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【化学物質 だけで・・・遺伝子が不要】<20★10年>!
米ハーバード大学の森口尚史研究員らはヒトの細胞に化学物質だけを入れてiPS細胞をつくることに成功した。
成果は2/23の東京都内で開いた国際シンポジュウムで発表。
研究チームはヒトの肝臓ガン細胞に、★ビタミンを元に合成した物質や、
癌細胞内の遺伝子の働きを抑える物質など化学物質★6種を添加した。
2日後にはガン細胞がほぼ正常な肝臓の細胞に戻り、さらに★化学物質を加えて培養すると4日後にはiPS細胞になった。その後、ガンン細胞に変化することは無かった。
iPS心筋移植、ハーバード大で…初の臨床応用 読売新聞 20★12年>10月11日(木)7時31分配信
あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、
重症の心不全患者に細胞移植する治療を
米ハーバード大学の★日本人研究者らが★6人の患者に実施したことが、10日わかった。
iPS細胞を利用した★世界初の臨床応用例で、最初の患者は退院し、約8か月たった現在も元気だという。
ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授がマウスでiPS細胞を作製してから★6年、夢の治療として世界がしのぎを削る臨床応用への動きが予想以上に早く進んでいる実態が浮き彫りになった。
iPS細胞を利用した心筋の細胞移植を行ったのは、 ハーバード大の★森口尚史(ひさし)客員講師ら。
森口講師は、肝臓がん治療や再生医療の研究をしており、東京大学客員研究員も務める。現地時間10、11日に米国で開かれる国際会議で発表するほか、科学誌ネイチャー・プロトコルズ電子版で近く手法を論文発表する。 最終更新:10月11日(木)7時31分
2010年 04月 01日
100401 日経産業 ハーバード大研究員森口尚史氏――iPS細胞でがん治療(先端人)
新薬開発へ逆転の発想
皮膚などに遺伝子などを導入し、受精卵のように様々な細胞に育つ能力を持たせた新型万能細胞(iPS細胞)。米ハーバード大学に研究拠点を構える森口尚史(45)は、iPS細胞の研究でがん治療法の開発に取り組む。がん細胞とiPS細胞は無限に増殖する点で似ている。がん細胞と正常細胞を決める違いを見極めようとしている。
人の肝臓から取り出した肝臓のがん細胞を化学物質で処理し、iPS細胞に生まれ変わらせることに成功したのがきっかけだった。化学物質はビタミンの構造を変えたものや、DNA(デオキシリボ核酸)の働きを調節する物質の合計6種類を使った。
森口は「がん細胞と正常細胞、iPS細胞の差は、細胞内で働く遺伝子の微妙なバランスにある」と気づく。
試験管の実験ではあるが、★化学物質だけで制御できたことは、新しいがん治療薬につながる。
実験は最初の2日間で、がん細胞の「Oct3/4」や「Sox」という遺伝子の働きを抑えていったん正常な細胞に戻した。続く4日間でiPS細胞に変えた。iPS細胞は万能性があった。
研究成果に世界の注目が集まる。4月下旬にカナダのウィスラーに世界の医学・バイオ研究者が集う「キーストンシンポジウム」に招待された。
異色の経歴の持ち主でもある。一度は先端医療技術の研究者を離れた。シンクタンクで先端技術のリスクを分析する立場になったものの、新薬候補が副作用などで実用化を阻まれる現状を何とかしたいとの思いが強まった。ヒトゲノム(全遺伝情報)が解読されてから10年がたつのに、画期的な医薬品開発につながっていない。
自分でも何かできないかと思い、再び研究者の立場に戻った。人とチンパンジーにしか感染しないとされるC型肝炎ウイルスの治療薬候補物質の研究に取りかかった。
iPS細胞に出会ったのはこのころだ。iPS細胞から肝臓を作り、治療薬候補を試そうと考えた。ただiPS細胞ががん化するリスクをなくさないと治療薬の評価研究には使えない。
それならば「がん細胞を初期化してみようと思った」。がん治療薬を開発するためのiPS細胞研究から、がん細胞を正常な細胞に戻す逆転の発想だった。
「正常なiPS細胞とがん化の分かれ目がつかめ、iPS細胞のがん化を避ける方法が分かる。がん治療法にもつながる」という。
研究は主に、研究員として在籍する米ハーバード大で実施。がん細胞を正常な細胞に戻す研究は今でこそ、米マサチューセッツ工科大学や大阪大学でも取り組み始めたが、当初は奇をてらったと思われた。「ハーバード大では極端な研究でも自由にやらせてくれる」と話す。研究成果は、ハーバード大の関連病院が米国と中国に特許を出願した。
一方、iPS細胞研究の業績などをもとに、4月からは東京大学病院のiPS細胞バンク研究室の主任研究員に着任。iPS細胞の効率的な保存方法などの研究に広げる。=敬称略
(吉野真由美)
主な業績
先端医療技術の評価研究に従事
米ハーバード大医学部のマサチューセッツ総合病院の研究員として、治りにくい慢性C型肝炎の治療法も研究テーマの1つ。インターフェロンやリバビリンを使った治療がなぜ効かないのかなどを解明している。かつて東京大学の知的財産権部門にも在籍。肝臓病や循環器の病気、がんに関する先端医療技術の評価研究に取り組んできた。
大学院修了後に一時、医療経済・政策研究のシンクタンク「医療経済研究機構」の調査部で先端医療技術のリスクと利点の評価研究に従事していた。
もりぐち・ひさし
1964年生まれ、奈良県出身。95年東京医科歯科大学大学院医学系研究科修了、98年米ハーバード大医学部客員研究員、2000年東大助教授、06年東大特任教授(システム生物医学)などを経て現職。
【化学物質 だけで・・・遺伝子が不要】<20★10年>!
