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2012年10月10日のweb魚拓(盗作対策)
作者:安住麻緒
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30・三人寄れば文殊の知恵で、姦しい。
公開日:2012年10月03日
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30・三人寄れば文殊の知恵で、姦しい。

★恋の話をしよう・サルファと買い物編★
<サルファの「オキシに『女の子らしさを仕込もう《自覚させよう》』作戦?服装・料理編」>の章

 サルファと買い物。
「オキシちゃんは、女の子? 男の子?」
「生物学的には女ですよ」
 あんまり気にしたことはないから、時々忘れるけれど。

「だったら、もう少しかわいい格好しないと」

「こう見えて僕はもう大人……」
 サルファが手に持っている服はどう見ても、子供が着るような

「でも、こっちの方がかわいいわ」
 かわいい子供服を着せられます。

「男の子みたい」
 もはやきせかえ人形です。


サルファ買い物後、虎狛亭で。

「おまえ、女だったのか」
 サルファと買った服(子供服)を着て???
 キセとか、タンタルとか、レニとか

「僕をなんだと思っていたんだ。まぁ、女らしくはないとはよく言われるけれど……」
 通っていた大学が大学だっただけに。

「まだチビだものな。大きくなったら美人になるぞ~」

「あははは」
(僕はこれ以上成長はしませんよ。あとは衰えていくだけです)
 成人していることを知らないレニは??????

「似合うな」
 キセ
「子供服が似合っても、僕は嬉しくはないよ?」
「そうか、そうだったな……」
 オキシが成人していることをすっかり忘れていたキセノンなのだった。



(そのうち、白衣のポケットに四次元ポケット的な魔法かけてもらう)
「ポケットにその魔法かける人は、初めてだよ」
鞄職人にあう。
俺の見習時代の鞄、いまだに使われ続けている。


サルファに聞きつつ、旅に必要なもの買う。
フィールドワークに必要な
瓶とか買う。
保存に便利な魔法の瓶とか。(カビ除け魔法とか、乾燥魔法とか付加してあるやつ。普通の瓶と比べるとちょっと高めだけれど買えないわけじゃない)
あと、白衣のポケットに拡張魔法をかけてもらった。
(普通はかばんや袋にかけてもらうもの。ポケットという発想はその人にはなかった)
オキシにしてみれば、やたら物が入る物というのは鞄でも袋でもなくポケットという印象が強い。それに、オキシは物をよくポケットにしまう人間なのだ。

食費がほとんどかからないので、こういう雑貨や備品を買う余裕がある。

うちわ。かわったかたち。楕円と扇型の中間の酔うな形。昆虫の羽だった。


 、オキシに好みのタイプとか聞く。
 
(サルファさん)
「オキシちゃんは、どんな人が好きなの?」
「作業の邪魔をしない人」
「たしかに、やっていること邪魔されるのは嫌よね。他には?」
「……話が面白い人は好きだな」
 マニアックであったり、<<<<<<<そういう話を聞くのは、自分の専門ではない話でも興味深い。>>>>>>>
「ああ、でも、いくら話が得意だって言う人でも、取り立てて重要な用件も無いのに、頻繁に話しかけてきては、自身の自慢話とか苦労話とか長々と話し始める人は苦手だな。その話もタメになる面白い話ならとにかく、たいていの場合、全く持って中身はないし、同じ事しか言わないし、何をしたいのか良くわからないし、邪魔なだけ」
「そ、そうよね、あんまりしつこい人はだめよね」

「総合すると好きな人って言うのは、基本的に放っておいてくれる人が良いかな。空気みたいに……そう、同じ空間にだけでいいやって思う間柄ってあこがれるな。日向で何もしゃべらずお茶をすすっている老夫婦みたいな?」

「…>>>>
「告白されたことある?」
「ないな。男も女も、同性だと思ってつるんでいたんじゃないのかな? いや、むしろ、僕にそういう性を感じていた人などいるのだろうか?」
 オキシは思い出すように
「男の中にあっても、女の中にあっても、なじんでいるようで浮いていたからな。変人という認識はあっても、愛だの恋だの入り込む余地があったかどうか。それ以前にその対象として見れたかどうか」
 そう、性別なんて関係なく友達というか仲間意識で集まっているような集団>>>>してしか見れないような、そして変わった面白い子で終わりのそんな存在。>>>>

中性的であることの欠点。
「一度、妙なところで男に間違われたことがあるな。いくら、文化祭で女子が多く入ってくる>>>
>>>>落ち着いてトイレにも行けなかったよ」

????????別に女であることを捨てたわけではなく、????? それに、……オキシは異性とか同姓とか、何が違うのかよくわからない。
 もちろん生物学上の違いでしかないという認識。
 それ以上に思うことがないというか。男が好きだとか、女が好きだとか、そういう好みがない。

 格好いい・かわいい・美しい同性・異性とか2次元キャラ見ても、動物園の孔雀オスを見ているような感じ。格好いい・かわいい・美しいとは思うけれど、人間は孔雀の求愛行動に対して普通なら恋愛感情とか性的欲求は起きないでしょ?
 異性や同性に対する感覚は、男や女と意識しないで遊んでいた子供の頃というのがなんとなく一番近い?

 精神的には男とも女とも思っていない無性でいるような傾向にはあるけれど、自分の中の性別が違うと思ってしまう性同一障害ともたぶん違うんだよね。そもそも性別というものに興味がなくて悩んでないし。

 愛とか恋に理解できないわけじゃないし、性的なことに対して何か嫌悪感があるわけじゃないんだけれどね。
 それに、自分の生物学上の性別は理解しているので、生まれ持った生物学的な性別の自覚はあるので、相手には異性を選ぶだろうし。繁殖行為はやろうと思えばできると思う。
 しかし、それは生物として子孫を残すための行為以上の感覚は起きない。


「研究職は女が少ないからね、周りは男ばかりなんだ。普段から『僕』と言っていれば、僕を知る友人たち以外は僕を男と思うだろう。それは面倒がなくていいんだ。>>>>妙な空気になる>>>そういった意味でも」



 学部には女子が少ない。よく男集団に女ひとりと、逆ハーレムうはうは(違う表現)だろうとおもうだろうが、みんな牽制しあって、本人はあんがいのほほーんと暮らしていける。

 実生活では、性別がよくわからない人を見かけて「どっちだろう」と思っても、そう思うのはその瞬間限りで、その人が男か女かなんて気にする場面ほとんどない。

???????
 声を聞いたとき、名前を聞いたとき、トイレに行くとき、そのときになって「え、女性(もしくは男性)だったのか」と思うことが多い。????しかも、そのような時はなぜかその性別であることを意外に思う人の方が多い。
????



「友達としては置いておいて楽しいが、それが恋愛の対象となるかどうか、、<<<僕のほうも、男だの女だのどうでもよかったものな、関係なく付き合っていた」
 オキシは色恋沙汰には無関心らしく、察しが悪いというよりも、異性が行う行動に対して少しも考えてないように思える。
「……そうなの(なんだかわかるような気がするわ)」
 その >>>>>>>どっちつかずな>>>>>感じが>>>>>性別不詳の一因だろう>>>>>



 これは、>>>>>>オキシちゃんの意識をどうにかしないといけない<<<>>>>>>>>後から考えて、オキシの言った好みは男女関係無いのではないかと、ふと思い、サルファはため息をついた。
 もう少し女の子らしさを>>>>仕込んだ(自覚させた)ほうがいいかもしれない。



ぼくはやっぱり、「同族」かな。
いくら人型とはいえ、?????己の体とかけ離れた者たちは、??????生殖の対象としてはどうなのだろう? 繁殖できるのかが疑問である。そもそも異性だからというだけで繁殖できるほど、遺伝子は単純ではないはずだ。????????

