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最終更新:2012年10月10日(水) 0時4分

オスプレイの市街地飛行、粉塵問題も

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 普天間基地には、住宅密集地を避けるように決められた飛行ルートが存在します。しかし、実際のアメリカ軍機の飛行したコースは市街地上空です。住民は、オスプレイもこれまでと同様、住宅の上を飛んでいたと証言します。

 「(オスプレイが通過したのは)電線の上あたりかな。電線の上あたりだったと思います」(宜野湾市民)

 普天間基地に配備後、オスプレイはすでに訓練を開始しています。その場所は、伊江島。この島には実物大で作られた強襲揚陸艦の模擬甲板が設置されています。ここで懸念されているのは「粉塵」の問題です。

 「騒音だったり粉塵ですね。いろいろと被害があったけど・・・」(訓練場に隣接する住民)

 大型輸送機が飛び立つ際に住民が撮影した映像。離陸直後、ものすごい砂埃を巻き上げ、あたり一面、真っ白に。住宅街まで飛ぶという粉塵。オスプレイが、こうした砂埃の多い場所で飛行すると、瞬く間に砂煙が機体を覆ってしまいました。

 住民によりますと、伊江島での訓練は、午後11時を過ぎることも有り、オスプレイの訓練がルールを守って行われるか不安だといいます。

 政府側は安全策について改めてアメリカ側に要請するとしたものの、「配備そのものの見直しをアメリカ側に要請するつもりは無い」と言う姿勢で、沖縄県側とは平行線の状態が続いています。(09日23:35)

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