津波対策の独自強化 [藤沢の政治・市政]
統一地方選挙が行われていることや、来年の市長改選とは関係無いと思いますが、妙に素早い対応です。
計画やハザードマップのもとになっている県の予想がそもそも甘いため、他市町とともに県へ見直しを求めたばかりですが、どうせ県は(略)なので、藤沢市独自で対処してしまおうという今回の方針。大変評価できますね。
逆に、藤沢市がこうして動いてしまうと、他市町の取り組みが地元住民にとって遅く見えてしまうので、足並みを乱したように受け取られないか、余計な心配をしてしまいますが・・・
もう藤沢市はやると言っているのだから、津波や防災対策は、17日から始まる市議選の選挙公約には使えませんね。(笑)
【関連】
津波想定は妥当か(2011-03-28)
独自に津波対策など防災計画強化へ、6月にも補正予算に財源計上/藤沢市(カナロコ・2011-04-14)
藤沢市は独自に津波対策などの防災計画を緊急強化する。東日本大震災での想定外とされる大津波の発生を受け、計画の基礎となる想定値が大幅に見直されるのに先駆け、津波対策などの拡充に乗り出す。市町村レベルで独自に津波対策を強化するのは県内自治体では珍しいという。早ければ6月にも補正予算に財源を計上したい考えだ。
計画やハザードマップのもとになっている県の予想がそもそも甘いため、他市町とともに県へ見直しを求めたばかりですが、どうせ県は(略)なので、藤沢市独自で対処してしまおうという今回の方針。大変評価できますね。
逆に、藤沢市がこうして動いてしまうと、他市町の取り組みが地元住民にとって遅く見えてしまうので、足並みを乱したように受け取られないか、余計な心配をしてしまいますが・・・
もう藤沢市はやると言っているのだから、津波や防災対策は、17日から始まる市議選の選挙公約には使えませんね。(笑)
【関連】
津波想定は妥当か(2011-03-28)
争点・結果 [雑感]
きょうは統一地方選挙その一。
各地で知事選や市長選、議会議員選挙の投票日になっていますが。
候補者名や候補者・政党の良い悪いを書いたりすると公選法違反なので書きませんが。
最大の争点は原発ですか。
脱原発!自然エネルギーに転換!
ほとんどはそんな感じですね。
原発に絞ってアンケート調査をした一覧サイトもあるほどで。
そんな簡単なことではないと思うのですが。
太陽光発電の効率、設置場所、蓄電の実用性。風力なども然り。需要の多くを担う火力発電のCO2の問題など。
高速道路を無料化します!
税金を安くします!
で、どうやって?
で、どうなる?
しかも原発をどうするかなんて、地方の話じゃないし。
選挙の度に日本を変えたつもりでも、毎回こんなのの繰り返しで国も有権者も変わらない。
まず変わるべきは国じゃなくて国民だったりして。
注)原発自体の善し悪しの話ではありませんよ。
<追記 2010-04-11>
選挙の結果が出揃いましたね。
結局のところ、マスコミでは「民主党敗北・地域政党躍進」というまとめ方のようですが、神奈川をはじめそれぞれの地域には必ずしも当てはまらないようにも思いますね。
ネット上では散々騒がれていた原発問題も、選挙結果にはほとんど影響しなかった感じが。
混沌とした国政を背景に、既成政党が嫌われた側面はあるように感じますが、やはり自粛ムードの選挙戦もあって、「誰に投票して良いのやら」というのも多くあったかもしれません。
神奈川県知事選は、自民・公明・民主相乗りの元フジテレビ黒岩氏の圧勝。
より広い県民の信頼を受けるために、「マグネット神奈川」やらという意味不明なキャッチフレーズを、いかにわかりやすい県政政策に翻訳するかが求められると思いますが、あんなに軽い調子で「脱原発」だなんて唱え上げて、太陽光発電でどの程度の電力を代替するつもりなのか、費用も含めた現実性をきちんと示してほしいものです。
露木氏は残念でしたね。
全国的に躍進したみんなの党推薦や、既成政党批判の流れを全く生かせていないし。
そもそもプロフィールすら載っていない選挙公報が弱弱しい泡末候補並の仕上がりで、選挙に勝つためのブレーンを欠いていたのかなと思います。
知名度のある候補者が毎回しのぎを削る東京都知事選挙に対して、神奈川県民は提示されるものが少なくて不幸なこと。もちろん、神奈川県民自身が関心を寄せるもの東京都知事選だったりしますが・・・
で、藤沢市議会選挙も行われる統一地方選挙後半戦。
こんな調子では頭が痛いです。(笑)
各地で知事選や市長選、議会議員選挙の投票日になっていますが。
候補者名や候補者・政党の良い悪いを書いたりすると公選法違反なので書きませんが。
最大の争点は原発ですか。
脱原発!自然エネルギーに転換!
