2011-04-05 00:47:58 ihepの投稿

<科学ニュース> 遺伝子傷つけずヒトiPS細胞作製の報道と論文について

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<朝日新聞の記事から> 

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製で、京都大の沖田圭介講師、山中伸弥教授らは、安全性を高めるためにウイルスを使わず、細胞の染色体に傷がつかない方法を開発した。2009年に米国で開発されたDNAを使う方法を改良し、効率を高めた。米科学誌ネイチャーメソッズ電子版に4日発表する。

iPS細胞は、ウイルスの一種を運び屋にして遺伝子を細胞に導入して作製すると、ウイルスが遺伝子を細胞の染色体に入り込ませるため、もとからある遺伝子を傷つけてがん化させる危険性がある。
米グループは、iPS細胞に必要な遺伝子を、染色体の外で複製する特殊なDNAに組みこむ方法を開発した。沖田講師らはこの方法を使い、組みこむ遺伝子の種類の組み合わせを変えたところ、ウイルスを使う方法よりは効率が低いが、米グループの方法より効率が上がったという。
京都大は、拒絶反応にかかわる遺伝子を調べ、多くの人への移植が可能になるタイプの遺伝子をもつ人の歯髄から、この方法でiPS細胞を作製した。日本人の2割に拒絶反応が起こりにくいと期待されるiPS細胞ができたという。

<読売新聞の記事から>

 様々な細胞に変化できる人のiPS細胞(新型万能細胞)を、従来の約30倍の効率で作製することに、京都大の山中伸弥教授と沖田圭介講師らが成功した。がん化する危険性も軽減できる手法だという。
科学誌ネイチャー・メソッド電子版に4日、発表する。
 iPS細胞は、普通の細胞に特殊な遺伝子を加えて作る。遺伝子の運び役として山中教授らは最初にレトロウイルスを使ったが、染色体を傷つける恐れがあることがわかった。
そこで、染色体を傷つけず、細胞内で短期間に分解される「プラスミド」というリング状のDNAに、四つの遺伝子を運ばせて、iPS細胞を作る手法が開発された。
た だ、従来の手法は、体細胞10万個当たりで得られるiPS細胞が0~2個と、作製効率が低いのが難点だった。そこで、様々な遺伝子を組み合わせて実験を繰 り返した結果、「L―MYC」など六つの遺伝子をプラスミドに運ばせると、10万個当たり平均で30個のiPS細胞ができた。これまで使われてきたがん遺伝子の一種は使わなかった。
得られたiPS細胞を神経細胞や網膜の細胞に変化させることにも成功した。

コメント;

大震災と原発事故のおかげで、明るい「科学の話題」が消滅していた昨今。
いつものiPS細胞ネタとはいえ、「新鮮」に思える。

 OCT3/4とp53shRNA、Sox2とKlf4、L-MycとLin28をEBNA1/OriP plasmidで導入されている。
確か、3月始めの日本再生医療学会にて、話されていたものだ。
 ただ、今回使用されたL-Mycは、c-Myc使用よりは、ずっとましな「がん遺伝子」ですが・・・。また、p53shRNAでp53を抑制してるから、ヒトiPS細胞樹立効率の向上に繋がったのでしょう(ただ、あんまり、安全性の観点からは、良くはないけどね。)
 あと、論文中には、この方法で創られたヒトiPS細胞(エピソーマル・ヒトiPS細胞)のクローン7つ中の5つからは、20継代までで導入遺伝子が無くなったけれど、残り2つのクローンでは、導入遺伝子が染色体中に導入されていることもわかったとある。
 あれ? じゃあ、まだ30%程度は、不完全なわけね(この方法だと、もうちょっと、マシかなと期待したが、まあ更なる精進が必要だということになるな)。全体的に、長期の安全性については、これから評価しなければならないと思う。

 「ただちに」、このヒトiPS細胞を移植された免疫不全マウスの健康に被害は生じませんが、長期の安全性は、まだわかりません。ましてや、ヒトでの安全性は、まだ、これからです。
 これ・・・なにやら、最近の原発事故問題のケースと言い方が似てますね・・・。