「できれば同族がいいな」
 どうも猫だとか鳥だとか己の姿とかけ離れた者たちは、知性ある同じヒトの類である認識は持つが、どうも恋愛対象にするは難しいように思う。
 無論、同族といっても、この世界で似ているといわれる???エイプシーではなく地球人類(ホモサピエンス)である。

 仮に愛し合えたとしても、子が成せるかどうか。むしろ、そもそも遺伝子が地球の型と異世界の型が合致せず、繁殖できない可能性の方が高いだろう。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
男集団にいても、女集団にいても、おばちゃん集団にいても、平然。なれてはいる。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★服を買おう★
「これと似たような感じの服が欲しい。作ってもらえないかなぁ」
「たまには、女の子が着るような服も買いなよ」
「こんなのはどうよ?」
 長めのスカートの>>>>>>
「同じひらひらでも、白衣はあんなひらひらよりも、落ち着くんだよ」

だいぶ髪も伸びてきた。1つに束ねる。普通の村娘の格好。丈の長いスカート。
「少しは女に見えるな」

美人とは違うが、神秘的な雰囲気の可愛らしさ


★料理を作ろう★

「男の人には、料理でいちころだよ」
 サルファ が言う。

 キセノンには、迷惑かけっぱなしだからな、<<<<<<何かお礼したいな。

「そうなのか……料理は作ったとしても、たいてい混ぜて炒めて終わりなレトルトだったり、お湯入れて終わりなインスタントだったからな。やったことも無いに等しい……」

僕の得意料理?
 学食で食べたり、安くなった総菜を買っていたので、基本的に自炊などしたことがないのだ。味噌汁や簡単に味付けした野菜炒めくらいはつくれるが、ちょっと手のこんだ自慢できるようなものはつくれない。
 あえて言うならば、唯一つくれる料理はミドリムシクッキー……口がさけても言えないな。それならば、最近実習でつくったので、だいたいのことは覚えているのだけれども。
 ミドリムシクッキーについて

 あ、普通のクッキー、単なるクッキーでいいじゃないか。ミドリムシは必須ではない。
 材料とつくり方を頭に浮かべたところで、新たな問題が。分量がわからない。それに焼く時は全て機械の「自動」でやってしまったから、温度も時間も分かりはしない。つまり、つくれる料理はないということじゃないか。
「……」


 >>>>>刃物の扱いも危なっかしくはあるが扱えている、しかし一口大に切ると言ったはずなのに、野菜の切る大きさがばらばらで、どう見ても大きい。
「一口大って、これくらいだと思ったんだけれどな……」
「味も薄いな……」
 なんか薄味になる。
「……レシピがないと怖くて味付けの調合ができない。水100mlに対して、しょうゆ2:みりん1:酒1とか、配合比率が分からないとダメなんだ」
 調味料は、味付けにはあまりにも少なすぎる量しか入れていない。
「何が足りないのかが、さっぱり分からない。全部足りないのかな……しかし、これら調味料を同じくらいの割合で入れればしょっぱくなり過ぎるのは、目に見えているし……何をどれだけ入れたらいいんだろう?」

「この町の人って、乳酸醗酵食品苦手なのかな。牛乳暖めながら酸入れてかき混ぜて塩析すれば、微生物の力借りずともチーズのようなもの作れるんだけれど。あれに果物と砂糖を混ぜると割とおいしいんだよね」
 それが料理なのかどうかはおいておいて。
「せっかく、乳酸菌見つけたのになぁ。まぁ、あれの微生物はチーズ作らないけれど」


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31・緑の砂漠へ行きたいよ!
公開日:2012年10月03日
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31・緑の砂漠へ行きたいよ!

 部屋に閉じこもって観察するのも限界がある。それにずっと閉じこもっているだけでは、到底物足りなくなって我慢できなくなってくるだろう。
 ならばいっそのこと人がほとんど訪れることのない地へ調査に出かけてしまえば、憂いることはなくなるかもしれない。
 殺人鬼ががやってくることのないように、こちらがさっさと逃げればいい。
 僻地への???(フィールドワーク)、それも悪くないかもしれないと、オキシはこれからのことを考え始める。
 ちょうど気になっている土地はあるのだ。そこは魔物がたくさんおり、殺人鬼などかわいいと思えるほどにかなり危険な土地であるが、謎多き神秘の辺境というものは、その響きだけで危険が問題にならないほど魅力的なのだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 と言いかけて、コルバートはオキシが再生持ちだと言うことを思い出す。
「いや、……お前なら、魔物に多少かじられても生きていけるような気はするが……」
「どっちなんだよ!」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 町の外れや人里離れた誰も来ないような場所、人が来なさそうな場所に、????そのような悩みも解決するのだが
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 緑の砂漠フェア((笑))で使う?

実は??酵母菌??使いものになるものを選別して虎狛亭へ提供し、宿代の足し??にしていた???。これ入れるとよく膨らむ、秘密の魔法の粉だよ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
緑の砂漠については、キセノンに聞こう?

「……ところで緑の砂漠って何? 緑色の砂だらけなの?」
 突然オキシが疑問を投げかけた。
「緑の砂漠か。ウェンウェンウェム地方にある、もっとも危険な森の俗称だ。あそこは緑豊かにもかかわらず、人が食べられるものがまるで無いに等しいんだ。生えている植物はもちろん、動物も水もそのままでは毒……」
 その土地は、住んでいる生物すべてが毒の塊のようなもの。まるで砂漠のように、人にとっては不毛なのである。そして、ウェンウェンウェム地方は魔法が発現しにくい。????緑の砂漠は魔物もいる????危険。
 そんな環境の緑の砂漠にはさすがに人は住んでいないが、珍しいものが取れるので多少の出入りはあるようだ。緑の砂漠で取れる珍しいものや、加工した工芸品は高く取引されるらしい。

「人には過酷な土地か」

「人ではないが、それに妖精は多く住んでいるな。いや、むしろ緑の砂漠はもとより、ウェンウェンウェム地方は本来ヒトが住まう土地ではなく、妖精の住処(くに)といってもいいかもしれない」
「妖精の……」
 これはまた幻想的(ファンタジー)な生物が出てきた。
「その地に住む部族(ヒト)は、妖精の血を引いているとも言われているよ。だから、魔法が使えなくても始祖が住むウェンウェンウェム地方を捨てられないんだって」
 ロゲンハイドは、そう聞いたことがあった。妖精の血を引くがゆえに、ウェンウェンウェム地方の部族は外界の人に比べて多少森の毒に耐性があり、毒性の弱いものならば取り込んでも害はなく、平気で食卓に並べることができるようなのだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ウェンウェンウェムへ行きたいと言い、ロゲンに危険だと言われたとき。
ロゲンに食べなくてもいいこと言う。

 オキシはウェンウェンウェムへ行くために、秘密を一つばらすことに決めた。

「僕は……なんて言ったらいいか難しいけれど、植物と同じように食物を摂取しなくても平気なんだよ。だから、森で迷っても死にやしない」
 遭難しても食糧の心配はしなくともいいのだ。これはかなりの強みになる

「植物と同じ? オキィシって、魔法を知らないとか、再生を持っているとか、色々おかしいと思っていたけれど、亜人との??相の子???だったの?」
「亜人?」
「有名なのは植物人間かな」

 亜人は基本的にヒトと同じような食事を必要としない。植物と同じように、太陽光と水と空気があるだけで生きていくのに充分なのだ。


「植物人間……」
 なんだか???寝たきりな、違う表現??で違うイメージがまとわりつく名前だ。
 植物までヒトの形をとるとは、異世界の生態系は??まか??不思議、どう対応していいかわかりません。

「植物人間は長く生きた植物から生まれるヒトなんだ。顕花族(マグノリアン)の中でも草花から生まれる妖精が一番数も多いね。亜人の半分は妖精なんだよ。ちなみにおいらたち精霊も亜人に含まれるよ」

 水や火や石がヒトとなった者が精霊なのである。そんな精霊もまた空気(正確には世界に溢れる魔力)を取り込んでいるので、食事を必要としない生物である。
 この世界において、亜人とはヒトの形をして知性を持つが代謝の方法が動物のヒトとは異なっている種族のことを言う。



