藤沢市長選挙公開討論会を観て [藤沢の政治・市政]
藤沢市長選挙の告示を前に、藤沢青年会議所の主催する候補者公開討論会が開かれましたね。
平日夕方の開始と、昼間仕事をしていて残業が恒常化している方や家の用事のある方などにとっては足を運ぶのが少々難しい時間での開催でしたが、Ustreamで録画が残っているため、断片的ながらざっと観てみました。
やはり、大体想像した通りの内容…
冒頭でいきなり、この選挙で問われるのはまず「今の市政を続けるか変えるのか」だと示されてしまったため、観る我々も、また壇上の討論も、「海老根氏 vs 三野氏か鈴木氏」のような具合になってしまった印象です。
事前アンケートを元に細かな項目について問うマニフェスト型討論では、4年前の当選前から100項目以上にわたるマニフェストを詰め続けて来た海老根氏にとっては得意とするところ。
対する鈴木氏・三野氏の発言はどうも場当たり的部分も少なからず感じられ、準備不足の感は否めませんでした。
もっとも、海老根氏においても心を突いた質問はうまく話をそらしたり、事実誤認ではと思わせる発言も見受けられました。
とはいえ、声に抑揚を付け、両手を大きく広げたり、時には腰へ手をやったりして胸を張り堂々と喋る海老根氏の様子は、多くの参加者の方にリーダーに相応しい貫禄たっぷりな姿に写ったことでしょう。
参加できる人数は限られますし、録画が見られても2時間以上にも及ぶ全編を読み解くのは大半の方には困難ですから、メディアでの報道に期待していましたが、数はあまり多くなく、3候補(予定者)の無難な発言を記すにとどまっているようです。
前のエントリでも書きましたが、
比較材料に乏しい地方選挙ではこうした取り組みは有用なもの。藤沢青年会議所の皆さんに感謝したいと思います。
2月12日(日)は藤沢市長選挙。期日前投票は2月6日(月)から出来ます。必ず投票をしましょう!
平日夕方の開始と、昼間仕事をしていて残業が恒常化している方や家の用事のある方などにとっては足を運ぶのが少々難しい時間での開催でしたが、Ustreamで録画が残っているため、断片的ながらざっと観てみました。
藤沢市長選挙 公開討論会 2012年2月2日(USTREAM)
やはり、大体想像した通りの内容…
冒頭でいきなり、この選挙で問われるのはまず「今の市政を続けるか変えるのか」だと示されてしまったため、観る我々も、また壇上の討論も、「海老根氏 vs 三野氏か鈴木氏」のような具合になってしまった印象です。
事前アンケートを元に細かな項目について問うマニフェスト型討論では、4年前の当選前から100項目以上にわたるマニフェストを詰め続けて来た海老根氏にとっては得意とするところ。
対する鈴木氏・三野氏の発言はどうも場当たり的部分も少なからず感じられ、準備不足の感は否めませんでした。
もっとも、海老根氏においても心を突いた質問はうまく話をそらしたり、事実誤認ではと思わせる発言も見受けられました。
とはいえ、声に抑揚を付け、両手を大きく広げたり、時には腰へ手をやったりして胸を張り堂々と喋る海老根氏の様子は、多くの参加者の方にリーダーに相応しい貫禄たっぷりな姿に写ったことでしょう。
参加できる人数は限られますし、録画が見られても2時間以上にも及ぶ全編を読み解くのは大半の方には困難ですから、メディアでの報道に期待していましたが、数はあまり多くなく、3候補(予定者)の無難な発言を記すにとどまっているようです。
選挙:藤沢市長選 立候補予定者3人、公開討論会で舌戦 /神奈川(毎日新聞・2012-2-3)
藤沢市長選:3立候補予定者が公開討論会、450人を前に論戦白熱/神奈川(神奈川新聞・2012-2-4)
前のエントリでも書きましたが、
比較材料に乏しい地方選挙ではこうした取り組みは有用なもの。藤沢青年会議所の皆さんに感謝したいと思います。
2月12日(日)は藤沢市長選挙。期日前投票は2月6日(月)から出来ます。必ず投票をしましょう!