ほとんどはそんな感じですね。
原発に絞ってアンケート調査をした一覧サイトもあるほどで。
そんな簡単なことではないと思うのですが。
太陽光発電の効率、設置場所、蓄電の実用性。風力なども然り。需要の多くを担う火力発電のCO2の問題など。
高速道路を無料化します!
税金を安くします!
で、どうやって?
で、どうなる?
しかも原発をどうするかなんて、地方の話じゃないし。
選挙の度に日本を変えたつもりでも、毎回こんなのの繰り返しで国も有権者も変わらない。
まず変わるべきは国じゃなくて国民だったりして。
注)原発自体の善し悪しの話ではありませんよ。
<追記 2010-04-11>
選挙の結果が出揃いましたね。
結局のところ、マスコミでは「民主党敗北・地域政党躍進」というまとめ方のようですが、神奈川をはじめそれぞれの地域には必ずしも当てはまらないようにも思いますね。
ネット上では散々騒がれていた原発問題も、選挙結果にはほとんど影響しなかった感じが。
混沌とした国政を背景に、既成政党が嫌われた側面はあるように感じますが、やはり自粛ムードの選挙戦もあって、「誰に投票して良いのやら」というのも多くあったかもしれません。
神奈川県知事選は、自民・公明・民主相乗りの元フジテレビ黒岩氏の圧勝。
より広い県民の信頼を受けるために、「マグネット神奈川」やらという意味不明なキャッチフレーズを、いかにわかりやすい県政政策に翻訳するかが求められると思いますが、あんなに軽い調子で「脱原発」だなんて唱え上げて、太陽光発電でどの程度の電力を代替するつもりなのか、費用も含めた現実性をきちんと示してほしいものです。
露木氏は残念でしたね。
全国的に躍進したみんなの党推薦や、既成政党批判の流れを全く生かせていないし。
そもそもプロフィールすら載っていない選挙公報が弱弱しい泡末候補並の仕上がりで、選挙に勝つためのブレーンを欠いていたのかなと思います。
知名度のある候補者が毎回しのぎを削る東京都知事選挙に対して、神奈川県民は提示されるものが少なくて不幸なこと。もちろん、神奈川県民自身が関心を寄せるもの東京都知事選だったりしますが・・・
で、藤沢市議会選挙も行われる統一地方選挙後半戦。
こんな調子では頭が痛いです。(笑)
統一地方選前半 [藤沢の政治・市政]
3月10日(日)は統一地方選の第一幕、神奈川県知事選挙と神奈川県議会議員選挙がありますね。
よく、「選挙へ行こう」と言われますが、ただ行くだけでは仕方ないし、「投票しよう」というのが正しいと思います。
誰に投票したら良いか分からないのが問題なのだろうと思います。
しかし、ここのようなネット上に、誰に投票するのが良いとかダメだとか、あるいは氏名を書くことすらも、公選法に触れる可能性があるようです。
記事があるので貼っておきます。
そう。注目の激戦区なんです。誰に投票するか、選び甲斐があるってもんです。
ちなみに、白票を投じるなんていうのも、投票棄権と共に良くない行為ですよ。
「誰も選ばない」という意味には決してならず、自動的に得票1位の候補者へ投票したのと同じ意味になります。それがどんな候補者であってもです。
すごーく迷うと思いますが、皆さんそれぞれの尺度で選んで、必ず投票しましょうね。
よく、「選挙へ行こう」と言われますが、ただ行くだけでは仕方ないし、「投票しよう」というのが正しいと思います。
誰に投票したら良いか分からないのが問題なのだろうと思います。
しかし、ここのようなネット上に、誰に投票するのが良いとかダメだとか、あるいは氏名を書くことすらも、公選法に触れる可能性があるようです。
記事があるので貼っておきます。
統一地方選:定数5に9人立候補、県内有数の激戦区/藤沢市(カナロコ・2011-04-07)
そう。注目の激戦区なんです。誰に投票するか、選び甲斐があるってもんです。
ちなみに、白票を投じるなんていうのも、投票棄権と共に良くない行為ですよ。
「誰も選ばない」という意味には決してならず、自動的に得票1位の候補者へ投票したのと同じ意味になります。それがどんな候補者であってもです。
すごーく迷うと思いますが、皆さんそれぞれの尺度で選んで、必ず投票しましょうね。
災害復興支援2例+1 [藤沢の政治・市政]
鎌倉建築組合の17名の皆さんが、資材を携えて家屋修復のために乗り込むんだとか。
物やお金の支援は結構ありますが、民間のプロフェッショナルな方の現地入りって凄いですね。
記事が今のところ一つしか見つけられませんが、本当に頑張って来てほしいです。
ちょwww
市長が行くこと無いと思うんですが。
今すぐにでも行って何か役立ちたいっていう、有為な市民の人は他にいるはず。
まあ、頑張って来て欲しいですw
