右翼
忙しいので、今日は書きだめ記事からちょっと自慢話。
リースバックの営業は、一歩目踏み出す勇気がいる。何度やってもピンポンの前でためらう。
しかし目の前のこの家は、玄関に旭日旗が掲げられている。家のまわりにはバリケードが設けられている。明らかに右翼の過激派拠点みたいな感じの家だ。
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~、やりたくねぇなぁ~~
何か怖いおっさんが出てきそう。う~ん。う~ん。う~ん。
しかし待てよ、今まで500件は宅訪をやったが、その内怒鳴られたのはたったの1件。
今まで600人以上ホームレスに声をかけたが、その内怒鳴られたのはたったの5件もない。
冷静に統計的に見ると、そうそう酷い目にあっているわけではない。
まあ折角きたんだしなぁ、と思ってピンポンを押す。
「はい、なんでしょう」
そんなに怖くなさそうなおっさんがでてきた。あんまり右翼っぽくもないぞ。
おっさんの話は以下の通り。
・事業が潰れて数千万の借金を負った
・女房と子供は別の所にいる
・お金は苦しいが送金をしている
・どうしてもこの家は出て行きたくない
ま、どこにでもありそうなお金に困った人なのだが、なんだか意気投合してしまって、ウチに上げてもらった。
任意売却で話も進んだが、230万でも買い手がつかなかったとのこと。何とか買い取って欲しいとのこと。
230万円とは驚いた。何しろ平成8年築である。しかも都内まで一時間で出られる駅から徒歩圏にある。その金額で買い手がつかないとなれば、更に安くなるという超お買い得物件ではないか。買い手がつかない理由も分かった。そのまま住み続ける条件で売りに出していた、つまりリースバックそのものではないか。経験上、こうなると大体100万台で決着が着く可能性が高い。
今まで100万円台、つまり200万円以下で買った物件は5つある。本稿執筆中にもう一件追加になったが、そのどれも築40年前後、ボンロボロのオンボロ物件ばかり。
店子には悪いが、正直それらの物件を初めて見た時は、
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~、こんなクソ物件、イ・ラ・ネ
と思った。
ホームレスを除いて日本人最低レベルの生活をしているのは、宗教団体アーレフのシャンバラ所属の出家者達だろう。彼らは30畳位の大広間に2-30人が雑魚寝をしているが、その彼らでも半分くらいはこんなボロ家には住んでくれないだろうな、という程度の家。1人1人ベッドが与えられているパールヴァティーの女性サマナなら、「こんな所に住めと言うなら下向します」と八割くらいが言いそうな家。
しかしそんな100万円台の家でも住めば都。
「何とかこの家に住み続けたいんです。」
とお願いされた以上、気持ちを切り替えて買取に望んだ。
しかしこの目の前の右翼が住んでそうに思えた家は、平成8年築。今まで買った物件のどれより新しく、広くて綺麗だ。都内まで一時間の駅から徒歩圏で、築16年の100平米。それが100万円台はまずないだろう。あったら教えて下さい、私が買います。
企業秘密部分は省略するが、なんだかんだで買えてしまった。玉に瑕なのは、税金が高いこと。何にしろ買った瞬間に評価額は3倍近くになっているからしょうがないね。
ということでお陰様でリースバック20件目。とはいえこのビジネスモデル、他人の金を預かってというリスクに晒すには厳しいことが分かってきたんですが。それでも一応偉そうに…
★ビジネスの秘訣
①人が「やりたくない」と思うようなリスクを取る
②win-win関係を作る
コメント