「ねぇ、オキィシって本当はウェンウェンウェム地方から来たんじゃないの?」
 ウェンウェンウェム地方は妖精の国、そしてこのフェルミの町はその場所に一番近い町だ。????
「僕は植物の人間じゃなくて、純粋な動物の人間だよ」


「それに植物と動物じゃ、きっと全然違うでしょ?」
 妖精を見たことはないが、植物というくらいだから頭にでもかわいらしい花が咲いていそうだ。

「だよね~。オキィシはどこを見ても動物だものね」
 外見は完全に動物??????ロゲンハイドはオキシのスリーサイズまで知っている。

「そうそう、僕は動物で人間だ。でも……亜人ぽいことは認めるよ」
 オキシは正確にはこの世界の人ではないので、この世界から見れば人に似たもの、亜種なのだから。そう思っているオキシは、人間ではなく亜人ぽいといわれても、強く否定はできないだろう。

「そういえば、精霊以外の亜人って町で見たことないなぁ。妖精ってかわいいのかな」
 植物のようなヒトは見たことが無い。オキシは様々なヒトを見てきたが、その中に植物のようなヒトはいなかったように思う。

「妖精じゃないけれど、オキィシも会ったことあるよ」
「いつ? どこで?」
「炎の精霊をつれていたあのフォスファーラスってヒトは、木犀種(オスマンタシー)だね。顕花族だけれど樹木系だから妖精ではないけれど」
 ?????????細かな分類があるようだ。

「あのヒト、植物系のヒトだったのか。あの甘い匂いは香水か何かではなかったのか……妖精もあんな感じなの?」
 どおりで、動物には持ち得ない甘い>>>>>>美しさ>>>>におい>>>>凛としていながら安らぎのオーラ>>>>

「草花系は樹木系と違って、ちっちゃくてかわいいよ。いたずら好きの子供みたいな感じ。でも、妖精は基本的に自分の森からは出ないからね。いくらウェンウェンウェムの森の近くにあるこのフェルミの町とはいえ、妖精が現れるのは稀かな。あと、彼らは住んでいる地域のせいか、「妖精が町にいるだけで魔物が寄ってくる」って嫌煙する人いるし……まぁ、彼らがいたずら好き(むじゃき)過ぎるのも悪いんだけれど、抵抗の感情を持つ人が多いね」
「そうか……やっぱり亜人は大変なんだ」
 この世界にも種族間の難しい問題があるんだと、?????。

「亜人というだけで、すべてがそういう扱いじゃないんだけれどね。だって、おいらたちなんかは町の人たちとうまくやっているわけだし、あのフォスファーラスだってみんなと仲良くやっているじゃん」

「精霊はヒトとうまく共生できているんだね」
 人間というのは現金な者で?????フォスファーラスは「主に異性と」と??枕詞、類語???が付きそうだが???




「実は、僕は腕1本なくなったくらいじゃ、どうと言うことないんだよ」

「へ?」


「それに……ロゲンにだけ、この秘密を言うけれど、僕は特に何も食べなくても生きていけるんだよ。そんな生物離れした??能力、性質、類語???を僕は持っているんだよ」
 異世界から来たことは言わない。言ったところで、現状が変わるわけではないし。

「本当に?」
 ロゲンハイドは信じられないと言った様子。


「ロゲンは何度か見ているはずだよ、僕が不眠不休、飲まず食わずで過ごしていた日々を」


「この危険な毒キノコだって食べても平気なんだ。ちょっとびりびりくるけれどね」
(実は食べたことがある)
「やっぱり、知らないキノコはくちにするものじゃないね」

「???あのむちゃくちゃ不摂生は、その力のせいだったのか」
 ?????そんなひみつがあったなんて??????
「そういうこと。あんまり????能力だから、??????他人には話したくなかった?????にはできなかったんだけれど、?????ロゲンは僕の助手だしね、これから長い付き合いになるだろうし?????」



「だから、緑の砂漠行ってもいいでしょ? ?????」
「それと、これとは、別! 危険はよくないよ」

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
緑の砂漠は、少しづつ体を慣らさないと奥へは行けない。
出るときも、また、しかり。
海底とか高山みたいなもの。
窒素が多い(笑)オキシは平気!



「今、図書館で色々調べているんだよ」
 この世界の地理風土をまったく知らないのだ。調査には下調べが大切で???PCにメモあったかな??。???行き来に???迷ってしまっては????時間の無駄だ。別に探検家ではないので、前人未到の地の探索にロマンは感じないのだ。ある程度、地理がわかっていた方が都合がいい????????暇を見つけては、図書館で調べているのだ。まだ文字がすらすらと読めるわけではないので、調べものはのんびりと??????


「ウェンウェンウェム地方の緑の砂漠なんて素敵な地形がたくさんで、すごく気になっているよ。ここからも近いし」
 ??嬉々として語る。
「……そこだけは、やめたほうがいいよ」
 よりによって、なぜそこを選ぶ。ロゲンハイドは????

 魔法を扱うことに長けている種族の精霊でさえ、かろうじて小さな魔法が使える程度の土地なのだ。しかも普段ならば、休憩をとることで回復する魔力も、その土地では回復しない。契約者から提供される魔力があれば多少はもつが、その土地にいる限り時とともに弱まり、最後にはまったく使えなくなってしまう、最も長居したくはない土地なのだ。
 魔法を使うことに慣れたものにとって、魔法が成り立たないことは恐ろしいことである。

「いや、僕は行くからね」
 もともと魔法がない世界に住んでいたオキシにとって、魔法が使えないことは、不便でも、恐怖でもなんでもないのだ。
 ????

★★
?????いる?????
「妖精の子孫だ云々はさておき、それでもヒトが住まうのは、あそこは世俗の争いごととは無縁だからということもある」
 それに緑の砂漠を支配しようとするものは無い。手に入れても、得るものがない。得るのは毒の土地とほんの少しの民だけ。
 あそこは珍しく高く売れるものが取れるとはいえ、量は少なく国を潤すほどの利益は得られない。彼らの作る道具は質がいいが、代用品がないわけではない。侵略し開発を手掛けるだけ、無駄金を消費するのだ。
?????いる?????

「緑の砂漠、ちょっと興味がある場所だなぁ」
 少なくとも、植物は育っている。ということは、それらの植物を助けている生き物は必ずいるはずなのである。
「やめておけ。あそこは危険な魔物も多くいて、熟練の探検家でも方向を見失い迷う。一般人が興味本位で行っていい場所ではない」

「そうなのか」
 人が立ち入らない未開の地。
 人ではなく、あまたの生物がそれぞれに住みやすい環境を作り上げた自然の地。
 人の手が加わらない、ありのままの地。

 危険すぎるほど、魅力的。

 好奇心は湧き上がる。

 だからこそ、人はそこに自分たちの持たない何かあると信じ、それを求めて行きたくなるものではないかい?
 
「緑の砂漠について、色々知りたいものだなぁ」
 その特異的な環境、そういう場所には大抵興味深いおかしなものがいる。異世界に来て、それだけで十分奇妙なものに出会ってきたが、近くにまた異なる???生物圏???があるとは。その二つの環境を比較することもできる。自分の好奇心が満たせるものが、そこにあるかもしれないのだ。その夢のような場所がこんなにも近くにあるなんて、ここは素敵な場所なんだ。オキシは、によによが止まらない。

「本当にわかっているのか?」
 キセノンは、何か企んでいるような様子のオキシを見て、????不安、類語?????がよぎる。
「わかっているよ。そこが素敵なくらい……???危険、魅力的類語???に満ちていると言うことは」
 いくら、どんな環境でも平気な体を持つと言っても、何の準備もなく手探りで行動はしたのでは、無謀の一言である。
「だから僕は、気軽にそこへ行こうとは思わないよ」
 本音はすぐにでも観察しに行きたいところだが、調査には準備が必要である。安全に正確なものを得るには、計画を練らなくてはいけない。調査というのは、事前の準備がかかるもの。準備ができて、本調査が行える。そのために、もっと情報がほしい。キセノンやロゲンハイドからだけではなく、さまざまな人、さまざまな媒体から、情報を得たい。そこに何があるのか。どのような場所なのか。それらの情報が集まり次第、行動にうつすのだ。
 そうと思ったら、即実行。緑の砂漠の情報を得るのだ。
????
 だから、そうしばらくはこの町で準備(がまん)をしよう。

??????できれば、乗り物入手したいよね????電動でなくとも、自転車的なさ????



