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当然の家宅捜索 [ニュース]

 大津市のいじめ問題で、ついに警察が動いたそうですね。

いじめ自殺 中学捜索 暴行容疑 大津市教委にも(2012-07-12・東京新聞)

大津市立皇子山(おうじやま)中二年の男子生徒=当時(13)=が昨年十月、マンションから飛び降り自殺した問題で、滋賀県警は十一日夜、暴行容疑で大津市教育委員会事務局と中学校を家宅捜索した。早ければ八月中に捜査の結果を出す。


 教育の場に警察が踏み込む事への違和感や、資料が警察へ押収されたことでの教育現場での主体的な解決が難しくなることなどの懸念もあるようですが、これの措置は当然だと思います。

 いじめは犯罪ですから。

 そもそも、この事件も含めたいじめ問題の解決を学校に期待するのも無理があります。
 学校は、親を教育することは出来ませんから。

 いじめ犯罪は、学校教育というよりは家庭教育の問題。
 親を糾し、正すことが不可欠です。

 この事件は日本国内におけるほんの氷山の一角。全国のいじめ犯罪をあぶり出し、いじめを撲滅しましょう。

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市民の声を聴く会 [藤沢の政治・市政]

 きょう7月7日(土)と8日(日)の2日間にわたって、藤沢市議会が「市民の声を聴く会」というものを開いています。

(※)
藤沢市議会からのお知らせ

 藤沢市議会では「開かれた議会」、「市民に親しまれる身近な議会」をさらに推進するため、現在、議会基本条例の制定に向けた取り組みを行っています。
 今回、市民の皆様にその取り組みの経過をご説明するとともに、議会に対する率直なご意見をお聴きし、今後の検討に役立たせていただくため、次のとおり「市民の声を聴く会」を開催します。

 ようするに、『議会基本条例を制定するために市民の意見を聴く会』。

 さきの新聞報道によれば、市民にとっても、陳情や請願を出した際に直接意見を述べることが出来るようになったり、新たに開催されるようになる「議会報告会」に出席できるようになったりするという変化があるということです。
 つまり、単なる議会の中の話ではなくて、市民にとっても大事なお話なのです。

 議会基本条例は北海道栗山町が2006年5月に制定したのが最初で、今の政権になってから地方分権や自治体改革を進める流れと呼応してか、全国各地で盛んに制定が行われるようになっています。

全国議会基本条例制定状況(自治体議会改革フォーラム)

「市民参加と情報公開の仕組みを作れ―地方議会改革のための議会基本条例『東京財団モデル』」

 もっとも、議会基本条例は議論を呼んでいる自治基本条例の一部として構想されて来たものであるとして、この動きに批判的な見方も多く存在します。

危ないのは自治基本条例だけじゃない! 「議会基本条例」の問題点

自治体学 栗山町議会基本条例の問題点

 議会基本条例によって議会がより活性化され、市民にとってわかりやすくなるのは結構ですが、制定にあたっては市民としてもいろいろな面から考察していきたいものです。

 そして今回の「市民の声を聴く会」。

 事前に議会からは議会基本条例のことについて市民に素案や概略、狙いなどが提供されていなかったことや、駅頭などで配布・ホームページで公開されていた案内チラシにも上記(※)のことしか書かれていなかったため、開催の成果はいまひとつだったような印象です。
 (Web検索をかけると、会では市民に公開されない23条に及ぶ藤沢市議会基本条例の案を見つける事が出来ます・・・)

 参加された市民の方は、議会基本条例制定への取り組みに対して関心や意見を持って来られていた方がすべてとは限らず、漠然とした「市民の声を聴く」というタイトルに惹かれて、市役所や県などへ諸案件の不平不満要望をぶちまけに来たような方も少なからずいらっしゃった印象です。
 それ自体は結構なことですが、今回の会の目的からはずいぶんと逸脱してしまい、勿体無い時間の使い方になってしまいます。

