原発事故が起きたときの現地対策拠点となるオフサイトセンターのあり方を見直している経済産業省原子力安全・保安院は13日、原発から半径5キロ圏内にあるセンターを移設する案を、専門家会議で示した。対象のセンターは4カ所で、今後5キロ以遠に移すことになりそうだ。
4カ所は泊(北海道)、浜岡(静岡)、志賀(石川)、伊方(愛媛)の各原発のオフサイトセンター。いずれも原発から2〜5キロ地点にある。
半径5キロ圏内は、重大事故時に即時避難を要請する予防的防護措置準備区域(PAZ)となる。このため立地はふさわしくないと判断した。海岸からの距離なども考慮しつつ、半径5〜30キロ圏内に置くことを原則とした。