明治大馬術部で上級生から下級生への暴力行為などが相次いだ問題で、同部が関東学生馬術協会から当面活動を自粛するよう勧告を受けたことが、同大への取材で分かった。勧告は7日付。同部は、無期限で活動を自粛する。
同大によると、今回の事態を重く見た協会側が監督らから事情を聴き、協会が妥当と認める再発防止策が提出されるまで当面の間、活動を自粛するよう勧告。同大は8日、これに従うと答えたという。同部は既に大学側から、今月7日まで1カ月の公式試合出場停止処分を受けているが、引き続き活動を自粛する。今秋の全日本学生馬術三大大会、関東学生馬術争覇戦大会などへも出場しないという。
同部では8月、厩舎(きゅうしゃ)内で1年生の男子部員が上級生1人に殴られて失神し、救急車で運ばれる事案が発生。2010年度以降、上級生から下級生への暴力や金銭トラブルなどが相次いでいたことが明らかになっている。