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福島第一原発2号機に新たな温度計10月4日 5時41分
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東京電力福島第一原子力発電所2号機で、原子炉周辺の温度計が相次いで故障するなか、新たな温度計の取り付け作業が完了し、東京電力は、今後、新しい温度計による測定を続けて信頼性を確かめることにしています。
福島第一原発2号機では、ことしに入ってから原子炉周辺にある温度計の故障が相次ぎ、冷温停止状態を監視するために使っている原子炉の底部近くの温度計は5つのうち1つしか残っていません。
このため東京電力は原子炉内部につながる配管から新たな温度計を入れる作業を進め、3日、原子炉の底部近くに取り付ける作業が終わりました。
新たな温度計は、3日午後4時の時点で、42.7度を示し、もともとあるすぐ近くの温度計は45.8度だったことから東京電力は、ほぼ同じ傾向を示しているとしています。
温度計の設置は、当初、8月下旬に終える予定でしたが、配管の中に高線量の水が見つかり、対策を取る必要などがあったため作業が遅れていました。
東京電力は、今後、新たな温度計による測定を続けて、信頼性に問題がないか確かめ、冷温停止状態を監視する温度計として使用するか判断することにしています。
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