元政策審議官 [藤沢の政治・市政]
どうもこの手の選挙違反で逮捕されるのって、落選した候補者ばかりなのが前々から不思議でならないんですが、そんな事件自体のことはともかく、どうも引っかかる各種の報道。
社会福祉法人理事が以前は市福祉健康部長でしたよ、っていう所に色を付けているのかもしれないけど、私の感覚では、「元政策審議官」ってことの方が思い浮かぶ人物像ですし、立候補前の市での最後の肩書きはこれなんですから。
政策審議官は、海老根氏が市長になってから設けられたポスト。
藤沢市経営戦略会議()などを通じた市長マニフェストの公文書化、新総合計画策定などに役割を果たしてきたようですが、氏は1年任期の再任2年目半ばで「一身上の都合」で辞任したのち、市議選に出馬したというわけです。
一部で疑問視されている例の辻堂C-Xのアーバンライフサポートプラザ造りにも関わってきたようです。
今回の事件は上に挙げた以外にもやけに多くのメディアで報道されているんですが、海老根市長の政策と密接な「政策審議官」という要職の経歴については、確認できる範囲では一切触れられていないのが実に奇妙な感じがするのです。
まあいずれにしても、大事な本年度の開始早々に香ばしいテーマが現れたなぁ、という…
皆さんが選んだ市議会議員の皆さんには、とりあえずきちんと状況の整理をしてもらいましょうね。
公選法違反:未成年に報酬約束 藤沢市議選、容疑の元市幹部ら逮捕 /神奈川(毎日新聞・2011-05-08)
種部容疑者は元市福祉健康部長で今回の統一地方選で
未成年者に選挙運動させる、落選候補ら逮捕(読売新聞・2011-05-08)
藤沢市役所に勤務、福祉健康部長などを歴任して2008年3月に退職。
未成年に選挙運動容疑、落選の立候補者らを逮捕/神奈川県警(カナロコ・2010-05-07)
種部容疑者は元市職員。
社会福祉法人理事が以前は市福祉健康部長でしたよ、っていう所に色を付けているのかもしれないけど、私の感覚では、「元政策審議官」ってことの方が思い浮かぶ人物像ですし、立候補前の市での最後の肩書きはこれなんですから。
政策審議官の任命について(2008年4月4日臨時記者会見)
市長のマニフェスト等の推進にあたり、豊富な行政経験と知識を活かし、調整、審議し、その着実な実現を図る。
政策審議官は、海老根氏が市長になってから設けられたポスト。
藤沢市経営戦略会議()などを通じた市長マニフェストの公文書化、新総合計画策定などに役割を果たしてきたようですが、氏は1年任期の再任2年目半ばで「一身上の都合」で辞任したのち、市議選に出馬したというわけです。
一部で疑問視されている例の辻堂C-Xのアーバンライフサポートプラザ造りにも関わってきたようです。
今回の事件は上に挙げた以外にもやけに多くのメディアで報道されているんですが、海老根市長の政策と密接な「政策審議官」という要職の経歴については、確認できる範囲では一切触れられていないのが実に奇妙な感じがするのです。
まあいずれにしても、大事な本年度の開始早々に香ばしいテーマが現れたなぁ、という…
皆さんが選んだ市議会議員の皆さんには、とりあえずきちんと状況の整理をしてもらいましょうね。
東洋のマイアミビーチ終了のお知らせ
がんばれ? [藤沢の政治・市政]
朝日町の本館下のところ。
今までならば、「寒川町に東海道新幹線新駅を誘致しよう!」とかのいくつかのスローガンが掲げてあったのですが、いつからかこんなものに。

最近の動きから判断して、海老根市長のトップダウンなんでしょう。
基本的には理解できるんですが、ちょっと惜しいですね。
せめて、「がんばれ」じゃなくて、「がんばろう」ですよ・・・。サッカーじゃないんだから。
世の中の他の行事とかスローガンでも、「がんばれ」というものも無くはありませんが、どっちかというと少数派。
「がんばれ」というと、何だか他人事というか、他の世界の話のように感じてしまいます。
あるいは、もう散々がんばってるんだよとか、もうがんばる気にもならないよとか、色々な気持ちの人もいるわけで。
日本国民が直面し取り組んでいるテーマなのに、応援者市民のことだけ掲げちゃうことに軽薄さというか、気持ち悪さを感じてしまう。
細かいようなことですみません。良いことは評価するし、提案できることは提案して行きますから。
だけど今回は、ちょっと違和感を感じてしまって・・・
今までならば、「寒川町に東海道新幹線新駅を誘致しよう!」とかのいくつかのスローガンが掲げてあったのですが、いつからかこんなものに。
最近の動きから判断して、海老根市長のトップダウンなんでしょう。
基本的には理解できるんですが、ちょっと惜しいですね。
せめて、「がんばれ」じゃなくて、「がんばろう」ですよ・・・。サッカーじゃないんだから。
世の中の他の行事とかスローガンでも、「がんばれ」というものも無くはありませんが、どっちかというと少数派。