藤沢市長選挙公開討論会 [藤沢の政治・市政]
きょう2月2日18時半から、「藤沢市長選挙公開討論会」というものが藤沢市民会館大ホールで開かれるそうですね。
選挙活動が正式に始まるよりも前のこうした催しは、各地で行われていますね。
地方選挙は選挙期間も短く、マスコミから得られる情報も少ないですから、実際誰に投票したら良いか大変迷います。だからこうした催しは参考になります。
ただ、今回のものについてはいくつか留意点があるように感じますね。
立候補予定者の方以外の方の氏名をいろいろ記すと差し支えがありそうなので問題無さそうな点をひとつだけ記しますと、「ローカルマニフェスト型公開討論会」ということですが、現在選挙戦が始まっていない段階で海老根靖典氏の新マニフェストは作成され公開されているようですが、他の候補予定者の方の物は見ることが出来ません。また、今後発表されるのかどうかも判りません。
したがって、我々が会場へ足を運ぶに際しての事前検討が平等に行えません。
選挙に際してローカルマニフェストを提示する手法は政治スタイルの一つに過ぎず、これを当選後のバイブルとしたり、政治家の業績評価の指標とすることも含めて賛否が分かれるところです。
藤沢青年会議所では先日、「市民による藤沢市長マニフェスト検証大会」も開催し、海老根市長の業績を評価したところのようですが、無い候補予定者もいるのに次の選挙や今後の4年間を見通すにあたって「マニフェスト」を題材に討論することって、なかなか難しいことのように思います。
もちろん、だからといって「藤沢市長選挙公開討論会」の開催や参加を批判するつもりは全くありません。
こうした有権者にとって有用な公開討論会という取り組みが公職選挙法に規定されておらず、選挙管理委員会やそれに準じた機関によって行われない現状では、仮に熱意や意欲のある市民を集めて何かを開催しようとしても、その主体や方法を完全に中立にすることは困難です。
この藤沢市長選挙公開討論会の開催にあたっては、藤沢JCでは中立性の確保に最大限の努力とご苦労をされていることと容易に推察されます。
実際、この討論会をみるにあたっては、ある程度以上のような要素を含んでいることを念頭に、参考のひとつとして、他いろいろな事も併せて判断して、次の4年間の市政のかじ取りを委ねる人を選びたいものです。
藤沢市長選挙 公開討論会(2/2)(えのぽ 江の島・藤沢ポータルサイト)
選挙活動が正式に始まるよりも前のこうした催しは、各地で行われていますね。
地方選挙は選挙期間も短く、マスコミから得られる情報も少ないですから、実際誰に投票したら良いか大変迷います。だからこうした催しは参考になります。
ただ、今回のものについてはいくつか留意点があるように感じますね。
立候補予定者の方以外の方の氏名をいろいろ記すと差し支えがありそうなので問題無さそうな点をひとつだけ記しますと、「ローカルマニフェスト型公開討論会」ということですが、現在選挙戦が始まっていない段階で海老根靖典氏の新マニフェストは作成され公開されているようですが、他の候補予定者の方の物は見ることが出来ません。また、今後発表されるのかどうかも判りません。
したがって、我々が会場へ足を運ぶに際しての事前検討が平等に行えません。
選挙に際してローカルマニフェストを提示する手法は政治スタイルの一つに過ぎず、これを当選後のバイブルとしたり、政治家の業績評価の指標とすることも含めて賛否が分かれるところです。
藤沢青年会議所では先日、「市民による藤沢市長マニフェスト検証大会」も開催し、海老根市長の業績を評価したところのようですが、無い候補予定者もいるのに次の選挙や今後の4年間を見通すにあたって「マニフェスト」を題材に討論することって、なかなか難しいことのように思います。
もちろん、だからといって「藤沢市長選挙公開討論会」の開催や参加を批判するつもりは全くありません。
こうした有権者にとって有用な公開討論会という取り組みが公職選挙法に規定されておらず、選挙管理委員会やそれに準じた機関によって行われない現状では、仮に熱意や意欲のある市民を集めて何かを開催しようとしても、その主体や方法を完全に中立にすることは困難です。
この藤沢市長選挙公開討論会の開催にあたっては、藤沢JCでは中立性の確保に最大限の努力とご苦労をされていることと容易に推察されます。
実際、この討論会をみるにあたっては、ある程度以上のような要素を含んでいることを念頭に、参考のひとつとして、他いろいろな事も併せて判断して、次の4年間の市政のかじ取りを委ねる人を選びたいものです。
藤沢市長選挙、立候補予定者サイト等 [藤沢の政治・市政]
現在の制度では、選挙活動にインターネットを使用出来ないことは皆さんご存知でしょう。
日頃から開設されているホームページなどは純粋な政治活動としてのもので、選挙運動のための利用が出来ないわけですので、これらを投票の判断材料にするのは候補予定者の人となりや経歴、大まかな政治姿勢を判断するぐらいにしかなりませんが、せっかくですので参考程度にリンクを集めてみました。
