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東松島市「奥松島公園」廃止へ 商社がメガソーラー計画
宮城県東松島市都市計画審議会は9日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた野蒜地区の都市計画公園「奥松島公園」を廃止することを決めた。市によると、一部区域には大手商社が大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置を計画している。 奥松島公園は震災で総合公園としての機能が失われたため、市復興まちづくり計画に基づき新たな土地利用を図る。22.4ヘクタールのうち4.7ヘクタールがメガソーラー事業に充てられ、残る17.7ヘクタールは防災緑地・公園に転用する。 メガソーラー事業について、市は「特別名勝松島の現状変更許可や都市公園用途廃止などの手続きを経て、大手商社が年内の着工を目指している」と説明した。完成は2013年6月ごろの予定。 防災緑地・公園には避難施設などの設置も検討する。市は14年度の着工、15年度の完了を見込んでいる。
2012年10月10日水曜日
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