併せて気になったんですが、同時に市民から集まった3800万円弱だかの義援金も一緒に届けるという話。
こうして併記されているので、日本赤十字社へ預けられるとばかり思っていましたが、直接いったい誰に届けるんですかっていう・・・
まあ、日本赤十字社に集まった義援金が分配できないでいる話もありますから、途中をすっ飛ばして直接持ち込むのも悪い話では無いのかもしれませんが、それはそれとして、集めたお金をどこにどういう風に託すのか、事前にきちんと説明しておく義務はあるように感じますね。
鎌倉建築組合員が被災地活動であす出発 tvkニュース[2011年04月06日(水)]
物やお金の支援は結構ありますが、民間のプロフェッショナルな方の現地入りって凄いですね。
記事が今のところ一つしか見つけられませんが、本当に頑張って来てほしいです。
明後日、岩手県大船渡市、陸前高田市に生野菜、キュウリ、トマト各1,5tバナナ70箱、オレンジ50箱や自転車130台等の救援物資と行って参ります。
ちょwww
市長が行くこと無いと思うんですが。
今すぐにでも行って何か役立ちたいっていう、有為な市民の人は他にいるはず。
まあ、頑張って来て欲しいですw
併せて気になったんですが、同時に市民から集まった3800万円弱だかの義援金も一緒に届けるという話。
藤沢市|地震被害への義援金の受付について
◆東北地方太平洋沖地震義援金募金箱の設置
【日本赤十字社へ振込する場合】
◆藤沢市職員による募金活動の実施
こうして併記されているので、日本赤十字社へ預けられるとばかり思っていましたが、直接いったい誰に届けるんですかっていう・・・
まあ、日本赤十字社に集まった義援金が分配できないでいる話もありますから、途中をすっ飛ばして直接持ち込むのも悪い話では無いのかもしれませんが、それはそれとして、集めたお金をどこにどういう風に託すのか、事前にきちんと説明しておく義務はあるように感じますね。
その後 [藤沢の政治・市政]
3月11日午後の震災直後、電縁都市ェ・・・(2011-03-12)で藤沢市における防災情報発信レベルの低さを糾していたところですが、その後色々な方面からも指摘があったのか、相応の改善をみることになりました。
地震関連の情報が分かりやすいところに表示されたのは適切です。また、その先に出来たページ
煩雑なメニュー構成にすることなく、少ないクリックで欲しい情報が得られるのは素晴らしいですね。また、計画停電の情報も、わりと迅速に掲載されるようになりました。(電力需給バランスに余裕が出来て、計画停電が行われなくなってからのことなのが勿体無いですがw)
一方、予告されていたTwitterのアカウントも立ち上がりました。
他市の事例が報道されるようになったこともあり、たまたま今日に至ってはこんな報道もされるように至りました。さすがに無視しきれないところでしょうし。
ただ、Twitterは一過性の情報なので、夕方の退庁前に昼間と同じ情報を流したりすると告知効果が上がると思いますね。
年度代わりのこういう時期にこれらの改善を急いだのは、朝日町の中の人たちは大変な苦労だったことでしょうね。持続して利用されることを望みます。
電縁都市ふじさわ|藤沢市ホームページ
地震関連の情報が分かりやすいところに表示されたのは適切です。また、その先に出来たページ
藤沢市 災害時ホームページ|東北地方太平洋沖地震総合情報
煩雑なメニュー構成にすることなく、少ないクリックで欲しい情報が得られるのは素晴らしいですね。また、計画停電の情報も、わりと迅速に掲載されるようになりました。(電力需給バランスに余裕が出来て、計画停電が行われなくなってからのことなのが勿体無いですがw)
一方、予告されていたTwitterのアカウントも立ち上がりました。
藤沢市防災行政無線情報 (Bousai_Fujisawa) on Twitter
他市の事例が報道されるようになったこともあり、たまたま今日に至ってはこんな報道もされるように至りました。さすがに無視しきれないところでしょうし。
公的機関 ツイッター活用促進へ NHKニュース 4月4日 7時8分 経済産業省や総務省などは、より多くの公的機関に活用を促すことにしたもので、ソーシャルメディアと呼ばれるツイッターなどのサービスをまだ使っていない自治体や中央官庁に対して、利用を呼びかけることになりました。
ただ、Twitterは一過性の情報なので、夕方の退庁前に昼間と同じ情報を流したりすると告知効果が上がると思いますね。
年度代わりのこういう時期にこれらの改善を急いだのは、朝日町の中の人たちは大変な苦労だったことでしょうね。持続して利用されることを望みます。
知らず知らずのうちの電力浪費 [雑感]