立候補意向の表明順に。
トップページ of みんなで創る藤沢の会 鈴木つねおホームページ
http://tsunesan.de/
※最新の情報は別のサイトだと記されていました。
トップページ of みんなで創る藤沢の会
http://min-na-de.net/
ツイッター https://twitter.com/tsuneodesu
ホームページは、以前は藤沢産業センターのサービスを利用したhttp://www.cityfujisawa.ne.jp/~tsune/というURLでしたが、敢えて「つねさんです」になぞらえてドイツの「.de」というドメイン名を取ったようですね。
「私の政策」という項目に出馬を念頭に置いた選挙公約が記されていますが、今日現在のところ、ホームページデザインを崩してまで、不祥事を起こした「藤沢市みらい創造財団」の専務理事とは同姓同名の別人であることと、巷で言われている特定政党との政策協定締結は事実無根である旨の注意書きが掲げられています。
ツイッターアカウントは、数日毎にお知らせ的にツイートされている感じです。フェイスブックアカウントは無さそう。
湘南ふじさわ靖風会~えびね靖典を応援します~海老根靖典
http://www.f-seifu.com/
ツイッター
http://twitter.com/Ebine_Yasunori
http://twitter.com/sfseifukai
フェイスブック
http://www.facebook.com/pages/湘南ふじさわ靖風会/317961901569998
ホームページは、選挙が意識される以前は別の支持団体の「かがやきの会」や、中立な市民勉強会「湘海塾」の行事案内が掲載されていましたが今は削除され、出陣式の案内や新マニフェストが掲出されていてすでに実戦モードですね。
また、藤沢青年会議所が主催する候補者討論会を、主催者に代わる格好で行なう旨案内されています。
ツイッターアカウントは、Ebine_Yasunoriという物は昨年7月を最後に運用されていなくて、代わりにsfseifukaiというアカウントが一定時間毎に同一文のツイートを繰り返し吐き出したりしています。
なお、日頃の活動などは、
藤沢市長えびね靖典奮闘記 http://shonansp.cocolog-nifty.com/ebine/ でも知ることが出来ます。
藤沢市政に挑戦! みのゆみこ(前藤沢市議会議員)のホームページ
http://minoyumiko.com/
フェイスブック
http://ja-jp.facebook.com/people/三野由美子/100000942721954
市議当選前からhttp://y-mino.net/というホームページがありましたが、たまに参照していた記憶では、日常の更新はほとんど行われていない印象があります。主に選挙前のPR手段と割り切って運用されているようでした。
現在は、市長を目指す理由と後援会「女性市長と刷新の会」のチラシ、ブログを応用した主張列記などがなされています。
また、市議の頃に発行された市政報告も一部閲覧できるようになっています。
ツイッターアカウントは見つけられませんでした。フェイスブックアカウントもホームページ上で紹介されていますが、
◇ ◇ ◇
以上、藤沢市長選挙へ出馬を表明している3人のインターネット上での参考リンクでした。
今の法解釈では選挙運動期間中にホームページなどの開設と更新が出来ないことになっていて、選挙運動期間中も無更新で維持され閲覧は出来ると思いますが、何らかの理由や判断で閲覧出来なくなるかも知れませんので、閲覧はお早めに。
どうすれば投票率が上がる? 藤沢市長選挙 [藤沢の政治・市政]
市長選挙や市議会議員選挙の投票率、なかなか上がりませんね。
2008年2月の藤沢市長選挙は36.25%、2011年4月の藤沢市議会議員選挙は38.15%など。
それに対して2009年8月の衆議院議員総選挙は66.80%、2007年7月の参議院議員通常選挙54.69%、2005年9月の衆議院議員総選挙に至っては66.58%といった具合。
この地方選挙と国政選挙の投票率、感心の違いは、やはり市民が日ごろ接しているマスメディア、おおよそ東京発信のテレビ番組が選挙前や選挙中あるいは日ごろ、どれほど政治のことを題材としているかが最も大きな要素だと思います。
例えば、2005年9月の衆議院議員総選挙は通称郵政選挙。書くまでもありませんが、マスメディアによって「郵政民営化是か非か」「刺客」などがクローズアップされ、大変高い関心を集めました。
同様に2009年8月衆議院議員総選挙では麻生人気の低迷化で民主党が政権交代を果たすかどうか。「子ども手当」など。2007年7月の参議院議員通常選挙では年金・社会保険庁問題や安倍内閣に対する評価などがマスメディアで取り上げられ、多くの国民を投票所へと向かわせました。
