2010-04-17 00:10:38 ihepの投稿

日本、医療の満足度15% 22カ国で最低レベル

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 【ワシントン共同】日米中など先進、新興22カ国を対象にした医療制度に関する満足度調査で、手ごろで良質な医療を受けられると答えた日本人は15%にとどまり、22カ国中最低レベルであることが15日分かった。ロイター通信が報じた。

 ロイターは、日本は国民皆保険制度があり、長寿社会を誇っているとしつつも「高齢者の医療保険の財源確保で苦労している」と指摘した。

 自国の医療制度に満足している人の割合が高いのはスウェーデン(75%)とカナダ(約70%)で、英国では55%が「満足」と回答。韓国、ロシアなどの満足の割合は30%以下だった。

 国民皆保険制度が未導入で、オバマ大統領による医療保険制度改革の議論で国論が二分した米国は、回答者の51%が手ごろな医療を受けられると回答した。


コメント:


 今の日本の「医療崩壊」をあおりたい方は、このデータを恣意的に利用するだろうな。


 なお、医療制度の満足度に関する「国際的に認知された物差し」なんか、実はありません。医療政策研究者が暫定的に作ったものはありますが・・・。


このあたりを注意してくださいね。

2010-04-16 20:04:10 ihepの投稿

肝がんの遺伝子異常発見 国際ゲノム解析で日本チーム

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理化学研究所と国立がん研究センターなどの研究チームは14日、C型肝炎ウイルスの感染が原因で肝臓がんになった患者のゲノム(全遺伝情報)を解読し、健康な人では見られない約100カ所の遺伝子の異常を新たに見つけたと発表した。

 2万5千人のがん患者のゲノムを解読し、がんの病態解明や新たな治療法開発などにつなげるプロジェクト「国際共同がんゲノム解析コンソーシアム」の一環。

 プロジェクトは2008年に発足し、日本のほか米国、英国、中国などが参加。50種類のがんについてゲノムを解析し、がんごとに特徴的な変異を突き止め、包括的なカタログをつくる。データは無償で公開し研究促進に役立てる。

 日本はウイルス関連の肝臓がんを担当、今回発表したのは70代の男性患者2人から採取した細胞の解析結果。最終的に500人の患者の解析を目指す。

 理研ゲノム医科学研究センターの中川英刀チームリーダーは「データベースをつくることで新たな治療、予防の戦略が出てくる。がんとの戦いの新たなアプローチになる」と話している。


コメント:


 プロジェクトは、着実に進んでいる。

ただ、進めば進むほど、わからないことが増えてくるのが、この種の研究の特徴。


 まもなく、この研究領域で画期的と、特に海外有力研究機関が評した治療法を発表できるだろう。お楽しみに!

2010-04-10 16:54:01 ihepの投稿

DJ せんせい; 「長寿遺伝子」(2)

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 こんにちは♪ ・・・DJ せんせいです。

桜の花は、まだ頑張ってますね(‐^▽^‐)

私的には、今日は天候も良いし、このくらいがちょうどいい。


 私は、ロゼワイン片手にお花見できればいいの・・・(‐^▽^‐)

お相手のS.Iです。


<S.I>


 さて、せんせい・・・。

この頃、よくMediaに結構、露出してますね。


<DJ せんせい>


まあ、たまにな。


<S.I>


 先日も顔写真入りの人物紹介で、新聞に大きく載ってましたね。

内容は、小難しいですけどね。


<DJ せんせい>


 おまえ、いっつも、一言余計じゃ(笑)。

あれは、書いた記者の文が悪い。

こっちが、せっかく、くだけた話をしてたのに・・・。


<S.I>


 そうですよね。そういう面白い箇所は、見事に全部、端折られてましたね(笑)。


<DJ せんせい>


 おっ、わかってるじゃん。


<S.I>


 アハハ。女性達からいただいた読後感では、「異色の経歴」とか、「発想」のところ、とかの文中表現や「略歴」、あとは顔写真に集中してましたね・・・。


<DJ せんせい>


 だいたい、女性は、私の研究内容より、そういうところのみに興味を持つのだと解しました。


<S.I>


 さて、せんせい。今日のネタは・・・長寿遺伝子ということですが、前に書いてましたよね?


<DJ せんせい>


 その続きだよ。

長寿遺伝子・・・サーチュイン・・・を活性化する飲食物があるの。ご存知?


<S.I>


さあ?