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2-aからの緑の砂漠関係メモ
公開日:2012年10月03日
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2-aからの緑の砂漠関係メモ

2-a『常なる日々の記録』『微生物を求めて』
・好奇心が満たされれば、それだけでいいのに。

『その生物が生まれる環境は設定することができず、直接働きかけることはできず、その与えられた環境の中で、自らの力で活動するしかない。そして、その活動の結果が、間接的に環境を変えていく』

(そういえば、そう??教授が言っていたっけな)

 そんなこと思いながら、???自らが置かれている現状を振り返って、???苦笑した???。


 空には巨大な月が浮かんでいる。
 この世界に来て数日は視界に入るたびに、そのあまりの大きさに驚いて、ついつい二度見してしまっていたが、最近では月に対する違和感も薄れつつあった。
 20年近く常識であったものが大きく変化しても、案外すぐに慣れてしまうものなのだなと、空を見上げたオキシは感じた。

「しかし、一日は何時間あっても本当に足りないよ……」
 地球よりも1日の時間は長いにもかかわらず、すぐに一日は終わってしまう。

 大学に通っていた頃は、適当に夜更かしをして、朝のまどろみの中起きだして、軽くブドウ糖と牛乳と時折????をほおばる朝食を取り、大学へ行き微生物を見たり講義を聞いたり、友人たちと軽く昼食を取り、再び微生物の講義受けたり観察をしたり、そしてころあいを見て遅い帰宅ついでに、近くの店で割り引かれた惣菜を買ってそれを夕食にする。

 住む世界が変わったからといって、便利な能力を得たからといって、すぐに何か劇的に変わるわけではない。
 まぁ、道具なしで微生物を見れるようになったことや食事を取らなくてもいい体質に変わったことはは大きいが、それでも一日の大多数を占めている大元の生活スタイルは、まったく変わらない。


 仕事も終わって、寄り道をせずに帰宅。??サソリ男と再び対面するというあの一件以来、さすがに懲りて???人っ気、類語??のないところへも???なるべく近づかないようにしている。
 部屋で観察できるものに夢中で、外へいく必要性がなくなったことが大きな要因ではあるが。


 暮夜時の虎狛亭は、いつも宴会状態である。そのにぎやかな様子を横目に、できるだけ気配を消して部屋のある2階へと続く階段へ向かおうとする。

「やぁ、オキシ。今日はちゃんと帰ってきたんだな」

 そこに現れたのはキセノンだった。
 虎狛亭に部屋を借りており同じ屋根の下に暮らしているので、たまにこのようにキセノンとばったり会うことがある。

「じゃあ、行くか。どうせ朝から何も食ってないんだろう?」
 キセノンに食事を誘われた。いや、オキシは強制的に連行された。

「え、ちょっ……」
 通り抜けは失敗してしまった。だからこの時間に帰宅するのは嫌なのだ。
 夕食時なので、虎狛亭に食事に来る知り合いと会ってしまうのは仕方ないにしても、こうも狙ったかのように頻繁にキセノンと??はちあわせる、類語??のは、どこかで見張っているのではないかと邪推してしまう。


「僕は食べなくとも平気なんだってば」

「そんな子供みたいな言い訳はいいから、さっさと行くぞ」

 オキシはいつものように言い訳をするが、キセノンは聞く耳を持たない。キセノンが身近にいる限り、食べなくても平気なこの能力は持ちぐされである。
 いっそのこと、「異世界から来たこと」や「神に会って特殊な能力を得た」といういきさつを打ち明けてしまおうかと、そうオキシは思うが、今の状態で打ち明けても、キセノンは「何言ってるんだ」と、わがままな子供の苦しい言い訳として一蹴しそうだ。

(僕の日頃の行いは、よくないからな……)
 それを自覚しているだけに、ますます本当のことを言い出せなかった。

 ???ここであんまり抵抗すると、ますますわがままな子供と認定されてしまう。???このような行動のせいで、????ただでさえ虎狛亭に来ている常連の客たちには、子供扱いされて微妙な気分になっている。
 これ以上の?????は避けなくてはいけないので、最近ではキセノンに見つかった場合、オキシは少しあきらめて従っている。

自分の自我(アイデンティティ)が子供であることの証明になってしまうようで、>>>>>>>>>
>>>>>「わがまま好き勝手な性格」で子供のようだという認識はあるが、だからといって子供であることを認めているわけではない。そういう反発があり、同属嫌悪というのだろうか、まるで自分を見ているようなそういう負の感情に>>>>>>>>なんとなく避けたいと思ってしまうのだ。


(何もかも思い通りになるわけはないんだよね)

 能力を常に最大限に思い通りに振るえる場所なんて、物語の主人公でもできやしない。いつだって、なにがしらの望まぬ障害(邪魔者)が立ちはだかるのだから。

 食べなくてもいいからといって食べないでいれば、食べにつれていく者が近くにいる。火の中、水の中、耐えられる体を持っていても、その場所へ行かなければもちぐされ。
 街中で、普通の人の中で暮らしているうちは、世界が体質が大きく変わっていたとしても、環境が日常的ならば、常に日常。変わることはない。
 自らが働きかけなければ、ただ平凡が繰り返されるだけ。

 ま、そう働きかけたところで、思うようにはいかないものだけれど。


 環境はいつだって、勝手気ままに変えていく。
 日常に飽き飽きすることもあるし、望んでいない日常に悩まされることもある。

 ……そう、つまり、日常なんて、そんなものだ。???生活とはそう言うもので、?????????だからこそ楽しい??時間と感じる???のだ。それでも、概ね満足のいく日常ではあった。
★★★★★★★
時間感覚の違いについては語る日が来る?そのために、主人公に懐中時計を持たせてあるのですから……
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
初の国境越え<<<<<<<それを言うならば、異文化交流をする前に、異世界交流をする羽目になってしまった。

国境の関所みたいなところは無い。パスポートは無い。RPG世界みたいなものかな。
なんとなく森で土地が別れているような感じ。国境近くに価値ある土地があるならば、ならばたまに所有権の争いになるけれど、だいたい国境付近には人にとって役立つものなど何も無い。山や川や森や草原だけだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 懐が寂しくなったら、モモーロの仕分けし行く生活をしている。食費がほとんどかからないので、?????
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 その時代、その地方に適応した人間しか、その環境で生きていけないんだよね。人は住みやすい環境に作りかえるとともに、その環境に適応するからね。今の人間が200年前に行っても、200年後に行っても住みやすいとは限らないんだ。
 誰か言っていた、人間は己を家畜化すると。だから、機械仕掛けの日本に育った人は、なかなか機械のない環境に住めない。
生物は自分の住みやすいように、>>>>帰ることのできない環境の中に>>>自らの環境を作る。だから僕も、僕にとって過ごしやすい環境に整える。

「やっぱり、僕はこの星で進化し適応したヒトではないんだな」
 地球生まれの地球育ち。オキシは声を出さず喉の奥で小さくつぶやいた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
????いる???
僕さ、緑の砂漠に住んでいるんだけれど、体内にややこしいのが住みついてるんだよね……
やつらは宿主の養分を吸って弱らせる生物なんだけれど、自分のエサ場を傷つける外敵に容赦ないんだよね。
あの緑の砂漠で身を守るにはわりと便利な生き物だし、かわいいから放っておいているんだけれど……
それが攻撃のために体外へ出てくる時、あんまり見た目が気持ちがいいものじゃないんだよね。ちょっと痛いし。化け物になっちゃったなって、自覚しちゃうし。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
????緑の砂漠へ行くと、オキシはちょっと体が軽くなったような気分になる。
他の森とは明らかに違う空気だ。
体に無理がかかっていないような????そんな???すっきりする??????