地方選挙も同様です。
さきの大阪市長選挙では、橋下氏の訴えた大阪府と市の在り方や大阪市役所内部の改革の必要性などが広く報道され、問題意識に共感した多くの市民を投票所へ向かわせました。
また、先日の滋賀県大津市長選挙では、民主・社民の推す新人候補が、自民・公明の推す現職を退ける結果となりましたが、これもマスメディアで広く報道された大阪市長選挙のことが市民へ関心を喚起し、現職候補の高年齢や改革の必要性にも問題意識を向けさせて投票率の上昇に寄与したと見られます。
では藤沢市長選挙。
当たり前ながら、多くの市民が観ている在京テレビ局の報道バラエティ番組は、今のところ藤沢市長選挙のことなど話題にしていません。
最近の藤沢バーベキュー騒動は全国的にマスメディアで広く取り上げられましたが、それがどの程度今度の選挙での市民の投票行動へ関連付くかどうか。
日々、政府与党のごたごたを取り上げいるのと同じ要領で藤沢市長選挙をテーマにしても、大半の視聴者にはどうでも良い話ですから、タレントや大物政治家の出馬表明など余程のエンタメ要素でもない限り、話題にはされません。
そんな現状のなか、ミニコミ紙への意見広告の出稿や駅頭の政治活動、チラシの戸別配布などが一部の陣営によって盛んに行われているところです。
さらに市民の関心を引くにはどうしたら良いか。
やはり、市民に「投票しなければ」と思わせる動機付けが不可欠だと思います。
「郵政民営化是か非か」「改革するか現状のままか」などのように、市民に問題意識を芽生えさせることがやはり必要だと思います。一定のインパクトを伴えば、マスメディアも絡んだ啓発効果が期待出来ます。
単に選挙があります、候補者は誰と誰です、主張はこうですと並べても、実際に投票しなきゃという気にさせる物が無いと刺さりません。
市民に、「これは投票しないとダメだ」という問題意識を持たせることが必要でしょう。
その主な担い手は、各陣営か、是非はともかくマスメディアになります。中立公平な立場からは不可能です。
そんな面で、最近の傾向はやはり「改革」でしょうか。
前回の藤沢市長選挙ではマニフェストが印象的でしたが、翌2009年の民主党マニフェストが国民にとって美味しい事ばかりを列挙した物で議論を呼んだのはご承知のとおり。
「あれもやります。これもやります。」で市民を惹く手法では陳腐で無党派層へのインパクトは弱く、やはり、「ここが問題だからこう"改革"する」という押しの強さが不可欠でしょう。
その材料としてマニフェストが有っても無くても良いと思います。(ローカルマニフェストの是非論は別として)
とはいえ、それは私の希望みたいなもので実際には現在のところ、市民にあまり関心が広がらないなか、現海老根市長個人の信任投票のようになる気がしています。
結果投票率が高くなれば、それはそれで構わない気もしますが、大きな問題もありますしねぇ…
何だか結論のないエントリになりましたが、出来ればいくつかの切り口から自分の投票行動の理由付けになりそうな事柄をおさらい・ピックアップして行きたいです。
それに対して共感でも反感でも、皆さんが投票へ行くきっかけになれば…(なんて書いておいて、以降何も書かなかったら済みません。)
2008年2月の藤沢市長選挙は36.25%、2011年4月の藤沢市議会議員選挙は38.15%など。
それに対して2009年8月の衆議院議員総選挙は66.80%、2007年7月の参議院議員通常選挙54.69%、2005年9月の衆議院議員総選挙に至っては66.58%といった具合。
この地方選挙と国政選挙の投票率、感心の違いは、やはり市民が日ごろ接しているマスメディア、おおよそ東京発信のテレビ番組が選挙前や選挙中あるいは日ごろ、どれほど政治のことを題材としているかが最も大きな要素だと思います。
例えば、2005年9月の衆議院議員総選挙は通称郵政選挙。書くまでもありませんが、マスメディアによって「郵政民営化是か非か」「刺客」などがクローズアップされ、大変高い関心を集めました。
同様に2009年8月衆議院議員総選挙では麻生人気の低迷化で民主党が政権交代を果たすかどうか。「子ども手当」など。2007年7月の参議院議員通常選挙では年金・社会保険庁問題や安倍内閣に対する評価などがマスメディアで取り上げられ、多くの国民を投票所へと向かわせました。
地方選挙も同様です。
さきの大阪市長選挙では、橋下氏の訴えた大阪府と市の在り方や大阪市役所内部の改革の必要性などが広く報道され、問題意識に共感した多くの市民を投票所へ向かわせました。
また、先日の滋賀県大津市長選挙では、民主・社民の推す新人候補が、自民・公明の推す現職を退ける結果となりましたが、これもマスメディアで広く報道された大阪市長選挙のことが市民へ関心を喚起し、現職候補の高年齢や改革の必要性にも問題意識を向けさせて投票率の上昇に寄与したと見られます。
では藤沢市長選挙。