<DJ せんせい>


赤ワインとピーナッツの皮。

おまえさんの商売ネタな。


<S.I>


へえ。でも、あれよ。

最近の若者は、長寿より、やせる方法の方が興味持つわよ。


<DJ せんせい>


まあ、そうだろうな。某 居酒屋の客達も、そうだったな。


<S.I>


せんせい、私のために、「やせ薬」つくってよ。

運動しなくていいやつ。肉なんて、ぶよぶよだもん。


<DJ せんせい>


そう、みえないがな。服の上からでは(笑)。


まあ、おまえさんは、一日中立ち仕事だし、十分、運動量は足りすぎてるくらいだ。

ただ、カロリー高い(値段も高い)メニューの味見も「腹いっぱい」、しなけけりゃならんし、ワインも飲まなきゃならんからな・・・。


まあ、あんまり薬に頼らないほうがいいが、考えとくわ(笑)。


<S.I>


(‐^▽^‐)


2010-04-07 20:52:12 ihepの投稿

先ほどの記事の「補遺」;健保組合の赤字、過去最大6600億円に 10年度見通し

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 日本は、下記の記事のような事態に陥っているし、国民皆保険を持続的に維持させ、医療に貧富の差をできるだけ持込たくないので、生活習慣病と癌については、予防と早期発見・早期治療を徹底させることで医療費の合理的な削減を狙っているのさ・・・。今回は珍しく、先にコメント書いちゃった(笑)。

以下、日経新聞記事から・・・。参考までに。

 健康保険組合連合会は7日、大企業の会社員とその家族らが加入する健康保険組合の2010年度収支見通しを発表した。経常収支が赤字の組合は前年度比4.0%減の1295にとどまるが、組合全体の赤字額は6.4%増の6605億円と過去最大の規模に膨らむ。景気の低迷で保険料収入が減っているのが主因。これを受けて3割弱の組合が保険料を引き上げる予定だ。

 健保連が全国1462組合(4月1日時点)の収支見通しを調べ、1313組合の回答から全体を推計した。赤字組合の割合は89%で、2ポイント低下した。組合全体の赤字拡大は6年連続となる。

 事業主と会社員が折半で負担する保険料率は全国平均で7.62%。0.18ポイント上昇し、8年ぶりの高水準を記録する。352組合が保険料率を引き上げる。

 保険料収入は1.4%減の6兆145億円となる見込み。会社員の月給と賞与が減っているため、保険料率は上がっても減収が続く。高齢化で1人あたりの医療費が増えており、保険給付費は2%増の3兆5903億円となった。

 厚生労働省は今国会に健康保険法の改正案を提出している。中小企業の会社員らが加入する協会けんぽの財政を支援するため、加入者の給与水準が高い健保組合に応分の負担を求める。支援策を導入すれば、健保組合の負担が今年度に330億円増える。健保連の推計にこの影響は含まれておらず「法案が成立すれば赤字額はさらに拡大する」(健保連)という。

2010-04-07 20:10:56 ihepの投稿

雑感

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 まだ、附属病院の研究室への移動(引越し)作業に手間取っている。

おまけに、すっきりしない陽気が続くと、気分もめいる。

明日は晴れますように・・・。


 ところで、この頃、なぜか、どこにいっても(飲食店をはじめとする、いろんなお店)、そこのお客(老若男女問わず)に、「生活習慣病」がらみのご相談をよくされる。


 ほんの少し前まで、こんなことはなかったのに・・・いきなり急にだ。

すでに罹患している「患者」、これからかなり高い確率で罹りそうな「患者予備軍」のヒト・・・。


 まあ、各人に応じて、お話はしているが・・・。(おかげで、憩いの時間すら無い・・・。)


気になるのは、・・・


・週刊誌や新聞やTVで病気の成り立ちや対処法などが報道されているわりには、似非情報と正確な情報の洪水に飲み込まれていること。


・病院の選び方、病院へのかかり方などが「いきあたりばったり」なので、急性期疾患(特に心臓と頭の疾患)の場合、「これじゃあ、まずいな」と思うことが多々ある。



 これから、中学・高校生には、全国民的に「基礎医療学」なる授業・実習を義務として開設しなきゃならんなあと思っている。


 成人以降は、月1回くらいのペースで土日・祝祭日で講習会を地域ごとに開き、その受講を国民の義務にしようか・・・。ただ、まあ「ほとんどの成人」は参加しないだろうなーーー。

 だから、そういう方の医療費は「倍額徴収」とかにするか?(笑)。


 できるだけ、実際に、われわれの「お世話」になんて、ならないように、していただくのが、よろしいんですけどね・・・。1つの策ですわ。


 まあ、いずれにせよ、有効性・安全性の面で「現時点の最善」を超える治療法の開発も鋭意進めることになんら変わりはありません・・・こっちが、私の主な仕事でもありますし。


2010-04-03 22:38:55 ihepの投稿

DJ せんせい; 「長寿遺伝子」の巻

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 こんばんは。


花見は、今週末がピークなのかな?