一連の電力危機に伴って小田急線電車の室内灯が日中消灯されていますね。4月1日あたりからは一部のJR線区でも始まったようです。
当初、暗い車内に戸惑いの声も聞かれましたが、小田急線に関しては昔、昼間消灯してたと思うんですよね。
トンネルの手前や天気が悪くなってきた際などに、走行途中で明かりが点いたりした記憶があります。
最近(?)の小田急線の車両は、戸袋窓(ドアが開いた際に扉が収納される部分の窓)が廃止されてしまった上に、ロールカーテンを省略するために窓も着色ガラスが用いられているため、かなり薄暗くなってしまいます。
一日中室内灯を用いるのが当たり前になってから製造された車両というわけですね。

空調に関しても、きめ細かい冷暖房コントロールが出来るようになったため、最近の車両は窓があまり開かなくなったりして。
(某JRでは、思い切って窓のほとんど開かない車両を製造したものの、運行トラブル時に蒸し風呂になってしまう問題が発生したため、後から部分的に窓が開くように改造したりしたほどですが)
私が子供の頃は家にクーラーなんてありませんでしたが、最近は公立小学校にまでクーラーをいれようという話があるんだとか。
それとデジタルサイネージ。
去年あたりから増え始めていましたが、高度なデジタルサイネージというよりも単なる電子看板的な広がり方をしていましたし、一旦リセットして有効な活用を再検討するよい機会になったのではないでしょうか。
主に各地区の市民センターに表示端末が設置されていた藤沢市のふじさわサイネージも、事実上運用中断となってしまっているようです。
誰も観ていないテレビを点けっ放しにしていて誰も怒らない時代に、いつの頃からなったのでしょうね。
室内灯にしてもクーラーにしてもデジタルサイネージにしても、電力をふんだんに使えるようになり、知らず知らずのうちに電力を浪費するのが当たり前になってしまったようです。
どうも、計画停電がある藤沢市をはじめとした田舎の地域と、計画停電が無い大都会の地域では節電意識に差があるようですが、こちらでも10日ほど計画停電自体が行われていなかったりして徐々に節電意識が薄れています。
わりと早い段階で電力消費量が再び増えてしまうのではないでしょうか。
そして電力を多く消費する夏場の到来。
震災で稼動停止に追い込まれている火力発電所がどの程度復活するのか。
いずれにしても原子力発電による安定的な電力供給が当分望めないわけで、これまでのように電力を湯水の如く消費していたライフスタイルからは、大幅な転換を迫られることになりそうです。
昔当たり前だったことを再び当たり前に。
これがすんなり実行できるかどうか。一人ひとりに問われています。
当初、暗い車内に戸惑いの声も聞かれましたが、小田急線に関しては昔、昼間消灯してたと思うんですよね。
トンネルの手前や天気が悪くなってきた際などに、走行途中で明かりが点いたりした記憶があります。
最近(?)の小田急線の車両は、戸袋窓(ドアが開いた際に扉が収納される部分の窓)が廃止されてしまった上に、ロールカーテンを省略するために窓も着色ガラスが用いられているため、かなり薄暗くなってしまいます。
一日中室内灯を用いるのが当たり前になってから製造された車両というわけですね。
空調に関しても、きめ細かい冷暖房コントロールが出来るようになったため、最近の車両は窓があまり開かなくなったりして。
(某JRでは、思い切って窓のほとんど開かない車両を製造したものの、運行トラブル時に蒸し風呂になってしまう問題が発生したため、後から部分的に窓が開くように改造したりしたほどですが)
私が子供の頃は家にクーラーなんてありませんでしたが、最近は公立小学校にまでクーラーをいれようという話があるんだとか。
それとデジタルサイネージ。
去年あたりから増え始めていましたが、高度なデジタルサイネージというよりも単なる電子看板的な広がり方をしていましたし、一旦リセットして有効な活用を再検討するよい機会になったのではないでしょうか。
主に各地区の市民センターに表示端末が設置されていた藤沢市のふじさわサイネージも、事実上運用中断となってしまっているようです。
ふじさわサイネージ'(新)
震災の影響により節電を行っている関係で、閲覧場所が次の3箇所に限定されております。ご承知おきください。
誰も観ていないテレビを点けっ放しにしていて誰も怒らない時代に、いつの頃からなったのでしょうね。
室内灯にしてもクーラーにしてもデジタルサイネージにしても、電力をふんだんに使えるようになり、知らず知らずのうちに電力を浪費するのが当たり前になってしまったようです。
どうも、計画停電がある藤沢市をはじめとした田舎の地域と、計画停電が無い大都会の地域では節電意識に差があるようですが、こちらでも10日ほど計画停電自体が行われていなかったりして徐々に節電意識が薄れています。