「がんばれ」というと、何だか他人事というか、他の世界の話のように感じてしまいます。
あるいは、もう散々がんばってるんだよとか、もうがんばる気にもならないよとか、色々な気持ちの人もいるわけで。
頑張れとか復興とかって、多分、今言うことじゃない。
「がんばれ西日本、休め東日本、落ち着け首都圏」名コピーに対するリプライ集
日本国民が直面し取り組んでいるテーマなのに、応援者市民のことだけ掲げちゃうことに軽薄さというか、気持ち悪さを感じてしまう。
細かいようなことですみません。良いことは評価するし、提案できることは提案して行きますから。
だけど今回は、ちょっと違和感を感じてしまって・・・
藤沢市議会議員選挙を終えて [藤沢の政治・市政]
統一地方選挙後半戦として行われた藤沢市議会議員選挙。
定数36に対して43人が立候補する激戦でしたが、東日本大震災による自粛ムード。それと、県知事・県議会議員選挙が行われた地方選前半と、今回首長選となった近隣市の影に隠れてしまい、いつになく存在感の薄い選挙になってしまいました。
その結果、投票率は38.15%と、これまで最低だった平成7 年の41.24%を大きく下回り、歴史的な過去最低の投票率となりました。
まあなんでしょうねぇ。
投票率の低さについては最初に挙げた背景もありますが、とにかく藤沢市政への関心の低さですよね。
”市民経営”と称して推し進めてきた100人委員会・地域経営会議・1日討論といった市民参画のつもりの施策が、かえって一部の人たちだけによって市政を見えにくい物にして一般市民の関心を遠ざけている側面はあるでしょうね。
得票の状況を見渡して総じて判るのは、全国的な昨今の情勢を背景に自民系候補が得票数を伸ばしていること。詳しく計算するとかなり興味深いデータが取れそうなんですが、ちょうど前回の民主党系候補のそれから、そのまま転換した格好です。
これがもし藤沢市長選挙だったとしたら、3年前とはずいぶんと違った結果になったかも・・・
まあそうは言っても、崖っぷちだった海老根市政下の議会運営は、今回の市議選の結果で図らずも救われた具合ですかねw
誰の何の組織にも属さない私としては、それはそれとして市政観察をしていくのみです。
それにしてもとにかく、日ごろの議会の中身というのが、市民の皆さんにさっぱり見えていないんだなぁ、というのがね。松nくぁwせdrftgyふじこlp
それと、そういう私からも冷めて見てしまう、街宣カー中心の選挙運動。なんとかならないものでしょうかね・・・
定数36に対して43人が立候補する激戦でしたが、東日本大震災による自粛ムード。それと、県知事・県議会議員選挙が行われた地方選前半と、今回首長選となった近隣市の影に隠れてしまい、いつになく存在感の薄い選挙になってしまいました。
その結果、投票率は38.15%と、これまで最低だった平成7 年の41.24%を大きく下回り、歴史的な過去最低の投票率となりました。
1 松長 やすゆき 自民党 現 5,851
2 有賀 まさよし みんなの党 元 4,772
3 原 てるお 無所属 現 4,597
4 かとう 一 自民党 現 4,391.259
5 市川 かずひろ 自民党 現 4,037
6 桜井 直人 無所属 現 3,862
7 佐賀 ワキ 無所属 現 3,776.621
8 山口 ゆきお 自民党 現 3,704
9 井上 裕介 無所属 現 3,565
10 吉田 あつき 無所属 新 3,537
11 原田 トモコ 無所属 現 3,451
12 おおや 徹 無所属 新 3,253
13 柳田 ひでのり 民主党 現 3,178
14 たけむら 雅夫 無所属 現 3,176
15 浜元 てるき 無所属 現 3,133
16 宮戸 みつる 無所属 現 3,068
17 大野 美紀 公明党 現 2,942
18 渡辺 みつお 無所属 現 2,916.585
19 塚本 まさき 公明党 現 2,913.596
20 ますい 秀夫 公明党 現 2,913
21 柳沢 じゅんじ 共産党 現 2,899
22 東木 ひさよ 公明党 新 2,836
23 みの ゆみこ 民主党 現 2,744
24 むとう 正人 公明党 新 2,733
25 松下 賢一郎 公明党 現 2,640
26 青木 仁子 神奈川ネットワーク運動 新 2,630
27 佐藤 はるお 無所属 現 2,588.644
28 くりはら 義夫 無所属 現 2,572
29 永井 ゆずる 民主党 新 2,546
30 脇 れい子 無所属 新 2,298.378
31 加藤 なを子 共産党 現 2,262.740
32 友田 そうや みんなの党 新 2,217
33 佐藤 きよたか 民主党 新 2,133.355
34 土屋 としのり 共産党 新 2,094
35 高橋 八一 社民党 現 2,089
36 すわま 春雄 無所属 現 1,994