いかがお過ごしでしょうか?


DJ せんせいです♪


お相手の元 美大生で、現在、飲食経営者のS・Iです(´0ノ`*)


<DJ せんせい>


あんた、このごろ、その自己紹介にこだわるねえ(笑)。


<S. I>




・・・(*^▽^*)。さて、せんせい、今日の「お題」は・・・


 「腹八分目に医者いらず」。

ことわざ通りのカロリー制限が長寿遺伝子の酵素タンパクを活性化し、

慢性腎臓病を改善する仕組みを、金沢医科大の古(こ)家(や)大祐教授(糖尿病・内分泌内科学)と、

滋賀医科大内科の久米真司日本学術振興会特別研究員がマウス実験で解明した。

高齢化や肥満の増加に伴い増え続ける慢性腎臓病の新治療法につながることが期待され、

国内28万人を超える透析患者に朗報となりそうだ。


 研究成果は31日までに米医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」で発表された。

 古家教授らは、腎臓の腎機能異常や繊維化などがみられる生後12カ月の加齢マウスに1年間、

通常の餌とカロリーを40%削減した餌を与えて比較し、カロリー制限による異常の改善を確認した。


 研究ではカロリー制限が長寿遺伝子「SIRT1」を活性化し、

細胞内のタンパク質を分解する機構「オートファジー」を増強することを突き止めた。

 老化による腎障害にはエネルギーを生み出す細胞内の小器官「ミトコンドリア」の

異常蓄積が関係しているとみられ、カロリー制限が浄化作用を生み出し、

腎臓の保護効果を発揮する仕組みを解明した。


 日本透析医学会によると、2008年末現在の国内の透析患者は28万2622人で、

男女ともに55歳以降で患者数が急増する傾向にある。

古家教授らの研究成果により、慢性腎臓病の新たな治療法が確立されれば、

透析療法の抑止や遅延が可能となり、高齢化などによる医療費の抑制にもつながる。


 古家教授は「SIRT1によるミトコンドリアの制御は、

老化によって生じる臓器障害の治療手段の開発も期待できる」と話している。(共同)


・・・ということなんですが・・・

どうなんでしょうか?


<DJ せんせい>


 このSIRT1という長寿遺伝子は、サーチュインと言ってね、

発見者は、確か、米国MIT(マサチューセッツ工科大学)のせんせい。

彼らは、それを元に、ベンチャー企業を立ち上げ、それが、2年ほど前に、

GSK(世界最大の医薬品メーカーの1つ)に買収された。

買収額は、720億ドル!


 まあ、彼らも、サーチュインをあげる「化学物質」を見つけたんだわ。





<S. I>



ヘエ。そういえば、せんせいも、そういう発見したわけよね。

はやく、見習いなさいよ。私のためではなく「患者さん」たちのために。


<DJ せんせい>


それは、皮肉か、焼肉か?


<S. I>


さあ・・・(´0ノ`*)


 

では、また・・・♪

2010-04-01 18:51:02 ihepの投稿

DJ せんせい♪・・・エイプリル・フールですか、そうですか。

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こんばんは、満開の桜が美しい今日このごろ。

いかがお過ごしでしょうか?


DJ せんせいです♪

お相手の元 美大生で、現在、飲食経営者のS・Iです(´0ノ`*)


<DJ せんせい>


あいかわらず、お美しいですね。


<S. I>


アラ、イヤダ・・・先生ったら・・・(*⌒∇⌒*)


<DJ せんせい>


今日は、「4月バカ」の日だよな。


<S. I>


・・・(`ε´)。さて、今日の「お題」は?


脂質を燃やすホルモン、東大解明 運動せずに体質改善も

 脂肪細胞が分泌するホルモン「アディポネクチン」が、筋肉細胞で働いて糖や脂質の代謝を高めて体内での燃焼を進め、運動したのと同様の作用を果たすことを、東京大の門脇孝教授らのチームがマウスの実験で解明、1日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 糖尿病やメタボリック症候群の人は、アディポネクチンが出にくくなることが知られている。人でもマウスと同じ作用があるとみられ、この仕組みを活性化する薬が開発できれば、薬を飲んだだけで運動をしたのと同様の体質改善効果が期待できそうだ。

 チームは数年後の臨床応用を目指して薬剤開発を進めている。門脇教授は「高齢やけが、足腰の病気などで思うように運動できない人で、糖尿病などの生活習慣病の治療に役立つだろう」と話している。

 チームは、筋肉細胞で起きている代謝の仕組みを分子レベルで解析。細胞表面にある受容体にアディポネクチンがくっつくと、異なる二つの経路で細胞内に信号が伝わり、糖などの代謝にかかわる細胞内器官のミトコンドリアの働きが強まるのを発見した。(共同)


・・・ということなんですが・・・

どうなんでしょうか?


