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シェールオイル 試験採取を終了 由利本荘の油ガス田

 資源開発大手の石油資源は9日までに、秋田県由利本荘市の「鮎川油ガス田」で実施していた「シェールオイル」の試験採取を終了した。同社は「酸処理によるシェールオイルの採取に一定の可能性を見いだせた」と話す。
 試験採取では、深さ約1800メートル地点のシェール層に塩酸やフッ酸などを注入。石灰岩などを溶かし、原油を含む液体を回収した結果、3日、国内初となるシェールオイル採取に成功した。
 試験採取は当初、2〜4日に実施する予定だったが、液体の回収速度が遅れたため、8日まで継続した。採取できた総量は公表していない。
 シェールオイルは新たなエネルギー資源として注目されるが、採算性など、事業化に向けた課題は多い。同社は来年1月をめどに原油量や成分分析などの調査結果をまとめ、試験生産の可否や時期を検討することにしている。


2012年10月10日水曜日


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