藤沢棲息記

　藤沢市政への信頼を揺るがせている一連の善行土地疑惑に関して。

　先月配布されてきた「ふじさわ市議会だより」に、善行地区の地域経営会議がすでに４月に現地を視察していること、市との意見交換で地域経営会議から当該用地の必要性を推す意見が出されたこと、さらに会議内に部会まで設けられているといった記述があります。

　藤沢市土地開発公社による土地購入は、善行地区自治会連合会からの市への市民農園設置についての陳情によって行われているとされているわけで、購入の是非を別とすればさっさと市民農園へとするべき話。
　それを一旦用途をあいまいにして１億円超を投じて購入し、その利用法検討を地域経営会議へ一任してしまうとは、市はずいぶんと無責任なことをするものだと呆れる一方で、無茶振りされた地域経営会議も随分と荷の重いものだと同情を禁じえません。

　何しろ、善行地区自治会連合会と善行地区の地域経営会議はまったく別々の組織。
　両者の間で何らかの協議や要望、申し送りがされているのかどうか訊いてみたい気もします。

　また、市議会では疑惑の解明のための百条委員会設置に関して意見が拮抗している現状。
　この用地に対しては市民からも厳しい疑問の視線が向けられており、公募も交えて公平にメンバーが任命されているであろう地域経営会議の性質から考えれば、もちろん会議内でも「ふじさわ市議会だより」に記されているような肯定的な意見だけでなく、この土地活用について検討を行うことや用地そのものについて、当然意見が割れていると考えるのが妥当なところです。
　そのあたり、地域経営会議内でメンバーからどういった意見が出されているか。また、そもそも地域経営会議での取り組みは「ふじさわ市議会だより」に書かれている通りなのかなども、是非確認してみたいところですね。

　で、8月17日（火）19時から、善行市民センターで善行地区集会が開かれるとのこと。

　一連の各地区の地区集会は市当局ではなく、地域経営会議によって主体的に開催されますから、大変注目されているこの件についても、地域経営会議からの説明や地区住民による質疑は当然あることでしょうね。

　結局、物議を醸している藤沢市による用地購入の問題について、実施責任を負わないボランティア組織である地域経営会議へ市民が疑惑追及の矛先を向けざるを得ない構図。
　前山本市政下から醸成されてきた『市民を以って市民を制す』の思う壺にハメられているようで、結局のところ、その在り方について疑義の多い地域経営会議や地域戦略100人委員会といった組織構築など、海老根市政の市民経営（笑）の矛盾を、改めて感じる次第です。

　そんなわけで、善行地区の善良な市民のみなさん、明日はよろしく。（善良亭のミムラーメンやスタミナラーメンをもう一度食べたいなぁ。）

いくら拾っても追いつかないじゃないか。
喫煙者の頭の中はどうなってるんだ。

　江の島～大島航路。
　市長選挙時のマニフェストに盛られていたことに伴って藤沢市が実施した昨年度のチャーター便が大好評とかで、今年度は東海汽船による年３回の自主運行が実現したわけですが。

東海汽船（株）による「江の島・大島航路」の自主運航について（藤沢市）

　今、９月に運行する回の参加者を募っているようですが、丸１ヶ月、募集が続けられているようです。
　昨年は確か、即日完売のような人気だったと記憶していますが、熱しやすくて冷めやすい国民性なのか、PRが足りないのか・・・

【9/28・29発限定】大人気！！江ノ島～約１時間で伊豆大島へ★日帰り３コース共通１４，８００円！！（東海汽船）

　藤沢市観光協会のサイトにもずっと前から掲げられていて気になっているのですが。

　良いとか悪いとかの話じゃなくて、情報として。

（先日の記事の追記で）



　台風４号。藤沢市での影響は雨が若干降る程度でしたが、海水浴場に盛られている砂浜は部分的に流失してしまったようです。

　ところで、昨年は大型の台風により、こんな影響が見られました。


当該記事 台風去って（2009-10-08）

　APECや青少年対策云々の話は今回はしませんが、8月開催のマイアミビーチショー江の島花火大会を中止した代わりに、新たに11月27日（土）に開かれる「藤沢市花火大会」。
　主な観覧場所の砂浜が上のような状態になってしまったら厄介ですね。