わりと早い段階で電力消費量が再び増えてしまうのではないでしょうか。
そして電力を多く消費する夏場の到来。
震災で稼動停止に追い込まれている火力発電所がどの程度復活するのか。
いずれにしても原子力発電による安定的な電力供給が当分望めないわけで、これまでのように電力を湯水の如く消費していたライフスタイルからは、大幅な転換を迫られることになりそうです。
昔当たり前だったことを再び当たり前に。
これがすんなり実行できるかどうか。一人ひとりに問われています。
津波想定は妥当か [藤沢の政治・市政]
福島第一原発の事故ですが、津波によって冷却系統が損なわれたことがトラブルを深刻化させたと見られていますね。
起こりうる津波を小さく想定していたことが問題のようです。
たらればの話にはなってしまいますが、どうもこれに限らず日本全体の傾向として、津波の予想規模を小さく見積もっているように感じます。
福島や三陸海岸のことはかなり微妙なので置いておいて、地元の話。
津波による浸水予想も立てられていて、ハザードマップにエリアが浸水予想エリアが図示されたりしています。

浸水予測は県が示しているもので、発生が予想されている地震のうち「南関東地震」による津波がもっとも大きく、藤沢市沿岸では津波の高さ2メートルから3メートルと予想しているんだとか。
国道134号は標高があるので津波は超えないものの、片瀬川・引地川から津波が浸入する予想のようです。
ところで、実は相模湾は、津波が増強してしまうリアス式海岸ではありませんが、大津波が来襲する可能性も無くはありません。
相模湾の津波の歴史を専門的に調べた事例もあるようですが、分かりやすい事例としても、室町時代に鎌倉の大仏殿建屋が大津波で流失した話があります。
当時は海岸線の位置が今とは少々違ったそうですが、それでも決して低地ではない大仏の場所を考えると、相当な大津波だったと推測できます。
それに対して、今のこうした津波予想、甘過ぎではないでしょうか。
今回、映像機材の進化もあって、津波の存在や恐ろしさがリアリティを帯びたものとなりました。
台風の波とは全く違うことも良く理解されたでしょう。
鎌倉の大仏へ及び、建屋を壊すほどの津波。現在の堤防や避難所ではどう見ても力不足だと感じますし、ハザードマップに描かれた浸水予想では効かないと容易に想像できます。
きっと全国的にも今後、津波対策の抜本的な強化が求められるでしょうし、そうならなければ困るというものです。
防波堤・防潮堤の強化はかなり難しそうですが、最低限、浸水予想エリアの見直しと、それに見合う避難所の指定や整備。防災訓練への反映。それと、凶器となる片瀬川岸係留船の本腰を入れた一掃が必要ではないかと思います。
下の動画は、東北地方太平洋沖地震直後の、片瀬川河口近く様子です。
起こりうる津波を小さく想定していたことが問題のようです。
たらればの話にはなってしまいますが、どうもこれに限らず日本全体の傾向として、津波の予想規模を小さく見積もっているように感じます。
福島や三陸海岸のことはかなり微妙なので置いておいて、地元の話。
津波による浸水予想も立てられていて、ハザードマップにエリアが浸水予想エリアが図示されたりしています。
藤沢市|藤沢市洪水・津波ハザードマップ(避難地図)の概要
浸水予測は県が示しているもので、発生が予想されている地震のうち「南関東地震」による津波がもっとも大きく、藤沢市沿岸では津波の高さ2メートルから3メートルと予想しているんだとか。
国道134号は標高があるので津波は超えないものの、片瀬川・引地川から津波が浸入する予想のようです。
ところで、実は相模湾は、津波が増強してしまうリアス式海岸ではありませんが、大津波が来襲する可能性も無くはありません。
相模湾の津波の歴史を専門的に調べた事例もあるようですが、分かりやすい事例としても、室町時代に鎌倉の大仏殿建屋が大津波で流失した話があります。
当時は海岸線の位置が今とは少々違ったそうですが、それでも決して低地ではない大仏の場所を考えると、相当な大津波だったと推測できます。
それに対して、今のこうした津波予想、甘過ぎではないでしょうか。
今回、映像機材の進化もあって、津波の存在や恐ろしさがリアリティを帯びたものとなりました。
台風の波とは全く違うことも良く理解されたでしょう。
鎌倉の大仏へ及び、建屋を壊すほどの津波。現在の堤防や避難所ではどう見ても力不足だと感じますし、ハザードマップに描かれた浸水予想では効かないと容易に想像できます。
きっと全国的にも今後、津波対策の抜本的な強化が求められるでしょうし、そうならなければ困るというものです。