---<ここまで当選>---
37 藤本 まさき 無所属 新 1,969.403
38 かみお 江里 みんなの党 新 1,898
39 しろた 明秀 みんなの党 新 1,882
40 渡辺 ちか子 共産党 新 1,866.414
41 たなべ 弘 無所属 新 1,728
42 矢野 あきのり 無所属 新 760
43 大山 富士男 無所属 新 506
まあなんでしょうねぇ。
投票率の低さについては最初に挙げた背景もありますが、とにかく藤沢市政への関心の低さですよね。
”市民経営”と称して推し進めてきた100人委員会・地域経営会議・1日討論といった市民参画のつもりの施策が、かえって一部の人たちだけによって市政を見えにくい物にして一般市民の関心を遠ざけている側面はあるでしょうね。
得票の状況を見渡して総じて判るのは、全国的な昨今の情勢を背景に自民系候補が得票数を伸ばしていること。詳しく計算するとかなり興味深いデータが取れそうなんですが、ちょうど前回の民主党系候補のそれから、そのまま転換した格好です。
これがもし藤沢市長選挙だったとしたら、3年前とはずいぶんと違った結果になったかも・・・
まあそうは言っても、崖っぷちだった海老根市政下の議会運営は、今回の市議選の結果で図らずも救われた具合ですかねw
誰の何の組織にも属さない私としては、それはそれとして市政観察をしていくのみです。
それにしてもとにかく、日ごろの議会の中身というのが、市民の皆さんにさっぱり見えていないんだなぁ、というのがね。松nくぁwせdrftgyふじこlp
それと、そういう私からも冷めて見てしまう、街宣カー中心の選挙運動。なんとかならないものでしょうかね・・・
きょうは藤沢市議会議員選挙 [藤沢の政治・市政]
きょう4月24日(日)は藤沢市議会議員選挙ですね。
統一地方選前半の際にもどこかへ書いたかもしれませんが、とかく「投票へ行こう」と言いますが、大事なのは行くことではなくて、誰に投票するかを事前にしっかり決めて投票し、その後の4年間の市議会や市政をしっかり監視することですからね。
その後については、引き続きこのブログで皆さんのお手伝いをして行こうと思いま~す。(笑)
【関連記事】
藤沢市議選、選挙公報を読んで(2011-04-23)
市議選を前におさらい(2011-04-16 )
統一地方選前半の際にもどこかへ書いたかもしれませんが、とかく「投票へ行こう」と言いますが、大事なのは行くことではなくて、誰に投票するかを事前にしっかり決めて投票し、その後の4年間の市議会や市政をしっかり監視することですからね。
その後については、引き続きこのブログで皆さんのお手伝いをして行こうと思いま~す。(笑)
藤沢市投開票速報 PC版 携帯版
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藤沢市議選、選挙公報を読んで(2011-04-23)
市議選を前におさらい(2011-04-16 )
藤沢市議選、選挙公報を読んで [藤沢の政治・市政]
藤沢市議会議員選挙の投開票があす4月24日(日)に行われますね。
震災と停電・物資不足に始まった自粛ムードはいくぶん和らいだものの、選挙カーへ不快感を示す声も少なくなく、普段よりも少々静かな選挙戦になっています。
そんな中、大半の候補者が防災対策の強化を掲げるようになっていますが、これも海老根市長や藤沢市が矢継ぎ早に対策を打ち出したために、訴求性を欠いている印象を受けます。
でも本当は、市議会で賛否が拮抗している、『善行土地疑惑』の問題や、『地域経営会議』への是非といった大きな争点があるんですよね。
また、議会で議員からたびたび提案の出される『議員定数削減』についても、市民の声を問うチャンスだったりします。
選挙公報は、新聞を購読している市民にだけ宅配されるという不公平もありますが、組織やしがらみに属さない市民の方にとっては、依然もっとも大きな投票判断の基準でしょう。
そこで、選挙公報の主な記載項目について調べてみました。
疑惑解明を求める陳情も出されるなどしていて、賛成と反対両方の意見で割れている状態にある市議会ですが、その意見を提示する候補者が一方だけ9名のみとは、少々寂しい気もします。
これらは海老根市長がもっとも力を入れてきたことですが、来年の市長改選を控えているなかで意見表明をするのは、市長選挙の構図がはっきりしない現在ではちょっと微妙なのかもしれませんね。
まあこれを書いておけば市民の気を引けそうな感じはありますよね。
中には、震災前に原稿を用意しておいて急遽盛り込んだのか、キャッチフレーズ的には書かれているけど政策の本題は無いとか、温度感は様々ですけど、こんなに皆が書いては候補者選びの決め手には欠いてしまいますし、藤沢市が色々先手を打っているのは別の記事で書いたとおり。