「少し体が重くなるよね」
 この世界の住人には、逆に感じるらしい。
「そうなんだ」
「こんないるだけで疲れる場所に住もうと思うのは、奇人変人だよ」

「じゃあ、僕は奇人変人になるね」
 ここが気に入った。
 空気とか、
「ちょっと鬱蒼としているけれど、フェルミへは一日もかからないし、???家を建てられるんだったら住みたいね???」

「ええ~。ここは魔物も出るんだよ」
「それが問題なんだよね、邪魔されちゃしようがない」
????????????
「この世界には、マイナスイオンという物質が本当に実在していたりしてね……」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 森の朝は独特の匂いがたちこめている。湿り気の多いその香りは、夜のうちに降りた水分が靄となり漂うため?????森の微生物たちの??が水に溶けて広がって??????。
★★★★★★★★★★★★★★★
枝がしなる様に動き、無数の葉がざわりと揺れる。
★★★★★★★★★★★★★★★
 朝日はやさしい色をたたえ、窓から射し込んでいる。いつの間にかうたた寝をしてしまったらしい。
 けだるいこの感覚は非常に心地いいので、いつまでもまどろんでいたい。
 この場所に来て、時間に追われることがなくなったので、自然に任せるままに完全に覚醒し消えてしまうまで、思う存分この感覚を味わっていられるのだ。
★★★★★★★★★★★★★★
 白い柱の隙間から下を覗くと、そこの見えないどこまでも深い青色が広がっている。高所恐怖症の人がいたら……いや、そうでなくとも、この場所は、すこし背筋が凍る。それは、柱の間を吹きすさぶ風が、少し物寂しい音を奏でているからだろうか。 

 森は、静寂に包まれていた。建物の中は、卵のように球形をしており、天井には無数の穴が開いていた。まるで木々から漏れる光のように差し込んでいる。地上に映る影は、不思議な模様を描いていた。
★★★★★★★★★★★★★★★
イモリな人(サラマンドロシー)ヒドラな人(ヒドロシー)
 ヒドラの人に会う。

「大丈夫か?」

「うん」

 悲鳴を挙げなかったことを褒めてあげたい。いや、むしろそのようなヒトを見かけ、興奮のあま????しなかったことを???????
 頭部に細い触手を持ち、顔だけ見ればイソギンチャクのようにも見えるのだが、体が棒人間のように細く、どう見ても巨大な|指状個虫《????ヒドロ虫、だっけ??ヒドラ、だっけ??》
 普通の女性、いや男性でも突然現れたら悲鳴をあげかねない容貌??????
 彼らは目も無いのにどうやって周りを認識しているのか不思議でならなかった。

「哺乳族の再生持ちか」
 怪我がみるみる治っていくオキシを珍しいものを見るように???

「そうだよ。君たちの種族なんかは、わりと持っていそうな感じがするんだけれど」


 ヒドラやプラナリアは再生の研究のモデル生物として有名である。
 プラナリアのような人種は見かけていないので存在するかわからないが、????
 再生するのかどうか確かめるために切り刻んでみたい、そのような殺人鬼に負けずとも劣らない発想が頭をよぎったのは内緒の話である。


「確かに私たち??水?虫息?(ヒドロシー)は比較的その能力を持って生まれやすいですが」

「おお! やっぱり、そうなのか」

 ???はこの世界でも???でした。

「緑の砂漠を冒険する者は、再生があると楽」
 回復の魔法が使えないからね。


????????????
「収斂進化だねぇ」

「シュウレンシンカ?」

 収斂進化。
 時代や種族がまったく異なって存在している生物でも、同じような環境にいると器官(かたち)が似ていることがある。
 代表例をいえば、サメとイルカと魚竜。彼らは生きている時代や種族が異なるが、泳ぐことに適した形を追及した結果、同じような形質を得るに至ったのだ。
 そして、世界を超えてもなお、似たような環境に住んでいるならば、性質は収斂するようである。それは生物の造形を決める不思議であった。

「……まぁ、なんというか。独り言だよ」

 なぜ、????が高い再生能力を持つのか??環境????ここで生物の進化について熱く語っても仕方がない。

★★★★★★★★★★★★


 虎狛亭の女将が言うには、今となっては魔の森で活動する狩人でさえ訪れることのない森の奥、かつて休憩小屋として使われていたその場所に、人が住み始めたという。
 そこには毒の花が咲き、キノコの畑があり、到底人がいるとは思えない魔の土地。
 しかし、妖精が集い、?????、危険と魔の潜む森とは思えぬほど穏やかな空気が流れている、と。偶然見かけた者たちの話??狩人たちの噂になっていたのだと。

あのような森に住むなんて、???凶気の沙汰、意味??ではない。どんな??奇特な、類語??人間なのか、と尋ねてみれば、酒場の主人はこう告げた。

 ある者は少年のようだと言い、ある者は少女のようだと言う。ただ共通しているのは、かの者が珍しい黒の色彩の髪をもつ小柄な子供であることだ。

「こ、子供?」

あんな危険な森に子供が一人でいるというのだ。それは魔物か何かではないのかと??????

「森に住む妖精だって言う人もいるけれど、あの子は普通の人間だよ。かなり変わっているけれど、精霊に好かれているいい子さ。あの森に住んでいると聞いたときは、さすがに?????だったけれどねぇ」

 どうやら女将は会ったことがあるようだ。懐かしむように目を細め????????
 ????どんな人物なのだろうか。


「あんた、あの森へ行くんだろう?もしも、あの子を見かけたら、伝えてくれないかね。???ちゃんと食べているのか????たまには顔を見せにきなさいって??」

 まるで????家から巣立った子に対する母親のように??
 女将と噂人との関係はわからないが、???????親交は深いように思えた????
★★★★★★★★★★★★
★緑の砂漠で生活初めてからすこしして
「ところで、キセノンは今からどこか行くの?」
 荷物多めのキセノン???????

「旧都までちょっとな」
 ??????????
「歩きで?」
「いや、隣町から??乗り合い馬車、類語??が出ている。それが一番早く着く便だからな。しばらく町にはいないが、ちゃんと夜には帰るんだぞ?」
「わかっているよ。一応、明日は仕事があるし……いってらっしゃい、気をつけて」
★★★★★★
 雨が降っている
「てるてるぼうず~」
 てるてるぼうずに、明日天気にしてと願う歌を歌う。
「……」

「あめあめふれふれ~」
 ジャノメ傘でお出かけがうれしい歌を歌う。
「……」

 そして、再びてるてるぼうずの歌を歌う。>>>>>>
「何がしたいんだ……晴れてほしいのか、降ってほしいのか。どっちの儀式を<<<<<<」
 矛盾した
オキシは知らなかった、気分がのっている時に自分が奇妙な歌詞の歌を口ずさんでいることを。
「今日も、ご機嫌な歌を歌っているな……」
 オキシの歌う歌は、どれも聞いたこともない>>>たいていは普通の歌のようなのだが、途中で歌詞を忘れるか何かをすると、歌詞や音程は混沌と化してくる。


風呂は入ってないけれど、ロゲンハイドがいるから、1日に1回は綺麗にしてもらっているよ」

おまえ、何日こもっていた?
俺が依頼に行っている間中ずっとだと?
5日だぞ? 食事は? 
町の中は安心して研究できるが、こういう邪魔が入るのは観察するときの欠点だな。
「飯は食ってない。あぁ、好物のアレは飲んだかもしれない」


こいつは俺がいないと食事もとらず、ずっと地面やビンの中ばかり見ていやがる。

ただ見ると言う行為がすきなのかもしれない。

 人気のないところに好んで行く。
 人目を気にしていると言うよりは、何をしているのか高い確率で通行人に話しかけられそうだからしないだけなのだろうと、キセノンは思った。

