山形のニュース

市民が株主の太陽光発電 酒田の企業が出資者募集

 地域住民が株主として出資する「市民ソーラー発電所」を、山形県酒田市のリサイクル業「グリーンシステム」が計画している。市民株主の太陽光発電は全国的にも珍しい。年利8パーセントの配当を目指しており、同社は「安定した資産運用をしながら、自然エネルギー活用で脱原発を目指す仲間を募りたい」と話している。

 太陽光発電の規模は500キロワットで、2013年5〜6月の稼働を目指す。酒田市大浜の土地を借りて建設し、設備投資は1億5500万円を予定している。電気はすべて電力会社に売却する。
 発電事業の新会社を設立し、一般市民や企業、団体を株主として募る。1株10万円で700〜800株を販売し、事業資金とする計画だ。
 政府が定める買い取り価格は1キロワット時当たり42円で期間は20年間となっている。同社の試算では20年間稼働した場合に、年換算8.82パーセントの配当が見込まれるという。
 株主募集は既に始まっており、山形県内を中心に約400株の応募があった。15日にいったん締め切り、11月に二次募集する。社債も同時に発売し、資金に充てる予定。
 同社の小野寺良信会長は「市民の力で脱原発を進めたい。将来的には震災被災地でも市民ソーラーを展開したい」と話している。連絡先はグリーンシステム0234(33)7100。


2012年10月10日水曜日


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