トップページ国際ニュース一覧韓国“監視カメラで兵士発見”はうそ
ニュース詳細

韓国“監視カメラで兵士発見”はうそ
10月11日 15時59分

北朝鮮の兵士が亡命を求めて、今月2日、南北の軍事境界線を越えて韓国側に入った際、韓国軍が、「監視カメラで発見した」と報告していたのはうそで、実際には、北朝鮮兵士が当直施設に来るまで気付かなかったことが分かり、警備態勢が緩んでいるという指摘が上がっています。

これは、今月2日の深夜、北朝鮮軍の兵士が韓国東部の軍事境界線を越えて韓国側に入り亡命を求めたもので、当初、現場の韓国軍は「監視カメラで兵士を発見し、身柄を確保した」と合同参謀本部に報告しました。
しかし、実際には、監視カメラは作動しておらず、北朝鮮兵士が見張り台を通りすぎて当直施設のドアをたたくまで、気付かなかったということです。
現場がうその報告をしたことは、翌日には、合同参謀本部に伝えられましたが、上層部には知らされず、結局、今月8日の国会で、合同参謀本部のトップが「監視カメラで発見した」と事実と異なる証言をしてしまい、批判を受けました。
北朝鮮兵士が逃れてきたとき、軍事境界線の韓国側には、およそ40人の兵士が警備に当たっていましたが、誰一人気付かなかったとあって、韓国国内では、警備体制が緩んでいるという指摘が上がっています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