 なお、論文の著者欄を見たら、神戸の理化学研究所の高橋先生らの名前も入ってたので、
もしかしたら、今回の手法で樹立されたヒトiPS細胞で世界初の臨床研究って、ことになるのでしょうね。
「得られたiPS細胞を網膜の細胞に変化させることにも成功した。」と、上の記事にも、あるし。

慎重に臨床研究を進めてくださいませ(関係者は、十分、わかっておられるが)。

2011-04-03 23:30:53 ihepの投稿

<原発事故> 産学官による情報操作について・・・重要情報公表は決まって「深夜」に

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 今回の原発事故では、もう明らかに東京電力・政府・官界と大マスコミの間で、まさに第2次大戦中さながらの情報操作がなされている。


 たとえば、だいたい、決まって、真夜中遅くに(朝刊には間に合わない時間)、汚染情報や放射線に関する「重要情報」が「非常に小出し」に出されます。

 私は、これを「恐怖新聞」(昔、そういう心霊漫画がありました。)と呼んでいます


 こういうことをさせないために、米軍や諸外国からの超一流技術者を入れるべきだと、まさに事故のその日に、このブログでも紹介しました。こうすることで、チェック機構が働き、情報の隠蔽は、かなり不可能になるから・・・。


 iPS細胞研究の最初のころには「オールジャパン」体制をといわれました。

オールジャパンだけでは、今回の原発事故処理は明らかに、無理です。

2011-03-31 02:52:19 ihepの投稿

<原発事故> 日本経済の行方と、待ち受ける「増税」

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東京電力の経営責任を問う声が米国内で強まっている。東日本大震災で事故を起した福島第1原子力発電所への対応処理、情報開示の遅さに対して、エコノミスト、大学教授からウォール街関係者まで批判的だ。 東京電力が昨年9月に実施した公募増資では米国の投資家も東電株を購入しており、海外発で株主代表訴訟が起きる可能性も出てきた。 「誠に残念ですが、日本は貧しい国になるでしょう」。米国家経済会議(NEC)前委員長のローレンス・サマーズ米ハーバード大学教授が23日、ニューヨーク市内の講演で断言すると、会場が静まり返った。
 

米国では、震災後の落ち着いた日本の社会秩序が評価される一方で、経済の先行きが懸念されている。米国のエコノミストは第2四半期(4~6月)の日本の国内総生産(GDP)が前年比約3%減るとみているが、減少率の半分、1・5%分が東電「発」によるネガティブ要因。放射能漏れや停電が都心部の経済活動を妨げ、消費の低迷につながるという見方だ。

 経済への影響だけではない。コロンビア大学が22日開催した日本セミナーでは、出席した法律、経済、政治の専門家3人が口をそろえて、「東電には経営責任がある」と主張した。

 会社法を教えるカーティス・ミルハウプト教授は「原発の安全監督など内部統制ルールに従っていない場合は取締役責任を問える」と指摘。日本政治研究のジェラルド・カーチス教授も「昨年メキシコ湾で原油流出事故を起こした英BPと同じ構図だ」とする。 経営責任はあくまで相対的な基準で問われる。大津波よりも高い場所に設置された東北電力の女川原発や、日本原子力発電の東海第2発電所が原子炉を安全に停止できたのに、福島第1原発だけで被害が拡大した点が問題視されている。原子力損害賠償法に従って、数兆円規模に上るとされる周辺地域への補償などを国が負担すれば、東電は事実上の国有会社となる可能性が高い。巨額赤字に伴う無配はもちろん、経営トップが退陣を迫られるのは必至だ。(MSN)



コメント:


