捕鯨の町として知られる和歌山県太地町で、公園のモニュメントを壊したとして反捕鯨団体「シーシェパード」のメンバーが逮捕されました。
壊されたのは、和歌山県太地町の公園にある青銅製のモニュメントで、鯨に向かって「もり」を打つ漁師の姿がかたどられています。きのう夕方、住民からの通報で警察が駆けつけたところ、モニュメントの「もり」の部分が折れ曲がっているのを発見。近くにいた「シーシェパード」のメンバーでドイツ国籍のニルス・グレスキーズ容疑者(25)を逮捕しました。町長は、「非常な憤りを感じている」「考え方の表現は(いろいろと)あると思うんですよ。だけどモノを壊したり暴力行為を行うのが本当に正常なのか」と話しています。太地町では、現在もおよそ10人の「シーシェパード」のメンバーが活動を継続。逮捕された男は容疑を一部否認しているということです。
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