植した。大半の神経幹細胞はニューロンと呼ぶ細胞に分化し、機能回復などに効果があったが、7週間後には23匹中2匹で大きな腫瘍が見つかった。


 腫瘍細胞を詳しく分析したところ、腫瘍の悪性度を判定するマーカーが5%の細胞で反応していた。

中枢神経にできる悪性腫瘍にはグリア細胞と呼ばれる細胞からできるグリオーマがある。

 グリア細胞で見られるタンパク質の1種も見つかった。ただ、研究Gは「増殖率からみると、グリオーマではないと考えており、詳細な研究が必要。移植する前に細胞の性格を見極める評価基準が大切だ」(慶応大)と話している。


 腫瘍の細胞からは、ネスチンやビメンチンと呼ばれ、細胞の形を支えるのに必要なたんぱく質が見つかっている。」


・・・と、まあ、以上のような記事。


 おやおや、ずいぶん「勇み足」な内容ですね。

上記の新聞記事の見出しでも「iPS細胞のがん化に関係?」と「?」がついてる。

まだまだ、iPS細胞の癌マーカーには、ちょっとなあ・・・。


 なんで今の段階で、わざわざ、急いで記事化するんだろう?

それにしても、慎重な発表者側にしては、かなり珍しい行動だな。。。


 なお、神経幹細胞だけではなく、肝細胞でも、同様の方法でやってみたら?

きっと面白いことがわかるよ(笑)。

2009-11-06 00:00:00 ihepの投稿

コーヒーとC型肝炎

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 一流の医学誌とされるHepatology(米国肝臓病学会誌)の11月号に以下の論文が掲載されていた。

 「コーヒーを飲むと、慢性C型肝炎患者の疾患の進行を遅らせることが可能になる。」

 今、米国では、いろんなマスコミが、この報告を取り上げている。


 日本でも、「肝炎対策基本法」(仮)が、今の国会で可決される方向で調整されており、この「国民病」あるいは「1部 薬害(肝炎)」に関する話題は近年、それほど、途切れることはない。


・・・で、研究内容は以下のとおり。


 「C型肝炎ウイルス(HCV)に感染した患者766人を対象に、コーヒー、緑茶および紅茶の摂取についてたずねるとともに、3カ月ごとの診察を約4年間実施したほか、18カ月目と3.5年目に生検を行い肝疾患の進行が調べられた。その結果、1日に3杯以上コーヒーを飲む患者は、コーヒーを飲まない患者に比べ肝疾患の進行がみられる確率が53%低かった。緑茶および紅茶による影響は認められなかったが、被験者の茶の摂取量自体が少なかったという。


 研究リーダーの米国立癌研究所(NCI)のNeal Freedman氏によると、今回の研究はHCVによる肝疾患の進行とコーヒー摂取との関連について検討した初めての研究だという。「HCV感染者の数の多さを考えると、肝疾患の進行に関わる修正可能な危険因子(リスクファクター)を特定することは重要である。コーヒー摂取に付随する他の因子が関与している可能性は否定できないが、研究結果から、コーヒー摂取量の多い患者では疾患の進行リスクが低いことが示されている」と同氏は述べている。ただし、コーヒーの利益に関するこの結果を一般の健康な人に当てはめるべきではないという。


 米国疾病管理予防センター(CDC)によると、米国で300万人以上、世界人口の2.2%がHCVに感染している。米国ではHCVが肝移植の主要な原因となっており、毎年8,000~10,000人が死亡している。」(日経ネット)



 なお、最近、肝癌でもコーヒーによるリスク減少が、同じく、トップ誌の1つである

Gastroenterology誌(米国消化器学会誌)で示された。日本では、HCV関連の肝癌が依然、多いので、HCV患者に積極的にコーヒー摂取を勧めるか否か、本格的かつ科学的な議論が必要である。(日本人では、1日何杯飲めばいいかとかも議論の対象になるが、まあ2杯じゃ無理ね。かと言って、1日、「5杯以上」飲めとも簡単には言えない・・・人によって、他の疾患リスクも増すから。)


