企画特集
-
映画「007」のスパイツールの変革
007シリーズ生誕50周年を記念して
今見ると懐かしい歴代秘密兵器を振り返る -
災害復旧対策としてのクラウド
DR対策向けのリージョン選択機能や
仮想プライベートネットワーク環境を実現 -
仮想化したのに増える苦悩。。。
仮想化”あるある”減らない「困った」
管理者を苦悩から解放するストレージ仮想化 -
なし崩し的、無許可デバイスの危機
もう「知らない」では済まされない
危険なBYODになっていませんか? -
目指したのは究極のストレスフリー
カシオHIGH SPEED EXILIM
最新フラッグシップZR-300開発秘話 -
これまでの常識は通用しない!
情報爆発時代-加速度的に増加するデータ量
いま必要なストレージの姿を資料で紹介 -
よくあるクラウド3つのニーズ
古いサーバから移行したい。低コスト利用。
いざというときの環境整備したい。 -
事例で読む、分り易いバックアップ
【仮想事例1】拠点の集約的なバックアップ
【仮想事例2】既存のIT資産の活用 -
日立のクラウドバックアップとは?
「運用」「コスト」「システム移行」
クラウドにバックアップするときの3つの壁 -
音なく忍び寄るシャドーITの恐怖
スマートデバイスの活用領域が広がるなか
モバイルセキュリティをどう考えるか?
注目コンテンツ
- マイクロソフト、「Windows Server 2012」をリリース
- 「iPhone 4」利用者の7割強が「iPhone 5」を購入を検討--米情報サイトが調査
- アップル、国内でも9月13日にイベント開催--報道関係者に招待状
- 「宣伝か自腹での帰国かを迫られた」--サムスン、IFAに招待のブロガーとトラブルか
- ジョジョスマホ開封の儀ィィイイ!!--こだわりデザインを写真でチェック
- 開発者はソフトウェアの欠陥に法的責任を負うべきか?
- 日産自動車“にっちゃん”の取り組み--SNSを顧客との接点に
- ソニー、タブレットを「Xperia」ブランドに変更--厚さ8.8mm、約570gで防滴仕様
- アップル、サムスン製「GALAXY S3」などの販売差し止めも要求
- アップル対サムスンの特許訴訟、なぜ東京地裁ではサムスンが勝訴したのか
- アップルの請求を棄却、サムスンの特許侵害を認めず--東京地裁が判決
- Android陣営全体から見たアップル対サムスン裁判--陪審評決が与える影響
- 写真で見る「VAIO Duo 11」--そのハイブリッドな設計と「Windows 8」
本日の主要記事
Kindleが抱える3つの不安 - (page 2)
不安その1 日本向けに販売されるのはどの機種?
第一の不安は「どの機種が日本向けに販売されるのか」という点。Kindleの現時点でのラインアップは前ページ表1のとおり。このうち、どれが日本市場向けに提供されるのかが気になる。
想定されるシナリオは2つある。1つはこれまでにKindleのサービスが展開された、英・仏・独・伊と同様に、米国市場で提供されているのと同じ機種が販売される、という可能性。もう1つは、日本語という(欧米諸国に比べれば)特殊な言語を扱う必要上、販売する機種を絞ってくる、という可能性だ。
全機種を投入するならばいいが、絞ってくる場合は「どれに絞るのか」が課題となる。書籍の市場というのは各国の文化を反映して国によってそれぞれに特色を持つが、日本の場合、他国との違いが特に際立っている。コミックの存在だ。
日本で刊行される出版物(書籍+雑誌)のうち、販売額で21.6%、部数では35.8%がコミックである(「2012年出版指標年報」)。 そのコミックを快適に読む端末としては、電子ペーパーのKindle端末はどれもやや力不足に思える。電子ペーパーはこの数年間少しずつ進化してきたが、それでも画像からなるページを、テンポよくめくって読むコミックの読書に適しているとまでは言えない。この点は液晶ディスプレイのKindle Fireに分がある。
課題はディスプレイだけではない。Kindleの他の電子書籍サービスと比べた特徴として、「エンド・トゥー・エンド・サービス」志向であることが挙げられる。
これは自らのサービスを、個々の機能の組み合わせではなく、できる限り1つにまとめて提供しようとするポリシーを指す。たとえば、電子書籍を買うときに、IDはAという事業者、課金はBという事業者、ビューワはCという事業者、コンテンツはDという事業者から提供を受けなければ買えないとしたら、それは利用者にとって煩雑に過ぎるだろう。