米ハーバード大学の森口尚史研究員らはヒトの細胞に化学物質だけを入れてiPS細胞をつくることに成功した。
成果は2/23の東京都内で開いた国際シンポジュウムで発表。
研究チームはヒトの肝臓ガン細胞に、★ビタミンを元に合成した物質や、
癌細胞内の遺伝子の働きを抑える物質など化学物質★6種を添加した。
2日後にはガン細胞がほぼ正常な肝臓の細胞に戻り、さらに★化学物質を加えて培養すると4日後にはiPS細胞になった。その後、ガンン細胞に変化することは無かった。
iPS心筋移植、ハーバード大で…初の臨床応用 読売新聞 20★12年>10月11日(木)7時31分配信
あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、
重症の心不全患者に細胞移植する治療を
米ハーバード大学の★日本人研究者らが★6人の患者に実施したことが、10日わかった。
iPS細胞を利用した★世界初の臨床応用例で、最初の患者は退院し、約8か月たった現在も元気だという。
ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授がマウスでiPS細胞を作製してから★6年、夢の治療として世界がしのぎを削る臨床応用への動きが予想以上に早く進んでいる実態が浮き彫りになった。
iPS細胞を利用した心筋の細胞移植を行ったのは、 ハーバード大の★森口尚史(ひさし)客員講師ら。
森口講師は、肝臓がん治療や再生医療の研究をしており、東京大学客員研究員も務める。現地時間10、11日に米国で開かれる国際会議で発表するほか、科学誌ネイチャー・プロトコルズ電子版で近く手法を論文発表する。 最終更新:10月11日(木)7時31分
2010年 04月 01日
100401 日経産業 ハーバード大研究員森口尚史氏――iPS細胞でがん治療(先端人)
新薬開発へ逆転の発想
皮膚などに遺伝子などを導入し、受精卵のように様々な細胞に育つ能力を持たせた新型万能細胞(iPS細胞)。米ハーバード大学に研究拠点を構える森口尚史(45)は、iPS細胞の研究でがん治療法の開発に取り組む。がん細胞とiPS細胞は無限に増殖する点で似ている。がん細胞と正常細胞を決める違いを見極めようとしている。
人の肝臓から取り出した肝臓のがん細胞を化学物質で処理し、iPS細胞に生まれ変わらせることに成功したのがきっかけだった。化学物質はビタミンの構造を変えたものや、DNA(デオキシリボ核酸)の働きを調節する物質の合計6種類を使った。
森口は「がん細胞と正常細胞、iPS細胞の差は、細胞内で働く遺伝子の微妙なバランスにある」と気づく。
試験管の実験ではあるが、★化学物質だけで制御できたことは、新しいがん治療薬につながる。
実験は最初の2日間で、がん細胞の「Oct3/4」や「Sox」という遺伝子の働きを抑えていったん正常な細胞に戻した。続く4日間でiPS細胞に変えた。iPS細胞は万能性があった。
研究成果に世界の注目が集まる。4月下旬にカナダのウィスラーに世界の医学・バイオ研究者が集う「キーストンシンポジウム」に招待された。
異色の経歴の持ち主でもある。一度は先端医療技術の研究者を離れた。シンクタンクで先端技術のリスクを分析する立場になったものの、新薬候補が副作用などで実用化を阻まれる現状を何とかしたいとの思いが強まった。ヒトゲノム(全遺伝情報)が解読されてから10年がたつのに、画期的な医薬品開発につながっていない。
自分でも何かできないかと思い、再び研究者の立場に戻った。人とチンパンジーにしか感染しないとされるC型肝炎ウイルスの治療薬候補物質の研究に取りかかった。
iPS細胞に出会ったのはこのころだ。iPS細胞から肝臓を作り、治療薬候補を試そうと考えた。ただiPS細胞ががん化するリスクをなくさないと治療薬の評価研究には使えない。
それならば「がん細胞を初期化してみようと思った」。がん治療薬を開発するためのiPS細胞研究から、がん細胞を正常な細胞に戻す逆転の発想だった。
「正常なiPS細胞とがん化の分かれ目がつかめ、iPS細胞のがん化を避ける方法が分かる。がん治療法にもつながる」という。
研究は主に、研究員として在籍する米ハーバード大で実施。がん細胞を正常な細胞に戻す研究は今でこそ、米マサチューセッツ工科大学や大阪大学でも取り組み始めたが、当初は奇をてらったと思われた。「ハーバード大では極端な研究でも自由にやらせてくれる」と話す。研究成果は、ハーバード大の関連病院が米国と中国に特許を出願した。
一方、iPS細胞研究の業績などをもとに、4月からは東京大学病院のiPS細胞バンク研究室の主任研究員に着任。iPS細胞の効率的な保存方法などの研究に広げる。=敬称略
(吉野真由美)
主な業績
先端医療技術の評価研究に従事
米ハーバード大医学部のマサチューセッツ総合病院の研究員として、治りにくい慢性C型肝炎の治療法も研究テーマの1つ。インターフェロンやリバビリンを使った治療がなぜ効かないのかなどを解明している。かつて東京大学の知的財産権部門にも在籍。肝臓病や循環器の病気、がんに関する先端医療技術の評価研究に取り組んできた。
大学院修了後に一時、医療経済・政策研究のシンクタンク「医療経済研究機構」の調査部で先端医療技術のリスクと利点の評価研究に従事していた。
もりぐち・ひさし
1964年生まれ、奈良県出身。95年東京医科歯科大学大学院医学系研究科修了、98年米ハーバード大医学部客員研究員、2000年東大助教授、06年東大特任教授(システム生物医学)などを経て現職。