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学校給食の安全対策を求める陳情 その後 [藤沢の政治・市政]

 前回、学校給食の安全対策を求める陳情(2011-12-03)で書いた件ですが、12月5日に開かれたこども文教委員会で、全会一致で「趣旨了承」となりました。

「放射能対策を」市議会常任委で陳情2件、全会一致で了承/藤沢(神奈川新聞・2011-12-06)


 「放射性物質が検出された地域・海域の品目を使わないこと」の効力が気になっていたのですが、次の項目に「やむなく使う場合」と示されているようにあいまいさを含んでいることから、認めても支障なしと判断したようです。

 私はどうしても、全福島県産・東日本産食材や、国の暫定規制値を大きく下回る粉(以下略)ですら敬遠するような市民の心理に藤沢市は果たして本当に応えられるのか、また応えさせるのか疑問はあるわけですが。

 実際問題として6月定例会以降、放射能関連の一部の陳情を趣旨了承としてきたことに対して、実際の履行状況の報告が求められていながら、今現在応じていない現状もあるようです。
 政府・民主党の対応が遅れがちになっているなかで、市民の要望に応じて対応を市に対応を求め、市も市民に要望に応えるかたちで休職検査の強化や放射線測定器の大量購入などの”対策”へ動いているわけですが、これで市民の不安はどの程度低減されるのかどうか見守って行きたいと思います。
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学校給食の安全対策を求める陳情 [藤沢の政治・市政]

 藤沢市議会12月定例会が開会中です。
 そろそろ中間報告がまとまる善行土地疑惑での100条委員会のこととか、続いて出てきた津波避難ビル問題のことなど関心事はいくつかありますが、加えて気になる陳情が。

子どもを放射能から守りたい、母親らの会が発足し議会に陳情/藤沢(神奈川新聞・2011-12-01)

 放射能から子どもを守りたい―。藤沢市内に住む子育て中の母親や保護者が結束した。11月末、正式に会を発足、市議会に学校給食の安全対策を求める陳情を提出した。会のメンバーは「声を出さないまでも、不安を抱えているお母さんは、実はたくさんいる。なんとか行政に動いてもらいたい」と話している。市議会は5日、陳情を審査する。

 流通している食材から基準を上回る放射性物質が検出されたりしていて、日々接する食材へ不安を持つ気持ちは理解できます。
 藤沢市も、市民からの要望を受けて学校給食での対応を進めたところです。

給食の放射能 「毎日」測定へ 藤沢市が対策強化(東京新聞・2011-11-21)

 藤沢市は二十一日、これまで月に一度実施していた市立小学校や特別支援学校、保育園の給食の食材(任意の一品)を対象にした放射性物質濃度の測定を、二十二日から週一度、来年一月からは毎日実施すると発表した。併せて市は同月から、冷凍保存した一週間の給食(一人分)をミキサーにかけ、放射性物質濃度を測定する。

 今回の陳情は、それよりもさらに進めた対応を求めるものです。

 守る会が市議会に提出した陳情の趣旨は大きく分けて六つ。放射性物質が検出された地域・海域の品目を使わないことや、やむなく使う場合でも事前に放射性物質の量を測定し、不検出を確認した上で使うことなどが柱だ。

 上の2項目。
 事前に測定して対応するならば、前段の「使わない」項目は不要ではないかと私は感じてしまうのですが、きっと陳情全体の理念は、冒頭の「放射性物質が検出された地域・海域の品目を使わないこと」に集約されているんだろうと感じます。

 放射性物質の有無にかかわらず、福島県産食材を、あるいは東日本産食材を一律に危険視し、忌避する考え方。
 さきに書いたニュース事項などもありますから、個人個人の生活志向としては構わないと思います。そういう方も結構いらっしゃるようです。
 だけど、これを藤沢市が公式の方針として打ち出すのはなかなか難しいことではないでしょうか。

 一応藤沢市は、食品の摂取を通じて岩手・宮城・福島を応援するスタンスと、藤沢市内産食材の消費を推進する条例を設けています。
 この陳情を採択することは、その方針と整合が取れないものになってしまいます。
 一部に残念な事象も起きてはいるものの、基本的には基準を超えて放射能物質が含まれた食材は流通させないことになっているし、その地域・海域では摂取して問題の無い食材も収穫・水揚げされているのに、一律にエリアで括って危険視するのは、その地域で農業・漁業に携わっていたり、食べたりしている人たちをいたずらに悲しませることです。