　街灯の無い砂浜があんな状態になってしまったら、足元が結構危険ではないかと思います。
　花火大会を冬に開催することによって、新たに考慮しなければならない問題。当局は想定しているんでしょうかね。

　某市の海水浴場のいつもの光景。

　まあ、海水浴場禁煙なんてね。
　ポーズ程度のもの。

　別に行政の話ではありませんよ。

廃品を勝手に回収し高額請求、業者を取引停止　消費者庁（朝日新聞・2010-08-05）

　軽トラックで住宅地を巡る有料の廃品回収で、頼まれていない物品まで勝手に回収して高額な代金を請求したなどとして、消費者庁は５日、廃品回収業者「グローバルマネジメント」（本社・神奈川県藤沢市、野田洋平代表）に特定商取引法違反（威迫困惑など）で６カ月の取引停止を命じた。「先積み」と称した強引な手法をマニュアル化していたという。

　以前結構頻繁に巡回していた、無料の廃品回収車。
　あれが無料だなんていうのは実は大嘘だったり、空き巣の下見が目的で個人宅へ上がりこんでいたことなど、市民の間ではてっきり常識だと思っていたんですが、相変わらずお人好しの国民性。被害が絶えなかったようですね。

　ウェブサイトを探すと、横浜市戸塚区の事業所が検出されるんですが、すると単に藤沢は容疑者の一時的な住まいなんでしょうか？
　藤沢ではあまり聞いたことのない会社名ですし。

　（追記）
　どうやら、実質のオーナーは横浜の別の人物で、数年前にもボッタクリ竿竹屋を経営してて家宅捜索を受けてるみたい。

会社案内（※キャッシュ）

株式会社 グローバルマネジメント
〒245-0067
神奈川県横浜市戸塚区深谷町893-2

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　一連の不明高齢者の問題。
　人の縁が疎遠になっているのはもちろん問題ですが、やはり年金類を家族が黙って受け取っていることが問題。ある意味、詐欺事件だと思います。

不明１００歳以上　安否確認…ばらつく対応 神奈川（東京新聞・2010-08-05）

　県高齢福祉課が、県内三十三の全市町村に問い合わせ、回答をまとめた。○九年度の最高齢者調査で、「本人と直接面会」「家族と面会」「家族と電話」－と、国の指針に沿った形で本人の安否を確認したと回答したのは、相模原、厚木両市や二宮町などの十六市町。

　藤沢市と中井、愛川両町は、住民票や住民基本台帳での確認と回答。

　藤沢市は国の指針に沿っていなかった。大丈夫か？

　一方、同課はこの問題を受け、清川村を除く三十二市町の百歳以上で○九年度時点での最高齢上位五人について、安否を調査。該当した二百三十八人のうち八十四人が死亡、介護保険サービスや医療給付を利用した記録などで、百五十二人の生存を確認した。

　さらっと書かれていますが、238人中84人が死亡って・・・。
　65％しか居なかったって、どういうことなんだか・・・。

　日本人の平均寿命が大きく書き替わるのは間違いないでしょうね。

　何度か書いたように、マイアミビーチショー2010江の島花火大会は、APEC準備に伴う県警の手薄と、少年非行防止のために開催中止に。
　冬に日を移して開催されることになっています。

　間違ったことをお伝えしてもいけないので、大本営のソースを。

いつでもおいでよ！藤沢市・湘南江の島【藤沢観光】

毎年8月第一火曜日に開催していました「江の島花火大会」は、「藤沢市花火大会」として 今年度は１１月２７日（土）に開催します。

　代わって、もともとこの時期の週末に行われていた小規模の江の島納涼花火（「大会」では無い）を、本来の江の島花火大会の本日3日に行うことになっています。

　従来の5000発から、1200発に。
　5000発ですら、県内で人気の他の大会に比べれば大きな規模ではないので、1200発なんてあっという間でしょう。

　しかし一方で、今回の開催中止がほとんどドタキャンと言っても良いタイミングだったためか、レジャー雑誌などには通常の花火大会と同等の紙面を割いて紹介されていたり、ここへ来て開催を煽るような記事がタウン誌に掲載されたり。
　火消しに徹していた標記サイトでも、ここへ来て本日の花火打ち上げをPRする方針に転じ始めています。