 藤沢市議会では昨年10月から議会基本条例制定に向けて検討を進めているとのことですが、議会改革については2008年頃から議会活性化検討会を設けて、一般質問等への一問一答方式の導入や広報ふじさわの記載改良などを行ってきました。
 そのあたりも踏まえて、より開かれた市議会をという今回の取り組みを評価して行きたいですし、ご存じない市民の方にもそうした経緯や成果を含めて説明し、意見を求めたらいかがかと思います。
 また、当たり前のことですが、全国の他の議会基本条例の中身に捉われることなく、今回寄せられた“市民の声”も有効に活用していって欲しいものです。

 なお、お隣鎌倉市では議会基本条例制定がいったんご破算になっているようですし、地方分権を進めると明記していたとされる民主党のマニフェストが次々と反故にされている実態もありますので、議会活性化の手法自体を主役として捉えれば、現在の取り組みを始めて以降、市議会の構成も市長も変わっていることですし、議会基本条例の制定は必ずしも絶対では無いような気がしなくもありません。
 今回、素案が出来上がった段階での市民からの意見聴取ですが、上でも書いたように市民にとっても大きな事ですので、都度市民にオープンにして取り組んでもらい、市民ももっと関心を寄せて行きたいものです。

【関連記事】
市議会基本条例(2012-05-31)
議会改革は市民協働で(2007-09-25)
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いじめ問題の解決に [ニュース]

 いじめが全く減りませんね。

「自殺の練習強要」 中2自殺で生徒指摘、大津市教委調査せず(日本経済新聞・2012-07-04)

 市教育委員会はいじめの存在は認めたが、一貫して「いじめと自殺との因果関係は判断できない」と主張。昨年11月の記者会見ではこの事実を明らかにせず、調査を打ち切った。

「自殺の練習」非公表理由を市教委説明‎ (NHK・2012/07/04)

学校が全校生徒に行ったアンケートで、「男子生徒は、自殺の練習をさせられていた」という回答があったことが明らかになりましたが、これを公表していなかった大津市教育委員会は「そうした場面を直接見た生徒がおらず、確証が得られなかったため公表しなかった」と説明しました。


 藤沢市でも以前こんなことが。

いじめ放置を認定し市に賠償命令:神奈川・藤沢市(きょういくブログ・2009-06-06)

 学校側の対応については、当時教諭が聞き取りなどをおこなったことは認定されたものの、聞き取りをおこなった教諭が校長らには報告しなかったことなど、いじめ防止のための十分な対応とはいえなかったと判断されています。


 ちょっと古い資料ですが。

藤沢市教育委員会定例会(4月)会議録 日 時 2009 年4月10 日

いじめについては平成19 年度小学校で37 件、中学校で96 件報告されており、


 そんなに少ないわけ絶対に無いです。1学年に少なくとも数件はあるはずで、この何十倍にも上るはずです。
 担任や学校や教育委員会は、対応や責任を問われたくないですから、自分のところでのいじめの存在を出来るだけ認めたくない、無いことにしたいものです。

 いじめが一向になくならず、自殺なども相次いでいるこの問題の解決策のひとつとして提案したいのは、学校とも教育委員会とも切り離され、且つ権限を持つ第三者機関を設けることです。

 この機関は、いじめの通報を受けて独自に立ち入り調査を行います。そして必要に応じて学校や関係生徒・児童・家庭への勧告を行い、必要に応じて児童相談所や警察への通報も行います。
 誰にも相談できなかったり、泣き寝入りするしかないいじめ問題を公然としたものとさせ、被害者を救済するとともに加害関係者の徹底追及と再犯防止を図ります。

 いじめの防止とか、親子や児童生徒同士の絆()を念頭に置いた取り組みは一部にあるかもしれませんが、そんな手ぬるい話ではありません。
 いじめ問題の解決には、被害者を救うことだけではもぐらたたきのような話で、もっと加害者の撲滅に主眼を置かなければ永遠に解決しないと思います。
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海開き [藤沢の政治・市政]

 7月1日、藤沢市の片瀬海岸ではとうとう海開き。
 ただ、いつにも増して気がかりな・・・

つるの剛士さんも登場、湘南各地で海開き/神奈川(神奈川新聞・2012-07-02)

ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんも台風の影響に触れ、「砂が持っていかれて例年と比べてやせたビーチになったが、

