10月8日、韓国国会でセヌリ党鄭文憲議員が、2007年盧武鉉・金正日会談の非公開記録を暴露し、韓国政界が激震している。盧武鉉は金正日との1対1の会談で「NLLのために頭が痛い。 米国が領土侵略をしようと自分勝手に引いた線であるから、南側は今後NLLを主張しない」「私が全世界を歩き回りながら北朝鮮が核保有をしようとするのは正当な措置という論理で北朝鮮スポークスマン役割を熱心にしているのだから、北朝鮮は私をちょっと助けてくれ」などと完全に北朝鮮側に立った発言をしていたというのだ。
良識的保守国民運動団体・国民運動本部が本日(10月9日)以下の声明を出した。全文を訳載する。
●国民の行動本部声明
NLL防御の責任を負った金寛鎮国防長官が立ち上がれ
李明博政府は国民の前に事実を明らかにして寃罪を晴らせ
1. 昨日(10月8日)国会で鄭文憲セヌリ党議員が暴露した「盧武鉉・金正日の対話録音記録」の内容は衝撃的だ。大韓民国の大統領であり国軍統帥権者が敵将を訪ねて「NLLのために頭が痛い。 米国が領土侵略をしようと自分勝手に引いた線であるから、南側は今後NLLを主張しない」「私が全世界を歩き回りながら北朝鮮が核保有をしようとするのは正当な措置という論理で北朝鮮スポークスマン役割を熱心にしているのだから、北朝鮮は私をちょっと助けてくれ」と発言したというのだ。駐韓米軍撤収問題と韓半島統一問題などに対する金正日の発言にも盧当時大統領は同意を表わしたし、大規模経済支援を約束したという。
2. 現政府で大統領府統一秘書官を務めた鄭議員の経歴と10.4宣言以後の盧武鉉の言動を総合すれば暴露内容は事実と判断される。これが事実ならば盧武鉉政権は民族反逆集団の首魁に、領土線を渡して民族共倒れの核兵器を容認する誓いをしたという話となる。
3. 北朝鮮政権は次期政府にこの密約を守れと圧迫するだろう。すなわち、首都圏を守る生命線であるNLLを譲歩して自分たちの核開発に口出ししないでくれと要求し、10.4宣言で約束した対北無条件支援を強要するだろう。 戦争中の国で国民を欺いて敵と結んだすべての裏合意は自動的に反逆だ。
4. この録音記録を保管しているという統一部と国家情報院がこの文書を公開しなければ謀逆の加担者となる。 李明博政府は国民の前に事実を明らかにして寃罪を晴らせ。検察と国家情報院は民族史最大の逆賊謀議を捜査、関連者を断罪せよ。
5. 私たちは特にNLL防御の責任を負っている金寛鎮国防長官が態度を明確にすることを要求する。2002年以後、56人の軍人がNLLを守って北朝鮮軍の挑発により戦死した。そのNLLを国軍統帥権者が敵に渡そうとしたという主張に対し国防長官は沈黙できないだろう。「従北は国軍の主敵」と教育する国防部ではないか。北朝鮮政権と韓国の従北勢力が野合してNLLを敵軍に渡して、敵の核武装を保護して、駐韓米軍を撤収させて、韓米同盟を解体した後、連邦制方式で共産化統一をたくらもうとしているのに、70万軍人と5000万国民の安全の責任を負っている国防長官が傍観者になることはできないではないか。大統領に録音記録の公開と謀逆に対する捜査を建議して、国民にNLL守護意志を明らかにせよ。大韓民国万歳、国軍万歳、自由統一万歳。
[ 2012-10-09,11:21 ]