防波堤・防潮堤の強化はかなり難しそうですが、最低限、浸水予想エリアの見直しと、それに見合う避難所の指定や整備。防災訓練への反映。それと、凶器となる片瀬川岸係留船の本腰を入れた一掃が必要ではないかと思います。
下の動画は、東北地方太平洋沖地震直後の、片瀬川河口近く様子です。
防災行政無線が聴き取りにくい件
防災行政無線が聞き取りにくいという話がありますね。
だけどこれ、ある程度仕方が無いと思います。
音量を上げたら真下の人はたまらないし、数を増やせば反響や残響もますます酷くなる。
もともとはこの防災行政無線って、東海地震対策のものだったと思います。
もっぱら屋外にいる人向け。
ここから東海大地震の警戒宣言や津波警報らしき物が聞こえたら、屋内にいる人はテレビやラジオを点ければ詳細が判る。それで良かった。
ところが、不明老人捜索の呼び掛けを始めたあたりからおかしくなりました。
そして今回の計画停電
一字一句正確に聴き取る必要が生じて来たのです。
聞こえ方の悪い地域の方にとっては不満感も強まるでしょう。電気の有無は死活問題ですから。
同内容をテレホンサービスで流しているほか、新たにTwitterでも流すんだとか。
こういう使い方をすれば当然、そういうことも求められて来るでしょう。
手段が増えると現場は大変。TwitterだけでなくFacebookで、って声も上がるでしょうし。
既存の設備を無コストでうまく活用したつもりが、新たな対応や取り組みを求められることになってしまった、番狂わせな展開に見えなくもありませんが、市民の不満が解消されると良いですね。
正直なところ、不明老人や計画停電の情報まで流すのは本来の意義を薄めてしまう気もしますけどね。
計画停電グループが25グループ化されても、藤沢市のグループ分けは変わりませんでしたが、市内がいくつものグループにも分かれたら、どうやって放送するんだろうかと思っていました。
あまり長い細かいアナウンスは、やはり屋外の多数のスピーカーで流すのには適さないとも思いますね。
放送が流れるのに慣れっこになってしまって、肝心の重要な知らせが聞き流されてしまう懸念もありますし。
ちなみに、福島などの一部地域では防災行政無線の戸別受信機が各家庭に配置されているようですが、原子力発電所関連の
補助金で整備されているようですね。
だけどこれ、ある程度仕方が無いと思います。
音量を上げたら真下の人はたまらないし、数を増やせば反響や残響もますます酷くなる。
もともとはこの防災行政無線って、東海地震対策のものだったと思います。
もっぱら屋外にいる人向け。
ここから東海大地震の警戒宣言や津波警報らしき物が聞こえたら、屋内にいる人はテレビやラジオを点ければ詳細が判る。それで良かった。
ところが、不明老人捜索の呼び掛けを始めたあたりからおかしくなりました。
そして今回の計画停電
一字一句正確に聴き取る必要が生じて来たのです。
聞こえ方の悪い地域の方にとっては不満感も強まるでしょう。電気の有無は死活問題ですから。
同内容をテレホンサービスで流しているほか、新たにTwitterでも流すんだとか。
こういう使い方をすれば当然、そういうことも求められて来るでしょう。
手段が増えると現場は大変。TwitterだけでなくFacebookで、って声も上がるでしょうし。
既存の設備を無コストでうまく活用したつもりが、新たな対応や取り組みを求められることになってしまった、番狂わせな展開に見えなくもありませんが、市民の不満が解消されると良いですね。
正直なところ、不明老人や計画停電の情報まで流すのは本来の意義を薄めてしまう気もしますけどね。
計画停電グループが25グループ化されても、藤沢市のグループ分けは変わりませんでしたが、市内がいくつものグループにも分かれたら、どうやって放送するんだろうかと思っていました。
あまり長い細かいアナウンスは、やはり屋外の多数のスピーカーで流すのには適さないとも思いますね。
放送が流れるのに慣れっこになってしまって、肝心の重要な知らせが聞き流されてしまう懸念もありますし。
ちなみに、福島などの一部地域では防災行政無線の戸別受信機が各家庭に配置されているようですが、原子力発電所関連の
補助金で整備されているようですね。
災害時にソーシャルメディアは役に立つか [ネット]
う~ん。
今回の東日本大震災を契機に、Twitterやfacebookといったインターネットのソーシャルメディアが災害時の情報手段として有効なのが判った、といった意見をいくつか見聞きします。
有効性は置いておいて、威力のような物を感じた事象はいくつかありましたね。
