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iPS細胞 研究仲間も受賞を祝福
10月9日 17時19分

iPS細胞 研究仲間も受賞を祝福
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ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中伸弥さんが所長を務める京都大学iPS細胞研究所では、一夜明けた9日、日頃一緒に研究をしている仲間から受賞を祝福する声が聞かれました。

山中さんはiPS細胞の開発に成功したあと、2年前の平成22年、京都大学に新たに設立されたiPS細胞研究所の所長に就任し、研究を進めてきました。
現在、研究所では、設立当初の2倍近くに当たる230人が、iPS細胞を使った新薬や新たな治療法の開発を目指し研究を進めていて、山中さんのノーベル賞受賞が決まってから一夜明けた9日も、研究員たちが遺伝子の実験を行うなど研究に取り組んでいました。より安全性が高く治療効果が期待できるiPS細胞を作る研究に当たっているという大貫茉里研究員(28)は、「受賞されるのはまだ先だと思っていたので受賞が決まった瞬間は驚きましたが、一夜明けて、少しずつ実感が湧いてきました。身近な教授なので本当にうれしいです」と喜びを語りました。
また6年間にわたり山中さんとiPS細胞ができるメカニズムなどについて研究してきたという田辺剛士研究員(29)は、「ふだんは大阪のおじさんという感じでユーモアにあふれていますが、研究のこととなると厳しいところしか見たことがありません。山中教授は尊敬する存在で、早く医療現場でiPS細胞が生かされるよう目の前の研究を頑張っていきたい」と話していました。

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