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微生物の設定
微生物「魔法って何ぞ?」
とある日の日常「魔力はちぎって投げるものではない!」

-1/3d- 『????魔法講座????』
37・魔力はちぎって投げるものではない。
★★★★★★★★★★★★★★★
地球での一般的な法則を元に考えてみると、
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
魔力は基質特異性を持っているんだね。
反応特異性。
カスケード。
魔力とその人の属性の関係。
魔力を取り込むと、その人の体内の酵素と合わさり、分解され、魔法(エネルギー)に生成される。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
魔力は酵素の一種なのか?
生体における化学反応を活性制御、低いエネルギーで安定して制御する媒体。
大気に満ちる魔力という基質を取り込んで、体内の酵素が反応した結果、生成物として魔法が発現する。
得意と不得意な属性があるのは、体内に持っている酵素の種類の違い。
緑の砂漠に満ちる魔力は基質の種類が違う?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「だって、オキシは水の属性が強いんだもの」
「属性が強い?」
「体を構築しているのが水と??なんだもの」
 地球人類の体は、水が7割だっけ?占めているから、水の魔法とは相性が良い。次は、鉄? それとも窒素? 人の成分ってなんだっけ?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
魔法と科学、同じ結果を求めていても、その道筋はまったく異なっているのだ。
 ???方向性は違えど?????行き着く先は同じなのだ。????
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
魔法生物は繁殖しない。
ロボットみたいなもの。
地球では無機物。異世界では有機物も可。
魔法生物の愛玩動物。
だいたい、決められた動きしかしないし、模倣に過ぎない。
まだまだ本物にはかなわない。
★★★★★★★★★★
??????魔法講座のところに?????
「なら、僕が自分でやるから、その魔法を教えてよ」
 自分ができるようになれば、なお早いだろう。

 魔力を変換という概念がわからない。

 だから、魔力でどうにか大気中の水蒸気をつかまえみる。水分子程度ならば、見ることもできるので、集めるのも楽だ。そして、気体が液体になるように、ぎゅーとイメージしてみた。???小さな水滴が1つ、ふよふよと漂っている???
「まぁ、この方法じゃ、ちょっとしか集まらないよね」
 分子をたくさん集めたと思っても、所詮は細微な?????にすぎない。ほんの少しかき集めただけにすぎないのだ。
「もうちょっと効率のいい方法を考えないとなぁ」


「……何をどうすれば、そうなるの?」
 魔力が妙な動きをしただけで、水が生まれていることにロゲンハイドは驚きを隠せなかった。
「そこら辺に漂っている水分子を見つけて、集めてみただけなんだけれど……たくさんあるから、集めたらできるかなって思って」
「その漂っている水をどうやって見つけたの」
 水の精霊のロゲンハイドでも大気中の水を集めるのは難しい。変換して作った方が楽なのだ???

「見えるから、無理やり集めただけだよ」
 魔法で動かしている道具はいくつか見ている???そして、魔力をある程度自由に動かせるようになった今、自分の魔力で押したり引いたりすれば、分子程度ならば動くだろうと???思ったのだ。


「え、見えるの?」
 白く漂う???霧や靄や霞、意味???とはわけが違うのである。
???????????
 見えるものを集めるのはたやすい。魔力を扱うことができれば、それが動くイメージだけで、たいていの場合はその通りになるのだから、?????。魔法の初歩中の初歩、物を動かす。

「細かい作業は得意なんだよ」
 微生物を扱う実験の時に、顕微鏡で覗きながら、髪の毛よりも細い器具を使って切ったり、くっつけたり、注入したりの作業はよくあることなのだ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「殺人鬼ごときでおびえていちゃ、観察はできないよ」

 邪魔ものは敵。それが恐ろしい殺人鬼だとしたら、排除しなきゃ行けない。
 ここは犯罪発生率が低い平和な日本とは異なる場所。
 それなりに自分で身を守れるようになりたい。

 だから魔法を教えて欲しい。

 ロゲンハイドを呼ぶのは、間に合わないこともあるかも。


 魔力流れうんぬんの話を2,3話くらいつかって?
「オキィシに似て、じゃじゃ馬だ~」

??????????