Twitterを通して情報が拡散したり、デマが広がったり、出版社を謝罪させたりなど、良くも悪くもその威力を使い手が実感したという面はあるかもしれません。
しかし、これらのソーシャルメディアでは、ネットインフラが不可欠です。
上記記事でも、携帯の通話やメールが輻輳で使いものにならないとしながら、TwitterやUstreamが有用だったという不思議な論理展開になっているのですが、災害発生時には電力・有線電話やネットワーク網が被災して利用不能になりますし、公衆無線通信もまた同様のはずです。
現実に、数日に一度「計画停電」に遭っていますが、その際ですら怪しい状態に陥ります。
数日前のニュース記事では、携帯電話の基地局は3時間程度の停電ではバッテリー電源があるので動作に問題はないとされていますが、どうも2時間を経過するあたりから、断続的な通信断が起き始める実態があるのです。
これ、半日だとか数日間も停電が続いたら、ほぼ使用不能になるのではないでしょうか。
震災直後に書いた某市のインターネットを使った情報発信不備の問題。
同様の疑問を抱いた市民の方が少なくなかったのか、その後おもむろにホームページが頻繁に活用され出したり、休眠状態にあった市長のTwitterアカウントが散発的ではあるもののツイートを繰り出し始めたりといった変化が見られます。
ただ、クレームを付けといてなんですが(汗)、本当の災害時にはインターネットなんて全く繋がらないんですよね。恐らく。
いわゆるソーシャルメディアが威力を発揮しているというのも、大半は被災地域外で起こっていること。
肝心な場面での成功例はまだ聞こえてきません。
某藤沢市に目を移しても、防災行政無線が聞き取りづらい際に、Twitterの他の人のツイートでその内容を知ることができるというのも、ここが被災地域外であり、通信が生きているからこそなのです。
今回の震災後の威力感からか、Twitterをお店に勧めようとか選挙の集票に活用させようとか、そういう機運も改めて高まっています。それらは効果の無いことではないでしょう。
ただし、これが災害時にまで使えるというのは早合点。あくまでも、電気もネットも正常に使える場合に限っての話だと思います。
情報伝達手段は多様なものがそれぞれのケースで効果を発揮するわけで、「これだけ」とはならず、バランスよく整備し、活用を図っていくことが大切でしょう。
少なくとも、ソーシャルメディアの災害時の活用にあまり過度な期待を抱くのは、森が見えていないんじゃないかなと、そんな気がします。
今回の東日本大震災を契機に、Twitterやfacebookといったインターネットのソーシャルメディアが災害時の情報手段として有効なのが判った、といった意見をいくつか見聞きします。
災害時の Facebook、Twitter にみるソーシャルメディア考 - インターネットコム
災害の最中の情報伝達に威力を発揮したメディアが Twitter や Facebook、USTREAM といったソーシャルメディアであった事を強く感じた方は少なくないのではないでしょうか。
有効性は置いておいて、威力のような物を感じた事象はいくつかありましたね。
Twitterを通して情報が拡散したり、デマが広がったり、出版社を謝罪させたりなど、良くも悪くもその威力を使い手が実感したという面はあるかもしれません。
しかし、これらのソーシャルメディアでは、ネットインフラが不可欠です。
上記記事でも、携帯の通話やメールが輻輳で使いものにならないとしながら、TwitterやUstreamが有用だったという不思議な論理展開になっているのですが、災害発生時には電力・有線電話やネットワーク網が被災して利用不能になりますし、公衆無線通信もまた同様のはずです。
現実に、数日に一度「計画停電」に遭っていますが、その際ですら怪しい状態に陥ります。
数日前のニュース記事では、携帯電話の基地局は3時間程度の停電ではバッテリー電源があるので動作に問題はないとされていますが、どうも2時間を経過するあたりから、断続的な通信断が起き始める実態があるのです。
これ、半日だとか数日間も停電が続いたら、ほぼ使用不能になるのではないでしょうか。
震災直後に書いた某市のインターネットを使った情報発信不備の問題。
同様の疑問を抱いた市民の方が少なくなかったのか、その後おもむろにホームページが頻繁に活用され出したり、休眠状態にあった市長のTwitterアカウントが散発的ではあるもののツイートを繰り出し始めたりといった変化が見られます。
ただ、クレームを付けといてなんですが(汗)、本当の災害時にはインターネットなんて全く繋がらないんですよね。恐らく。
いわゆるソーシャルメディアが威力を発揮しているというのも、大半は被災地域外で起こっていること。
