オキシとキセノンがくっつくのは、ありかどうかで迷い始めている。
微生物の内容
4-Xネタ「恋多き竜たちの恋愛事情」(没になるかも?)
愛は永遠だよ。永遠ではないのは、愛に擬態した恋だよ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★いる?
-恋多き竜たちの恋愛事情-
キセノン弟 ネオン
「女の子か。かわいいな」
ネオン。
「なっ……」
初対面で、なんのどよみもなく性別を当てられたことがないオキシは、<<<しかも「かわいい」と言われたのだ真っ赤になる。
あ、そんな表情も出来るんだ。
「オレが女の子を間違うはずはないんだよ! ”恋多き、竜族”なめちゃいけないよ。匂いが違う匂いが」
「そういうものなんだ。フェロモンとか分かるのかなリザード人は? あれ? キセノンも恋多いの?」
「あれが、特に女好きなだけだ」
「個人差はあれど、だものね」
「そうなのか、女好きってだけで分かるものなんだ。すごいね。やっぱり、何事も好きだと違いがわかるものなんだね、すばらしいね」
「……変わった子だね」
「そうだろ?」
「ま、兄ちゃんも変わっているけどな。兄ちゃんも、そろそろ嫁さんもらいなよ。もうすぐ60>>だっけ?>>>だろ?」
「まだ54になったばかりだ」
「大差ないだろう。そろそろ、つがい候補の一人や二人くらい……」
「そんなのは、いない」
「つがい候補?」
「あぁ、竜は大人になったら旅に出る。つがい探しの」
「へぇ、キセノンも探しているんだ」
「べつに、どうでもいいんだがな」
「ふーん」
「こんな弟でも、わりと面倒見もいいし、>>>>>>八方美人てき?に振りまくから、>>>>>>恋多きなんていわれてしまうこともある。実際、ネオンは何人のつがい候補がいるんだ?」
「ひどいな。女の子は大好きだけれど、大切な人は一人だよ。おれはまだ、運命の出会いをしていない>>>>>>>>>
「>>>>おまえは、いつだって本気ではないからな。>>>>>>運命の出会いは当分先だ
「ひどいな……おれだって、たまにあるんだぜ、びびっびって」
「だが、それどまりだろう。お互いの心が通じ合わなくては、それは起きない」
「それ? ……つがいにしたい人って、わかるものなの?」
「その時になったらわかる、らしい。聞く話によると、お互いの心が通じ合う感じだとか。もしかすると、幼馴染かもしれないし、今日はじめて会う人とそうなるかもしれない。
「竜も大変なんだね~」
「案外、当事者たち以外が最初に気がつくことが多いんだよ。あれはつがいになりそうだなとか」
「よくあることだよね。見ているとなんだかほほえましくもあり、もどかしくもあるやつだね」
オキシは<<<<<<<他人事のように
「……(まさに、おまえらがその典型だよ)」
ネオンは思う。
>>>>>>>>つかう?
「ネオンは、いくつなの?」
「オレは30だから」
「年離れすぎの兄弟だね」
「30や40なんてざらにあるぞ」
>>>>>>>>>
↓
「兄ちゃんも、さっさとオキシとくっついちゃえばいいのに」
「あはは、>>>>>あれは難しそうだよ。わがままな子供に、>>>>>な親って感じだもの」
タンタルには>>>>>>>恋人というよりも、保護者>>>>>てきな?
「しかし、それでも『食事しているか』とか『好物や出先で買った土産を贈る』とか、あれは求愛行動の兆候にしか見えないな。基本的に竜は面倒見がいいけれど、あんなには気にかけないんだよ」
「そういえば、そうだね。>>>>>キセノン、面倒見がいいから>>>>>いつも通りと思っていたけれど」
確かにいくらキセノンが面倒見がいいといっても、ある程度は距離を持っていたし、あんなに頻繁に様子を見る<<<<気にかけているのも珍しかった。
「確かに、面倒見がいい性格なぶん、>>>>>だれにでもやさしいから、心が通じ合う状態になるまで竜のほうもなかなか本当の気持ちなんて気がつかないからね。竜は求愛の兆候は見せるけれど、無意識的な行動だから、本人が気がつかないことが多いんだよね」
「キセノンに春か、お姉さん、おうえんしちゃお」
サルファ
「しかし、まだかかりそうだな。兄のほうはとにかく、あのこの方がまったく向いてない。相手の心が通じないと、だめだからね~」
「>>>>>>いる?>>>>>>女の勘だけれど、オキシちゃんはまったく向いていないわけではないみたいよ。
キセノンの行為を気づかせるためにどうこうするよりも、>>>>>>>>>自分が女であるという自覚が薄いオキシの意識を変えなくてはいけないのかもしれない。
↓
>>>>>>>>>>
「キセノン、がんばれ……」
苦労しそうなキセノンに
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
キセノンもれっきとした男なので普通に異性には興味はあったが、どちらかといえばしっかりと自立した女性が好きであったし、それにそういう愛だの恋だの、そのようなものはキセノンにとって煩わしい行為以外の何物でもなかったのだ。
オキシは気にはなっているが、世話の焼ける子供。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
↓
「僕は、キセノンが好きだな」
「おや、どうした突然」
「実はね、青い色が好きなんだ。キセノンの鱗と同じような青い色がね。それに一緒にいても空気みたいに気にしないでいられる……そう……なんというか、僕は君を人間としてみていないようだ。こんな人間は数人とはいない」
>>>>>>>>>>>>>>
「……それは、見方によっては酷い言い方だぞ」
「それは、重々承知だが、君ならばきちんと意味を受け取ってくれるだろう? 言葉なんて、伝わればいいんだ」
「まぁ、君が人間に興味がないのは知っているし、その言葉がほめ言葉で使われているのはなんとなく感じるが……」
「無論、恋愛対象として、結婚しても良いくらいだ」
その突然の言葉に、キセノンはおろか聞き耳を立てていたものでさえ噴出した。オキシはその反応を予測していたようだ。蔑むように辺りを見回して、オキシは立ち上がる。
「やっぱり、盗み聞きしている人がいたな。いい趣味だね」
「いいだろう、聞き耳を立てるくらい」
「……行こう、ここじゃ落ち着かないし、何も話すことはないよ」
「お、おまえな」
(そんな性格だから、人が寄り付かないのか……いや、こいつなら近寄ってい来るやつがいても無視しそうだな……)
こんな考え方が破綻したやつなのに、とても気になってしまうことがキセノンには不思議でならなかった。
「待てよ」
オキシの中にそういう感情が皆無なのは、キセノンは知っている。しかし、先ほどの告白にどきりとしてしまったのも事実なのだ。
「俺は別にオキシを本当に嫁にしても良いんだけれどな……面倒くさくなさそうだし(いや、ある意味面倒か?)」
「ん、何か言ったか?」
すでに2階にあがる階段を上り終えているオキシは階段の下にいるキセノンを振り返る。
「いや、なんでもない」
「こりゃ、キセノンは苦労するぞ」
残された酒場の人々は<<<<<<<<<<<<
★★★★★★★★★★
キセノンの青い鱗の首飾り。
この手作り顕微鏡でキセノンの鱗が見れないのが残念だな。その青い鱗はとっても綺麗なのに。その並びはまるでモルフォ蝶のようで。
モルフォ蝶?
この鱗と同じような構造色を持った翅を持つ蝶だよ。構造職は光の当たり方によって、色の見え方が美しく変わるんだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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