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外相 IMF欠席の中国けん制
10月10日 16時1分

外相 IMF欠席の中国けん制
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玄葉外務大臣は記者会見で、中国の財政相と中央銀行のトップが、日本で開かれているIMF=国際通貨基金と世界銀行の年次総会を欠席することについて、「国際社会がどう見るのかを考えれば、プラスではない」と述べ、中国をけん制しました。

中国の謝旭人財政相と中央銀行「中国人民銀行」トップで閣僚級の周小川総裁は、日本で開かれているIMFと世界銀行の年次総会をそろって欠席することになり、その背景には、日本政府による沖縄県の尖閣諸島の国有化に抗議の意思を示すねらいがあるものとみられています。
これについて、玄葉外務大臣は記者会見で、「IMFと世界銀行の年次総会は、ヨーロッパの信用不安などを受けたさまざまな世界全体の経済の問題について議論をする場だ。そのような場に来ないことは大変残念だし、日中問題だけでなく、世界経済全体にとってよろしくない」と述べました。
そのうえで玄葉大臣は、「中国にとって、国際社会がそのような行為をどう見るのかを考えれば、プラスとはいえない。冷静に大局を見失わずに対応しなければならない」と述べ、中国をけん制しました。

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