議員定数の削減については日ごろ議員からわりと熱心に声が上がるんですが、そのわりに選挙で市民に問わないのは不思議な気もしますね。
あるいは行政・議会改革としてのコスト削減の一環ならば、議員報酬や政務調査費の削減に言及すれば、なおさら有権者の共感を呼びそうですが、こちらは0名だったりします。(笑)
マグネット神奈川の黒岩氏が脱原発を掲げて当選したわけですが、全国的には原発のことは投票行動にはあまり響かなかったようで、その辺であまり重視はされていないようですね。
本当はお一人お一人の選挙公報やポスターの批評とか、得票予想なども書いてみたいところなんですが、長い間市議会に粘着していることもあって個人的なバイアスが多分に含まれそうなので、公選法のこともありますしそれは自粛しておきます。
震災と停電・物資不足に始まった自粛ムードはいくぶん和らいだものの、選挙カーへ不快感を示す声も少なくなく、普段よりも少々静かな選挙戦になっています。
そんな中、大半の候補者が防災対策の強化を掲げるようになっていますが、これも海老根市長や藤沢市が矢継ぎ早に対策を打ち出したために、訴求性を欠いている印象を受けます。
でも本当は、市議会で賛否が拮抗している、『善行土地疑惑』の問題や、『地域経営会議』への是非といった大きな争点があるんですよね。
また、議会で議員からたびたび提案の出される『議員定数削減』についても、市民の声を問うチャンスだったりします。
選挙公報は、新聞を購読している市民にだけ宅配されるという不公平もありますが、組織やしがらみに属さない市民の方にとっては、依然もっとも大きな投票判断の基準でしょう。
そこで、選挙公報の主な記載項目について調べてみました。
■善行土地疑惑の解明や100条委設置について記載 9名
疑惑解明を求める陳情も出されるなどしていて、賛成と反対両方の意見で割れている状態にある市議会ですが、その意見を提示する候補者が一方だけ9名のみとは、少々寂しい気もします。
■地域経営会議や新総合計画の見直し・撤廃について記載 3名
これらは海老根市長がもっとも力を入れてきたことですが、来年の市長改選を控えているなかで意見表明をするのは、市長選挙の構図がはっきりしない現在ではちょっと微妙なのかもしれませんね。
■防災対策の強化などについて記載 31名
まあこれを書いておけば市民の気を引けそうな感じはありますよね。
中には、震災前に原稿を用意しておいて急遽盛り込んだのか、キャッチフレーズ的には書かれているけど政策の本題は無いとか、温度感は様々ですけど、こんなに皆が書いては候補者選びの決め手には欠いてしまいますし、藤沢市が色々先手を打っているのは別の記事で書いたとおり。
■議員定数の削減について記載 4名
議員定数の削減については日ごろ議員からわりと熱心に声が上がるんですが、そのわりに選挙で市民に問わないのは不思議な気もしますね。
あるいは行政・議会改革としてのコスト削減の一環ならば、議員報酬や政務調査費の削減に言及すれば、なおさら有権者の共感を呼びそうですが、こちらは0名だったりします。(笑)
■脱原発について記載 3名
マグネット神奈川の黒岩氏が脱原発を掲げて当選したわけですが、全国的には原発のことは投票行動にはあまり響かなかったようで、その辺であまり重視はされていないようですね。
本当はお一人お一人の選挙公報やポスターの批評とか、得票予想なども書いてみたいところなんですが、長い間市議会に粘着していることもあって個人的なバイアスが多分に含まれそうなので、公選法のこともありますしそれは自粛しておきます。
防災と復興支援のまち? [藤沢の政治・市政]
地域経営何とかだとか公民連携云々とか、サスティナブルとか、市民にとって分かりにくいものばかり打ち出してきた藤沢市ですが。
いったいどうしたんでしょうね。この迅速っぷり。
市民にとって今かなり関心の高まっている事柄ですが、こうも矢継ぎ早に出されると、市議選でいろいろ訴えても、「もうやるからいいじゃん」みたいなw
2011年度の藤沢市の政策テーマは地震・津波対策と復興支援でしょうか?w
もう、来年の市長選挙が念頭にあるのかぁ。
独自の防災対策とか、かなり早い時期にまとめられるでしょうね。市の担当部局は大変だと思います・・・
東日本大震災:藤沢市が独自に被災者支援へ、住宅と職場や工場用地など提供/神奈川(神奈川新聞・2011-04-20)
藤沢市が庁舎本館・東館を移転へ、地震時の安全や災害対策で/神奈川(神奈川新聞・2011-04-15)
独自に津波対策など防災計画強化へ、6月にも補正予算に財源計上/藤沢市(2011-04-14)
藤沢市長が視察出発 岩手・大船渡、陸前高田へ(東京新聞・2011-04-07)
いったいどうしたんでしょうね。この迅速っぷり。
市民にとって今かなり関心の高まっている事柄ですが、こうも矢継ぎ早に出されると、市議選でいろいろ訴えても、「もうやるからいいじゃん」みたいなw
