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2ちゃんねる違法書き込み激減10月11日 21時46分
国内最大級のインターネットの掲示板「2ちゃんねる」が、削除を求められた薬物取り引きなどの違法な書き込みを放置していた問題で、去年、あわせて5000件余りあった放置の件数が、ことし半年間ではおよそ170件まで減少し、警察庁は、管理者側の自主的な削除が進んだとみています。
インターネット上の違法な書き込みは、警察庁が委託する「インターネット・ホットラインセンター」が、管理者などに削除を要請していますが、「2ちゃんねる」では、去年、要請を受けた覚醒剤などの薬物取り引きや、振り込め詐欺などに悪用される、通帳や携帯電話の売買といった違法な書き込みの97%にあたる5068件を、削除せずに放置していました。
しかし警察庁によりますと、ことし半年間に削除要請を受けながら放置された書き込みは、173件にまで減少していたことがわかりました。
警察庁は、違法薬物を密売する書き込みを放置したとして、警視庁が、捜査に乗り出したことなどが影響して、管理者側の自主的な削除が進んだほか、新たな書き込みも減ったとみており、その結果、削除要請も311件にとどまったということです。
一方、2ちゃんねるの書き込みをコピーして、ネット上に公開している「ミラーサイト」と呼ばれるサイトも確認されており、警察庁は、こうしたサイトにも削除を求めていく方針です。
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