 ハーバードの学長を務めた、サマーズ教授らのお話である。

まあ、米国発の経済危機を誘発させた超エリートたる張本人のいうことをなんでも鵜呑みにしなくてもいいが、

上記の発言だけは正鵠を射ている。


 さらに、私ごときで恐縮だが、下記を付け加えておこう。


 東京電力が国有化された場合・・・たぶん、このままだと、その可能性が非常に強いと私は考える・・・彼らが被災者に支払うべきお金(莫大な補償金)は「国民の血税」からになる。そのうえ、「復興税」などという名目で(やさしい日本人には、逆らえない名目で)、大増税になる可能性が強い。これは、民主だけでもそうだが、民主・自民の大連立なら、もはや確実だろう。


 さて、どうしたものか・・・。

2011-03-27 02:22:26 ihepの投稿

<原発事故> ヒトiPS細胞と原発事故による「被爆患者」の治療

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 この緊急事態ゆえに、原発作業員自身の造血幹細胞をあらかじめ採取して冷却保存し、治療(自家移植)に使うべきだと考えるが・・・。たぶん、原発事故関連で事前採取が行われたケースは世界的にないが、もはや行うつもりで、準備すべきだ。

 われわれは、最適な冷却保存装置を開発・準備している。まさか、このケースで役に立とうとは・・・。


 また、ヒトiPS細胞から分化誘導された造血幹細胞の移植治療についてだが、「被爆者対象」(特に、今の現場の作業員の方々になる)に、最優先の基礎および臨床研究課題として進められるべきだと考えるのは私だけか?

 できれば、作業に行かれる前に、彼らのiPS細胞の「原料」となる細胞を採取し、冷却保存しておけば、さらによかったんですがね(自家移植できるから)。

 ただ、今だともう被爆されたあとになってしまうので「他家移植」になるかな・・・。あるいは、将来の更なる治療法開発のために、彼らからiPS細胞を創って、研究に使わせてもらうことも考えたい。


 



2011-03-25 19:48:15 ihepの投稿

<緊急> (I-131含有の)水道水の煮沸は非常に危険

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 うち(東大)の医学部の別の科の研究チームが発表したことだが・・・私も研究上のためにハーバード大学医学部(私の共同研究先)などでも、やってもらった実験結果を下記に書く。


 Iー131(話題のヨウ素131のことです)含有の水道水、および、わざわざ、それを含有させた軟水(ミネラルウオーター)を煮沸しました。すると、どうなったか?

 やはり、煮沸すればするほど、水気がなくなるだけで、I-131が濃縮されてますね・・・。


 実は、上記の東大チームが高揮発性のため、水に含まれたヨウ素は煮沸することで幾分取り除くことができるとツイッターでつぶやいていたから、ほんまかいな?と、われわれも「追試」をやってみたわけ・・・。

 ついでだから、ミネラルウオーターでもやった。すると、上記の結果が得られた。


 あくまでも、煮沸で取り除くことができるのは、固体状のヨウ素分子(I2)の場合だったということで、さきほどそのツイッターを見たら、上記の東大チームの記事は、訂正・お詫びとともに、現在は削除されている。

 他の研究者ら(特に、国が管轄している研究機関)も追試してくれ、そして、その結果の公表と対策を政府は示してほしい。


 一般の方々へ・・・特に、現在問題になっている地域での水道水の煮沸(料理に使ったりする場合など)は、なるべく止めてくださいませ。 そもそも「水道水」は「安全」だからなどとの説明は・・・現状の場合、ちょっとな・・・と思うぞ。



 なお、昨日書いたミネラルウオータの件は、今朝の朝刊に、ざっくり載ってたけど、

どんなものが軟水・硬水なのかは、報道されていなかった。たぶん、そんなことだろうと思って、私のブログにはより詳細な事柄を書いておいた。

2011-03-24 18:47:33 ihepの投稿

原発事故とミネラルウオーター:間違いなく「ただちに」起こりうる可能性が高い乳児の健康障害

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さて、ご存じのように、首都圏では「ミネラルウオーター」パニックである。
どこにいっても、無い!