 私は賛同できません。

 日常のマスコミ報道や親同士の噂話を通じて不安な気持ちを募らせている市民の皆さんの気持ちは解るんですが、弁当・水筒を持参させたい親の意向尊重など、実施の敷居の低そうなものもあるのに、市民全員でない方の日々の生活方針と同等の対応を市に求めるよう陳情に盛り込んでしまうと、一方でその気持ちも尊重しなければならないし、なかなか議会では扱いづらくなってしまうでしょう。

 今年の市議改選以降、市長安定与党体制が崩れたことで、100条委を始めとして議会報の改善や長年の懸案だった市場問題の進展など、いろいろと市民にとって良い方向に進んでいると実感しているわけですが、各地でもこうした食の事や被災地瓦礫のことなどで首長や議会が難しい判断を迫られているようで。
 来年2月の市長選挙もあるので、議会のバランス構成要素がまた加わってややこしいことにならなければ良いなと思いますが、それは考え過ぎですね。
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津波避難タワー [ニュース]

 津波の話が続きますが。

藤沢に津波避難タワー、年度内にも着工へ/神奈川(神奈川新聞・2011-11-26)

 地震による津波から一時的に逃れる「津波避難タワー」を、県が藤沢市内の沿岸部に整備する方針を固めたことが25日、分かった。

 一体何の話か思ったら、神奈川県が行う話でした。

 津波避難タワー。
 まあ、他地域の例をあげるよりも、これが手っ取り早いですねw

防災 命を守る津波避難タワー 辻堂元町 門倉組が出展(タウンニュース藤沢版・2011-06-10)

 先月末、藤沢市民会館周辺で行われた「2011ふじさわ産業フェスタ」。(株)門倉組は津波対策として「津波避難タワー」を紹介、来場者の関心を集めた。東北を襲った大災害に「建設会社だからこそできることがある」と、湘南エリア特約店となり、積極的にタワー事業の展開をしていく。

 最初に記事に戻ると、県はこのケースを参考に、各市町での採用が進むことを期待しているような。

 実際問題として、海水浴客やサーフィン客をまともに収容しようとすると風力発電風車じゃないですけど何十基も建てないと足りませんし、本当に湘南海岸公園内にあんなタワーを建ててしまうのか、にわかに信じられない印象も持ちますけど、藤沢市が旧江ノ島水族館用地の津波避難ビル騒動でつまづいているうちにしてやられた感はあります。

 いや、本当に。
 このあたりの一般市民の東日本大震災以降の関心事項として、あれだけの犠牲者を生じた津波よりも放射能が上回っている現状がありますから、このタワー築造に対して周辺のマンション住民などから景観上の異論が出されるんじゃないかと俄かに想像しますがどうでしょうか。

 国道134号線自体、標高がある程度あって津波では浸水しない楽観的想定が、このほどの津波想定見直しで崩れてしまうようですから、将来は海岸にそって津波避難タワーがずらーっと建ち並ぶことになるんでしょうか。

 
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津波避難情報マップ [藤沢の政治・市政]

神奈川県から、新たな津波予測の素案が示されたそうですね。

県が新たな津波浸水予測図素案、横浜や鎌倉は浸水5メートル超/神奈川(神奈川新聞・2011-11-25)

(途中抜粋)  横須賀や逗子、鎌倉、藤沢市は浸水が内陸に及び、鎌倉は由比ガ浜や材木座周辺だけでなく、海岸から約1キロ離れた大仏殿まで津波20+ 件が到達。藤沢は江の島を中心に広範囲に及ぶと想定している。また、相模川と酒匂川を津波が遡上(そじょう)し、寒川町など海岸から離れた地域でも浸水が発生するとしている。

もともとの津波予測は、藤沢市の住宅街の一部でせいぜい2〜3メートル程度(といっても大変ですが)の浸水。
南関東地震を想定した県の従前の予測で、現在藤沢市が提供している津波ハザードマップもそれをもとに図示しています。

藤沢市洪水・津波ハザードマップ(避難地図)の概要

ところが、今までの津波予測が今となっては甘いものになってしまったため、県は東日本大震災を受けて見直しに取り掛かりました。
そのことはわりと早期から示されていましたが、その進展を待たずに藤沢市は6月から対策に着手したのです。
当時の記事。