<DJ せんせい>


長年の研究が、着実に進化している感をうける。

まあ、基本は、適度な運動・睡眠・食事が原則。

これで、アディポネクチンは、出やすくなる。

でも、そういうこともできないヒト(患者さん)のために、

アディポネクチンを標的にした、次世代のクスリが開発途上。


<S. I>


ヘエ。

速く、そういう薬が臨床応用されれば、いいわね。



<DJ せんせい>


そうですね。今、基礎ー臨床研究(トランスレーショナル研究)の段階。

まもなく、ヒトでの試験が、開始されるだろう。


まっ、今回の成果は、全世界のメタボ君や「肥満」(デブ)が、待ち望んでいるクスリにもつながる。嘘ではありません。



では、また・・・♪



2010-03-25 12:46:06 ihepの投稿

DJせんせい♪ 中年期の体重増減にご用心 5キロ以上、高い死亡リスク

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 中年期以降に体重が5キロ以上減った人は、変化が少ない人と比べると、死亡リスクが男性で1・4倍、女性で1・7倍との研究結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめ、23日公表した。

 5キロ以上増えた人の死亡リスクは、男女とも1・3倍だった。

 結果をまとめた国立国際医療センターの南里明子研究員は「特に大幅な体重減少は死亡リスクを高める可能性があり、一定の範囲内に体重を維持することが重要ではないか」と話している。

 研究班は、岩手、秋田など10都府県に住む40~69歳の男女約8万人を調査。登録後、最初の5年間の体重変化によって5キロ以上減少、2・5~4・9キロ減少、変化が2・4キロ以内、2・5~4・9キロ増加、5キロ以上増加の5グループに分け、その後平均約9年間、生存状況を追跡した。

 その結果、もともとの体格指数(BMI)や年齢、喫煙習慣の有無にかかわらず、体重変化が大きいと死亡リスクは高かった。(共同)



コメント:


 窓の外は雨、雨が降ってる。

「物語」の終わりに、こんな雨の日、似合い過ぎてる・・・。


・・・この駒場のキャンパスを去って、本郷のキャンパスに移るカウントダウンが始まりました・・・。


 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

DJ せんせいです♪ 

お相手のS.Iです(´0ノ`*)


<S.I女史>


せんせい、今日は、前ぶりが長いです。


<DJ せんせい>


 ハイハイ。それでは、早速、上記の記事にコメントしておきましょう。

前にも体重減少と癌(消化器系)の罹患リスクの話を、ここにも書きました。

そのときも、5Kgが基準でしたが、今回の日本人でも、また、ほぼ同様ということです。


 ただし、今回の場合は、5年間で5kg以上の変動なら「要注意」ということです。

まあ、1つのリスク・シグナルの目安には、なるでしょう。

その程度のものだと思ってください。


 まあ、私なんて、誰かさんのせいで、昨年の今頃、1週間で5kgやせて、ウエストは5cm減りましたよ。でも、今、ほぼ復活・・・。このように1年以内で「帳尻」は合わせましたがね(笑)。こういう「短期間」での増減は、幅広く、各人の健康障害度及びQOL(生活の質)の低下と正の相関を示しますのでご注意を。




<S.I女史>


その「誰かさん」って、誰よ?


<DJ せんせい>


主に、ア・ナ・タ。。。


<S.I女史>


はあ?、こんなに、せんせいの事を心の底から応援してあげてるじゃないのよ!


<DJ せんせい>


あっ、ハイ。そうですね。スミマセン。(・・・と、いちおう、謝っとこう。)


では^^^♪


2010-03-24 12:27:05 ihepの投稿

DJ せんせい♪の相談室・・・アトピー薬問題の回答

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 皆様、いかがお過ごしですか?