肝心な場面での成功例はまだ聞こえてきません。
某藤沢市に目を移しても、防災行政無線が聞き取りづらい際に、Twitterの他の人のツイートでその内容を知ることができるというのも、ここが被災地域外であり、通信が生きているからこそなのです。
今回の震災後の威力感からか、Twitterをお店に勧めようとか選挙の集票に活用させようとか、そういう機運も改めて高まっています。それらは効果の無いことではないでしょう。
ただし、これが災害時にまで使えるというのは早合点。あくまでも、電気もネットも正常に使える場合に限っての話だと思います。
情報伝達手段は多様なものがそれぞれのケースで効果を発揮するわけで、「これだけ」とはならず、バランスよく整備し、活用を図っていくことが大切でしょう。
少なくとも、ソーシャルメディアの災害時の活用にあまり過度な期待を抱くのは、森が見えていないんじゃないかなと、そんな気がします。
計画停電 [ニュース]
本格的に始まった計画停電で、15日16時過ぎから藤沢市内でも停電しました。
しかし道路が危ないですね。
停電により信号機も消灯してしまったのですが、確か国道1号の主要交差点には発電機があるのと、大きな交差点には警察官が交通整理に当たっていたようですが、大半の交差点・信号機のある横断歩道には誰も居ない状態。

車同士については「譲り合って」走行していたようですが、歩行者が道路を横断するには、自動車が途切れるのを見計らっておっかなびっくり渡る状態でした。
警察や行政の人員には限界がありますし、我々でなんらか考えないといけないようですね。
それにしても今回の計画停電。
東電も不慣れなようで実施要領がどうも直前まではっきりせず、提示される資料もわかりにくいものでした。
そのためか、藤沢市でも市内のグループ分けについて誤った情報をしばらくの間流していたりなど。
(ここ最近はホームページでも情報提供もこまめに行うようになってきたのは少々の進化かと思います。)
だけど、本当に停電をするのかや、正確に何時何分から始まるのかなどが直前にならないと判らなかったりして、生活や経済活動と密接に関わるのに、付き合いづらい施策ですね。
もっともだと思います。
ただでさえ震災のダメージが大きいのに、店などの営業時間も日替わりで変わったり、鉄道の運行計画も前日夜にならないと分からなかったりで、こんなのが毎日続いていては日本経済が疲弊してしまいます。
今回の節電呼びかけで、無駄なネオンが消されたり自販機が休止したりといった対策が取られ、トータルでは結構な効果が上がったようですし、これを維持・強化させつつ総量規制によって街の電力は終日供給される格好にしないと、デメリットが多過ぎるように思います。
しかし道路が危ないですね。
停電により信号機も消灯してしまったのですが、確か国道1号の主要交差点には発電機があるのと、大きな交差点には警察官が交通整理に当たっていたようですが、大半の交差点・信号機のある横断歩道には誰も居ない状態。
車同士については「譲り合って」走行していたようですが、歩行者が道路を横断するには、自動車が途切れるのを見計らっておっかなびっくり渡る状態でした。
警察や行政の人員には限界がありますし、我々でなんらか考えないといけないようですね。
それにしても今回の計画停電。
東電も不慣れなようで実施要領がどうも直前まではっきりせず、提示される資料もわかりにくいものでした。
そのためか、藤沢市でも市内のグループ分けについて誤った情報をしばらくの間流していたりなど。
(ここ最近はホームページでも情報提供もこまめに行うようになってきたのは少々の進化かと思います。)
だけど、本当に停電をするのかや、正確に何時何分から始まるのかなどが直前にならないと判らなかったりして、生活や経済活動と密接に関わるのに、付き合いづらい施策ですね。
同友会「電力の総量規制を」 計画停電代替で提言(日本経済新聞・2011-03-15)
同日記者会見した桜井正光同友会代表幹事は現在の計画停電について、「止めるのか止めないのか直前までわからないのが問題だ」と指摘。地域や時間が定まらないため、「企業も生産計画をたてにくい」と語った。
もっともだと思います。
ただでさえ震災のダメージが大きいのに、店などの営業時間も日替わりで変わったり、鉄道の運行計画も前日夜にならないと分からなかったりで、こんなのが毎日続いていては日本経済が疲弊してしまいます。
今回の節電呼びかけで、無駄なネオンが消されたり自販機が休止したりといった対策が取られ、トータルでは結構な効果が上がったようですし、これを維持・強化させつつ総量規制によって街の電力は終日供給される格好にしないと、デメリットが多過ぎるように思います。