 いやいや。それに触れちゃいけないし、記事に書いちゃ・・・
 でも実際のところ、

IMG_6738.JPG

 結局、さきの台風4号でせっかく盛った砂をさらわれ、復旧(?)が行われないまま海開きを迎えることになってしまいました。
 市ではなく県の管轄なので、なおさら対応が間に合わなかったようです。

 この感じだと、業者の有料パラソルだけかろうじて並べられる状態。一般の海水浴客が持参したレジャーシートやサンシェードを広げるスペースは無さそうです。

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 ここも、車止めのような状態。(確かに、なぜか辺りには車もたくさん乗り入れていますが。)

 それと、そんな物理的な事情よりもとにかく・・・。
 
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 例の脱法ハーブブームのためかどうか判りませんが、片瀬海岸付近の治安状況が過去最悪の状況ですね。
 この落書きも、犯人が判れば賠償を請求したいところでしょうけど、泣き寝入りなんですかね。
 東洋のマイアミビーチ()の玄関口なのですから、然るべき処置を図りたいところですが・・・

 ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さん、「イクメン」として評判ですが、藤沢市の江の島・片瀬海岸は、今の治安状態では、とても子どもを連れて来れる場所ではない感じです。
 君子危うきに近寄らず
 余計な犯罪被害に遭わないよう、自分と家族の身は自分達で守ることが肝心です。
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湘南パスポートセンター開設 [藤沢の政治・市政]

 きょう7月2日月曜日から、辻堂CXの民間ビル内に湘南パスポートセンターが出来るそうですね。

藤沢市|湘南パスポートセンター(藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町)


 県が行っているパスポートの許認可業務を、人口50万人規模の広域連携をした自治体ならば制度上、権限の移譲が受けられるということで、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町で湘南広域都市行政協議会を作って、「住民サービスの向上」を目的に開設にこぎつけたという話のようです。
 どうもわざわざ辻堂CXの公的な整備メリットを創出したような気がしなくもありませんが、市長も変わってしまったのでそのことは省略します。

 ただ、"山下公園まで行かなければならない"(平成21年12月 総務常任委員会 長瀬経営企画部長答弁)ものだったものが辻堂CXで済むというメリットばかりに惹かれますが、今回の開設によって、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の住民は、ここでしかパスポートの手続きが行えなくなってしまうということがあります。
 そもそものところ、パスポートの手続きなんて市民・町民が5年とか10年に一度やるかどうかという程度の話ですし、どっちみち平日の16時45分までしか申請出来ないのであれば、それが辻堂であっても山下公園であっても大した差は無いわけですから、それほど大きな「住民サービスの向上」であるようにも感じませんが、市長も変わってしまったのでそのことは省略します。

 また、パスポートの新規申請などに必要な戸籍証明書の交付も併せてこの湘南パスポートセンターで受けられるそうですが、それも本籍が藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町にある人に限られるそうなので注意が必要なようです。

 でもまあ、横浜の山下公園まで行かなければならなかったものが辻堂CXで済むというのは悪い話でもないですけどねw
 せめて、「住民サービスの向上」が目的なわけですし、神奈川県職員が業務を行うわけでも無いんですから、利用時間や曜日の工夫も行ってもらいたかったですね。

【参考リンク】
パスポートセンター設置の検討|湘南広域都市行政協議会

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台風去って [藤沢の政治・市政]

 6月19日から20日にかけて通過した台風4号の影響で海の家が壊れ、周辺に部材が散乱したり、道路構造物を壊したりといった被害を与えたようですね。

 海の家のことはさておき、砂が流失してしまったことが気になります。

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 海の家建設に先立ってゴールデンウイーク直後に砂が運び込まれたのが一番最近で、写真に見える土台が砂の中に埋まるまでに覆い被されていたのですが、すっかりご覧のとおり。
 砂を足さないと、散策客や海水浴客の行き来に支障がありそうです。

台風4号で損壊相次ぐ シーズン目前 海の家直撃(東京新聞・2012-06-21)

 藤沢市観光協会と市観光課の担当者は「海開きに間に合うよう努力するが、難しいところもありそうだ。数日後に次の台風が来襲する予報もある。状況を見ながら管理者の県と相談していきたい」と話している。