「ねぇ、キセノン。僕も魔法使えるのかな」
 オキシは、??????を見ながらそう問う。どうやら、魔法に興味を持ったらしい。
>>>>>>>>
「そうだ、ねぇキセノン。僕は魔法のことが少し知りたいな。僕には魔力があるっていっていたよね、だから、魔法は僕でも使えるのかな?」
 特に、水を固形に保存する魔法を。今朝方、ロゲンハイドに聞いたけれど、>>>>>「精霊は自然を形にした塊だからね、思うだけでそれが世界に干渉して魔法が成り立つんだ。ヒトとは異なる>>>>>>>>。だから、ヒトが使う魔法はヒトに聞いたほうがいいよ」と言われた。
精霊が使う魔法と、人が使う魔法は質が違う。つかっているものがちがう。

「魔法は体内をめぐっている魔力を、手のひらなり指先なりに意識を集中して集めて、強く思うと言うのが基本かな」
「魔力が体内にめぐっている……まずそもそも、魔力と言うものが分からない。そんなものがめぐっているのを考えたことも感じたことも無いから<<<<<

 いきなり難題を吹っかけてきやがった。

「魔力って言うのはな……」 
 
 魔力と言うものはわざわざ説明しなくとも、幼いころからの習慣や感覚で身についているもので、あまりにも身近すぎて、魔力を魔法に変換すると言うことの説明ならまだしも、魔力そのものについて説明するのが難しいのだ。


「適性で向き不向きは多少あるだろうが、純粋に魔力の変換と調節ができれば、難しくはないと聞く……」
「その魔力ってやつがわからないんだな」
 魔力を手に入れたからといって、すぐに使えるようになるわけではない。たとえば背中に生えたら、それだけで飛べるだろうか。突然できた器官を動かすのは、時間がかかるだろう。動かし方を知らないのだ。動かせたとしても、ましてやその羽で風を捉え飛ぶことなど、すぐにはできないだろう。手探りで、何度か試しているうちにコツをつかみ、慣れていけばいつか飛べるようになるかもしれないが、>>>>>>>>時間がかかる。

「俺が今からお前に魔力を送るから」
 そういってキセノンはオキシの手を握る。
「自分の中に何か体中をめぐるものを感じないか?」
「何か変な感じはするけれど、それは触れられている所をいつも以上に意識してしまっている事からくる違和感かもしれないし……」
 オキシは基本的に触れる触れられるのがあまり得意ではないのだ。いつもは気にしないようにしている「触れる」と言う行為に意識を向けることは、ほんの少し苦痛だった。
「ただ流される他人の魔力は、本来あんまり心地いいものではないからな。うまく調節できるやつならそんなに気にはならないのだろうが、俺はあいにくそういう微調整は得意ではないからな、そこは我慢してくれ」
「……心地よくはないけれど、不快ではないから大丈夫だよ」
 触れているということに意識を向けるのは戸惑いを感じてはいるが、体内を流れる何か不思議なものにはそれほど不快さは感じなかった。

「……まぁ、とにかく、魔力は感じたな? 次はお前の魔力を俺に流してみろ」
「むぅう、何が自分の魔力だがわかんない」
「俺の魔力は感じることができたんだ。すぐに分かる」
「そんなこといわれてもな」
 他人の魔力は異物感があるから分かったのだが、自分のものとなると探すにも<<<<<<キセノンが送った魔力に似たものを探そうにも、どうやって比べたらいいか見当もつかなかった。なんとなく心臓の横に何か別の鼓動を感じるが、そこから流れているはずの魔力の正体がいまいちつかみ取れなかった。

「……血液の循環があるように魔力にもそういうのがあるのは感じた。そして、たぶん魔力を循環させる心臓のような場所もあるのが分かった。でも、そこにあるもの<<<<が読み取りにくい<<<<<そもそも魔力とは何だ? 血液は栄養や酸素、二酸化炭素や老廃物を運ぶ。魔力が体内にあることによって普段は何が体内で行われているんだ。 魔力は魔法を使うのに必要な材料なのは分かる。それが体内にあると言うのも、意識(イメージ)して感じ動かせるのも分かる。その魔力を変化し制御することによって魔法になることも分かる。しかし、なぜ魔力は魔法に変換されるんだ? どういった性質を持つエネルギーなんだ? どうして魔力はさまざまな現象に……どのような経緯を持って変化していくんだ?」
「それは……」
 キセノンは言葉に詰まる。ただでさえ人に者を教えると言うことは苦手なのだ。魔法を生まれたときから何の疑問も持たずに当たり前のように使ってきたのだ<<<<<<