津波対策の独自強化(2011-04-14)

それで、さきごろ藤沢市南部の世帯へ配布されたのが下の写真の「津波避難情報マップ」ですが。

う〜ん…

広域避難場所を改めて告知したり、各場所の標高、新たに協力を取り着けた津波避難ビルを明示出来たのは良かったのですが、マップを見た人が恐らく真っ先に関心を向ける浸水予測が古い物のままになってしまったのは残念ですね。

直後に県の発表が出てしまい、ちょっとタイミングが悪い感じ。

ともあれ、それを市の計画に落とし込むと避難場所や避難ビルとして役に立たない箇所も出て来たりでまた1からの作業になってしまいそうなので、ベストでは無いもののベターな感じでしょうか。

IMG_1022.jpg

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海老根氏も出馬へ [藤沢の政治・市政]

 鈴木恒夫県議の来年2月の藤沢市長選挙への出馬表明で、現海老根市長の動向が注目されていましたが、きのう付けでこんな記事が出ました。

海老根市長講演「街づくり命預けたい」(タウンニュース藤沢版・2011-11-25)

海老根靖典藤沢市長の支持団体、かがやきの会(堀由紀子会長)主催の市長講演会が18日、藤沢市民会館で行われた。海老根市長は自身のマニフェストを検証した上で「安全・安心の街づくりのために、命を預けたい」と語り、来年の市長選へ向け事実上の出馬表明を行った。


 というわけで、予想はしていましたが、やはり海老根氏は2期目も目指すようです。
 前回市長選の構図は必要が生じれば書きますが、なかなか複雑で市民が投票判断に苦しむ物でした。
 今回はどうなるんでしょうね。

 ところで、この記事に出てくる「かがやきの会」って、ご承知のように最近新たな案件で知られる存在になったわけですが、この講演会の予告が「湘南ふじさわ靖風会」(http://www.f-seifu.com/)というページの中に書かれていてまた別の後援会のようだったり、同じページ内に騒ぎになった例の「ツイッター対話集会」の予告も載っていたりと、素人にはよく判りません・・・
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善行土地疑惑 ついに副市長が… [藤沢の政治・市政]

もう泥沼ですね。いろんな意味で。

購入するも未利用だった農地が、住民要望を理由にと装って市(実質)によって破格の額で購入され、関係者間に巨額の利益がもたらされた善行土地疑惑。
表向きには善行地区自治会連合会の要望によって藤沢市が土地の購入を図ったもので、実際には口利き議員の存在で土地の取得だけ決まっていて、市民の要望と装うために自治会連合会や地域経営会議()を利用したものと見ていましたが。

さきの百条委員会で、

藤沢土地問題で従来と異なる証言、副市長「7月に必要性感じた」/神奈川(神奈川新聞・2011-11-18)

新井信行副市長は、土地確保を求める陳情が出される2カ月前の段階で現地を視察した際「購入の必要性を感じた。陳情は一要素」と、これまでと異なる証言をした。

新井副市長は、陳情よりも前に購入する意向を固めたとする証言を。
最近浮上してきた口裏合わせの事実は明らかにはなっていないものの、ついに足並みに乱れが生じてきたのでしょうか。
真相に近づいたものと思いましたが、ここでまた海老根市長が。

藤沢市土地開発公社:私有地取得 藤沢市長、副市長の証言を否定 /神奈川(毎日新聞・2011-11-22)
海老根靖典市長は21日の定例会見で「あくまで地元自治会の陳情を受け、私が購入を決めた」と述べた。「陳情前に購入を考えた」とする新井信行副市長の百条委員会証言を否定したもので、問題発覚以来、同じ証言を維持してきたトップ2人の見解が初めて割れた。

気の毒なことに、副市長が嘘をついていると言わんばかりです。
こうなると市長と副市長のパワーゲーム。

藤沢市の新井副市長が辞職へ(tvkニュース・2011-11-24)
藤沢市の不透明な土地取得をめぐって、市議会が設置したいわゆる100条委員会に証人として出席している副市長が、体調不良を理由に辞職することになりました。

あらまぁ・・・
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市長ボーナス、市民が査定 [ニュース]

これはよい取り組み。

市長ボーナス、市民が査定へ…東京・東村山(読売新聞・2011-11-22)


