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男装女装コンテストについての見解[2012年10月09日(Tue)]
10月6日紫の風は島根県立大学学園祭実行委員会に対し、男装女装コンテストが開催されることについて、そのコンテストを開催するうえで、心と体の性が食い違う人たちに対する何らかの配慮はしているのかどうか確認するために、電話をいれた。新聞では抗議を受けたとあったが、趣旨を聞きたいから電話をいれたに過ぎない。新聞の見出し等は時として本当のことを書かない。

当初、中止を要請する考えはなく、過去において松江市内の高校での女装コンテストなどを支援し協力してきたので、できることなら、協力をしようと考えていた。楽しいだけではなく、そこになにか問題意識・課題意識を盛り込んで、見ている人たちに何かの気づきを与えてほしいと考えていた。あるイベントが一方の側にとって楽しいことでも、反対の側にとってはいたたまれないこともよくあることである。

心と体の性が一致しない人たちへの配慮とは、そういうことなのである。昨年、松江東高校での女装コンテストは、その開催前、一人の生徒が、傷つく人がいるかもしれないと語った。一方、文化祭だから楽しめばよい、という生徒もいた。長時間の議論の末、心と体の性の食い違いに悩む人たちを傷つけないように、配慮しながら、仮装コンテストの名を変えて行うことになった。コンテストのあと、生徒たちは全員で性同一性障害についてフォローアップ研修をし、理解を深めた。

企画部長は誰にも変身願望があって、楽しい、と言った。それなら1週間、そういう姿で浜田の街中を歩けるか?と聞いた。やるのなら、本気でやってほしかったからだ。企画部長の言葉には自信が感じられなかった。だから、中止をしてほしい、とこちらは言った。しかし、よく考えて返事するようにと午後3時までにどうするか考えをまとめるように指示した。

わたしは、状況次第で、配慮の仕方がわからないと言ってくれば、学生たちに協力をしようと思い、次の日浜田に入ろうと考えていた。しかし、企画部長はそれから間もなしに電話をしてきて、「中止することになった」と言ってきた。

後で新聞で知ったが、大学当局と実行委員会で協議した結果、そう決めたようだが、その責任を大学当局に押し付けるわけではないが、わたしは大学当局とも話をしたかった。学生たちだけではなく。工夫に時間が足りなかったら、いくらでもわたしは出かけて行く用意があった。今現在も大学当局からは中止に至った経緯の説明がないが、わたしの説明を求める電話で大学側を萎縮させたかもしれない。しかし、もっと粘って、こうしたい、と思うとか、何かアイディアがありますか、という連絡をあのときわたしは待っていたのである。

「中止します」の一言では、そのあとがつながらないのである。
【紫の風事務局の最新記事】
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