当たり前ながら、多くの市民が観ている在京テレビ局の報道バラエティ番組は、今のところ藤沢市長選挙のことなど話題にしていません。
最近の藤沢バーベキュー騒動は全国的にマスメディアで広く取り上げられましたが、それがどの程度今度の選挙での市民の投票行動へ関連付くかどうか。
日々、政府与党のごたごたを取り上げいるのと同じ要領で藤沢市長選挙をテーマにしても、大半の視聴者にはどうでも良い話ですから、タレントや大物政治家の出馬表明など余程のエンタメ要素でもない限り、話題にはされません。
そんな現状のなか、ミニコミ紙への意見広告の出稿や駅頭の政治活動、チラシの戸別配布などが一部の陣営によって盛んに行われているところです。
さらに市民の関心を引くにはどうしたら良いか。
やはり、市民に「投票しなければ」と思わせる動機付けが不可欠だと思います。
「郵政民営化是か非か」「改革するか現状のままか」などのように、市民に問題意識を芽生えさせることがやはり必要だと思います。一定のインパクトを伴えば、マスメディアも絡んだ啓発効果が期待出来ます。
単に選挙があります、候補者は誰と誰です、主張はこうですと並べても、実際に投票しなきゃという気にさせる物が無いと刺さりません。
市民に、「これは投票しないとダメだ」という問題意識を持たせることが必要でしょう。
その主な担い手は、各陣営か、是非はともかくマスメディアになります。中立公平な立場からは不可能です。
そんな面で、最近の傾向はやはり「改革」でしょうか。
前回の藤沢市長選挙ではマニフェストが印象的でしたが、翌2009年の民主党マニフェストが国民にとって美味しい事ばかりを列挙した物で議論を呼んだのはご承知のとおり。
「あれもやります。これもやります。」で市民を惹く手法では陳腐で無党派層へのインパクトは弱く、やはり、「ここが問題だからこう"改革"する」という押しの強さが不可欠でしょう。
その材料としてマニフェストが有っても無くても良いと思います。(ローカルマニフェストの是非論は別として)
とはいえ、それは私の希望みたいなもので実際には現在のところ、市民にあまり関心が広がらないなか、現海老根市長個人の信任投票のようになる気がしています。
結果投票率が高くなれば、それはそれで構わない気もしますが、大きな問題もありますしねぇ…
何だか結論のないエントリになりましたが、出来ればいくつかの切り口から自分の投票行動の理由付けになりそうな事柄をおさらい・ピックアップして行きたいです。
それに対して共感でも反感でも、皆さんが投票へ行くきっかけになれば…(なんて書いておいて、以降何も書かなかったら済みません。)
藤沢市長選挙で事前運動の疑い [藤沢の政治・市政]
本日、2012年1月28日土曜日付の朝日新聞湘南面に、藤沢市長選への立候補を表明しているある候補予定者の陣営が、事前運動の疑いによる3度にわたる藤沢市選管からの注意を無視していて、選管は県警への通報を検討しているという記事が。
告示は2月5日ですから、それ以前の選挙活動は違法ですね。
今回の選挙では法令遵守も意識されていますし、その辺りの基本的なルールは守ってもらいたいと願います。
サッカーではありませんけど、ぜひフェアプレーを。
告示は2月5日ですから、それ以前の選挙活動は違法ですね。
今回の選挙では法令遵守も意識されていますし、その辺りの基本的なルールは守ってもらいたいと願います。
サッカーではありませんけど、ぜひフェアプレーを。
いったん無しでしょう。地域経営会議 [藤沢の政治・市政]
今回の藤沢市長選挙では、何かと藤沢バーベキュー騒動を始めとした事件にまつわるコンプライアンス面に意識が向かいがちですが、むしろこの4年間進められてきたことに対して、検証することが必要だと思います。
そういう面で、何度も書いてきましたが、地域経営会議のことは無視できません。

藤沢市の地域経営会議は、2009年6月に湘南台地区で先行設置され、同10月に全13地区に設置されました。また、それを定義する条例は2011年4月に施行されました。
地域住民による地域自治の会議体としての意思決定機関と位置付けられ、自治会連合会や社協などの地域団体からの推薦委員と公募委員で構成されているボランティア組織です。
新総合計画策定における地域まちづくり計画の策定を担ったのを皮切りに、市役所本庁の握る予算・権限の一部が市民センター・公民館へ移譲されたのに伴い、地域なりの事業の企画や実施を図っていくとされています。
つまり、市議会の地区版ともいえるものですが、選挙という手順が踏まれていません。
首長でも議員でも無い住民が市の予算執行に関与することは、日本における民主主義制度に反しています。
また、施策を提案する市や市長に対する審査・ブレーキ役という市議会の役割に対して、地域経営会議では自ら事業案を策定して実施する、あるいは市民センター・公民館へ提案することから、十分な検証の無いまま場合によってはおかしな方向へ突き進みがちです。
