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日本の1人当たりGDP、ドル建てで過去最高に
10年、円高効果でOECD14位

2011/12/26 20:00
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OECD諸国の
ドル建て1人当たり名目GDP

(10年、単位ドル、カッコ内は09年の順位)
順位国  名金額
1(1)ルクセンブルク105,313
2(2)ノルウェー84,473
3(3)ス イ ス67,802
4(8)オーストラリア56,395
5(4)デンマーク56,255
8(9)米  国46,588
9(15)カ ナ ダ46,236
14(16)日  本42,983
15(14)ド イ ツ40,123
17(13)フランス39,475
18(18)英  国36,158
19(19)イタリア33,924
23(21)ギリシャ26,631
26(27)韓  国20,757
34(34)メキシコ9,556

 内閣府が26日発表した国民経済計算確報によると、2010年のドル換算の1人当たり名目国内総生産(GDP)は4万2983ドルとなった。09年より9%増え、過去最高を更新。経済協力開発機構(OECD)加盟国を対象とする国際順位は14位と、前年から2つ上がった。ただ1人当たりGDPは円高・ドル安で押し上げられた効果が大きく、長期間にわたるデフレや低成長で日本経済の「実力」は米国などに見劣りしている。

 1人当たりGDPは4年連続のプラスとなったが、その要因は「かなりの部分が円高」(内閣府)。10年の円相場は平均で1ドル=87円78銭で、09年平均から7%も円高が進んだ。

 内閣府によると、OECD加盟34カ国での日本の順位は前年の16位から2つ上昇。主要国では8位の米国、9位のカナダに次ぐ。ただ00年と比較すると日本の1人当たりGDPは15%増えただけ。一貫して首位の座を守り続けるルクセンブルクはこの間、2.3倍に膨らみ、米国も33%伸びた。

 10年の世界全体のGDPに占める日本の割合は8.7%と、前年と変わらなかった。中国の割合は前年の7.7%から9.4%に拡大したが、人口要因が反映されない1人当たりGDPは4430ドルとなお日本の10分の1程度。OECD諸国で最低のメキシコ(9556ドル)と比べても半分以下にとどまった。

 円換算の1人当たりGDPは10年度に374万2千円と、前年度に比べて1%増加した。新興国向け輸出の拡大などで3年ぶりに増加に転じたが、リーマン・ショック前の07年度(400万8千円)より7%も低い。

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