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うつ病 世界で3.5億人超10月10日 4時33分
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WHO=世界保健機関は、世界で3億5000万人以上がうつ病に苦しみ、その半数以上が適切な治療を受けていないという推計を発表しました。
この推計は、10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせて、WHOが発表しました。
それによりますと、世界でうつ病に苦しんでいる人は、全人口のおよそ5%に当たる3億5000万人以上に上るということです。
男女別では、女性の方がうつ病にかかる人が多く、出産をした女性のうち1割から2割が、いわゆる「産後うつ」を経験しているということです。
そのうえで、うつ病を患っている人の中には、正しい知識がないため、自分の病気に気づかない人も多く、半数以上が適切な治療を受けていないと指摘しています。
さらに、WHOによりますと、自殺で死亡する人は年間およそ100万人いるとされますが、その多くをうつ病患者が占めているということです。
WHOは「最近の金融危機の影響もあって、うつ病や自殺はますます起こりやすくなっている。まずはうつ病を正しく理解し、患者がきちんと治療を受けられる環境を整えなければならない」と呼びかけています。
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