東大医学部の内科研究棟の外の自販機ですら全く無い!
いつもなら、この寒い時期、売れ残っているのに(笑)。
(まあ、この事態で「安全度」の評価をしてくださいな。)

さて、話を戻そう。
ミネラルウオーター摂取に関して、それこそ、ただちに(流行語だな・・・)問題となる可能性が高いことがある。
各報道では、ミネラルウオーターの「特性」を考慮した報道がなされていないことである。

現在、日本政府や東京都では、「乳幼児の水道水の飲料は控えるように」とされている。
(ちょうど先ほど、東京都では解除されたようだが、また、再禁止されそうだ。)
それで、お母さんらが血眼になって、ミネラルウオーターを買い占めている。

ただ、このミネラルウオーターだが、軟水と硬水があります。
新生児・乳児に硬水のミネラルウオーターで溶かした粉ミルクを飲ませないようにしてほしい。
それこそ、「ただちに」急性健康障害としての下痢が起こるから。
マスコミがまだ書かないので、ここで書いた。
新生児・乳児の内蔵は、消化・吸収力、排泄機能が未成熟なので、硬水を飲ませると内蔵への負担が増し、下痢のリスクが増す。また、離乳食作りの際にも軟水でお願いしたい。

具体的には、「エビアン」の硬度は304mg/l、ヴィッテルの硬度は307mg/l。
これらは、硬水のミネラルウオーターである。しかも、非常に強い硬水です。
ちなみに、ボルビックは、49.2mg/l、クリスタルガイザー 38.0mg/l。
南アルプス天然水は29.9mg/lであり、これらは軟水です。

今回、特に、大人は硬水でお願いします!(大人にとっては、悪いことばかりではありません。)
たとえば、妊婦さんや授乳婦さんは、胎児あるいは新生児・乳児のために積極的にカルシウムやマグネシウムを摂取する必要がありますが、この点について、硬水のほうが軟水よりも有利なので硬水摂取をお願いします。
便秘予防にも効果があります。

このように「ミネラルウオータ」の特性を考慮して、選択してください。
入手が非常に困難でやむを得ない場合は軟水としての「水道水」に頼らざるを得ず、
こういう事態になることを想定せず、なんらミネラルウオーター対策をしなかった政府は、一体、何なんだと。
(ちょうど、さきほど、ようやく増産指示が出された。)

あと、この件で、一番気にしていること。
その「ミネラルウオーター」からでも、おそらく、今後、放射性物質が検出される可能性があります。
さて、その時は、どうすれば良いか、日本政府および御用学者さんは、頭を捻っていただきたい。

2011-03-24 01:00:00 ihepの投稿

大震災と健康リスクと「霞ヶ関・永田町および御用学者の文学表現」

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「霞ヶ関・永田町」あるいは御用学者から発信される文学的表現について翻訳を試みる。

霞ヶ関で勤務経験を有したことがあり、現在、東京大学の先生の立場で。



 「ただちに、健康への被害はない。」→(前にも書いたが)急性期障害は無い。ただし、(外部あるいは内部被爆の)長期的なリスクについては「まだ、十分わからない。」というのが正しい。


 特に、(外部あるいは内部被爆の)長期的リスクについては、学術論文レベルで、まだ、決着はついていない。さらに、「医療被曝」についても、今まで考えられてきたよりも(かなり)低い放射線量でも発ガンリスクが看過できないことを示す論文が複数ある。ただ、だからといって、放射線診断・治療のベネフィットも考慮したら「ただちにやめろ」とも言い切れず・・・最適な条件設定は、まだ藪の中。



そもそも、どんな状態の人間か(現在の健康状態、病気を抱える患者か否か)によっても、違うし・・・。

「御用学者の専門家」が「安全」だと新聞紙上で「断言」しているが、前にも書いたように、それは言いすぎであろう。



「ただちに、健康への被害はないが、なるべく飲むな・食べるな。」→ ただちに、健康への被害はないが・・・将来的にどうなるかわからないし、もし、万一何か問題が起こったら「責任」をとれない(とりたくない)ので・・・なるべく飲むな・食べるな。・・・ということです。