 例年、秋の台風でこんな具合になっても、正月の初日の出までには砂が運び込まれますが、その予算を一部前倒しで執行してもらうよう、神奈川県に要請するのでしょうか。
 すでに海を訪れる一般客も多くなっているので、大規模な土砂搬入はなかなか大変な作業になりそうです。

 近年はアウトドアブームや紫外線回避への意識の高まりでテントを持ち込む海水浴客も増えているなか、片瀬海岸では海の家とは別に貸しパラソル業者がパラソルを建てて一般客の海岸利用を不法に制限するエリアもあるため、砂浜が狭まってしまったこの状態では、新たなトラブルも招きそうです。
 季節はずれの台風被害。私もちょっと予想外でした。


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「優先席」と「ゆずりあいシート」 [ニュース]

 先に結論を書くと、横浜市営地下鉄は中田氏が始めたこんな施策は返上するべきですし、もっと言えば日本の鉄道事業者は「優先席」なんていう制度は止めた方が良いと思います。

横浜市営地下鉄の最優先席、「ゆずりあいシート」に名称決まる/神奈川(神奈川新聞・2012-06-18) 横浜市交通局は18日までに、市営地下鉄に新設する「最優先席(仮称)」の名称を「ゆずりあいシート」に決めた。7月下旬から同シートの導入を始め、8月末までに全車両に設ける。

 「優先席」と「ゆずりあいシート」だなんて、もう言葉遊びの世界です。

 大半の社局が「優先席」で席の譲り合いをマナーとして規定しているため、横浜市営地下鉄は馬鹿正直に(?)それを全席に拡大適用してきました。
 それで、なお"譲り合い"が行われないという苦情が寄せられることから、新たに「ゆずりあいシート」を設定するという話のようです。典型的なお役所仕事です。

 何度か書いていますが、私は優先席には座らないことにしているので、横浜市営地下鉄では席が空いていても座ることが出来ないのです。
 だから、面倒くさい制度だなと乗るたびに感じます。

 一般的な電車でも、優先席はわりと混んできても後まで空いていることが多く、「優先席には座らない」という価値観をもった利用者がいることを窺わせますが、一方で「優先席は座ってもかまわない」という異なった認識の方もいらっしゃるようです。

 そもそも、席の譲り合いをするべき席を「優先席では」と規定しているために、一般の席での譲り合いの習慣は一向に広まらないのですよ。
 
 そういうわけで、横浜市営地下鉄の現状での利用者からのクレームへ対応するためには、札幌市営地下鉄のような「専用席」の方式がもっとも効果的ですし、「優先席は譲るのが望ましい席」「一般席は譲る必要の無い席」という区分の固定化を図ってしまっている日本の「優先席」制度は、本当の譲り合いが行われるように促すためにも取りやめるのが望ましいと思います。

地下鉄優先席 15日から倍増:東京(東京新聞・2012-06-02)

都は「高齢者や障害者、妊婦の方に席を譲ってほしい」と説明している。


 優先席だけでですか…

【関連記事】
席を譲る車内マナー(2011-12-24)

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上下分離でいずみ野線延伸をと・・・ [藤沢の政治・市政]

 6月議会で報告があったんでしょうかね。
 
いずみ野線延伸計画 単線で建設費436億円 検討結果を発表(MSN産経ニュース・2012-06-11)

 湘南台駅(神奈川県藤沢市)に乗り入れている相鉄いずみ野線を慶応大湘南藤沢キャンパス付近まで伸ばす路線(約3・3キロ)の事業採算性を検討してきた検討会は11日、交通システムを単線の鉄道、概算建設費を約436億円とし、採算性の確保には建設資金として無利子資金の調達が必要などとする検討結果を発表した。

 上下分離を視野に入れた在来鉄道かLRTの事業化を検討していたと思いましたが、まさか大真面目に「単線」の鉄道で採算が合うといった案をまとめてくるとは、正直予想外でした。
 JR相模線ですら複線化の要望があがっているというのに、何だか無理矢理、事業化の結論ありきで帳尻合わせをしてきた感を強く受けます。"県と藤沢市、慶応大、相鉄"という検討メンバーでは、致し方ありません。

