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仙台 「防災と開発」国際会議
10月9日 18時33分

仙台 「防災と開発」国際会議
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日本で48年ぶりに開かれるIMF=国際通貨基金と世界銀行の年次総会に合わせて、9日から仙台市で「防災と開発」をテーマにした国際会議が始まりました。

世界経済をテーマにした国際会議では最大規模となるIMFと世界銀行の年次総会は、「東京国際フォーラム」を主な会場に、9日から14日まで開かれます。
これに合わせて東日本大震災からの復興を世界にアピールするとともに防災への取り組みを各国に訴えようと、9日から仙台市で「防災と開発」をテーマにした国際会議が始まりました。
開会式で平野復興大臣は、「日本は災害が起きるたびに多くの教訓を得て乗り越えてきた。今回の震災からも必ず復興を成し遂げて各国からの支援に応えたい」と述べました。
また、被災地を代表して仙台第一高校の岩本里菜さんと柴原理沙さんの2人がスピーチし、近所の人たちと協力しながら避難した経験などを述べて、身近な人たちと絆を築く大切さを訴えました。
これに対して世界銀行のマフムド・モヒルディン専務理事は、「発展途上国への開発援助でも災害への備えを無視するわけにはいかない」と述べ、発展途上国での防災対策の必要性を呼びかけました。仙台市での国際会議は最終日の10日、被災地の現地視察などを行ったあと、政府と世界銀行による共同記者会見が予定されています。

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