百歩譲って、地域経営会議の取り組みから地域福祉が向上したり犯罪が減少したりなど、市民の暮らしがより良いものになる方向へ進めば良いのですが、疑惑の渦中にある土地の活用を提案したり、一部の者のビジネスを潤すような施策をあたかも地域の総意として推し進めるなど、公平性の面で疑問符を付けざるを得ないのが実情です。
もともと各地域団体の役員をしていたがために地域経営会議にも入らされ、急なスケジュールの中で地域まちづくり実施計画策定や住民説明会開催などを無報酬でやることになった皆さんは大変な思いをされたことを思いますが、やはり市が条例も作らず拙速にこうした仕組みを強行したこれまでの経緯は、大半の市民にとって残念なことと言わざるを得ません。
今度の藤沢市長選挙の後には、それが鈴木氏であっても海老根氏であっても三野氏であっても、いったんこの制度は白紙へ戻してもらいたいものです。
行政と住民の適切な役割バランスを時間をかけて模索していくべきです。
【関連記事】
破綻してる、地域経営会議(2010-11-01)
市民は暇じゃ無い、地域経営会議(2011-01-16)
そういう面で、何度も書いてきましたが、地域経営会議のことは無視できません。
藤沢市の地域経営会議は、2009年6月に湘南台地区で先行設置され、同10月に全13地区に設置されました。また、それを定義する条例は2011年4月に施行されました。
地域住民による地域自治の会議体としての意思決定機関と位置付けられ、自治会連合会や社協などの地域団体からの推薦委員と公募委員で構成されているボランティア組織です。
新総合計画策定における地域まちづくり計画の策定を担ったのを皮切りに、市役所本庁の握る予算・権限の一部が市民センター・公民館へ移譲されたのに伴い、地域なりの事業の企画や実施を図っていくとされています。
つまり、市議会の地区版ともいえるものですが、選挙という手順が踏まれていません。
首長でも議員でも無い住民が市の予算執行に関与することは、日本における民主主義制度に反しています。
また、施策を提案する市や市長に対する審査・ブレーキ役という市議会の役割に対して、地域経営会議では自ら事業案を策定して実施する、あるいは市民センター・公民館へ提案することから、十分な検証の無いまま場合によってはおかしな方向へ突き進みがちです。
百歩譲って、地域経営会議の取り組みから地域福祉が向上したり犯罪が減少したりなど、市民の暮らしがより良いものになる方向へ進めば良いのですが、疑惑の渦中にある土地の活用を提案したり、一部の者のビジネスを潤すような施策をあたかも地域の総意として推し進めるなど、公平性の面で疑問符を付けざるを得ないのが実情です。
もともと各地域団体の役員をしていたがために地域経営会議にも入らされ、急なスケジュールの中で地域まちづくり実施計画策定や住民説明会開催などを無報酬でやることになった皆さんは大変な思いをされたことを思いますが、やはり市が条例も作らず拙速にこうした仕組みを強行したこれまでの経緯は、大半の市民にとって残念なことと言わざるを得ません。
今度の藤沢市長選挙の後には、それが鈴木氏であっても海老根氏であっても三野氏であっても、いったんこの制度は白紙へ戻してもらいたいものです。
行政と住民の適切な役割バランスを時間をかけて模索していくべきです。
【関連記事】
破綻してる、地域経営会議(2010-11-01)
市民は暇じゃ無い、地域経営会議(2011-01-16)
マニフェストの捉え方 [藤沢の政治・市政]
今度の藤沢市長選に際して、今の市長のマニフェストが果たして実行されたかどうかを問う見方があります。
国政では、例えば高速道路の無料化などといった民主党のマニフェストがどうだったかという捉え方が一般的です。
しかし、市政のそれは意味合いや重要度が異なると思うのです。
それこそ選挙前からマスコミが話題として盛んに取り上げ、投票率や得票率もそこそこを占める国政選挙を経たマニフェストとは違い、市民全体のうち何パーセントが読んで理解し承諾したかも怪しい物が市政運営のバイブルとなり、それに囚われて硬直してしまうことは、私は以前から違和感を持っています。
そもそも以前も書きましたが、地域経営戦略100人委員会や地域経営会議を用いた新総合計画の策定も、結論ありきの「私的なマニフェストの公文書化」に過ぎませんし、その地域経営会議も議会制民主主義との整合性や、根拠となる条例の制定を後からするという順序を取り違えた手法など、問題をはらんだものです、
ようするに、マニフェストの達成度合いというのは、どれだけ市長の独断を貫いたかということに過ぎないわけで、その手法は関心の集まっている「コンプライアンス」にも関連してくるお話です。
もちろん、立候補者の政策表明や有権者にとっての判断材料としてのマニフェストの意義までをも否定するつもりはありません。
