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2012年10月11日19時43分

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中国、日本人団員だけ入国拒否 台湾の交響楽団

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 【台北=村上太輝夫】台湾の「国家交響楽団」が予定する中国公演で、同楽団の3人の日本人団員だけが中国当局から受け入れを拒まれていることが明らかになった。

 公演は11月2日の上海から始まり、無錫(江蘇省)、北京を回る。9日夜には東京でも予定している。9月初めに手続きを始めたが、尖閣諸島問題が起き、北京市文化局から「日本関係は団体、個人を問わず(公演などの受け入れを)許可しないことになった」と連絡があった。日本人楽団員は公演活動に必要な就労用の査証発給を受けられず、中国に入れないという。

 演奏曲目はチャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」、ドボルザークの交響曲「新世界から」などを予定。3人の日本人楽団員はフルート、ホルン、テューバを担当している。楽団は中国公演に代役を用意し、3人は東京へ直接向かわせることにしている。

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