セマー舞踊とは、メヴレヴィー教団の修業僧(セマーゼン)が独特の衣装で音楽に合わせてくるくると回転をし踊るという宗教行為の一種で、回転は宇宙の運行を表し、回転することで、神との一体を図るという祈りの手段と言えます。
メヴレヴィー教団とはイスラム教のイスラム神秘主義(スーフィズム)の教団の一つで13世紀にジャラール・ウッディーン・ルーミー(1207年 - 1273年)によって開基されものです。教団の中心地はルーミー最期の地であるトルコのコンヤにあります。ルーミーの命日に体育館などで公共の場で披露されており、トルコの古都コンヤを象徴する祭礼となってます。
世界的にも有名な為、コンヤでの催しに行けない観光客のためにカッパドキアでは毎晩セマー舞踊が披露されています。
ナイトショーの一部にセマー舞踊を組み込んでいるものもありますが、セマー舞踊だけを静粛な雰囲気の中で約1時間鑑賞頂くこともできます。
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