仮に各候補者がマニフェストを作ったとして、将来を見据えてそれを比較するのならばともかく、単に今までのマニフェストの成否を市民の判断材料へと持ち込むことができたならば、「郵政民営化是か非か」を選挙のメインテーマに持ち込んで圧勝した小泉純一郎氏同様に、現職は勝利を納めることができるでしょう。
そういう理由から、今の市長のマニフェストの達成度合いを振り返る取り組みって、中立なようで実は現職を有利へと導くものだったりするのです。
判断材料がなかなか揃いませんが、投票に際してはいろいろな要素からバランスよく判断して後悔することのないようにしたいものです。
◎ 2月12日(日)は藤沢市長選挙。期日前投票は2月6日(月)から出来ます。
国政では、例えば高速道路の無料化などといった民主党のマニフェストがどうだったかという捉え方が一般的です。
しかし、市政のそれは意味合いや重要度が異なると思うのです。
それこそ選挙前からマスコミが話題として盛んに取り上げ、投票率や得票率もそこそこを占める国政選挙を経たマニフェストとは違い、市民全体のうち何パーセントが読んで理解し承諾したかも怪しい物が市政運営のバイブルとなり、それに囚われて硬直してしまうことは、私は以前から違和感を持っています。
そもそも以前も書きましたが、地域経営戦略100人委員会や地域経営会議を用いた新総合計画の策定も、結論ありきの「私的なマニフェストの公文書化」に過ぎませんし、その地域経営会議も議会制民主主義との整合性や、根拠となる条例の制定を後からするという順序を取り違えた手法など、問題をはらんだものです、
新総合計画の策定方法に問題がある(2009-07-06)
地域経営会議の位置付けは…(2010-12-12)
ようするに、マニフェストの達成度合いというのは、どれだけ市長の独断を貫いたかということに過ぎないわけで、その手法は関心の集まっている「コンプライアンス」にも関連してくるお話です。
もちろん、立候補者の政策表明や有権者にとっての判断材料としてのマニフェストの意義までをも否定するつもりはありません。
仮に各候補者がマニフェストを作ったとして、将来を見据えてそれを比較するのならばともかく、単に今までのマニフェストの成否を市民の判断材料へと持ち込むことができたならば、「郵政民営化是か非か」を選挙のメインテーマに持ち込んで圧勝した小泉純一郎氏同様に、現職は勝利を納めることができるでしょう。
そういう理由から、今の市長のマニフェストの達成度合いを振り返る取り組みって、中立なようで実は現職を有利へと導くものだったりするのです。
判断材料がなかなか揃いませんが、投票に際してはいろいろな要素からバランスよく判断して後悔することのないようにしたいものです。
◎ 2月12日(日)は藤沢市長選挙。期日前投票は2月6日(月)から出来ます。
コンビニでご当地麺 [雑感]
コンビニでこんなご当地メニューが2月上旬まで販売されています。


藤沢市湘南台にあるお店。
藤沢市は別のコンビニと地域活性化包括協定という物を結んでいたり、住民票等の写しを店頭で取得できるように組んだりしていて、過去に藤沢市内限定メニューが商品化されたことがありました。
しかしこちらは、それとは異なるサークルK・サンクスで、全国販売だとか。
前述のコンビニとは、ご当地グルメの創作による街おこしを目指したグル麺コンテストの優秀作を商品化する目論みがあったものの実現しなかった経緯もありますが、こうした既存の地元麺を活かす取り組みは、ここ数年二の次になっていたものなので、かえって斬新。
波及効果などがあるかどうか注目したいですね。
肝心の味の方ですが、香りも良く、そばの麺が伸びたような食感もなく、なかなかのものでした。
一度お試しあれ。
おすすめレンジ麺 | サークルK・サンクス
そば處鴨南ばん監修 鴨南ばんそば
藤沢市湘南台にあるお店。
そば処 元祖 [鴨南ばん]
藤沢市は別のコンビニと地域活性化包括協定という物を結んでいたり、住民票等の写しを店頭で取得できるように組んだりしていて、過去に藤沢市内限定メニューが商品化されたことがありました。
しかしこちらは、それとは異なるサークルK・サンクスで、全国販売だとか。
前述のコンビニとは、ご当地グルメの創作による街おこしを目指したグル麺コンテストの優秀作を商品化する目論みがあったものの実現しなかった経緯もありますが、こうした既存の地元麺を活かす取り組みは、ここ数年二の次になっていたものなので、かえって斬新。
波及効果などがあるかどうか注目したいですね。
肝心の味の方ですが、香りも良く、そばの麺が伸びたような食感もなく、なかなかのものでした。
一度お試しあれ。
善行土地疑惑(18?) [藤沢の政治・市政]
つい藤沢市長選挙の方へ関心が向きがちですが、肝心の善行土地疑惑。
依然口裏合わせがなされているのか、真相の究明が難航しているようですから、2名同時尋問で真相の解明に近づけば良いと思いますね。
本当は市長も呼ばなければ・・・なんて思いますが。
それにしても、この問題もなかなか議会で採択されなくてですね。