「たぶんそれは魔術師だっけ、そういう人たちの研究テーマなんだろうね。その手に関しては素人な自分は答えの無い妄想を繰り広がることしかできない。それに例え仕組みは分からなくとも、使い方が分かっているものは使う性質だから、実際のところ、魔力と言う自分にとって未知のエネルギーがどういう働きを持って魔法となるのかなんて、どうでもいいんだけれど……ね、でもキセノン、それが起こるのが当たり前すぎて改めて説明するまでも無いことでも、それを知らない人がいた場合、説明できる術がわからないことも世の中にはあるんだよ……僕もここにきてから、そんなことだらけだもの。頭の中には話したいことは山ほど浮かぶのに、それを説明したくともうまく言葉にできないもどかしさ!」
「……おまえは、本当にどこから来たんだ?」
「遠いところとしか、言いようがない」
 違う次元の世界から来たと言っても、そのあと、どうやって来たのかとか、そこはどんなところか問われて、それをうまく説明できるかどうかは分からなかったのだ。それこそ、当たり前すぎて、自分の住んでいた次元、世界、宇宙、星、国のことなど、うまく説明ができる気がしなかったのだ。


「そうだ! 自分の魔力に変化が起きる状態が認識できれば、見つけられるかもしれない」
 <<<<<<<<
「そうだ、ロゲンハイド。何か魔法使ってよ。僕の魔力を媒体に使うんだろ? 魔力が減る状態が分かれば、自分の魔力が分かるかも」
「使うよ~」
「……何かが、体外へ出て行くのは分かるのだけれど……その何かの正体がいまいち」

 もっと、もっと、この現象を観測するんだ。イメージが現象を形作る(せいぎょ)する。体内にあるこの何かを解明す(かんじ)るんだ。それが、魔力という現象。
「どうやって動かすんだろう? 意識すること思い浮かべることが大切……なんかこの変な何かを……ん、こうか?」

 >>>>>>>>>>>
「キセノン! 流すよ~」
「お前の魔力は、お前に似て気ままだな」
 キセノンの体内でも、自由勝手に振舞っていた<<<<<
「扱いがよく分からないからね……なんとな~くそれっぽいものを、つかんで押し込んでみた」
「……道理で制御がなっていないと思った」
 押し込むと言うことは流すことと異なり、相手に渡った時点で操作することを放棄することと同じなのだ。
 
「だ、だって、な、流すって何? やり方が分からなかったから、ちぎってそっちに運ぶ要領で渡せないかな~って思ったら、それはなんとなくできるような気がして。ごめんね、痛かったりするの?」
「痛くは無いが、まさかそこでそうくるとは思わなかったからな」
 魔力を流せと言ったのに押し込んできたのだ。同じ相手に魔力を渡す行為でも、<<<<<<<<それなりにびっくりするだろう。

「でも、ちぎって押し込めると言うことは、それなりに制御ができると見ていいな……」
>>>>>>魔法はイメージと言う話。
「制御できない魔法は、生命を削る」
 世界に満ちた、素を魔力で集める。足りない素では発動しない事もあるが、場合によっては己の生命力を奪っていく。土地によって世界に漂う素の量が違うから。
 大気中の元素を集めるイメージに近いのか? 炭素や水素や酸素を集めて……魔力で合成して
 

もう少しオキシらしい、生物的な発想に。
「ちなみに、どんな魔法が使いたい?」
 オキシの属性は不明だが、>>>>>>>>>>水を薄く伸ばす魔法>>>>もいいが、

「魔法と言えば、空を飛べたらな、と、思うことはあるな。もし空が飛べたなら、森の奥深くや崖の向こうだってすぐにいける。あぁ、大気圏には生物が漂っているのだろうか、雲にも生物がいるのだろうか」
 
「そんなことを考えるのはお前くらいだ」
「空を飛ぶのは人類の夢のようなものだからね。夢くらい見るよ」
 オキシは子供のころ、空を飛びたくてヘリウム入りの風船を持ち、滑り台の上から飛び降りたことがある。無論、空は飛べるはずもなく、足が痛くなって終わった<<<<<<<<<