市長は選挙によって選ばれているわけですから、市民によるボーナス査定というのは納得のいく話。同様に議員についても言えますね。

市は10月、無作為に選んだ市民2000人に案内を送付。これまでに84人が参加を希望している


無作為抽出の市民って、どこかで聞いたことのある手法。
大学あたりからも是非提案してもらって、藤沢市でも取り入れたいですね。
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オリンパス問題で困る人? [テレビ]

例のオリンパスの話。

バブルでの財テクの損失を20年にもわたって隠し続けていたことは驚きですし、事実上騙されて株式を買った人や、事実を知っていて株を他人に売り付けた人の存在を思うと、処罰は当然です。

しかし。

昨夜のNHK「ニュースウォッチ9」では、有名写真家のインタビューまで放送していました。

写真家の側から「オリンパスの問題で言いたいことがある」とNHKへ連絡をしてテレビクルーを呼んだとは考えにくいですね。
NHK側から、過去に番組出演歴があるなどして頼みやすそうなカメラマンをピックアップし、オリンパスへの批判的コメントを頼んだのでしょう。

これって、ヤラセですよね。

オリンパスファンとして株式を持っていれば別ですが、通常の製品ユーザーであれば、会社が無くなってメンテナンスや消耗品の購入に支障が出ない限り、別に今回の問題は不都合な話ではありませんから。

オリンパスが問題を起こしたから写真家にコメントを求めるというのは、一見良さそうな制作アイデアですが、まあ過剰な演出ですよね。
そこまでする制作意図はどこにあるんでしょうか。
しかもNHKで。
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Twitter対話集会… [藤沢の政治・市政]

まったく何やってるんですか…

海老根市長のTwitter対話集会というものが企画され、開かれたようです。
よい試みだと感じた市民の方も結構いらっしゃったようで、事前にTwitterで盛んにリツイートされていました。
ただ、善行土地疑惑や藤沢バーベキュー問題に加えて、タイミング悪く津波避難ビル問題まで勃発したさなかではありましたが、肝心のTwitter上での最大の関心事項は、放射能への対応だったようです。

ところが、そうした市民の期待を大きく裏切る結果になったようで・・・。

市民の質問に誠実な対応を! №1370 - 加藤なを子の活動日誌


たまたま機材の故障が発生してしまったようですが、様々なデリケートな事柄についての質問等が寄せられることは容易に想像ができます。
秘書も広報も通さずに、非公式な場で市長がアドリブ回答するのは、ちょっと危険だと思いますね。

あくまで機材の故障の一点で片付ければ良いと思うのですが、その後の対応が一層の不信感を招いているようで、ちょっと見ていられません。

鈴木恒夫県議が来年2月の市長選に出馬意向とのこと。
海老根市長においては、これ以上市民の不信感を招くことは絶対に避けなければならないと思います。慎重さが求められます。
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津波避難ビル取りやめですか… [藤沢の政治・市政]

何やってるんですか…

津波避難ビル用地取得、藤沢市が取りやめ「計画手続きに不備」(神奈川新聞・2011-10-27)

津波避難ビル用地取得、白紙撤回で「不透明なことない」と海老根藤沢市長/神奈川(神奈川新聞・2011-10-28)

手続きに不透明なことは無いなら、計画を取りやめこと無いじゃないですか。

実際のところ、日付が空欄の書類を作成して回付し、後から日付を記すとか、随意契約の発注業者に遡った日付の見積書を提出させるとか、朝日町では日常茶飯事なわけでしょう。
今回の対応に全部沿ったら、藤沢市の業務がいろいろストップしますよ。

「マンションの開発計画があると聞き、観光地として危機感を持った」と話した。

善行の件でも危機感とか言っていましたけど。(笑)
海老根市政以前の頃には、江の島島内の洗心亭や二見館の用地を取得したりはしてないんですよ。この藤沢市は。
本心でしょうか。黒岩知事もそうですが言葉が軽過ぎますよ。

市長マニフェストには無かったのかもしれませんが、これまで進めていた計画ならば、また市長報酬1ヶ月削減でもして広報番組で謝罪して、市民の安全安心のための津波避難ビル計画を予定通り進めればいいじゃないですか。

来年2月の市長選挙へ向けて一段のイメージダウンを避けたいのは分かりますが、一体誰の顔色見て市政行ってるんですかね。
神奈川新聞にも庁舎内に単独の記者室を用意しますか?w

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