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文科省 iPS研究10年間助成10月10日 16時58分
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ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中伸弥教授らが進めるiPS細胞の研究に、文部科学省は来年度から10年間にわたり、合わせて300億円を超える助成を行うことになりました。
体のさまざまな組織や臓器になるとされるiPS細胞の研究に、文部科学省は平成20年度から合わせて300億円を超える助成を行ってきました。
このうち、京都大学などに対する助成は今年度いっぱいで終わるため、文部科学省は新たな支援策を検討していましたが、来年度から10年間にわたり山中さんが所長を務める京都大学iPS細胞研究所に、合わせて200億円から300億円程度の助成を行うことになりました。
また、iPS細胞の実用化研究を行う別の6つの研究拠点にも、5年間にわたり、合わせて150億円ほどを助成することにしています。
文部科学省によりますと、京都大学iPS細胞研究所では、およそ200人が研究などに当たっていますが、9割程度が任期付きの職員だということで、こうした長期の予算措置により、研究に集中できる環境を整えたいとしています。
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