「空を飛ぶ魔法はあることにはあるが……」
「あるんだ。空を飛ぶイメージすればいいの」
「まぁ、大体はそうだな」

「キセノンは空を飛べるの?」
>>>>>>イメージがわかないから、実際に見たほうがいい>>>>>>>百聞は一見にしかずだ。
「残念ながら、俺はあまりそういう魔法は得意ではない」
「そういう魔法って?」
「長い間、魔力を放出しながら維持し制御する魔法だ。俺はどちらかと言えば、短期集中で決着がつくような魔法が得意なんだ」
「僕はどっちなんだろう?」
「大抵はその一族でどんな傾向があるのか分かるんだが」
「やってみないと、わかんないのか」


「イメージ。空を飛ぶということは……そもそも同じ飛ぶでも、ペリコプターと飛行機の仕組みは違うからなぁ。思いつく限りでは、この大地に働いている重力から開放されれば、地上に落ちることはない。そして、摩擦も消せば途中無駄なエネルギーが消費されることなく、目的地へに向かって大地を蹴るだけの推進力で行くことができる……のか?」
「のか、と俺に尋ねられても、俺にはさっぱり理解できないのだが……」

「いや、やっぱりそんな簡単な問題ではないはずだ。重力と摩擦をなくしたくらいで、目的地までいける慣性を得られるとは思えない。他にもいろいろな要因が絡んでいるはずで、そう簡単に思い通りの結果が出るとは思えない。……それに、速度の調節は? 方向転換するときや、止まる時はどうする? 空気の壁を作って軌道修正をすればいいのか? 摩擦をうまく使えばいいのか? なんだか摩擦熱が熱そうだな。そういえば、揚力ってどうかかわってくるんだっけ? そういうのは航空力学とかそういうので詳しく語られていそうだけれど、その名前だけ知っているだけで、内容全く分からないものな。そもそも、『物が運動する』と言うことはどういうことなんだ? こんなことならば、物理学を少しかじっておくんだったな……あぁ、でも僕は理を証明できるという公式の類は、専門的になればなるほど、意味不明の記号に見えて全く理解できなかったし! あぁ、理詰めの理なんて大嫌いだ!」



飛行機が飛ぶ理由は、理解している。
実際に飛んでいるし、事故もそうそうない。
しかし、納得がいかない。

例えるなら、パソコンや????を目の前にして萎縮してしまうのと似ているだろうか。



「……空を飛ぶ魔法は、そんな小難しいものではなかったはずなんだが……」


「う~む。万有引力なんかを操るだけだったら、イメージ的に何とかなりそうなんだけれどな……」
「万有引力?」
「運動がどの方向、どの距離、どのくらいのエネルギーで、どのように運動するか予測するだけの事なんだけれどね。物体は重いものに引かれる>>>>>>>>簡単に言うと、僕の手からこの木の実は落ちる、でも、空に浮かぶ月はここに落ちてこない、どうしてだ? っていう事を説明する力」
「……木の実が落ちて、月が落ちてこない、そんな当たり前だろう」
「そう! 当たり前だからこそ、なぜそうなっているのか、見ようとはしなかった、思いつかなかった。しかし、世の中にはそんな些細な当たり前にも疑問を持つ人がいて、その疑問を解決してしまうすばらしい人がいるんだ。そうやって、科学は理を明らかにして新しい世界を見せてくれる。経験則からくる事柄だろうと、すでに実証されている事象であろうと、一般的に定着している説だろうと、科学はいつだって目の前にある『当たり前』に疑問を持つ、これが一番根底にある精神だ。……(中略)……すばらしいよね。先人たちの知恵の結晶のおかげで、僕たちは今、あの宇宙(そら)にだって行けるし……(中略)……どうして生命はこんなにもたくさん細分化し、増殖し死滅し、繁栄し絶滅し……(中略)……生物の進化とは何たるか、何を持って生命となるのか、それらの謎を解き明かす秘密にだっていつしか科学は到達することができるだろう」
 だんだん早口になり、息継ぎもほとんど無しに一気にしゃべっているので、後半はまったく何を言っているのかキセノンは聞き取れなかった。そもそも、何の話をしているのかさえわからなかった。
「うん。そのカガクってやつは、すばらしいんだな」
 そう言うのが精一杯だった。