私なんて、ぶっちゃけ誇張して「市政を窮地に追い込んでいる」なんて書いていましたが、今この百条委員会と市長選に際して、まさに隔世の感があるといったところ。
2年ちょっと前にはこんな記事を書いていました。
善行土地疑惑6(2009-12-23)
善行土地疑惑5(2009-12-13)
百条委員会は市長選の後までかかってしまいますが、市政史上のこんな不始末はこれを最後にしたいものです。
藤沢市土地開発公社:私有地取得 前副市長ら5人を再尋問へ--市議会百条委 /神奈川(毎日新聞・2012-01-11)
藤沢市善行の私有地を不自然な経緯で市土地開発公社が取得した問題で、市議会百条委員会は10日、新井信行前副市長や矢島豊海前市議ら5人を18日に再尋問することを決めた。 土地活用を市に働きかけた矢島前市議と地主を2人同時に呼んで尋問。取得にあたって重要な役割を果たしたみられる舘野邦行前市民自治部長と善行地区自治会連合会会長も同時に事情を聴く。最後に「陳情前に現地視察し購入を考えた」と従来の市の説明を翻した新井前副市長を呼ぶことにしている。
依然口裏合わせがなされているのか、真相の究明が難航しているようですから、2名同時尋問で真相の解明に近づけば良いと思いますね。
本当は市長も呼ばなければ・・・なんて思いますが。
それにしても、この問題もなかなか議会で採択されなくてですね。
私なんて、ぶっちゃけ誇張して「市政を窮地に追い込んでいる」なんて書いていましたが、今この百条委員会と市長選に際して、まさに隔世の感があるといったところ。
2年ちょっと前にはこんな記事を書いていました。
善行土地疑惑6(2009-12-23)
善行土地疑惑5(2009-12-13)
百条委員会は市長選の後までかかってしまいますが、市政史上のこんな不始末はこれを最後にしたいものです。
三つ巴に(?) [藤沢の政治・市政]
正式に話が出たようですね。
三野議員って、海老根市政にそれほど批判的なスタンスだった印象が無いんですが、まさに裸の王様ってところですかねぇ・・。
法令順守っていうのは例のバーベQなんかの話だと思うんですが、「市役所本庁と市民センターの二重行政の解消」というのは興味深いですね。
今までの一般質問の項目などをざっと見てもそれらしい話が見当たらないので、詳しい情報を待とうと思います。
これまでの4年ごとの例からして、選挙前には公式サイトも更新されるはずですし・・・
それと、前後しますがこうした話も。
いよいよ慌しくなってきました。
藤沢市長選挙。このまますんなりと3人の候補で争われることになるような気もあまりしませんし、場合によってはプラス市議補選ということもありますからね。
まあ、私個人はどこの何にも肩入れしていないので静観ですけどねw
後出しじゃんけんみたいになるのも何なので、そろそろ争点の整理でもした方が良いかな。
市長選に三野市議が出馬正式表明/藤沢(神奈川新聞・2012-01-12)
三野氏は、市議会百条委員会が「不当」と結論づけた善行地区の土地取得問題などを挙げ「この4年間で将来にわたる負の遺産の種をまいた。軌道修正したい」と出馬の理由を説明した。 庁内の法令順守や市役所本庁と市民センターの二重行政の解消、住環境の整備、文化行政の推進などを訴える考え。地域経営会議の見直しにも言及し、市土地開発公社は「廃止すべき」とした。
三野議員って、海老根市政にそれほど批判的なスタンスだった印象が無いんですが、まさに裸の王様ってところですかねぇ・・。
法令順守っていうのは例のバーベQなんかの話だと思うんですが、「市役所本庁と市民センターの二重行政の解消」というのは興味深いですね。
今までの一般質問の項目などをざっと見てもそれらしい話が見当たらないので、詳しい情報を待とうと思います。
これまでの4年ごとの例からして、選挙前には公式サイトも更新されるはずですし・・・
それと、前後しますがこうした話も。
藤沢市長選挙に臨む日本共産党の態度(ハイ!土屋としのりです・2012-01-09)
日本共産党は市民の声に応え市政の転換を図るため、かつてない対応をします。独自候補は立てず、鈴木恒夫氏を自主的に支援することとしました.
市長選前に市議会最大会派からネットが離脱/藤沢(神奈川新聞・2012-01-10)
藤沢市議会の最大会派「民主・社民ネット」は10日、所属市議と名称を変更する方針を固めた。市長選を2月に控え、構成市議の間で支援する候補者をめぐり意見が食い違ったことから、一部市議が離脱する。11日にも変更届を議会事務局へ提出する。
いよいよ慌しくなってきました。
藤沢市長選挙。このまますんなりと3人の候補で争われることになるような気もあまりしませんし、場合によってはプラス市議補選ということもありますからね。
まあ、私個人はどこの何にも肩入れしていないので静観ですけどねw
後出しじゃんけんみたいになるのも何なので、そろそろ争点の整理でもした方が良いかな。