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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【コラム 撃戦記】異種挑戦の壁は「筋肉」2012年10月10日 ボクシングの重量級で注目カードが6日、東京・後楽園ホールであった。日本ミドル級王者清田祐三(29)=フラッシュ赤羽=に同級1位三浦広光(31)=帝拳=が初挑戦した試合だ。キックボクシングや総合格闘技を経験した三浦が6回に3度のダウンを奪われてTKO負け。ボクシングの奥の深さを見せつけた試合だった。 私は空手の現役時代、殴り合いで素手とグローブの違いを感じていて、異種からの転向には興味を持ってきた。三浦はキックを含めてキャリアは約20戦。国際式は2010年4月のプロデビューから9戦(4KO)無敗だった。だから、もっと健闘してもよかった。 これまで異種から世界をつかんだのは、日本拳法の渡辺二郎(WBA、WBC世界スーパーフライ級王者)と“寸止め”空手(松濤館)の徳山昌守(WBC同級王者)だけ。パワーファイターが多い極真空手からも多くの選手が転向したが、ことごとく失敗。「過度の筋トレは不向き」を裏付けている。 藤本京太郎(角海老宝石)が先日、WBCヘビー級15位に入った。藤本はキックからK−1王者になった経歴を持つ。三浦の敗北を見て筋肉の多い体をつくり直す大変さを思った。 (格闘技評論家) PR情報
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