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米イノウエ上院議員 中国に危機感
10月9日 10時8分

米イノウエ上院議員 中国に危機感
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アメリカの上院議員を半世紀近くにわたって務め、日米関係の重要性を訴えてきた日系のダニエル・イノウエ上院議員がNHKのインタビューに応じ、「尖閣諸島を巡る中国の行動は無視することはできない」と危機感を示したうえで、アジア太平洋地域の平和と安定のために日米の同盟関係の強化に力を入れるべきだと訴えました。

アメリカ連邦上院議員の最古参で、現在、大統領継承第3位の上院仮議長の地位にあるイノウエ議員は、9日から日本を訪れるのを前に、西海岸のシアトルでNHKのインタビューに応じました。
この中で、イノウエ議員は「私もアメリカの上院の仲間も尖閣諸島や福島の原発事故などついて懸念を抱いている。これ以上、事態が悪化してほしくない」と述べ、日本に滞在中、野田総理大臣をはじめ、政府関係者から最新の情勢について話を聞きたいとしています。そして、尖閣諸島を巡る中国の対応について「大国となった中国があのような行動に出始めていることは深刻だ。無視するわけにはいかない」と危機感を示したうえで「日米の同盟関係が今ほど重要となっていることはない」と述べ、アジア太平洋地域の平和と安定を維持するためにも、日米の同盟関係のさらなる強化に力を入れるべきだと訴えました。

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