 コーヒーの含有物(たとえば、カフェインとかクロロゲン酸とか)に、上記の効果があるのではないかとも考えられるが、単独では、効果が?である。

そう・・・単独ではね・・・(笑)。

2009-11-05 00:20:38 ihepの投稿

昨日の続き:「第3のインフル薬」が承認申請される

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 塩野義製薬は4日、インフルエンザ治療の点滴薬「ペラミビル(一般名)」の製造販売承認を10月後半に厚生労働省へ申請したと発表した。国内で一般的に使われるインフル薬ではカプセル剤などの「タミフル」や吸入剤の「リレンザ」に続いて3番目となる。

 同社は「承認取得や発売の時期は未定」としている。ただし厚労省が早期に承認すれば、今年冬から来年にかけてのインフル流行期に発売できる可能性がある。承認されれば、今冬のシーズンに30万人分超の供給を目指す。

 ペラミビルは成人用の医療用医薬品。インフルエンザ向け治療薬としては初の点滴薬。重症患者などに向いており、1回の投与ですむのが特徴。小児に投与するための臨床試験(治験)を国内で始めたことも同日公表した。(日経)



 コメント:


 前から書いている(昨日も書いた)、新しいインフル治療薬の1つ。

限定的使用を前提とした「前倒し承認」をすべき薬。

 普通なら、日本の新薬承認は、早くても1年以上かかるから、上記のような条件まで提案して差し上げたわけ。


 ワクチンなんぞ、どうでもいいから、こちらを優先し、副作用調査や、副作用被害補償も、ワクチンのときに散々、議論・整備したレベルで行えばいい。


 米国では、前に述べたように「使える」。

年末までに、こういうことをしないなら、現政権の力量は???だ。


 

2009-11-04 02:06:05 ihepの投稿

新型インフルでの死亡記事報道について

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 名古屋市は3日、新型インフルエンザに感染した同市の60代女性が死亡したと発表した。慢性心不全や脳梗塞などの基礎疾患があった。国内の死者は疑い例も含めて47人目。

 市によると、女性は先月19日、自宅で倒れ、呼吸不全状態で入院した。簡易検査でA型陽性と判明し、タミフルの投与を受け、翌日に新型インフルエンザ感染が確認された。

 女性は肺炎とも診断され、血圧が不安定な状態が続き、今月1日にうっ血性心不全で死亡した。(共同)



コメント:


 1例、1例が非常に貴重な命である。だからこそ、そこから多くを専門家たる我々は学ばねばならない。


 このところ、毎日のように、こうした死亡例が報道される。


 今回もまた、「新型」判定は後手だ。その最終判定前に、前の記事にも書いたように「もう新型のつもり」での「タミフル投与」がなされている点は充分評価できるけれど。


 しかし、それでも、うまくはいかなかった点が課題となる。

 まず、肺炎と診断されたとあるが、これは主に、ウイルス性肺炎なのか?あるいは、細菌性肺炎なのか?おそらく、記事からの判断だが、主に前者だろう。

 後者に比べて、これは非常にやっかいなのだ。

打つ手が・・・あまりないので・・・今のままでは。上記のように、基礎疾患のある患者さんなら、死亡リスクは倍、倍だ。



 早急に、新薬および治療法の「限定的承認」を前倒ししてもらいたい。

少なくとも、すぐというなら、2パターンある。ちょっと時間のかかるものは、少々後でもいいが。

 米国では、すでにそうやっている。あの、審査の厳しいFDA(米国食品医薬品局)ですら、OKだとしているのだ。


 いったい、何を恐れているのか?厚生労働省なり、医薬品機構。

(くだらん)ワクチンなら、すぐ承認するくせに。

 また、報道機関は、今すぐ、こういう正確な情報・知識を報道してほしい。


 なお、インフルに限らず、ここで、読者の皆さんに、お伝えできることは、医学・医療報道記事の「裏側・深層」、もしくは「ななめ読み」くらいなもの。

 小生は、無論、重要な会議や講義で言っているが、総論賛成で、各論は詳細を詰めてと、相変わらず意思決定のスピード感にかける・・・。政権交代後、ある意味、余計にひどくなっていると言うのは、私以外にも、何人もいる。


