行者山 太光寺(ぎょうじゃやま たいこうじ)
広島市内から瀬戸内海までを一望できる高台に位置し、周囲に自然が溢れる環境に立地しており、和氣殿ならびに萬物殿とともに、広島の一つのシンボルとして、地域交流の拠点となっております。
春には桜が咲き、夏には宇品花火大会や宮島花火大会を観ることができます。
本堂からは、広島市内から宮島まで一望することができます。
行者山について
約600年前に中国天台宗の慈眼禅師が庵をむすんだことより力箭山(りきせんやま)として開眼し、奈良法隆寺より修験道(しゅげんどう)開祖の役行者(えんのぎょうじゃ)を御本尊とする行者堂を勧請しました。
その後、その庵は曹洞宗海蔵寺として開山し、行者堂はこの地区の密教、修験道道場として発展し、それぞれの霊山である南西の宮島弥山から北東の広島比婆山を直線で結び、南東の愛媛石鎚山から北西の恐羅漢山を結びし二直線の交点たるここ行者山は、修験道にとって重要な霊験聖地であったことがうかがえます。
そして、この修験道の発展により日本古武道も広まり、難波一甫流や神貫流など安芸国を代表する柔術として、宗教を基にした文武両道精神が地元青年に影響を与えました。
御本尊
不動明王
不動明王像(写真は左より、本堂内、護摩堂裏、階段傍)
不動明王とは
大日如来の教令を受け、如来の教えを従わない者たちの前に忿怒の形相で現れ、教化するとされています。
所在地
〒733-0851 広島県広島市西区田方1丁目551番の1
電話: 082-507-5040
FAX: 082-272-7989
宗派
天台宗系単立寺院
名誉住職
比叡山延暦寺 大法印 小林隆彰(こばやしりゅうしょう) 大僧正
副住職
東和空(ひがしわこう)