交通事故:車が歩道に乗り上げ、歩行者6人けが…上野

歩道に乗り上げた乗用車=東京・上野で2012年10月9日午後6時55分、小出洋平撮影
歩道に乗り上げた乗用車=東京・上野で2012年10月9日午後6時55分、小出洋平撮影

 9日午後6時ごろ、東京都台東区上野7の国道4号(昭和通り)で乗用車が歩道に乗り上げ、歩行者を次々とはねた。警視庁上野署などによると、20代から80代の男女6人が負傷。いずれも意識はあるが、うち2人が全身打撲で重傷の疑いがあるという。

 上野署は車を運転していた無職の山岸武久容疑者(67)=埼玉県越谷市=がハンドル操作などを誤った疑いがあるとして、自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕。山岸容疑者は「自宅に帰る途中、眠くなり、歩道に乗り上げた」と供述しているという。

 同署によると、現場は片側3車線の直線道路。山岸容疑者の車は歩道に乗り上げ、歩行者をはねながら約20メートル走行し、工事用のフェンスに衝突して停止した。

 店舗の窓ガラスが割れる被害を受けたオートバイ用品店の男性店長(40)は「車はガードレールもなぎ倒しており相当スピードが出ていたはず」と話した。

 事故があったのは、JR上野駅近くのビルなどが建ち並ぶ繁華街の一角。【黒田阿紗子、和田浩幸】

2012年10月09日 21時35分

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