 加えて、私、ヒトiPS細胞研究の分野でも、まもなく臨床応用にむけて、非常に重要な発表をしなきゃならないので、身体がいくつあっても足りない・・・。


 せめて、このブログを訪れるときくらい、安らかな気持ちを持ちたいものだが・・・。

そろそろ、1年か・・・。キリがいいかもな。





2009-11-03 01:39:18 ihepの投稿

兵庫で新型感染の2人死亡 リンパ腫と糖尿病の疾患

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 神戸市と兵庫県は2日、新型インフルエンザに感染した神戸市の30代男性と兵庫県姫路市の80代男性が死亡したと発表した。それぞれ悪性リンパ腫と糖尿病の基礎疾患があった。国内の死者は疑い例も含めて計46人。

 30代男性は10月27日に発熱し、30日に病院に搬送されたが同日死亡した。悪性リンパ腫で療養中で免疫抑制剤を服用し、直接の死因は細菌感染による敗血症だった。

 姫路市の男性は糖尿病の治療中で、10月30日に肺炎の疑いで入院し、11月1日に多臓器不全で死亡した。

 いずれも死亡した後に新型感染が確認された。(共同)


コメント:


 このごろ、死亡した、あるいは重症で人工呼吸器をつけたあとで、実は「新型」インフルに感染していたという報告が増えてきているように思う。


 最初から、わかっていれば対応も違う。

そこで、今の診断キットよりも、より迅速かつ精度の高いものが開発されたようだ。

しかし、それが異例の速さで投入されたとしても、100%の診断は難しい。


 だから、いっそのこと、発熱したり、疑わしい症状を示した患者さんには、最初からもう「新型の感染を疑ってかかる、あるいは、少なくとも念頭に入れる」ことを、現場で、もっと徹底してはどうか?・・・って、前から言ったり書いたりしてるんだけど・・・。

 

2009-11-02 00:56:29 ihepの投稿

厚労省、新生児の先天異常を調査 妊婦のワクチン接種開始で

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 妊婦に対する新型インフルエンザワクチン接種のスタートを受け、厚生労働省は31日までに、分娩を扱う全国約300の医療機関を通じ、ワクチン接種を受けた妊婦から生まれた赤ちゃんに先天的な異常が起きていないかどうかの調査に乗り出した。

 妊婦はインフルエンザに感染すると重症化するリスクが高いとして、新型ワクチンの優先接種対象に挙げられている。しかし国内では従来、妊婦にインフルエンザワクチンは「接種しないことを原則」としてきたため、使用した場合のデータが蓄積されていない。

 厚労省によると、これまでに季節性インフルエンザのワクチンが胎児に悪影響を与えたとの報告は無いが、新型ワクチンの本格的使用に合わせ、胎児に対するワクチンの安全性をあらためて確認し、万が一問題があれば注意喚起などの対応を迅速に取れる態勢を整えることにした。

 調査には、全国331の医療機関から毎年国内の約10%に当たる7万~9万件の分娩についての報告が集まる日本産婦人科医会の「先天異常モニタリング」のシステムを活用する。

 発生した先天異常と妊娠中に母親が服用した薬など従来の項目に加え、新型ワクチンを接種したかどうかも調べる。季節性ワクチンの接種や、治療薬のタミフル、リレンザの服用の有無も把握する方針だ。


 (共同)



コメント:


 十分、表題の副作用は起こりえます。

非常に、稀な確率でと言いたいですが、今のところ「神頼み」の域です。


 だから、そのような「微少」なリスク・シグナルを検出するために

「接種者すべてに全例調査」をし、リアルタイムで情報公開すべきだと、

先日以来、ここでも、述べてきているわけです。

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