 オキシには、癖がある。
 左手の人差し指で鼻を触ると言う癖だ。その行動をすると、3回に1度は言う言葉がある。

「眼鏡の幻影をまたあげてしまった!」

 その言葉を含めて癖なのだ。
 奇行に奇声はいつものことで、もうナレタ。


「何かに取り憑かれているんじゃないの?」
(……まぁ、微生物に取り付かれているけれど)
かかわらない、かかわりたくない。
(僕も、かかわりたくないから、お互い様だ)
「みんな言いたい放題だよね。オキィシちゃんは>>>>>>すごい研究しているのに<<<<」
「僕も好き(やりたい)放題しているから、なんともいえない」

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2-x・緑の砂漠の小屋とキノコ
公開日:2012年10月03日/2012年 10月 07日 改稿
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2-x・緑の砂漠の小屋とキノコ

緑の砂漠の入り口付近にある小屋。
入り口付近とはいえ、立派に緑の砂漠の過酷な環境。魔物も出る。
フォスの精霊とは仲良く?
緑の砂漠に住む、妖精とも仲良く?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
緑の砂漠
 大丈夫だと頭でわかっていても、やはり火の中に手を入れるのは躊躇してしまう。
(この世界が紫外線以外のもので、地球人にとって有害なものであふれている可能性はあるけれど、神様からすばらしい耐性をもらっているからな、その点は特に心配する必要は無いかな)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
毒キノコ(毒の種類にもよるかもしれないけれど、アミノ酸おいしい)食ってみる。
この世界では、キノコ食べる習慣ない。
キノコは魔素の塊>>>>>>この世界の人間は、消化できないのだ。
 精霊は実体を持たないが、擬似的に持つこともできる。

オキシって、妖精の血を引いてるの?
なんで?
だって、キノコを食べようとするなんて、妖精っぽい。それに、魔物の毒にあてられても平気なんて。小さいし。
キノコはヒトが食べるようなものではないらしい。
赤くて毒々しいキノコは、ちょっと食べてみたいと思うよね。何でも消化できる体になったからできるあら技だけれど。

料理が面倒だから、キュウリとかトマトとかピーマンをそのまま生で丸かじりして食べたことにしたりしたなぁ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
緑の砂漠。小屋入手後。
天体議会p24
天体会議:変わり玉の章あたり。
カンパネルラ、ぎんもくせいのやつも緑の砂漠にいいかも。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

オキシでも、小さい個体はつかまえられる。
オキシの住む小屋の付近では、割とありふれた小さな魔物。

ゲル状の魔物の肉片。
(毒素はあんまりない。大量にとらなければ大丈夫。味も無く、ぷるぷるしたただの水の塊。緑の砂漠を旅する時、いざという時の飲み水変わりとして重宝するが、旅をしない一般市民には特に使い道がない(魔物を食べることに抵抗がある人が多い)ので、露店で売っていることはまずない。旅人もできれば食べたくない本当に非常時の食品)

「……これ、培地にいい素材かも」
 寒天に似た不思議な細胞の塊。少し毒素があるので?????だが、うまく使えば培地になるかもしれない。

「これ、乾燥させて毒素抜いたものは???てんぐざ???って言われているよ。たまに魔術師が儀式で使う程度で、それ以外は使い道がないものだよ」
 しかも、あまり一般的な素材ではないので、よほどマニアックな魔法具屋でない限りまず手に入らない。

「てんぐざ……まさしく寒天じゃん」
 こんな身近なところに材料があったとは。しかも、乾燥させると毒素が抜けるとは。

「あの魔物、数匹持って帰ろう……庭に培地が勝手にやってくるなんて夢のようだ」
「え、ええぇ~」

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2-x・カビの盗難(笑)
公開日:2012年10月03日
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2-x・カビの盗難(笑)

??????盗人の話自体いる????????
微生物を特定したところで、いろんな環境で育てる。どの環境が一番その酵母菌を増やすのに適切か。培養。
じめっとしていて、日陰、涼しい場所。

小屋の隣の洞穴
洞窟の中は、ビロードのような流れの???小川、類語??????ショウニュウ道描写さんこう????
いくつか小さな??たる、容器???の中に、入れておく。
「たまにかき混ぜに来ないとね」
「やっぱりカビのどこがいいのか、おいらには分からないよ」

????「それに、パンの葉もそろそろいい具合だろうし、ついでに様子を見に行くか」
 飼育にはほとんど手がかからないが、定期的な手入れは大切なのだ。

パンの酵母菌のいい育成条件。特に何もせずとも、好き勝手にカビだらけにしている。
酵母菌が必要な時は、そのカビだらけの液体を家へ持って帰り、



噂を聞きつけて、
盗む(闇にまぎれて。楽勝、楽勝
粉の材料になるものを育てている場所をつきとめる。粉は必要なときにしか作っていないのでストックはないのだが、材料となるものは常備されているのだ。
それに育てている場所は、小屋とは異なりまったくの無防備なのだ。
他のものもいろいろ盗む。小屋横の洞窟型倉庫。
とても危険なものは小屋の地下に厳重に保管してあるが、酵母菌などは外に無防備に。
(オキシは少しくらい減っていてもかまわないと思っている。それもまた自然の摂理)
「盗まれたのは残念だけれど、ちょっとだけだし。どうせ、盗人には腐っているようにしか見えないだろうね」
 微生物の知識はこの世界にはないのだ。盗んでもなんの得にもならない。
 観察に支障は出ない。



全部カビが生えているじゃないか。それはもう、見たことが無いほどまでにびっしりと。嫌悪感、気色悪さ。はきそう。魔術師の庭園のわりに警備が薄いと思ったんだ。
きっと、腐る魔法とか、摩り替える魔法をかけていたに違いない。
彼は知らなかった。そのカビこそがすべての正体であることに。

そして、いつしか誰も盗まなくなる。

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『アーゴンが現れた! しかし、アーゴンは逃げ出した!』付近
公開日:2012年10月03日
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『アーゴンが現れた! しかし、アーゴンは逃げ出した!』付近

アーゴンの最後。
1・火山に落ちて、マグマに溶ける。干からびる。
2・捕まって牢獄へ。脱獄? 獄死?
3・キセノンにがんばってもらう。
  ギルドに賞金首として張り出され、居所の情報をより集めやすくなって、キセノンが向かいやすくなる環境は整う
4・異世界人の血が合わない。体質変化。
 a/腹壊す(カキにあたるような苦しみ)→トラウマ→血を吸おうとすると思い出す→人の形をしたものからは血をすえなくなる→楽しみをひとつ奪われた気分。
 b/血液を受け付けなくなって餓死。
 c/血中にいた「何か」がアーゴンの細胞を犯す。病気、魔物化。

  病気、魔物化ルートは、新型インフルエンザ(毒性強い)と同じ感じだから殺伐としちゃいそうだから、ちょっと没。
 今のところは、4-a→3(キセノンとアーゴンが対峙して。そのあとどうなる?)が有力候補。

 最終的に、誘拐犯にもなる? ランタニド国の国境の町ルテに隠れ家? 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
3回目、アーゴン
ますます興味深い。
アーゴンは??????素早く動く

オキシには消えたように見える。

もちろんオキシは、なすすでがないが
大した反応もできないまま、鉤の毒に。


(この感じは……)(これが……話には聞いていたが)
毒で意識を奪い血をすする。これがアーゴンの手口であった。

 さされて痺れが来る。このまま、気を失ったらやばい。今倒れたら、逃げられない。耐えなくちゃ。
 しびれて、感覚はない感じはするけれど、それだけでなんともない。>>>気を強く持っていることで、毒の分解も早まる>>>>そして、いつしかそれの感覚も消えた。以前受けた毒なので、分解の早さも早くなっていたのだ。

「なぜ効かない。この前は効いたのに」
 ふらふらはしているが、なかなか倒れない>>>>>毒まできかない体になったというのだろうか。

 有無を言わさず
毒で動けなくしてさらおうと思っていた。


「ん……君の毒は……ちょっときついね」
 眠そうな声ではあるが、しっかりと返答する>>>>
 毒も耐えられるが、効果(痺れとか、痛みとか、力抜けるとか)は感じることができる。それがいやだ(不快)と思えば耐えられる。「慣れ」の部分が大きい。
 以前このアーゴンの毒を食らったときは、即効性であったことと、力が抜ける感じを「疲れ」と認識して、しかも少し心地よかったからくる眠りを受け入れてしまったことに、原因があった。しかし今回は、眠気に身を任せて眠ることも選択できる。
眠るわけにはいかないのだ。

 アーゴンのの毒攻撃(奇襲攻撃)は耐える意思がある。 
 もう、だいぶ楽になってきた。分解が進んだのだ。

「……本当に魔物???ではないのか?」
 毒が効かなくなっていることに驚く。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
アーゴン3回目と遭遇

数カ月後? 生活に慣れてきた。たまにアーゴンが邪魔しに来る。
何しに来るんだよ、吸血鬼。
僕は二度と会いたくないのに!