 相模鉄道と慶応大学が独自で行う事業ならともかくとして、公的資金を大きくあてにした事業計画となると、我々市民も他人事ではなく、本当に採算があうのかどうか、その前提となる利用者予測が妥当なものなのかどうかなど、厳しく見ていく必要があります。

 すこし話が飛躍しますが、きょうの記事。
必要なのは、「モノづくり」ではなく「ストーリーづくり」 ――ソウル市の交通変革に真価を見せた情報化の威力|廉宗淳 韓国はなぜ電子政府世界一なのか(ダイヤモンド・オンライン・2012年6月12日)

バスを何度乗り換えても基本料金の支払いは1度だけ、あとは距離等に応じて加算するという、よりわかりやすくシンプルな料金体系への移行も行われ、乗客にとっての利便性も高まりました。

 この例では民間企業が主導になっていますが、きょうの本題のいずみの線延伸の話に出てくる「上下分離」というのも、欧米の鉄道で多くみられるもので、ヨーロッパの各都市ではこのおかげで、利用者は鉄道やバスを乗り継ぐ際も初乗り運賃を何度も負担することなく、一律の運賃制度で不公平なく利用することができます。
 この記事のソウル市内のバスの話も同様ですね。

湘南台-慶大 相鉄いずみ野線延伸、採算性確保は可能 検討会が報告書/神奈川(神奈川新聞・2012-06-12)

 この借入金は無利子が前提で、さらに現状の想定より建設費や運行経費を圧縮することで、事業採算性が見込めるとしている。初乗り料金は200円を前提にした。

 かたやこの話。
 初乗りが200円と報じられていることからしても、相模鉄道とは異なる運賃体系になる線が濃厚で、南大山あたりの中間駅から湘南台駅までが200円だとすると、南大山(仮)から相鉄のいずみ中央まで乗り通すと数分の距離でも合わせて400円になるなど。

 現状でもバスと電車を乗り継ぐとそういう割高な運賃になってしまいますし、バス同士でたとえば東海道線の南側の地域から藤沢市民病院へバスで行こうとしても、藤沢駅で乗り継いでそういう二重の運賃になってしまいます。最近はバスの本数も減り、物理的な乗り継ぎの利便性も落ちています。

 本来ならば市域全体の公共交通の在り方を論じた上での利便性や運賃の妥当性の話が出て、その解決策の一つとして上下分離の話が出てくるのならば納得出来るんですが、事業としての採算性の低い当該路線を無理矢理単独で採算性を持たせるために公費(県民や市民からの税金)を当てにしたうえでの上下分離を持ち出して来るのですから、ちょっと都合良過ぎじゃないかと思います。

 単に相鉄いずみ野線の計画をどうするかという局所的な話でなくて、それも含めた市域全体の公共交通の話として課題を洗い出し、バランスを持って解決策を練っていく作業が必要なのではないかと思います。

【関連記事】
いずみ野線延伸(2010-02-25)
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ごみ・資源の出し方変更で2 [藤沢の政治・市政]

 前海老根靖典市長の置き土産、資源の戸別収集とゴミの出し方の変更ですが、いまだに馴染めませんね・・・。

 私の住む小規模な集合住宅ですが、ある朝出されていたもの。

・ ガムテープにくるまれた段ボール雑紙と古新聞
  → 13日後に、戸別でなくて自治会毎の集積所へ…

・ ピンク色の袋に入った可燃ごみ風のごみ
  → 翌日6~8時に…

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 また、近隣の戸建て住宅でも。

・ ビニール袋に入れられたペットボトル
  → 袋に入れず、バケツに入れて…

 古新聞は管理会社の目に留まらない限り、専用コンテナの中で風雨にさらされ続けることでしょう。


 海老根市政の後半は、善行土地疑惑などに気をとられてこちらの案件を注視できなかったんですが、どうもいきさつがはっきりしません。

「資源品目別戸別収集」と「商品プラスチック収集」開始のお知らせ(2012年3月7日)