PCの時代には、このようなコンテンツや利用の仕方が一般的だったが、PCと比べて入力や操作に制限のあるモバイルデバイスにおいては、複雑な入力や設定が必要なサービスは利用者に支持されない。そのためモバイルサービスおよび端末の提供事業者(プラットフォーマー)は、登録や認証、設定などをなるべく簡単にするため、これらをまとめて、一貫した形で(エンド・トゥー・エンドで)提供するようになる。
エンド・トゥー・エンド・サービスは、これまで個々の機能を提供していた事業者から見ればプラットフォーマーが外部のプレイヤーを排除したクローズドなシステムを作ろうとしているように見えるし、コンテンツやサービスのサプライチェーンの上流や下流に土足で踏み入ろうとしているように見える。だが、プラットフォーマーによる統一的なサービス体験の提供が、利用者の利益にもなっていることも否定できない。
ともあれ、AmazonのKindleは「書籍のiPod」を目指したと言われる通り、AppleのiOSエコシステムと同様、この意味で極めてクローズドなシステムになっている。
その一つの表れが外部ストレージだ。「Kindle」シリーズは初代を除いて、外部ストレージに対応していない。一方、KoboのKobo TouchやSony ReaderはmicroSDスロットが用意されており、DRM(著作権管理)の施されていないファイルを自由に出し入れしたりすることもできる。
Kindleはユーザー体験をAmazonの厳密なコントロールのもとに置くため、外部の事業者のコンテンツやサービスが、基本的に介在できない仕組みになっているのだ。
FictionWiseなど、Kindleのドキュメントメール送信機能を使ってKindleエコシステムの外からKindle端末を利用するサービスもあるが、ごく一部である。
外部メモリカードが使えないことが足かせに?
ともあれ、Kindleは外部メモリカードが使えない。このことが、日本市場では大きな足かせとなる可能性がある。コミックのコンテンツファイルは、文字のものと比べるとデータ量が膨大だからだ。
ソニーの資料によると、2GBの内部ストレージを備える「Reader(PRS-T2)」には、文字ものの書籍だと最大約1300冊保存できるが、コミックだと約33冊しか入らないという。
電子ペーパー版Kindleの内蔵ストレージは、Readerと同じく2GBだ。ということは、記憶できる書籍も同程度だと推察できる。外部ストレージに対応しているReaderやKobo Touchなら、足りなければmicroSDカードを差せばいい。だが、Kindleではそうはいかない。「書棚を持ち歩ける」ことが売りである電子書籍端末で、30冊そこそこというのは十分な容量とは言えない。
トピック
関連ホワイトペーパー (ZDNet Japan)
-
【EC編】クラウド活用ソリューション(ECサイト構築/運用・在庫管理)
資料提供:ニフティ株式会社 2012年07月03日
-
企業のコアビジネスを伸ばす新世代システム基盤が登場--顧客や市場からバックエンドまで情報を直結
資料提供:株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート 2012年09月26日
-
インターネットの基盤技術に関する最新の技術動向やセキュリティ情報
資料提供:株式会社インターネットイニシアティブ 2012年07月05日
-
回答者の約8割「電子書籍の価格は50%以下が妥当」、無料リーダーには期待感--調査結果
資料提供:株式会社ジャストシステム 2012年07月18日
-
2012年上半期 セキュリティー脅威動向 最新版レポート --IBMが全世界で観測--
資料提供:日本アイ・ビー・エム株式会社(セキュリティー・サービス) 2012年09月27日
デジタル製品主要記事
ロジクール、ユニークな円形デザインを採用した2.1chスピーカ
A4サイズに収まる小さな「DIGA」登場--でか文字表示で見やすく
JVC、独自の画素ずらし技術を進化させた4K&3Dプロジェクタ
PS Vita、ソニーの電子書籍「Reader Store」に対応
ヤマハ、乾電池駆動できる八角形のポータブルスピーカ
ヤマハ、快適な目覚めをサポートするインテリアアラーム付きiPodドックコンポ
特集 by 楽天市場