新型感染者の18%が無症状 大阪、関西大倉高で抗体検査
テーマ:ブログ大阪府は11日、新型インフルエンザの集団感染が5月に起きた関西大倉高校(同府茨木市)で、生徒や教職員ら647人にウイルス感染の有無を調べる抗体検査をした結果、感染したとみられる人のうち18・4%が、発熱やせきなどの症状が出ない「不顕性感染」だったと発表した。
大阪府によると、これほど大規模な新型インフルエンザ抗体検査の実施例は国内になく、新型でも不顕性感染が起きていることを具体的なデータで確認したのは初めて。
不顕性感染とみられるのは18人で、高校生が17人、教職員が1人だった。
府の担当者は「自覚症状がないためペットボトルを回し飲みして周りに感染を広げる人がいる可能性もある。今後の予防対策の参考にしなければいけない」としている。
抗体検査は8月下旬、府立公衆衛生研究所が生徒550人、教職員95人、生徒の家族2人に協力を得て採血し実施。102人の血中から、過去にウイルスに感染した際にできたとみられる抗体が高い濃度で見つかった。
コメント:
このことについては、現場は、ずいぶん前からわかってたから、「実際に、かかった人はもっと多い」という表現をする医師もいたのです。まあ、多数例での検証が公表されたのは初めてということです。
新型の「第1波」に関しては、日本では、もう、一巡した「世代」があるが、まだ、これから大変な「世代」がある。その世代での流行の活発化と季節インフルの流行が重なる可能性が高いことが、社会疫学上及び、医療上、今、注視しなければならないことなのです。