都内では、開花宣言と同時に、いつものように「雨」ですね。。。

DJ せんせいです。


さて、(見知らぬ)読者様から、下記の質問いただきました。


「(先の記事の薬を)毎日塗ってますが、担当医は大丈夫だと。。。
やばいですかね?
医師の判断で塗り続けて何かあった場合も、責任は自分にあるんですかね?」


<DJ せんせい>


 ハイ、大丈夫だといいですね・・・。

まあ、全員、あるいは大多数の方が「がん」になるわけではありません。ただ、「あれしかなく」、しかも長期間使わざるをえない患者さんには、担当医師とよく相談しながら注意して使うのならば、よいのですが・・・。



<お相手のS.I 女史>


フーン(はなから、機嫌悪し)



<DJ せんせい>


 患者さんサイドからすれば、クスリを塗らないと痒くって仕方ないし、寝れなかったりするし、かといって、稀だが一定割合で、あのような「重篤な副作用」が出る恐れはあったのが、表面化してきたわけです。


 日本人では、どうか?の検証は至急必要だが、「ドクターレターの発行」と「添付文章の改定」をも視野に入れたリスク管理を日本の当局はすべきだし、現場の医師らは、今回の情報は念頭に入れて臨床を行っていただきたいと思います。


<お相手のS.I 女史>


フーン・・・。


<DJ せんせい>


 なお、「医師の判断で塗り続けて何かあった場合も、責任は自分にあるんですかね?」については、

少なくとも、今回のような潜在リスクが明るみになって以降、不幸にも、予期できる(重篤な)副作用が生じた場合、責任は患者さんというよりは、主治医であり、病院・医院ですね。ああ、それから、医師から、治療法については十分な説明(リスク・ベネフィットに関する)を受けて、納得した上で受けてくださいね。

 

 

<お相手のS.I 女史>


 へえ、患者さんには、親切なんだ(笑)。しかも無料でねえ!

私には難しいことは、わかりませんが、ちゃんと対価をとるべきです!


 そういえば、最近は、大学前の居酒屋(深夜)の旦那さん夫婦が、かわいがっている、膵臓を悪くしたペット犬の「食事指導」まで、獣医さん顔負けのレシピを教えたげたようだし・・・。

彼らに、なんかお礼してもらったの?


 だいたい、せんせいは、他人に気を使いすぎるんです!

それが仕事なんでしょうけど・・・。でも、あんまり度が過ぎると、なめられますよ!

私には気を使わないくせに・・・。


 以下、修羅場・・・。(以上、実話です。)



では、またーーー♪♪

2010-03-23 18:11:45 ihepの投稿

DJ せんせい♪・・・「名古屋大、国の審査受けず幹細胞で2人治療」について

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 こんばんは、DJ せんせいです♪

ちなみに今日は、1人です(笑)。


 これを書き終わったら、20時から本郷の医学部附属病院で開かれる会議の準備です・・・。


 さて、読売新聞によれば、名古屋大が、国の審査を受けず指針を無視して幹細胞でヒトでの治療「研究」をしたそうですね。

 今年の3月18日から広島で開催されていた日本再生医療学会で彼らが発表したところ、会場から指摘があり厚労省も調査を始めたと・・・。


 まあ、起こるべくして起こった「事件」ですね。


 なお、その学会で慶応大学の古川先生(医師・弁護士)が、「仮に現在ヒトES細胞を臨床応用しても,指針では罰することができない(法的拘束力がないため)。」と講演(3月18日の学会初日)で指摘されたそうですね・・・。

 ただ、そういうことは、私が、2008年12月15日の記事で、すでに言ってます(笑)。幹細胞がらみの事件のコメント記事の中で。


・・・「もはやガイドラインなどと悠長なことをいってる場合ではない。

罰則規定のない、ガイドラインなど、なんの意味も無いのだ!」と。


 別に、ヒトES・iPS細胞だけにとどまりませんよ。

ヒトに使用するすべての「医薬品」、「医療機器」についても同様です。


 だから、前から私は、諸先進国並みに「(先進医療に関する)被験者(患者)保護法」を早急に国会で制定し、その枠の中で臨床研究・治験をするようにしないと、とんでもないことになる。・・・と提言しているのですがね。。。


法律・経済にも通じている医学部の「せんせい」の「戯言」では、ありません。


・・・なお、今日は(も)、私が、やけに「怖いので」、お相手の女性がいないのでは、ありません(笑)。


 ちなみに彼女は、私なんかよりも数段、怖いヒトですので。。。ガクガクブルブル。


では・・・♪


 次回の記事は、アトピーネタの「ご質問」の回答(の予定)です。お楽しみに。

 今、書いてしまおうとしたら、重要メールに早急に返信しないといけなくなったから、

また、今度。

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