2011年度の藤沢市の政策テーマは地震・津波対策と復興支援でしょうか?w
もう、来年の市長選挙が念頭にあるのかぁ。
独自の防災対策とか、かなり早い時期にまとめられるでしょうね。市の担当部局は大変だと思います・・・
サスティナブル・スマート・タウン [藤沢の政治・市政]
この記事、東日本大震災の前日の3月10日に書いていて、途中で睡魔に襲われ、下書きの状態でした。
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サスティナブル・スマート・タウン?(2010-12-06) 以来になるのですが、詳しい話はよく分かりません。
海老根市長は、パナソニックと2010年11月に基本合意を調印。
そういった大きなことなのに議会に報告していなくて反発をかったようですが、その後出てきた資料を読んでも理念的なことしか書かれていなくて、市民にとってのメリットや、市の費用負担の有無・具体的な中身などが見えてきません。

一番何がひっかかるって、サスティナブル?持続可能な?
これ、藤沢市域全体を対象に取り組んでいく指針だというのなら大いに期待したいところなのですが、あくまでも一工場跡地の住宅地開発ですよ。
持続可能な街というのは、衣食住揃っていて、暮らし全てが完結するイメージ。家があって職場があって、農地も病院、学校も。生活全てがその地域内で完結する。
よく用いられるのは「コンパクトシティ」においてです。
持続可能な街を実現するために「コンパクトシティ」作りが行われるのが通例なのに、それに比べるとごく限られたエリアの宅地開発について「サスティナブル=持続可能」なんて銘打ってるんですから、違和感ありありなのです。
資料では、CO2の削減とか生活関連施設の併設、電気自動車の利用促進などが盛られていますが、基本的にはパナソニックのオール電化住宅が建ち並ぶのがメインであるような印象を受けます。
一応「太陽光発電等の再生可能なエネルギーの利用促進」とありますが、相応の電力を生み出すには相応の面積が必要なわけで、従来の家庭用ソーラー発電ではとても足りません。
- - - - -
下書きここまで。
そしてご承知のような電力事情。
これまで図られてきた原発の生む深夜電力活用によるオール電化住宅推進が白紙に戻ろうかという情勢ですが、一方で太陽光発電には関心が集まっているようです。
海老根市長は発表当時、「電力の地産地消もめざす」と記者会見か何かでおっしゃっていたようですが、太陽光発電と蓄電で本当に電力の自給自足が実現したら、これはたいへん素晴らしいことです。
世間の関心が、原発による脱CO2から再生可能エネルギー(実質太陽光のみでしょう)による発電へと180度転換したものの、たまたまとはいえ結果的には、この都市計画がそれはそれで注目すべき物として生き残りました。
「マグネット神奈川」の黒岩氏も太陽光発電の推進を謳っていますが、それでどの程度火力発電依存を低減させる効果を生むのか、大変注目したいです。
もっとも、EVの普及やオール電化住宅などの電力の利用範囲拡大によるCO2削減という概念は、もともとは原子力発電による火力発電比率の低下とイコールであったわけで、火力発電設備を最大限稼動させている現状では削減になりません。
また、この街づくりのパートナーとして欠かせない東京電力のお家事情も立案当初とはかなり変わってきてしまうでしょうから、『省エネ・創エネ・蓄エネによるCO2削減』という街の大テーマは変わらないにしても、計画の中身は大幅に見直す必要が出てくることでしょう。
っていうか、そもそもこの計画における藤沢市の負担の有無や投資規模が全く明らかになっていないんですよね。
何か、手続きや課税の優遇処置でも考えているのか、市が実際に投資も行うものなのか。
パナソニックはもう市内に事業所があるわけでないので、この事業モデルが軌道に乗って国内外へ拡販できたところで、法人市民税が期待できるわけでもありませんし。
街の基本テーマに間違いはありませんから、現在または今後の電力事情を勘案した、より市民に分かりやすい具体説明が待たれますね。
工場跡地活用として、大型店の出店が消えた時点で9割方の市民の意識から消えてしまっていますが、市政上では大変大きな話だと思いますから。
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サスティナブル・スマート・タウン?(2010-12-06) 以来になるのですが、詳しい話はよく分かりません。
海老根市長は、パナソニックと2010年11月に基本合意を調印。
そういった大きなことなのに議会に報告していなくて反発をかったようですが、その後出てきた資料を読んでも理念的なことしか書かれていなくて、市民にとってのメリットや、市の費用負担の有無・具体的な中身などが見えてきません。
一番何がひっかかるって、サスティナブル?持続可能な?