「あぁ、やっぱりイメージがわかないな……。『人は飛ぶ生き物ではない』っていう概念が取り払えない。それに、途中で違うことに興味を持ちそうだ……じゃあ、最初に大爆発させてあとは惰性で飛んでいくのならできるかな。細かい調整は追加の爆発の爆風で……そう、ロケットみたいな感じで……なんか無駄が多いな……」
「それで、体は持つのか?」
 爆発と言う物騒な方向に話が進んでいるので、キセノンは<<<<<<<<
「だよね~。痛そうだしね~。速さの調整もむずかしそうだし、Gとか辛そうだし」
「ジー?」
「重力の加速度だよ……重力は、簡単に言うと物が下に落下する力のこと?……この世界には、ジェットコースターも、エレベーターもないからな……あんな感じって言えないのが、もどかしい」

「もしかすると、お前のように深く考えすぎる性格のやつにも、長期間維持しなくてはいけない魔法は向かないかもしれないが……」
「そうかもしれないね。空を飛ぶのはそのうちがんばってみるよ」


「でも魔力が分かったのは収穫が大きいな」
 オキシは、魔力をちぎって丸めたものを手のひらに出す。はっきりとは見ることができないが何か質量のあるものが手のひらに現れる。感触としては、空気の圧縮されたような弾力性の塊を感じる。
「ロゲンハイドちゃんはこれを食べられるのだろうか」
 一応、純粋な魔力を丸めただけなのだ。>>>>>>>

「それができるのならば……餌付けをして楽しめる」
 魔力と言うやつが分かったのだ。ちぎった魔力を手のひらに乗せて、精霊に与えるという行為もできるだろう。どうやって食し吸収していくのか観察>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>表面の膜のようなものに>>全体に広がって、雑じって>>>>>>消えていく。>>>>>>>>>>>>>>>>ロゲンハイドの表面観察、
この共鳴が魔力という<<<<<干渉の形なのだろうか。
魔力は>>>波>>>として伝わる性質を持つ因子? >>>音>>と同じ性質?>>>>>>>>>>>>
 魔力の塊を空に投げると、すぐに形は崩れて四散する。制御できない魔力は>>>>>
>>
 物質の安定化に失敗して、四散する。
 この世界の生物には、体内で「魔力」と呼ばれるものを「魔法」として合成して外に出す能力が備わっているのかな。ミトコンドリアのような、エネルギーの変換>>>>>魔力を使う<<<<<<<

 合成したものは不安定。大気に戻したとたんに、大気中の物質と結びついて「魔力」に戻るのか?


「かといって他に使ってみたい魔法って、なかなか思い浮かばないね~」
 もとより派手な魔法で魔物を倒したいと言う願望はないのだ。

 空の雲→雷への移行のようす。

>>>>>>
「雷……あ、スタンガンいいね」
 不審者がいるような世界なのだ、防犯の一つや二つ考えておいてもいいかもしれない。
 
 スタンガンは相手を人に当てて痺れさせるよりも、その大きな音と光で威嚇するモノと思っていたほうがいい。はっきりいうと、体に押し当てなくともいいのだ。2・3回バチリと鳴らすだけで、ひるませる効果がある。スタンガンを悪人に当てようとして、取られたら意味ない。魔法なら取られる心配もないし、飛び散る火花の魔法は、何かあったときのために、使えるようになっておいてもいいかもしれない。相手に当てなくてもいいのなら、威嚇放電で「ばちっ」とさせるだけでも役に立つだろう。
 雷も、たとえ小さくても火種になるし、火に困ったときなどはいいかもしれない。

強力静電気とかも楽しそう。

 宙に浮かぶ日
「原点に帰ろう」
 昔、ヘリウム風船で空を飛ぼうとしたとき
 空気よりも軽い風船を作るように魔力を膨らませる。そして、体にくっつける。
「少し浮かんだね」
 しかし、浮かんだだけで動かない。
「まぁ、そうだよね。風船だから漂うことしかできない
 風船にプロペラと<<<舵取りの何か>>>>つけてみる。

「魔力まとわないで、魔力にぶら下がっているのか~」
 ロゲンハイド>>>>
「まとう……そうか、この魔力風船の中に入ればいいんだね」
「あ、それなら、まとっているに近い」
「あはは、無重力だ」
 <<<<<<<<<逆さになって遊んでいる。
 風船の中入ったものは浮かぶらしい。地表にあった石も漂っている。
「これ作るときは空中に作らないと、石とか砂とかも巻き込んじゃうのか」
「オキシは範囲系なのか」
 その範囲内のものすべてが対象となる。