 資源の分別当番(立ち番)や資源集積所までの資源運搬、集合住宅を中心とした家庭内のストック場所の確保、資源集積所の移設や新設並びに維持管理、通行の支障や美観を損ねるといった資源集積所の諸課題の解消や資源の出しやすい環境づくりを目的に

 人によっては、「立ち番」が大変だという声は聞いていました。しかし、私の住む街の自治会のように立ち番を置かない自治会もありますし、「立ち番」はこれで廃止されたのかどうか。
 美観の面で問題なのはコンテナやネットに納められた缶などでなくて、山積みになる段ボールや古新聞などだと思いますが、それは引き続き集積所収集であるわけで、美観問題は果たして解消されたのか。

 むしろ夏のこの時期、可燃ごみが週2回しか無いのは、仕事の出勤シフトが不規則な人や出張・旅行などで出せない人などには厳しいな、とも思うわけですが。(以前週3回だったお隣横浜市は、今は年間を通じて週2回になりましたが)

 可燃ごみも資源も、出しにくくすることで排出総量の圧縮につながっている効果もあるかとは思います。
 しかし、結局ルール違反のごみや資源が街角に放置されたりして、問題とされたことが解消されないのなら余計に手間や収集コストがかかるだけで意味が薄いように思われますが、収集・処理コストの増減もあいまって実施前後での諸課題の改善状況など、実際のところどうなっているんでしょうかね。

【関連記事】
ごみ・資源の出し方変更で(2012-04-13)



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脱法ハーブと海水浴客の… [ニュース]

 最近、「脱法ハーブ」がらみの事件が記事化されることが増えましたね。
 きょうも。

脱法ハーブ:吸引の男が軽自動車で事故 2人軽傷 大阪(毎日新聞・2012-06-02)

 同署や通行人らによると、車は東へ直進中、突然ハンドルを切って歩道に乗り上げた。拝藤容疑者は衝突して止まった後もアクセルを踏み続け、助け出された後は路上で奇声を上げたり、泣き叫んでいたという。

 どうかしてますね。
 でも、夏の片瀬海岸の海の家周辺には毎年こんなのがゴロゴロいます。年々増えて雰囲気が悪化しているのは、「脱法ハーブ」が多く出回るようになってきているからでしょう。

 少し前のニュース。

「脱法ハーブ」で17店に販売自粛要請 神奈川県(MSN産経ニュース・2012-04-26)

 要請したのは横浜、川崎、相模原、小田原、秦野、厚木の6市内の計17店舗。県は今後も継続的に行政指導を行うとしている。

 その後、自販機を置いている店が家宅捜索を受けたりもしています。

脱法ハーブ販売店を捜索 神奈川、薬事法違反容疑‎(西日本新聞・2012-05-17)

「脱法ハーブ」を販売したとして家宅捜索を受けた雑貨店。自動販売機でもハーブを販売していた

 特に神奈川県だけの現象でもなくて、むしろ神奈川県警の積極姿勢の表れかもしれません。

藤沢の観光客数が震災などで激減、前年比23%減の1194万人/藤沢市(神奈川新聞・2012-06-01)

毎年多くの人出がある7月下旬から8月上旬が天候不順だったことなどで海水浴客の足も鈍かったという。


 藤沢市を訪れる海水浴客の減少。天候不順だけではないでしょうね。
 7・8月の片瀬海岸周辺は怖いというイメージが浸透し、海水浴客が寄り付かなくなっているんですよ。

 東京・渋谷のセンター街などは同様の悩みから、いろいろな取り組みが行われているようですが、基本的には住宅地である片瀬海岸では、住民の皆さんによるパトロールぐらいに依存するのは、あまりにも荷が重いと思います。

 片瀬海岸の、あのおかしな人たちの雰囲気は、普通に考えればあの一体が「脱法ハーブ」を売買して楽しむ場所になっているんです。お酒の飲みすぎによる症状とも違います。
 これを防ぐには、毎年7月1日から海の家のための海岸占有許可を出している神奈川県が、その条件として遊泳時間の終わる午後5時以降の営業を禁止すればそういう連中が大幅に集まらなくなるという簡単な話なんですが、今の神奈川県には期待できそうにありません。
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