風評被害がどうのこうのとまあ、社会心理学用語まで、出てくる昨今だが、

普通の健康人については、過度に心配しなくてもいいが、日本でこれからも生活していくなら、

「絶対安全」なものは無く、注意するに越したことはないという認識を確認することが大事かなと。


2011-03-23 20:34:15 ihepの投稿

原発事故:東京の浄水場から放射性ヨウ素検出 乳児の基準値2倍超 「飲用控えて」23区と5市 

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 東京都は23日、水道局の金町浄水場(葛飾区)から、放射性物質が乳児の暫定基準値の2倍を超える数値を測定したことを明らかにした。

 都によると、放射性ヨウ素を水道水1キロあたり210ベクレルを検出したといい、乳児に水道水の飲用を控えるよう要請した。乳児の水道水の摂取を控える地域は、東京23区、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市。厚生労働省が示した乳児の飲用を控える暫定規制値は1キロあたり100ベクレル。



コメント:


首都圏では、ペットボトルの買占めが、ひどい。


・・・では、基準値を書いておきますね。


●世界の基準値
WHO(世界保健機構)の基準・・・1ベクレル(Bq/L)
WHOの<緊急時>基準・・・10ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準・・・0.111ベクレル(Bq/L)

●日本の「暫定」基準値
子ども 100ベクレル(Bq/L)
大人 300ベクレル(Bq/L)


 これが、放射線に関する世界と日本の認識の格差の1つである。ご参考までに。

3月31日と4月1日に京都で開催予定されていた、「iPS細胞の国際シンポジュウム」は、残念ながら中止された。世界(欧米)の幹細胞研究の大御所らが、キャンセルしたからだと聞いている。

 冷静な科学者である(しかも幹細胞研究者)彼らも、そうせざるを得ない状況であるということである。

WHOも、日本への旅行は控えたほうがいいと言ってるしな。


まあ、これでも、安全だというのが「日本の専門家」のQuality(この件については、後ほど)。

2011-03-22 19:52:04 ihepの投稿

原発事故:海水に含有されてしまった放射性物質

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東京電力は22日、福島第一原子力発電所の放水口近くで採取した海水から、これを一般人が1年間飲んだ場合の安全基準の127倍に当たる放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
福島県によると、福島第一原発から南北に3・5キロ、東に1・5キロの海域では 漁業権が放棄され、漁は行われていない。その外側ではシラス、コウナゴ、カレイ、ヒラメなどが取れるが、地震発生以降は出漁していない。第一原発から半径30キロ圏内の海域は海上保安庁が船舶の立ち入りを規制しており、市場にこの海域の魚が出回ることはないという。


22日に行われた県災害対策本部会議で報告された。佐藤雄平知事は、海水から放射性物質が検出されたことについて、「正確な情報、判断を政府に迅速に出してもらいたい。それが風評を防ぐことになる」と述べた。
鹿野農相は22日の閣議後の記者会見で、「震災後、茨城以北では漁業が止まっている」と述べ、現在、市場に流通する魚介類には問題がないとの認識を示した。
 今後の対応については、「漁業を再開する段階で、都道府県と協力したい」と語り、水産物への影響調査や出荷の是非などの検討を、自治体と協力して進める方針を強調した。
(2011年3月22日18時42分 読売新聞)

コメント: 
 
 魚は海中を泳ぐし、海もまた「流れる」。
上記の報道記事に対するコメントを一言で言えというなら、そういうことである。

なお、もっと遠く、先まで測れば、某国が今まで勝手に廃棄してた放射性物質と、こんがらがるだろうな。。。

なお、最近の「専門家」のコメントに対する「1考察」は、次回にします。

2011-03-18 23:53:03 ihepの投稿

被災地でのインフルエンザ

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16年前の阪神・淡路大震災時には、避難所で600人がインフルエンザで死亡している。
特に被災地での放射線による長期的な健康リスクも見過ごせないが、
感染症による死亡をいかに抑えるかも非常に重要な問題である。
このままでは、16年前以上の被害が確実になるだろう。
被災者だけの問題にとどまらない可能性すらある。
一刻も早く、前の記事に書いたことが、実行されることを切に願う。

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