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こうした強硬姿勢を受けて尹錫金氏は自分が再生手続き管理人になることは辞退した。それでも側近幹部をこのポストに就ける意向だという。
世論の反発も意識したのか、尹錫金氏は記者会見やメディアとのインタビューで、「自分の経営判断の誤りがグループの経営危機を招いた」と謝罪した。疑惑についても否定したが、金融機関は納得していない。
金融機関の一部からは、「尹錫金氏が経営権を握り続けることは承服できない。何よりもグループは、傘下企業を次々に売却して解体されるだろう」という声も聞こえる。
伝説の百科事典セールスマンが創業した中堅財閥の行方は、今後、裁判所で債権者(金融機関、取引先)などと経営陣などとの間で激しいやり取りの末に決まるはずだ。
世界的な景気低迷、不動産下落、内需不振・・・「次の熊津はどこ?」
韓国の経済界では今、「次の熊津はどこなのか?」が話題になってきた。世界的な景気低迷と、国内の不動産価格の下落、内需不振で、サムスンや現代自動車などスーパー財閥を除く大企業、財閥の経営は急速に悪化している。
財閥ドット・コムの「財閥借入金調査」によると、30大財閥の借入金総額は、2009年末には772兆3000億ウォンだったが、2011年末には994兆2000億ウォンに急増した。
負債額が自己資本の2倍以上になった財閥が30のうち10に達したという。熊津グループよりもはるかに負債比率が高い財閥も出てきた。
12月19日の大統領選挙が三つ巴の混戦で進む中、国民や政界の関心は政治に集中しているが、一部財閥の経営はじわじわと悪化してきた。
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