 町の子供たちも入れて。

「今はこの話をしているときではなかった。科学うんぬんの、その話はさておき……
 オキシは何の話をしていたのか忘れていなかった。
>>>>>>>>
 牧場までの道を覚えて、<<<<<にもどる。


 ★あとがき★
 一応魔法がある世界なので、主人公に魔力を感じてもらいました。ただそれだけの話。
 結局魔法は使えず、精霊の餌にしか使われないのでした。


>>>>>>>>>題名候補
魔法講座になるはずだったのに! なぜか科学講座になっている?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
都会に行けば、二人乗り飛行機のようなものは、都市部にある。結構な魔力消費。高級品。
魔法世界独自のものとしては、石でできた労働力とか、
 どうやって積み上げた的な建物とか、球体の塔が回転しながら浮いている的な建築的にありえないバランスで建っているものとか、現代でも作れないオカルトチックなものが存在するようだ。

 町の時計塔なんていい例だ。

魔法のなせる業。
釘とか螺子とか一般的にない。魔力を打ち込んでなじませてくっつけている。(そういう道具も売っている)


浮遊車
歯車や車輪が発達しない。
テコの原理も。

 宇宙工学といった力学な感じなのは地球のほうが進んでいるけれど、
でもロボット工学の擬似生命な感じなのは異世界のほうが進んでいると思う。だって、土でできた人型が向こうでわらの束を運んでいるのが見える<<<<<異世界は魔法で・使い魔・ゴーレムという名のAI搭載のを作り出しますから。
?????
「魔力の無駄使いだよね」
地球の技術に換算すると石炭のようなもので動くものまでなら存在する。(機関車とか、船とか)

二人乗り飛行機
緑の砂漠の交通手段。(魔石のものなら何とか動く)

 潜水スーツや空飛ぶ(ムササビ)スーツみたいなものもある。(アステカの戦士みたいな服)
「あ、これ見て。これ何?」
「それは、空を飛ぶための服だな」
「空飛ぶ服?」
 派手に鳥の羽で装飾されているので、南アメリカの戦士が着る服かと思った。

「俺もいつか自分の車を買って、風になりたいぜ」
「風になるのは勝手だけれど、ちゃんと仕事もしてよね。仕事が早いから????ごまかせ、類語????ているけど、たまにさぼっているでしょ?」
 テルルはなんでもお見通しとばかりに、腕を組む。
「あいかわらず手厳しい」
 彼は苦笑いを浮かべ、そう言った。

レンズとか保存水とか値段高い。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ホルマリンの合成を魔法で。CH2O
 メタノール産生菌による発酵で得た、メタノール(CH3OH)。
(木酢液の蒸留したり、せっかくだから微生物が作ったもの使いたい♪)
 熱した銅 (Cu) を触媒として空気中で酸化するとホルムアルデヒド(HCHO) が生成する。
 それを水に溶かすと、ホルマリンのできあがり。
 なんて簡単なんでしょう!

C+H+O、魔力で合成されて具現化。
魔法で満たした状態保存とは違う。魔法を媒体とした化学合成なのだ。
集まって、瓶の中にたまっていくホルマリンの液体。

ホルマリン処理は、生物体の肉眼的な保持のほかに、顕微鏡観察を行う標本作製にも使われている。

 補助的に魔法を使えば、専用の道具がなくとも、簡単に、しかも安全に合成できちゃうね♪
(標本保存には、他にも色々薬品処理しなくちゃいけないんだけれど、まぁそこはなんとかしよう。ホルマリン原液に炭酸水素ナトリウム(重曹)、ヘキサメチレンテトラミン(ヘキサミン)などを溶解させ、ギ酸の中和を図る、あるいは固定後に標本を水洗してアルコール(エタノール)液浸に切り替える)

 魔法で世界に漂う元素とか集めて強制的に一瞬で合成しちゃってもいいけれど、錬金術の流れをくんだ化学の世界に生まれた人間には、それじゃなんだか味気がないだろうし。
 怪しげな形のガラス管や、アルコールランプ、長い長いいくつものチューブ……形式美・ロマンだね。

 純粋に魔法で作り出す組織保存は、質や効果時間がその人の力量なんかで、その全ての成否が左右されちゃうけれど、化学合成の知識はそれを補って安定した物をつくりだす手助けになる。
 計算、分量、手順、与えられた環境……を間違わなければ、魔法も科学もすばらしい結果をもたらしてくれるね。


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