いっそうのこと、見つからない場所まで行こうかな。

魔物はちょっと怖いけれど、かじられても死ぬことはないし。再生するから平気だし。あんまり体験したいことではないけれども。
ロゲンハイドには、再生持ちであると知っているけれど、それでも異常であるとは知らないだろう。


最近は、4,5日見かけないこともある。仕事も月に数回しか請け負ってないようだ。町の中で部屋も借りている様子もない。どこで何をしているのだか。
ふらっと戻ってくる。この周辺にいることはまちがいない。他の街へ行っているのかと思っていたが、行ってはいないようだ。
「他の街の場所なんて興味ないよ。この町は大分慣れたからね、どこに何があるか勝手がわかってていいんだ」
 馴染みの店、????
 それに、たまに恋しくなるあの味。飲み食いしなくともいい体とはいえ、20年近く食べることをしてきたのだ。味を知っているのだ。ときどき、味わいたくなる欲が沸くことがある。必要ないのに欲する、なんて人間的で素敵なのだろうと、???????


「おまえは、最近どこで何しているんだ?」

実は、緑の砂漠にいる。(住みついた・笑)
捨てられた小屋を見つけた。
ロゲンハイドが言うには、もう大分使われてないと言う話。
「地下室もあるんだね」

地下室はわりと綺麗な状態。ほこりと、虫たちの宝庫だけれど。

最近、だれも使っていないんだよね。
もらっちゃって、いいかな。
大丈夫じゃない、????が生えてもの。これは100年以上、経たないとこの大きさにはならないもの。
確かに、部屋の真ん中にこんなのがあれば、邪魔で取り払われてしまうだろう。

「これは、このままでいいかな」
 壊してしまうのは、なんだかもったいない。地下室があるから、困らないし。
「君はこの家の守り神だ」
 100年以上それはここにあったのだ。しかもこんなに立派で、何かが宿っていそうなたたずまい。これを奉りたくなるのは、日本人的な思想だろうか。

 少しは、外見とか綺麗にするか。
 庭に畑のようなものもつくる。つくるのはもちろん、妙な植物ばかりだが、耕された畑があると言うことは、それはどんなにぼろぼろの家でも、誰かが住んでいることのあかしでもある。

挿絵(By みてみん)

好奇心で、キノコ食ったり、植物食ったり。
「食に興味ないと思っていたけれど、案外ゲテモノ好きだったのか?僕は」
 好奇心は猫を殺すが、僕は殺しても死なない。
 好奇心が腹を満たした瞬間だ。

↓アーゴン
不法侵入したことがある。
アーゴンの笑い。
頬の肉をわずかに上げ、歪んだ(いびつな)笑み。

ホルマリン漬けの生き物。
アーゴンがオキシの部屋へ行った時。
「……いい趣味しているな」
 これは保存の魔法とは違う。驚くのは腐敗が進んでいないこと。
「なんだ? この魔法の水は?」
 魔法で作られた一時しのぎの水ではなく、綿密に練られた水。

ホルマリン漬け。殺人犯にも疑われる? 魔術師はこんなもんだ。

使われていない古い小屋見つける。牧場の余っている小屋をそのうち借りるなり。
(緑の砂漠近くの小屋? 町から乗り物で数時間のところ。歩けば時間かかるけど。牧場の端は緑の砂漠が望める)
親方?に貸してもらえないか聞く。お給料から家賃引いて。

虎狛亭に、よくモモーロや卵を届ける仕事も。時々、甘味食べてる。
牧場からも近いし、この世界に来て初めて入った場所で思い出深いし、多少事情を知っているので行きやすい。
キセノンもいるかもしれないし。

7日、家から出てこない。
食糧は無いことは知っている。
「鍵をかけてないと言うことは、入っていいこと……」
 っていうか、どれだけ防犯意識が無いんだ。
 注、田舎町では、在宅中、昼間玄関に鍵をかける週間は無い。

「あ、だれか入ってきた」
 ロゲンハイドの警告。
「こんなところに、来れるなんて、常人じゃないな」

 相変わらず部屋の中央に鎮座する????
「相変わらず、生活感の無い部屋だな」

 降りて来たものの姿を見て、オキシ固まる。

「き……吸血鬼は、許可無く入っちゃ行けないんだよ」
 それは地球での話であるが。
「なんだその???ご都合主義的な???制約は」
「で、今度は何? 泥棒でもしに来たの?」

「元気そうだな」

「でていかないと、これ投げつけるよ」
 密閉されたその容器の中には、????毒々しい色のいもむし????が。しかも生きているではないか。これは?????危険なもの。ここは地下室である。あっという間に、充満し侵されてしまうだろう。
「それは、おまえも無事じゃすまないぞ?」
「ご心配無く。何度かこの部屋に発生させている」
 最近はある理由で出てこなくなったが、住み始めたころはよく見つけたものだ。これは綺麗な甲虫になるし、成虫にはちょっとおもしろい特性があるので、外で見つけるたびにつまみあげ、ビンの中に入れている。

「……それで、なぜぴんぴんしているんだ」
 相変わらず不可解な体をしている。
「そういえば、今、すてきなキノコをそこで育てているんだけれど……」
 オキシはアーゴンの背後の棚を指さす。それは白い綿のような物を実らせている。刺激を与えると、今にもはぜそうだ。
「げ」
 しかも、採取前ではないか。アーゴンは思わず息を止める。

「オキシ! それ、危ないから持ってきちゃだめって言ったでしょ!」
ロゲンハイドは精霊なので、緑の砂漠の害悪の多くは関係がないが、?????。

「やっと、育て方のコツがわかってきたところなんだよ。そして、そろそろ楽しいことが起きる時期なんだ」
 そう、このビンの中身をぶちまけた時よりも、恐ろしいことが起きるのだ。
「こんなんだから、この虫もこの家に出なくなって、わざわざ外に取りに行かなくちゃいけなくなったんだよ。でも、どんな危険な魔物だって、このキノコがこんなに大量にあるこの地下室には近づかない」
「おまえは死ぬ気なのか?」
 緑の砂漠、3大危険物のうち2つがここに結集しているのだ。

「いや、これは売るんだ」
 緑の砂漠にしか生えない生物きのこ。危険な毒を持つ生物。その特性から採取することが大変な生物。しかし、それを乾燥させ無毒化したものは、薬として有益で高く取引されている。

「それに、これは侵入者を撃退するのにいいしね」

「彼、何か用があってきたんじゃないの?」
「僕は用がない」

「もう魔除けに、これ入り口にこれでも飾っておこうかな」
 ????の奥に隠してあるビンを取り出した。

「オキシ! それ、危険!」
 緑の砂漠、最大の危険物????だった。であったら逃げろ、かじられたら諦めろな魔物。密封されたビンにおとなしく入っているが、時々、思い出したかのように震える。それはまだ生きている。

