ソフトバンク:一問一答「いつかドコモを抜いて1位になる」孫正義社長
2012年10月09日
ソフトバンクが東京都内で9日開いた冬春商戦向けのスマートフォンと携帯電話の新製品の発表会後、同社の孫正義社長が報道陣の囲み取材に答えた。一問一答は次の通り。【岡礼子】
Q:iPhone(アイフォーン)5発売後、KDDIに乗り換える動きがあったと思うが、懸念は。
孫:去年と同じくらいのペースですから、気にすることはない。ほとんどのお客さんはわれわれ(のサービス)にそのまま残ってくれることをうれしく思います。
Q:今後の(サービスの)柱は。
孫:業界一速いネットワークが実現できる。端末の品ぞろえも、コンテンツ、テレビとの連携を含めて業界ナンバーワンのサービスを出していきたい。
Q:脅威を感じている他社のサービスがあるか。
孫:特にない。予定の範囲内です。
Q:コンテンツに力を入れる狙いは。
孫:これまでテレビやスマートフォンでコンテンツが見られるといっても、レンタルビデオ屋に並んでいる新作が、同じ日にそろうのは初めて。レンタルビデオと同じ価格で同じ早さで、きれいな映像が品切れなしというのは画期的だと思います。
Q:技術的な環境が整ったのか。
孫:ネットワークの速度、コンテンツの品ぞろえ、業界の理解、三拍子がそろって初めて実現できると思う。
Q:「UULA」のエイベックスは、NTTドコモで「BeeTV」をやっているが、どのように差別化するか。
孫:より多いコンテンツがそろう。それだけエイベックスも力を入れてくれている。
Q:それは松浦さん(勝人エイベックス社長)と仲がいいからか。
孫:そうです。志を一にしている。
Q:今回発売する機種でイー・モバイルが提供する1.7GHzをつかめるか。
孫:技術的な準備が数カ月必要だが、それが整えば。すでにアイフォーン5はすぐにでも受けられる。かなり早いペースで続々と(機種が)出てくる。もともと、イー・アクセスとの経営統合はほんの数週間前に決まったばかり。先週、正式に発表したところだ。
Q:スマテレは契約数には。
孫:カウントしない。
Q:最大110Mbps対応のスマートフォンはいつ出すか。
孫:スマートフォンの場合、電池の持ちが大事。技術的にはできるが、スマホの場合は、特に電池問題を考えなければいけないので、ポケットワイファイから始まる。
Q:TCAの契約者数の月次公開を見直す動きがあるが。