ニュース詳細
仙台~石巻港 貨物列車が再開10月9日 13時57分
K10056087011_1210091505_1210091521.mp4
震災の影響で運休していた宮城県石巻市の石巻港と仙台市を結ぶ貨物列車の運転が1年7か月ぶりに再開しました。
運転が再開したのは、石巻市の工業港にある石巻港駅と仙台市の仙台貨物ターミナル駅を結ぶ貨物列車です。
この路線は、震災前は石巻市と仙台市の間を1日7往復して石巻港近くの製紙工場から出荷された紙製品など、年間50万トンの貨物を運んでいましたが、列車や線路が津波に流されたため運休していました。
日本貨物鉄道は、去年9月からトラックで代行輸送を始める一方、新たに列車を購入したり線路の復旧を進めたりしてきました。
9日は、出発を前に石巻港駅の前で式典が行われ、紙製品などを積み込んだコンテナを列車に積み込んだあと、関係者がテープカットをして運転再開を祝いました。
列車は当面、1日3往復して紙製品や農水産物のほか、東京で処理される木材のがれきを運ぶ予定で、来年3月には震災前と同じ1日7往復に回復させる予定です。
日本貨物鉄道東北支社の真貝康一支社長は、「今後は鉄道輸送を通じて宮城県の復興を手伝いたい」と話していました。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|