これ、藤沢市域全体を対象に取り組んでいく指針だというのなら大いに期待したいところなのですが、あくまでも一工場跡地の住宅地開発ですよ。
持続可能な街というのは、衣食住揃っていて、暮らし全てが完結するイメージ。家があって職場があって、農地も病院、学校も。生活全てがその地域内で完結する。
よく用いられるのは「コンパクトシティ」においてです。
持続可能な街を実現するために「コンパクトシティ」作りが行われるのが通例なのに、それに比べるとごく限られたエリアの宅地開発について「サスティナブル=持続可能」なんて銘打ってるんですから、違和感ありありなのです。
資料では、CO2の削減とか生活関連施設の併設、電気自動車の利用促進などが盛られていますが、基本的にはパナソニックのオール電化住宅が建ち並ぶのがメインであるような印象を受けます。
一応「太陽光発電等の再生可能なエネルギーの利用促進」とありますが、相応の電力を生み出すには相応の面積が必要なわけで、従来の家庭用ソーラー発電ではとても足りません。
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下書きここまで。
そしてご承知のような電力事情。
これまで図られてきた原発の生む深夜電力活用によるオール電化住宅推進が白紙に戻ろうかという情勢ですが、一方で太陽光発電には関心が集まっているようです。
海老根市長は発表当時、「電力の地産地消もめざす」と記者会見か何かでおっしゃっていたようですが、太陽光発電と蓄電で本当に電力の自給自足が実現したら、これはたいへん素晴らしいことです。
藤沢と青森でスマートシティ開発、インフラ輸出のひな型競争が始まる(nikkei BPnet - 2011-3-28)
世間の関心が、原発による脱CO2から再生可能エネルギー(実質太陽光のみでしょう)による発電へと180度転換したものの、たまたまとはいえ結果的には、この都市計画がそれはそれで注目すべき物として生き残りました。
「マグネット神奈川」の黒岩氏も太陽光発電の推進を謳っていますが、それでどの程度火力発電依存を低減させる効果を生むのか、大変注目したいです。
もっとも、EVの普及やオール電化住宅などの電力の利用範囲拡大によるCO2削減という概念は、もともとは原子力発電による火力発電比率の低下とイコールであったわけで、火力発電設備を最大限稼動させている現状では削減になりません。
また、この街づくりのパートナーとして欠かせない東京電力のお家事情も立案当初とはかなり変わってきてしまうでしょうから、『省エネ・創エネ・蓄エネによるCO2削減』という街の大テーマは変わらないにしても、計画の中身は大幅に見直す必要が出てくることでしょう。
っていうか、そもそもこの計画における藤沢市の負担の有無や投資規模が全く明らかになっていないんですよね。
何か、手続きや課税の優遇処置でも考えているのか、市が実際に投資も行うものなのか。
パナソニックはもう市内に事業所があるわけでないので、この事業モデルが軌道に乗って国内外へ拡販できたところで、法人市民税が期待できるわけでもありませんし。
街の基本テーマに間違いはありませんから、現在または今後の電力事情を勘案した、より市民に分かりやすい具体説明が待たれますね。
工場跡地活用として、大型店の出店が消えた時点で9割方の市民の意識から消えてしまっていますが、市政上では大変大きな話だと思いますから。
市議選を前におさらい [藤沢の政治・市政]
藤沢市議会議員選挙(4月17日告示、24日投票)を前に、これまでの4年間を振り返ってみようと思います。
2007年
前回の市議選は定数36に対し 48名が立候補。現職3名、元職1名、新人8名が落選。投票率42.94%。
当時の国政は自公による安部政権で支持率低下中。
同時期の統一地方選挙では、神奈川県知事に民主党の支援する松沢成文氏が当選。
10月に家庭ごみが戸別収集・有料化。当時は山本市政。市議会ではさほどの異論も無し。全国的に高額の部類。
この頃から、現在でも盛んな公共施設の利用料値上げなどが本格化する。
塩漬けになっている湘南貨物駅跡地の利用計画(村岡駅設置や鎌倉市との周辺地域共同開発など)が再始動する。
辻堂c-x開発のための市債を5億円分発行。償還は2013年2月ともうすぐ。
2008年
藤沢市長選。
少数の自民系若手市議の応援を受けた海老根氏が、一時的に自民党籍を抜いて民主党中塚代議士の支援を受けた星野氏を僅差で破り、初当選。
同時に市議補選も。自民党推薦候補が当選。
2009年
