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釈放の男性 “犯人と決めつけられた”10月9日 13時14分
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遠隔操作できるウイルスに感染したパソコンが悪用され、大阪と三重で無関係とみられる男性2人が逮捕された事件で、このうち大阪の男性は弁護士に対して「事件とは関係ないと何度も否認したが、警察と検察は犯人と決めつけて聞く耳を持たず、精神的につらかった」と心境を話していたということです。
この事件で大阪・吹田市の43歳の男性は、ことし7月、大阪市のホームページに「大量殺人をします」などと書き込みをしたとして逮捕・起訴されましたが、その後、男性のパソコンが第三者が遠隔操作できる特殊なウイルスに感染していたことが分かり、釈放されました。
男性の弁護士が9日、NHKの取材に応じ、男性はこれまで、「任意の事情聴取の段階から一貫して『自分はやっていない。第三者が犯人かも知れない』と何度も否認したのに、警察と検察は聞く耳を持たず、『お前に間違いない。確証がある』と決めつけられた」と話していたということです。
さらに男性は、「逮捕されたのはショックで、精神的にも肉体的にもつらかった。釈放されたが、自分のパソコンから日本航空に犯行を予告する電子メールが送られた件もあり、また、逮捕されるのではないかと不安だ」と心境を述べていたということです。
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