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最終更新:2012年10月9日(火) 8時22分

山中教授「まさに日本という国が受賞」

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 今年のノーベル医学・生理学賞に「iPS細胞」を作ることに世界で初めて成功した京都大学の山中伸弥教授が決定しました。

 ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授(50)。ヒトの皮膚細胞から体のあらゆる組織や臓器になるとされる新型万能細胞(iPS細胞)を作ることに世界で初めて成功しました。iPS細胞は今後、再生医療や新薬の開発などへの応用が期待されています。

 「本当に光栄。まさにこれは日本という国が受賞した賞だと」(京都大学 山中伸弥教授)

 日本人がノーベル医学・生理学賞を受賞するのは25年ぶり、各地で祝福の声が上がりました。

 「同じ京大の教授としてうれしく思います。これからも(山中教授を)目指して勉強を頑張っていきたいと思います」(京大生)

 高校の同級生も・・・

 「しんどい時とかも知っているんで、本当によかったなと思います」(高校の同級生 芳武努さん)

 一方、山中教授の母校・神戸大学では、同級生やラグビー部の後輩が集まり、受賞を祝いました。

 「非常に優しい、後輩の気持ちを理解してくれるいい先輩でした」(神大医学部ラグビー部の後輩 黒田良祐さん)

 iPS細胞の開発から6年。山中教授は「さらに研究を続けて本当の社会貢献・医学応用を実現させたい」と意欲を述べました。(08日23:29)

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