「知っているよ。本当にてこずったもの。ほんと、死ぬかと思った。さすが、緑の砂漠の厄災。子供とはいえ、あの強さ??????」
 生身だったら、何回死んでいたことか。かじられた。

「どうしたのこれ」

「この前、森のかなり奥深く。火山の?????へ遊びに行ったとき出くわした。あの火山付近、こいつらの巣窟テレトリーだったみたい」
 この生物の救いなのは、住んでいるところが決まっていると言うことだ。その地域に近づけなければ、出会うことは無い。

「だったみたいじゃなくて、これ生きているよ。危ないよ。このちゃちなビンなんてあっという間に粉々にしちゃうよ」
 こいつらの再生能力と攻撃力は、半端ないのだ。
「あぁ、でも、これ、もう再生も攻撃もできないよ。これ」
「え?」
「武器になるような牙とか取り除いたし、再生をつかさどる器官は全部壊したから。おかげで、数少ない服が1着、やつの体液だらけになったんだよ」

その帰り、動物という動物が逃げて行って楽しかった。
強力魔物除けだね。
だから、今、庭のかかしの服はそれだし、頭に刺してあるのはやつの毒の牙になっている。

「あのかかし、とても危険な気配がすると思ったら……どおりで」

「すごい再生力は止められたけれど、死なないんだよね。ちぎっても刺してもつぶしても。破片すべてが生きている。生命維持に必要な器官はどこにあるのかわからなくて壊せなかった。すごい生命力だよね」
 ちぎったかけらでも、ちゃんとえさをあげれば食べるし、しばらく生きているけれど、やっぱり本体とは何か違うみたいで、数日すると死んでしまう。本体も生きてはいるが、ただそれだけの生命体になっている。そう植物状態なのだ。それは、不思議である。
「驚いたことに、よくよく調べてみると、この大きさで単細胞生物だったんだよ、これ。面白いから持って帰ってきちゃった。で、こっそり飼っていた」

 ミズカビ 変形菌 細胞のうぃきみる。多核体的?

 意味不明なこと言っているが、
 ???子供が珍しい虫を見つけたときのように???残酷に、命をあそぶ。????そこには、邪気は無い。
「凶暴で厄介でなければ、元気なやつを数匹飼いたい」
 微生物ではないが、単細胞生物なのだ。??????死にかけとはいえ、色々わかることがあるのだ。
 
???いる???
「大丈夫、もうあの場所には行かないよ。食われたり食ったりは、もうしたくない」
 やつらは頭がいいから、オキシを見て、逃げるとか?

「食ったり?」
 食われたならわかるが

かじられた。やけになってかじりかえした。お互いに、再生と喪失をしまくる。どんな人外の戦いだよ。再生には膨大な力が必要、先に力尽きたのは???魔物の方、口からの栄養摂取だけはどうしても消化、分解、という工程があり、?????得られるエネルギーも???全部得られるわけではなく一部は放出されてしまう????口から摂取したものの一部しか得られない、再生に必要なエネルギーが賄えなくなる???それゆえ有限で、いつか尽きてしまう????何もしなくとも無尽蔵にエネルギーを作り出すオキシには勝てないのだ??。結局、より人外だったのはオキシということになった。

「そして、案外おいしかった」
 最後のこの言葉は、ロゲンハイドは聞かなかったことにした。

顕微鏡の目で、??核??探す、壊す。初めての痛み?にこの厄災の動きがとまった。死に至らしめることはできなかったが、まひさせることには成功したようだ。
★★★★★★★★★★★★★★★
アーゴンが再びオキシの前へ

「僕が、何の対策もしていなかったと思う?」
 オキシは???いたずらを仕掛ける笑顔??をポケットから取り出した。

「オキィシ、まさかそれ。危険! ひやぁ」
 ロゲンハイドは、思わず逃げ出した。

 そう、オキシのポケットの中には魔物にさえ対抗できるものが入っていたのだ。それは魔法の瓶に入っている猛毒の胞子満載なキノコである。
 この世界の菌類はそろいもそろって猛毒だらけで、その胞子に侵されれば、普通の人間ならば数日のうちに病気になってしまうのだ。しかも、オキシが隠し持っていたそれは、ウェンウェンウェム地方、いや世界で一番恐れられているキノコである。普通の動物ならば見だだけ本能で逃げ出すほどの最大級に凶悪キノコなのである。

「お、おい。やめろ。そんなことすれば、おまえもただではすまないぞ」
 

「大丈夫、僕のことは心配しなくていい」

 オキシはこのキノコの毒など問題にならないのだ。オキシはそれを躊躇なく投げつけた。
 それを投げつければ、魔法の瓶は簡単に割れ、中身がアーゴンに降りかかる。
 ???乾燥させることで、さらに毒の胞子は増えるのだ。乾燥させる魔法がかかった瓶に入れておいた。

「うわぁ」
 アーゴンは逃げ出した。

「やっぱ、菌類(きのこ)は最高だね」
 

「最高だね、じゃないよ。もう、おいらを殺す気?」
 ロゲンハイドは、あたりにキノコの毒素が薄まったことを確かめつつ、姿を現した。

「いやぁ、まさかロゲンも逃げるとは思わなかった」
「万が一、オキィシに????たら、大変なことになっていたよ。ここ森の中だし、何かあったら助け呼ぶの大変だよ」
「僕は平気なの」
 多少、ひりひりするくらいだろうか。
「」

「護身用にはもってこいでしょ。実際、この辺の魔物は、僕の姿見るだけで逃げるよ。邪魔する魔物に投げ続けていたからね。さすがに学習したみたい」
 こっそり??養殖??しているのだ。いつでも新鮮なキノコが手に入る???
 
「……通りで、魔物の遭遇率が低いと思ったよ」
 出てくる魔物はロゲンハイドでも太刀打ちできるものばかり????。多少知能を持つような危険な魔物は、???

「多分、原因はキノコだけじゃないんだけれどね」

「まだ何か、危険なもの持っているの?」
「うん、これ」
??????実は、この凶悪な魔物の入った瓶も隠し持っている。生き物を入れている以上、密封はしていない。魔物には微かに残る匂いが気になるのだろう。?????


「まだ死んでないんだよね……」
 観察の邪魔をしてきたので、頑丈な瓶の中に入れてある。何を食べているかわからないのでほったらかしにしているが、一向に死ぬ気配がない。おそらく、大気中の何かを接種して生きているのだろう。なかなか観察しがいのある生物である。

「そ、それどうしたの?」
 明るくなったので、元気よく暴れているその魔物を????????

「邪魔だったから捕まえた」
???ロゲンハイド、ウェンウェンウェムはあんまり長い間いることができない。
かみついてきて邪魔だったので、瓶に入れたのだ。

「きれいな蝶を捕まえたみたいな、簡単な風に言わないでよ」
 ???小さいながらも、危険なのだ。かみつかれたら最期???体が朽ちるまで森をさまようさまようことになるのだ。案外素早いので、彼らに見つかったのならばまず命はない。救いなのは森の中でしか生きることができないことと、出会うことが稀なこと、そして群れを作らないことであろう。
 この森に住む鼻の良い魔物や野生動物たちは、オキシのポケットにいる????が放つ微かな匂いに反応して、近づかないのだ。

「本当にいい魔物除けだよ、これ」
 ヒトには感じられないが、おそらく???の微かな匂いが、体にもしみついているのだろう。おかげで邪魔する魔物は、あまり現れないのだ。

「……どうやって捕まえたんだよ」
 ロゲンハイドは???
素早いそれをほぼ無傷で捕まえることは難しい。特にオキシなんかでは不可能だろう。???

「秘密」
 オキシの足を一生懸命かじっていたので、簡単に捕まえられたのだ。ちょっと痛かったし、傷口が??グロテスク??だったが、すぐに治った。

「キノコの人が飼っているのを見て、欲しいと思ったんだよね。今度会ったとき、詳しい飼い方教えてもらおうと思うんだ」
 便利で丈夫そうなので?????

「思うんだ、じゃないよ」

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