一部区間が開通しただけで数十年も進捗の無い、都市計画道路鵠沼奥田線の計画地に高層マンションの建設計画が。後に破格の値段で藤沢市土地開発公社によって購入され、妥当性が市民から追求されているところ。
市民や議会の一部の疑問の声をよそに2006年12月から稼動を開始した藤沢市有機質資源再生センタ-が、2年ほどで窮地に。
この年の市政コンセプトが「クリーン・ヘルス・アクセス(C・H・A)・ニューディール」という意味不明なカタカナに。
新総合計画を海老根市長のマニフェストに沿った物とするべく、地域経営戦略100人委員会や地域経営会議といった議会外の会議体を創設。
市民に市内産農水産物の摂取努力を求める、全国でも珍しい条例が。震災風評被害農産物の支援はダメなのかw
そして、農地として3000万円で市民の購入した土地が農地として利用されないまま、藤沢市土地開発公社へ1億円強で転売される、いわゆる善行土地疑惑が表面化。
徐々に、オール与党だった市議会に不協和音が聞こえ始める。
2010年
前述の善行土地疑惑に関連し、議会運営委員長が暴言を吐いて委員長を引責辞任する珍事が。
海老根市長の求めで3人に増員された副市長が再び2人に。
善行土地疑惑で、一部市議や地域経営会議へ不信の目が一層向けられることに。
藤沢市議会では、地域経営会議での疑惑の土地の扱いに関して要望する陳情が出されたり、百条委員会設置による徹底究明が再三提案されるも、なおも市・市長擁護派の議員が過半数を占めており、問題が隠蔽されているところ。
2011年
市立図書館の運営を、官製NPOへ移管する取り組みが具体化。
市民や議員から疑問が投げかけられている、地域経営会議の位置づけを後付けで条例化する議案を、賛成多数で可決。
(記事無しw)
過去の記事をあさると、ざっとこんな具合。
それぞれについての私の考えなどは記事の中に書いてあると思うのでここでは省きますが、こうした山本~海老根市政をサポートしてきた藤沢市議会について一言でいえば、
「こんな議員達は要らない」(笑)
2007年
前回の市議選は定数36に対し 48名が立候補。現職3名、元職1名、新人8名が落選。投票率42.94%。
※外部リンク ザ・選挙 藤沢市議会議員選挙
当時の国政は自公による安部政権で支持率低下中。
同時期の統一地方選挙では、神奈川県知事に民主党の支援する松沢成文氏が当選。
10月に家庭ごみが戸別収集・有料化。当時は山本市政。市議会ではさほどの異論も無し。全国的に高額の部類。
2種類のごみ袋(2007-09-01)
この頃から、現在でも盛んな公共施設の利用料値上げなどが本格化する。
値上げ・値下げ(2007-12-04)
塩漬けになっている湘南貨物駅跡地の利用計画(村岡駅設置や鎌倉市との周辺地域共同開発など)が再始動する。
藤沢駅への一極集中?(2007-12-08)
辻堂c-x開発のための市債を5億円分発行。償還は2013年2月ともうすぐ。
C-Xまちづくり債(2007-12-31)
2008年
藤沢市長選。
少数の自民系若手市議の応援を受けた海老根氏が、一時的に自民党籍を抜いて民主党中塚代議士の支援を受けた星野氏を僅差で破り、初当選。
※外部リンク ザ・選挙 藤沢市長選挙
同時に市議補選も。自民党推薦候補が当選。
※外部リンク ザ・選挙 藤沢市議会議員補欠選挙
2009年
一部区間が開通しただけで数十年も進捗の無い、都市計画道路鵠沼奥田線の計画地に高層マンションの建設計画が。後に破格の値段で藤沢市土地開発公社によって購入され、妥当性が市民から追求されているところ。
鵠沼奥田線は?(2009-02-05)
鵠沼奥田線を?(2009-03-11)
都市無計画道路用地取得へ(2009-06-30)
市民や議会の一部の疑問の声をよそに2006年12月から稼動を開始した藤沢市有機質資源再生センタ-が、2年ほどで窮地に。
堆肥化センター(笑)(2009-02-25)
堆肥化センター(大笑)(2009-12-01)
どうするよ堆肥化センター・・・(2010-05-26)
この年の市政コンセプトが「クリーン・ヘルス・アクセス(C・H・A)・ニューディール」という意味不明なカタカナに。
ニューディール(2009-03-28)
C・H・A(2009-06-22)
新総合計画を海老根市長のマニフェストに沿った物とするべく、地域経営戦略100人委員会や地域経営会議といった議会外の会議体を創設。
新総合計画の策定方法に問題がある(2009-07-06)
1日討論ってどうなのよ。(2010-08-24)
市民は暇じゃ無い、地域経営会議(2011-01-16)
市民に市内産農水産物の摂取努力を求める、全国でも珍しい条例が。震災風評被害農産物の支援はダメなのかw