　一番心配していること。
　警備体制の問題が中止の建前だったわけですから、勘違いした観客が大勢押しかけたら、かなり深刻な事態に陥るのではないでしょうか。
　もちろん、期待して訪れた人の失望を買うことも気がかりではあります。かえって青少年の欲求不満を煽ることになり兼ねないのでは・・・

　例によって悪質な海の家によって不法占用のうえ販売される浜辺の観客席。
　勘違いして数千円・数万円出して、花火はあっという間に終わっちゃった、なんていう気の毒な事象も起こるでしょうね。まあ、花火大会ではありませんので、誤解のないように。

　コンビニ店内にも、すでに商品在庫が詰まれています。
　思惑外れとなるか、うれしい悲鳴となるか、まったく見当がつきません。

　繰り返すようですが、本日3日の花火大会は「中止」ですよ！
　今日開催するのは「大会」ではありませんからね！

　絵に描いた餅。



　見回せば、タバコの吸殻は無限に見つかります。

　花火とか。



　酒のびんとか。



　うまい棒とか。



　その場所だけでも掃除してから商売始めれば良いのに、誰が座りたいと思う？ｗｗｗ



　日本人って、こんなにタバコの吸殻やゴミを撒き散らす国民性でしたっけ？
　毎日拾い集めても全く追いつきませんよｗ

　ここ最近流れているサイクルシェアリングの話。

ドーコン、ペダル、ドコモが藤沢市におけるサイクルシェアリング事業での提携に合意（朝日新聞・2010-07-26）

　Twitterでも意見を見かけるのだけど、自転車後進都市の藤沢市でいきなりサイクルシェアリングとは、明らかに飛躍し過ぎです。

　必要な人にとっては十二分に痛感している問題。藤沢市は駅周辺の駐輪場が圧倒的に不足しています。
　契約駐輪場は空き待ちの人が大勢控えていて、代わりに一時貸し駐輪場も朝の通勤通学客で満車になってしまいます。
　この記事で話が出ている、サイクルシェアリングなんかによる不定期の自転車利用者なんて、駐輪をする余地はほとんどありません。

　藤沢市でも気休め程度の駐輪場や、民間自転車駐車場等への助成制度はあるものの、もっぱら放置自転車の一掃に注力されています。
　自転車は邪魔者というスタンスです。

藤沢市｜放置自転車対策

「放置自転車等のない街ふじさわ」をめざして

　自転車等の道路上への放置は歩行者や車両の通行の障害となり、交通事故の原因となったり、非常時の緊急活動に支障をきたすなど、大きな社会問題となっています。

　例の市長マニフェスト（笑）を見ても、出て来るのは土木業者だけが喜びそうな郊外道路の「自転車走行環境整備」程度。
　自転車の走行でまず不便なのは駅前広場付近ぐらいなもので、停める場所がないことこそが大問題なのに、そういう視点は微塵も見受けられません。

　だというのに、いきなりサイクルシェアリングとは、利用者の視点が欠けていると云わざるを得ません。
　停める場所が無いんじゃあ、自転車に乗ってどこへ行くんですか。ただのダイエットですか。
　まずは、他の自治体並に自転車を市民生活に欠かせない環境指向の交通インフラと位置づけ、利用促進を積極的に取り組むべきです。まずはそれからです。

　っていうか、確か去年ぐらいに片瀬漁港を拠点に行われていたサイクルレンタル社会実験の実施成果の方はいったいどうだったんでしょう・・・

　まあ、社会や民間のトレンドの変化に、市の施策がまったく追い付いていないっていうのが実際のところかな。