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柏崎に被災地のがれきを搬入
10月10日 15時31分

東日本大震災で出たがれきを新潟県内では初めて試験焼却するため、柏崎市の焼却施設に搬入する作業が10日、行われました。

このがれきは岩手県から出たもので、新潟県長岡市のJRの貨物駅にコンテナで仮置きされていましたが、10日午前、トラックで柏崎市の焼却施設に運び込まれました。
施設では、市の職員などがコンテナの周りの放射線量を測定し、さらに木材のがれきをコンテナから出して空間の放射線量を測定しました。
その結果、1時間当たり最大0.06マイクロシーベルトで、新潟県内の通常の範囲内と確認されました。
柏崎市では、新潟県内では初めて、11日から10トンのがれきを試験焼却することにしています。
搬入の様子を見に訪れた近くの住民は、「検査の手順を省いたりせず、しっかりとやってもらいたい」と話していました。
新潟県内では、柏崎市をはじめ、5つの市ががれきを受け入れる方針で、三条市でも10日夕方にがれきが運び込まれ、11日から試験焼却される予定です。
放射性物質の影響を懸念して反対する住民もいることから、いずれの市もがれきを試験焼却し、安全性を確認したうえで受け入れに理解を求めることにしています。

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