地産地消推進条例(2009-09-06)
そして、農地として3000万円で市民の購入した土地が農地として利用されないまま、藤沢市土地開発公社へ1億円強で転売される、いわゆる善行土地疑惑が表面化。
善行土地疑惑(2009-11-21)
徐々に、オール与党だった市議会に不協和音が聞こえ始める。
善行土地疑惑5(2009-12-13)
2010年
前述の善行土地疑惑に関連し、議会運営委員長が暴言を吐いて委員長を引責辞任する珍事が。
議会空転の詳細キター(2010-03-19)
海老根市長の求めで3人に増員された副市長が再び2人に。
副市長定数を元に戻すって(笑)(2010-08-27)
善行土地疑惑で、一部市議や地域経営会議へ不信の目が一層向けられることに。
善行土地問題追及の新たな矛先かぁ・・・(2010-08-16)
破綻してる、地域経営会議(2010-11-01)
藤沢市議会では、地域経営会議での疑惑の土地の扱いに関して要望する陳情が出されたり、百条委員会設置による徹底究明が再三提案されるも、なおも市・市長擁護派の議員が過半数を占めており、問題が隠蔽されているところ。
善行土地疑惑14(2010-12-09)
100条委は・・・(2010-12-15)
2011年
市立図書館の運営を、官製NPOへ移管する取り組みが具体化。
図書館をNPOに(2011-02-12)
市民や議員から疑問が投げかけられている、地域経営会議の位置づけを後付けで条例化する議案を、賛成多数で可決。
(記事無しw)
過去の記事をあさると、ざっとこんな具合。
それぞれについての私の考えなどは記事の中に書いてあると思うのでここでは省きますが、こうした山本~海老根市政をサポートしてきた藤沢市議会について一言でいえば、
「こんな議員達は要らない」(笑)
藤沢市の花火大会、中止? [藤沢の政治・市政]
このブログでは毎年粘着してきた藤沢市の花火大会ですが、今年2011年は開催しないという決定が下されましたね。
まあ、夏に開催すれば海の家業者が波打ち際までの全ての砂浜を不法に仕切って高額な料金を徴収しているし、冬に開催すれば今度は良さそうな大半のエリアが有料観覧席(これも高いw)になっていて市民から不満の声が上がっているようだし。
どっちにしろ、最近は誰のために開催して誰が得をしているのかどうもすっきりしない花火大会だったので、まあちょっと止めて見るのを悪くないんじゃないかなとも思いましたが。
自粛を「否」とする意識も広がって来ていて、中止決定を残念に思う市民の方も少なくないようです。
そんな折、
この記事にはありませんが、読売新聞の同種記事では、中止と決定された藤沢市の花火大会についても、開催するように働きかけて行くんだそうです。
自粛とか配慮とかいったあいまいなもので無く、「協賛金」「計画停電」と理由を明らかにした中止決定は快いものの、どちらも実際にその時にならないと判らないものですし、再考の余地はあるかもしれませんね。
あるいは、さすがに市議選の公約にするほどの話でもありませんが、藤沢市花火大会あり方検討委員会だかの中止決定を、市民の声を受けて海老根市長が覆すシナリオとかw
藤沢市の花火大会中止のお知らせ|藤沢市観光協会
まあ、夏に開催すれば海の家業者が波打ち際までの全ての砂浜を不法に仕切って高額な料金を徴収しているし、冬に開催すれば今度は良さそうな大半のエリアが有料観覧席(これも高いw)になっていて市民から不満の声が上がっているようだし。
どっちにしろ、最近は誰のために開催して誰が得をしているのかどうもすっきりしない花火大会だったので、まあちょっと止めて見るのを悪くないんじゃないかなとも思いましたが。
自粛を「否」とする意識も広がって来ていて、中止決定を残念に思う市民の方も少なくないようです。
そんな折、
神奈川県内の観光業界、自粛ムード転換へ動く(日本経済新聞・2011-04-16)
神奈川県内の観光業界が東日本大震災を受けた消費の自粛ムード転換に向けて動き出した。県観光協会は15日、県内にある34の観光協会にイベントを中止しないように要請したほか、
この記事にはありませんが、読売新聞の同種記事では、中止と決定された藤沢市の花火大会についても、開催するように働きかけて行くんだそうです。
自粛とか配慮とかいったあいまいなもので無く、「協賛金」「計画停電」と理由を明らかにした中止決定は快いものの、どちらも実際にその時にならないと判らないものですし、再考の余地はあるかもしれませんね。
あるいは、さすがに市議選の公約にするほどの話でもありませんが、藤沢市花火大会あり方検討委員会だかの中止決定を、市民の声を受けて海老根市長が覆すシナリオとかw